Program -2018-

2018年12月27日〜12月31日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

まだまだいくらでもあるビートルズもの。
一体、世界中で何枚のアルバムが出てるんでしょうか。
年末年始、坂番では毎年紹介していますので楽しみにしていただけると、これ幸い。
来年のディアービートルズは3/10(日)です。
こちらもぜひ!!

年末年始恒例の2週連続企画『ビートルズ・スペシャル』!

世の中に溢れるビートルズ関係の楽曲やアルバムを厳選した究極の「ビートルズ特集」。
ここ1年の間にリリースされたビートルズ関連の音源からアトランダムにご紹介しました。

★“チャック・ベリー”“ボ・ディドリー”“ジョン・リー・フッカー”など伝説のアーティスト達のバックで、 セッション・ギタリストとして活躍したアメリカのブルースギタリスト【ダニー・アドラー】(69歳)。
彼の通算55枚目のアルバム『ビット・オブ・ビートルズ(Bit Of Beatles)』から。
 ♪ラヴ・ミー・ドゥ(Love Me Do)
 ♪愛のことば(The Word)

★ポーランドの歌姫・ジャズシンガー【グラジーナ・アウグスチク】とブラジルを代表するギタリスト、ガットギターの名手で歌も歌う【ポリーニョ・ガルシア】 によるアルバム『ふたりのボサノヴァ?ビートルズ・ノヴァ』から。
 ♪ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day's Night)
 ♪ハロー・グッバイ(Hello Goodbye)
 ♪ノルウェーの森(Norwegian Wood)

★アメリカのマンドリン、バンジョー、そしてギターも弾く【ブライアン・ヒバート】のアルバム『エニイ・タイム・アット・オール』から。
収録曲は、いろんなダンスのリズムで演奏されています。
 ♪ペイパーバック・ライター(Paperback Writer)(マーチ)
 ♪ザ・ナイト・ビフォア(The Night Before)(ポルカ)
 ♪フロム・ミー・トゥ・ユー(From Me To You)(ホーンパイプ)
 ♪ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(Strawberry Fields Forever) (ワルツ)
 ♪ガール(Girl)(リール)

★ドイツの女性4人組アカペラグループ【レ・ブリュネット】のアルバム『ザ・ビートルズ?クローズ・アップ』から。
 ♪Got To Get You Into My Life
 ♪Mit Der Morgensonne(inspired by "She's Leaving Home")
  *こちらは「シーズ・リーヴィング・ホーム」にインスパイアされた曲。
   歌詞はドイツ語。“Mit Der Morgensonne”=朝の太陽と

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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
『Last Run!』絶賛好評発売中!
★1987年「夢よ急げ」?2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年12月20日〜12月24日放送

『坂崎音楽堂』

クリスマス特集・第2弾

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

モンキーズ、がんばってますねぇ。
デイビーは亡くなってしまいましたが、ミッキーはバリバリな感じがします。
ペンタトニックスもクリスマスシーズンにはピッタリ!
このシーズンにはやっぱりアカペラが似合うねぇ。
帰ったら達郎さんの「ON THE STREET CORNER」聞こ。

今週は、3組のミュージシャンの「最新クリスマスアルバム」をご紹介。

まずは、元【ドゥービー・ブラザーズ】のマイケル・マクドナルドが、これまで発表したクリスマスソングを集めたコンピレーションアルバム 『シーズン・オブ・ピース:ザ・クリスマス・コレクション』から。
 ♪Winter Wonderland feat.Jake Shimabukuro
  *今回新たに録音されたクリスマスソング。特別ゲストはジェイク・シマブクロ。
 ♪Have Yourself A Merry Little Christmas
  *マイケル・マクドナルドが珍しくウクレレを弾いているクリスマスソング。

続いては、今年でデビュー52年となる【ザ・モンキーズ】。
デビュー1966年で1970年解散、そのあと何度も再結成を繰り返しつつ活動を続けている彼らが発表した初のクリスマスアルバム『クリスマス・パーティ』から。
 ♪Mele Kalikimaka
  *2012年に66歳で亡くなったデイビー・ジョーンズが残したボーカルを使った曲。
  *ビーチ・ボーイズも歌ってる有名なハワイのクリスマスソングです。
 ♪Angels We Have Heard On High
  *グループのアイドル的存在だったピーター・トークがボーカルを担当した曲。
 ♪Snowfall
  *マイク・ネスミス がボーカルをとったクリスマスソング。
 ♪Unwrap You At Christmas
  *グループでは第2のボーカリストとして活躍したミッキー・ドレンツのボーカル曲。

3組目は【ペンタトニックス】の3枚目となるクリスマスアルバム『クリスマス・イズ・ヒア!』から。
 ♪What Christmas Means To Me
 ♪Making Christmas
  *アニメーション映画『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』からの曲。
 ♪Jingle Bells with Orchestra
  *アルバムではラストに収められてるおなじみのクリスマスソング

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【坂崎幸之助書写真展】『うわの空』
  会期:12月15日(土)?12月25日(火) ※20日(木)休廊
  時間:11時00分?19時00分
  会場:Island Gallery 東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
     ※入場無料
  http://islandgallery.jp/about
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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
 『Last Run!』2018年12月19日(水)発売
★1987年「夢よ急げ」?2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年12月13日〜12月17日放送

ゲスト:タブレット純さん

写真:坂崎幸之助+タブレット純

坂崎さんから:

久々でした、タブ純。
やっぱり相変わらずのマニアぶりです。
こんなにレアなレコードのコレクターはおそらく業界一ではないでしょうか。
歌声も良いですねぇ。
いつかムードコーラスグループ組もうね。
タブ純の本もおすすめ!!

今回は著書『タブレット純のエレジー・エナジー歌謡曲〜暗い歌こそ、生きる力〜』の出版記念として3年9ヶ月ぶりにタブレット純さんをゲストにお迎えしました。

≪タブレット純:プロフィール≫
幼少時よりAMラジオを通じて古い歌謡曲に目覚め、思春期は中古レコードを蒐集しながら愛聴、研究に埋没する日々を送る。高校卒業後は古本屋、介護職など芸事と関係のない仕事をしていたが、 27才の時、ムード歌謡の老舗グループ「和田弘とマヒナスターズ」にボーカルで加入。
以後2年間、和田弘氏逝去まで同グループにて活動。
グループ解散後、都内のライブハウスにてネオ昭和歌謡、サブカル系のイベント出演の他、 寄席・お笑いライブにも進出。ムード歌謡漫談という新ジャンルを確立し異端な存在となっています。

初の書き下ろし本『タブレット純のエレジー・エナジー歌謡曲?暗い歌こそ、生きる力?』はヤマハミュージックエンタテインメントから絶賛発売中!
タブレット純さんにとって「暗い歌」とは、ネガティブになってしまうものではなく、生きることそのもの、生きていることが懐かしくなる、 くじけたときに背中をそっと切なく包み込んでくれる歌。
そんなタブレット純さんの心のひだにふれ琴線にふれた曲64曲にまつわるエピソードが詰まっています。

今回番組内でOAした楽曲は・・
本の中でも紹介されている
 ♪泣きぼくろ/和田弘とマヒナスターズ
 ♪SWEAT&TEARS/THE ALFEE
また、幼少の頃、家族で車に乗っている時に必ず流れていたカセットテープ「絶唱・水原弘」から
 ♪今日でお別れ
もかけつつ当時の思い出話をしていただきました。

そして著書に収録された楽曲や好きだった曲を話の流れのまま歌っていただいたのが・・・
 ♪しおさいの詩(小椋佳)
 ♪下宿屋(森田公一とトップギャラン)
 ♪君の誕生日(ガロ)
 ♪水色の世界(ガロ)
 ♪落葉の物語(ザ・タイガース)
 ♪モナリザの微笑(ザ・タイガース)
 ♪おはなし(キャッスル&ゲイツ)
 ♪旧約聖書(アダムス)
 ♪小樽のひとよ(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)
 ♪君は心の妻だから(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)

タブレット純さんオフィシャルブログ https://ameblo.jp/tablet-jun

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【坂崎幸之助書写真展】『うわの空』
  会期:12月15日(土)?12月25日(火) ※20日(木)休廊
  時間:11時00分?19時00分
  会場:Island Gallery 東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
     ※入場無料
  http://islandgallery.jp/about
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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
 『Last Run!』2018年12月19日(水)発売
★1987年「夢よ急げ」?2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年12月06日〜12月10日放送

『坂崎音楽堂』

クリスマス特集・第1弾

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

クラプトンのブルーススタイルのクリスマスアルバムですか。
当たり前っちゃあ当たり前ですね。
クラプトンが作るなら当然ブルースになるでしょう。
でもクラプトンにとっての初のクリスマスアルバムというのは意外でした。
アルフィーのクリスマスアルバムは、いつになることやら。

今週はジョン・レジェンド と エリック・クラプトンの「最新クリスマスアルバム」をご紹介。

まずは、TVでの最高の賞≪エミー賞(Emmy)≫、音楽界最大の賞≪グラミー賞(Grammy)≫、映画界の最高峰≪アカデミー賞(通称"Oscar")≫、 そしてミュージカル最高の賞≪トニー賞(Tony)≫この4つの賞をすべて受賞している、数少ない人間の1人、ジョン・レジェンド。
R&B、ヒップホップ界だけではなく、最近では映画『ラ・ラ・ランド』への出演&サントラ参加や、アリアナ・グランデとのデュエット『美女と野獣』主題歌など、 幅広い活躍ぶりを見せています。
そんなジョン・レジェンドがリリースした初のクリスマスアルバム『レジェンダリー・クリスマス』から。
(レーベル:SONY 品番:SICP-5927)
 ♪What Christmas Means to Me feat.スティーヴィー・ワンダー・オン・ハーモニカ
  *スティーヴィー・ワンダーの名クリスマス曲
 ♪Please Come Home for Christmas
  *イーグルスでもおなじみのクリスマスソング

続いては、「クリスマスソングをブルース・スタイルでやってみるというアイデアから制作した」というエリック・クラプトン初のクリスマスアルバム 『ハッピー・クリスマス』から。
ちなみにアルバムのジャケットは、クラプトン自身が描いたサンタクロースのイラスト。
(レーベル:Polydor 品番:UICP-1188)
 ♪White Christmas
  *クリスマスソングのスタンダード曲。
 ♪Merry Christmas Baby
  *1947年に発表されたR&Bのクリスマスソングの名曲。
 ♪Christmas In My Hometown
 ♪きよしこの夜(Silent Night)
  *クラプトンの奥さん、メリア・クラプトンと娘のソフィー・クラプトンがボーカルで参加。
 ♪Everyday Will Be Like A Holiday
 ♪Have Yourself A Merry Little Christmas
  *クリスマスソングのスタンダードナンバー

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【坂崎幸之助書写真展】『うわの空』
  会期:12月15日(土)?12月25日(火) ※20日(木)休廊
  時間:11時00分?19時00分
  会場:Island Gallery 東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
     ※入場無料
  http://islandgallery.jp/about
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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
 『Last Run!』2018年12月19日(水)発売
★1987年「夢よ急げ」?2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年11月29日〜12月03日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第172回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「ヒ」の付くアーティストの最終回ですね。
ビートルズが多かったので長かったですね、さすがに。
「ン」までは、まだまだ続きます。先は長いぞォ〜。
ってか「ン」の付くアーティストはいないか。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの27回目。ラインナップは・・・

『ビル・ヘイリーと彼のコメッツ(Bill Haley & His Comets)』
★本名ウィリアム・ジョン・クリフトン・ヘイリー(1925年7月6日-1981年2月9日)を中心とした男性7人組。
10代の頃から音楽活動を始めたビル・ヘイリーは1948年に【ビル・ヘイリーとフォーエイセス】でレコードデビュー。
その後、バンド名を【ビル・ヘイリーとザ・サドルメン】へ。
そして1954年からは【ビル・ヘイリーと彼のコメッツ】として活動。
同年「ロック・アラウンド・ザ・クロック」をリリースするも最初はほとんど売れませんでした。
しかし翌1955年、映画『暴力教室』のテーマソングに採用されると映画のヒットと共に全米1位を記録。
 ♪ロック・アラウンド・ザ・クロック(Rock Around The Clock)
  *1955年・全米1位(8週連続)売り上げ枚数も累計で2000万枚となっています。
  *諸説ありますが、ロックンロールで最初の全米ナンバーワンを獲得した曲で、
   この曲をきっかけに“ロックの時代”がスタートした、と言われています。

『ビル・メドレー(Bill Medley)』
★映画『ゴースト/ニューヨークの幻』でもおなじみとなった大ヒット曲「アンチェインド・メロディ」。
この曲を歌っていた男性デュオ【ライチャス・ブラザーズ】の1人がビル・メドレー。
1940年9月19日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ(78歳)。
ライチャス・ブラザーズとして、1960年代に数々のヒットを放っていますが、1968年にソロとして独立。
なかなかヒットに恵まれませんでしたが約20年後、1987年の映画『ダーティー・ダンシング』
のサントラ盤に収録されたジェニファー・ウォーンズとのデュエット曲がシングルカットされ映画の大ヒットと共に全米1位を記録。
 ♪タイム・オブ・マイ・ライフ(The Time Of My Life)/ビル・メドレー&ジェニファー・ウォーンズ
  *1987年・全米1位。
  *アカデミー賞【最優秀歌曲賞】&グラミー賞【最優秀デュオ/グループ賞】を受賞。

『P!NK』
★1979年 9月8日、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ(39歳)。
音楽好きの父親の影響で、幼い頃からボブ・ディラン、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックスなど古いロックを聴きシンガーソングライターを志します。
そして2000年、デモテープが認められデビュー。
デビューシングル「ゼァー・ユー・ゴー」が全米7位と好スタートをきります。
そして、2001年に映画『ムーラン・ルージュ』の主題歌としてラベルの「レディ・マーマレード」をクリスティーナ・アギレラなどと一緒にカヴァー。
 ♪レディ・マーマレード(Lady Marmalade)/クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、マイア&P!NK
  *2001年・全米1位(5週連続)
★その後も次々とヒットを放ち2008年、ついにソロ名義としてのナンバーワンが生まれています。
 ♪ソー・ホワット(So What)
  *2008年・全米1位
★これに続き2010年「レイズ・ユア・グラス(Raise Your Glass)」も全米1位を記録。
現在も第一線で活躍を続けています。

『ビング・クロスビー(Bing Crosby)』
★1903年 5月3日、ワシントン州タコマ生まれ(1977年10/14 死去。74歳) 高校時代から演劇や音楽に関心を持ち、大学時代にはジャズバンドを結成、すぐにプロのミュージシャンに。
1930年代当時、ラジオの普及と共に歌手として大成功。
冠番組『ビング・クロスビー・ショー』も注目を集め、一気にトップスターの座を確立しています。
その後、映画界にも進出。歌って踊れる俳優としてミュージカル映画を中心にスターとしても大成功。
そんなビング・クロスビーの名前を世界的にしたのは、何といってもクリスマスソングで最も有名な曲ともいえる、彼が歌ったこの曲。
 ♪ホワイト・クリスマス(White Christmas)
  *第二次世界大戦中の1942年にレコーディングされたクリスマスソングの定番。
   その後、何度もレコーディングされ、全世界で5000万枚以上のセールスを記録。
   チャート的にも発売した1942年に全米1位、1947年ニューバージョンも1位。
   その後も1950年代、60年代、70年代、80年代とずっーとクリスマスの時期にチャートイン。

『ピンク・フロイド(Pink Floyd)』
★1965年、イギリス・ロンドンで結成された5大プログレッシブ・ロック・バンドの1つ。
 *諸説ありますが、5大プログレッシブ・ロック・バンドとは【ピンク・フロイド】【キング・クリムゾン】【エマーソン・レイク&パーマー】【イエス】【ジェネシス】 1967年にアルバム『夜明けの口笛吹き(The Piper At The Gates Of Dawn)』でデビュー。
結成当初のメンバーは、建築学校の同級生だったロジャー・ウォーターズとリチャード・ライト、ニック・メイスン、 そして3人の昔からの友だちだったシド・バレットの4人。
その後、LSDの過剰摂取のシド・バレットのかわりに、デヴィッド・ギルモアが加入し最強の布陣となっています。
1970年発表の『原子心母(Atom Heart Mother)』がイギリスでは初の1位獲得(全米では55位)。
そんなピンク・フロイドが全米アルバムチャート1位(全英2位)を獲得したのが1973年発表のコンセプト・アルバム『狂気(The Dark Side Of The Moon)』。
このアルバムの中から、彼らにとって初めてのシングルヒットも生まれています。
 ♪マネー(Money)
  *1973年・全米13位。
★ちなみにアルバム『狂気』は全米アルバムチャートで“741週”連続チャートイン(約15年間)。
売り上げは、全世界で5000万枚以上と言われています。
その後1975年『炎〜あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)』で全英・全米共にアルバムチャート1位を獲得。
アルバム中心のグループで、シングルヒットはあまりありませんが1979年に発売された2枚組のアルバム『ザ・ウォール(The Wall)』 からのシングル曲は彼らにとって初となる全米ナンバーワン・シングルとなっています。
 ♪アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(Another Brick In The Wall PartU)
  *1980年・全米1位(4週連続)
  *このアルバム・コンセプトを元に制作された映画『ピンク・フロイド〜ザ・ウォール』は
   1981年に公開されています。

■次回のSYDFは「フ」で始まるアーティストに突入します!

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【坂崎幸之助書写真展】『うわの空』
  会期:12月15日(土)〜12月25日(火) ※20日(木)休廊
  時間:11時00分〜19時00分
  会場:Island Gallery 東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
     ※入場無料
  http://islandgallery.jp/about
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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
 『Last Run!』2018年12月19日(水)発売
★1987年「夢よ急げ」〜2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年11月22日〜11月26日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第171回

写真:坂崎幸之助 THE ALFEEの2018秋ツアーのGOODS「あるふぃーこぶた かりんとう」ブヒブヒ

坂崎さんから:

ビリー・プレストンさん、最初ビートルズの「Let It Be」の映画を見た時に、ちょっと違和感があったのはかくせません。
やっぱり5人のビートルズって見慣れてないし。
でも「Get Back」のキーボードは、彼がいないと始まらないので大事な5人目のメンバーなのです。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの26回目。ラインナップは・・・

『ビリー・プレストン(Billy Preston)』
★1946年9月2日、アメリカ・テキサス州ヒューストン生まれ(2006年6月6日死去)
3歳からピアノを始め10歳から教会でゴスペルのオルガン奏者に。
16歳にして リトル・リチャード、サム・クックなど大物ミュージシャン達のバックバンドメンバーとして活躍。
そして1967年?68年にかけて行なわれたレイ・チャールズのワールドツアーのサポートメンバーとして参加。
そのロンドン公演を観ていたジョージ・ハリスンに誘われ、翌1969年【ビートルズ】の通称“ゲット・バック・セッション”に参加。
アルバム『アビイ・ロード』『レット・イット・ビー』のレコーディングにゲスト参加。
アップルのビルの屋上で行なわれた“ルーフトップ・コンサート”でも「ゲット・バック」でエレクトリック・ピアノを演奏。
一躍、有名になったビリー・プレストンが放ったシングルヒットが↓この曲。
 ♪ナッシング・フロム・ナッシング(Nothing From Nothing)
  *1974年・全米1位。
★その後【ビージーズ】が中心になって作った映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 のサントラ盤に参加し、ビリー・プレストンは「ゲット・バック」を歌っています。
 ♪ゲット・バック(Get Back)
  *1978年シングルとして発表され全米86位を記録。
★1970年代には【ローリング・ストーンズ】のライヴやレコーディングにも参加。
晩年は肝臓を患い2006年アリゾナの病院で59歳という若さで亡くなっています。

『ビリー・ポール(Billy Paul)』
★1934年5月9日、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ(2016年4月24日死去)
12歳の頃から歌い始め、地元のラジオ番組などに出演。1959年に3人組のボーカルグループでレコードデビュー。
その後、兵役を経て1968年ソロデビュー。
1972年発表、通算4枚目となるアルバム『360ディグリーズ・オブ・ビリー・ポール』からのシングルカットが累計200万枚以上となる大ヒット。
全米チャートでも3週連続のナンバーワンを記録。
 ♪ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ(Me And Mrs.Jones)

『ビル・ウィザース(Bill Withers)』
★1938年、アメリカ・ウエスト・バージニア州出身のシンガーソングライター(80歳)
17歳の時、アメリカ海軍に入隊。9年間在籍し、除隊後はロスで自動車メーカーで働きつつ音楽活動をスタート。
1971年、33歳にして遅咲きながらレコードデビュー。
 ♪消えゆく太陽(Ain't No Sunshine)
  *デビューシングル。全米3位まで上昇。
 ♪リーン・オン・ミー(Lean On Me)
  *1972年・3週連続全米1位を記録。
 ♪ラヴリー・デイ(Lovely Day)
  *1978年・全米30位
★その後、グローヴァー・ワシントン・ジュニア(サックス奏者)の大ヒット曲「Just The Two Of Us」にボーカルとして参加しています。

『ビル・コンティ(Bill Conti)』
★1942年4月13日、アメリカ・ロードアイランド州プロビデンス出身の作曲家(76歳)
1970年代はじめから、映画・テレビドラマの音楽を作曲。
最も有名なのが、世界的な大ヒットとなったシルベスター・スタローン主演の映画『ロッキー』のテーマ曲。
この曲で、ビル・コンティは一躍有名になっています。
 ♪ロッキーのテーマ(Gonna Fly Now(Theme From "Rocky")
  *1977年・全米1位。
★『ロッキー』シリーズ全てを担当し、他にも数々のヒット映画、人気のTVシリーズの音楽を担当しています。

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【坂崎幸之助書写真展】『うわの空』
  会期:12月15日(土)?12月25日(火) ※20日(木)休廊
  時間:11時00分?19時00分
  会場:Island Gallery 東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
     ※入場無料
  http://islandgallery.jp/about
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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
 『Last Run!』2018年12月19日(水)発売
★1987年「夢よ急げ」?2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年11月15日〜11月19日放送

『坂崎音楽堂』

ベテラン新譜大会

写真:坂崎幸之助 久々に腕時計してみました。

坂崎さんから:

みなさん70越えで、益々盛んですなぁ。
こりゃ、まだまだガンバらんとです。
ライブも2700本を越えたので、まずは3000本を目指して、改めてスタートですな。よろしくです。

今週は、いくつになっても益々盛んな洋楽界のベテランミュージシャン達の新譜大会!

★1978年に「おしゃれフリーク」が大ヒットした【シック】。
元々、ナイル・ロジャース(1952年9/19生まれ66歳)とバーナード・エドワーズが作ったダンスユニットですが、 バーナード・エドワーズが亡くなり、ナイル・ロジャース1人となって存続が危ぶまれていました。
しかし、何と!26年ぶりに新作『イッツ・アバウト・タイム』をリリース。
(レーベル:ユニバーサル 品番:UICR-1143)
(今回のアーティスト・クレジットは【ナイル・ロジャース&シック】となっています)
この新作からの1stシングルは、英国王室領ガーンジー島出身21歳のトラックメーカー≪ムラ・マサ≫とアイルランド出身の女性ボーカリスト≪コーシャ≫、 そしてシカゴ出身の若手ラッパー≪ヴィック・メンサ≫をフィーチャーしています。
 ♪Till The World Falls feat.Mura Masa、Cosha&Vic Mensa

★1945年1月10日、イギリス・ロンドン生まれ(73歳)のロッド・スチュワート。
スタジオ・アルムとしては通算30枚目の新作『ブラッド・レッド・ローゼズ』をリリース。
(レーベル:ユニバーサル 品番:UICO-1305)
CDに収められている写真を見ても、トレードマークのキツツキヘア&スリムでスタイリッシュなファッションで、相変わらずカッコイイです。
 ♪Didn't I
 ♪アイム・セクシー(Da Ya Think I'm Sexy?) feat.DNCE
  *1979年に全米1位を獲得した楽曲をアメリカの人気バンド【DNCE】と共演。
   日本盤のボーナストラックとして収録。

★1946年5月20日、カリフォルニア生まれ(72歳)のシェール。
幼い頃から歌手活動をスタートし1960年代中頃から70年代はじめにかけて【ソニー&シェール】として、 そしてソロ歌手としても「Gypsies,Tramps and Thieves」(1971年・全米1位)をはじめ数々の大ヒットを放ちます。
その後【オールマン・ブラザーズ・バンド】のグレッグ・オールマンと結婚(すぐに離婚)。
その他【キッス】のジーン・シモンズをはじめ、【ボン・ジョヴィ】のリッチー・サンボラ、 映画界のスーパースター/トム・クルーズなどなど、数々の有名人との恋愛遍歴を繰り返しています。
女優としても数々のヒット作に出演。ニコラス・ケイジとの共演した映画『月の輝く夜に』では見事「アカデミー賞主演女優賞」を受賞。
そして1998年に発表した「Belive」はヨーロッパをはじめ、アメリカでもナンバーワンに輝く大ヒット。
ちなみに、世界中のヒット曲をランキングした『ワールドチャート』ではこの「Belive」が現在も“歴代ナンバーワン”という大記録を保持しています。
今年に入って世界中で大ヒットの映画『マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー』に出演。
そして今回の新作は【アバ】のカバーアルバム『ダンシング・クイーン』。
(レーベル:ワーナー 品番:WPCR-18123)
 ♪Dancing Queen
 ♪Gimme! Gimme! Gimme!

★1949年1月22日、カリフォルニア生まれ(69歳)のスティーヴ・ペリー。
1978年【ジャーニー】の4枚目のアルバム『インフィニティ』からリードシンガーとして参加。
その後、アルバム『リヴォリューション』(1979)、『ディパーチャー』(1980)、『エスケイプ』(1981)、 『フロンティアーズ』(1983)等で【ジャーニー】のリードシンガーとして活動すると共に、 1984年にソロ活動もスタート。シングル「Oh Sherrie」が全米3位を記録する大ヒット。
1987年、体調を壊しグループを脱退。
その後1994年にソロとしては10年ぶりとなる2ndアルバム『ストレンジ・メディスン』リリース。
そして今年、24年ぶりとなる新作『トレイシズ』を発表。
(レーベル:ユニバーサル 品番:UCCO-1201)
 ♪No Erasin'
 ♪I Need You
  *ボーナストラックを入れて全12曲収録の中、唯一のカバー曲がビートルズの曲。

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【坂崎幸之助書写真展】『うわの空』
  会期:12月15日(土)?12月25日(火) ※20日(木)休廊
  時間:11時00分?19時00分
  会場:Island Gallery 東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
     ※入場無料
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■THE ALFEE 大阪国際女子マラソン イメージソングコンプリートアルバム
 『Last Run!』2018年12月19日(水)発売
★1987年「夢よ急げ」?2018年「勇気凛々」まで全31曲収録のCD3枚組

2018年11月08日〜11月12日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第170回

写真:坂崎幸之助 井乃頭蓄音団のカトーさん&マネージャーさんから差し入れで頂いたチョコレート。ありがとうございました!

坂崎さんから:

よく聞いていた“ストレンジャー”。懐かしいですねぇ。
下北沢に住み始めた頃だったか、ビリー・ジョエルのアルバムは僕らには衝撃的でありました。
AOR、シティポップス。
それまでのロックとは違う洗練されたサウンドに影響されたアーティストも多かったのです。
それでも僕は、やっぱりギターサウンド派でした(笑)。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの25回目。ラインナップは・・・

『ビリー・オーシャン(Billy Ocean)』
★1950年1月21日、トリニダード・トバゴ生まれ(68歳)。
本名「レスリー・セバスチャン・チャールズ」。
10歳の時、家族と共にイギリスに移住。10代の頃からロンドンを拠点に音楽活動をスタート。
1971年に「レス・チャールズ」という芸名でレコードデビュー。
1976年、芸名を「ビリー・オーシャン」と改名。
それから8年間、イギリス国内でそこそこのヒットを放っていましたが、1984年の5枚目のアルバム『サドンリー(Suddenly)』からのシングルが大ヒット!
 ♪カリビアン・クイーン(Caribbean Queen)
  *1984年・全米1位。
  *この曲の大ヒットでグラミー賞「最優秀男性ポップボーカル賞」を受賞。
★このアルバム『サドンリー(Suddenly)』からは4曲のシングルヒットが誕生。
続いて1986年発表のアルバム『ラヴ・ゾーン(Love Zone) 』からも全米1位となった「サッド・ソングス」をはじめ、4曲のシングルが大ヒット。
そして、その次のアルバム『Tear Down These Walls』からも、ビリー・オーシャンにとって3曲目となる全米ナンバーワンヒットが生まれています。
 ♪明日へのハイウェイ(Get Outta My Dreams,Get Into My Car)
  *1988年・全米1位。

『ビリー・ジョエル(Billy Joel)』
★1949年 5月9日、アメリカ・ニューヨーク州ブロンクス生まれのシンガーソングライター。
本名「ウィリアム・マーティン・ビリー・ジョエル」(69歳)。
クラシック音楽に造詣が深かった両親の影響で幼い頃からピアノを始め14歳で地元のバンド「エコーズ」に参加。
高校時代はバーでピアニストとして働いていたため単位を落とし中退。
その後「ハッスルズ」「アッテラ」といったユニットで活動したものの、まったく芽が出ず、クラブで“ポール・マッカートニー” などのモノマネをしつつソロデビューの機会をねらっていました。
1971年にアルバム『コールド・スプリング・ハーバー』でインディーズデビューするも、レコード会社が勝手に録音テープの再生速度を上げて、 まるで別人のようなボーカルで発表。
ビリーにとっては不本意な内容の上、全くの不発。
それから、2年後の1973年、念願のメジャー契約しアルバム『ピアノ・マン(Piano Man) 』で再デビュー。
タイトル曲の「ピアノ・マン」がシングルカットされ初のシングルヒットとなっています。
 ♪ピアノ・マン(Piano Man)
  *1974年・全米25位を記録。
  *この曲のヒットもあってアルバム『ピアノ・マン』は全米だけで
   400万枚以上のセールスを記録。
★これに続き、1974年にアルバム『ストリートライフ・セレナーデ』、そして1976年にアルバム『ニューヨーク物語』をリリース。
そして1977年に『ストレンジャー(The Stranger)』発表。
ポール・サイモンの『時の流れに』などを手がけたプロデューサー:フィル・ラモーンが手がけたアルバムで、 ビリーにとっての代表曲ともなる名曲が1stシングルとしてリリースされ初の全米トップテンヒットとなりました。
 ♪素顔のままで(Just The Way You Are)
  *1978年・全米3位を記録。
  *アメリカでは、この曲に続きアルバム『ストレンジャー』から「ムーヴィン・アウト」
   「若死にするのは善人だけ(Only The Good Die Young)」
   「シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン」の4曲のシングルヒットが生まれています。
  *当時、アルバム『ストレンジャー(The Stranger)』は1000万枚以上のセールスを記録し、
   所属するコロンビアレコードではサイモンとガーファンクル『明日に架ける橋』を抜いて
   最も売れたアルバムになっています。
★この『ストレンジャー』からは、日本独自のシングルもあります。
コマーシャルにも使われ、イントロの口笛が印象的な曲です。
 ♪ストレンジャー(The Stranger)
  *1978年、日本のシングルチャートで2位を記録!
★アルバム『ストレンジャー』を契機に、スーパースターへの仲間入りを果たしたビリー・ジョエル。1978年に「マイ・ライフ」「オネスティ」など収録したアルバム『ニューヨーク52番街(52nd Street)』をリリースし、 1980年、アルバム『グラス・ハウス(Glass Houses)』を発表。
その中からのシングル曲が大ヒット。
 ♪ガラスのニューヨーク(You May Be Right)
  *ガラスが割れる印象的なイントロでアルバムを象徴する曲。
  *1980年・全米7位。
 ♪ロックンロールが最高さ(It's Still Rock And Roll To Me)
  *1980年、初の全米1位を獲得。
★この後も、アルバムでは1982年『ナイロン・カーテン』、1983年『イノセント・マン』、1986年『ザ・ブリッジ』、 1989年『ストーム・フロント』、1993年『リヴァー・オブ・ドリームス』と話題作をリリース。
シングルでも「アレンタウン」「あの娘にアタック」「アップタウン・ガール」「ハートにファイア」等々、たくさんの大ヒットを放っています。

2018年11月01日〜11月05日放送

『坂崎音楽堂』

人に歴史あり?ギルバート・オサリバン、原点回帰(バック・トゥ・ルーツ的)ポップライフ

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

どこか、ノスタルジックなサウンドと声、とレコードジャケット。
あの頃、どハマリはしなかったものの好きなアーティストの一人でした。曲も良かったよね。
まだまだ現役でがんばっているのです。
ニューアルバムも当時のようなサウンドで、とても良いです。
先輩達、元気ですなぁ。

今回は、シリーズ『人に歴史あり』の3回目、『ギルバート・オサリバン 原点回帰(バック・トゥ・ルーツ的)ポップライフ』。

ギルバート・オサリバンは、1946年12月1日、アイルランド・ウォーターフォード生まれ。
大学在学中からバンド活動をスタート。
その後、自らが作詞・作曲を手がけたオリジナル作品のデモテープを数々の音楽出版社に売り込み、1967年レコードデビュー。
その当時、まるでチャップリンの映画のようなファッション(鳥打ち帽にニッカポッカ)で話題になっています。
1971年、1stアルバム『ヒムセルフ』リリース。
翌1972年に発表したシングルがイギリス、ヨーロッパのみならず、アメリカ、日本でも大ヒット!
 ♪アローン・アゲイン(Alone Again)
  *1972年・6週連続で全米1位獲得。この年の年間チャートでは2位を記録。
世界的な大ヒット「アローン・アゲイン」に続きリリースされたのが、プロデューサーで、マネージメントもつとめたゴードン・ミルズの子供(娘) について歌った曲でした。
 ♪クレア(Clair)
  *1972年・全米2位。曲の終わりには“クレア”の笑い声が入ってます!
「アローン・アゲイン」や「クレア」といったミディアムテンポの曲が多い中、アップテンポのヒット曲もいくつかあります。その中の1曲が・・・
 ♪ゲット・ダウン(Get Down)
  *1973年・全米7位。
その後、コンスタントにアルバムをリリース。
そして、今年9月に約3年ぶりとなるニューアルバム『ギルバート・オサリバン』をリリース。
初のセルフタイトルアルバムとなった今作は、これまでの音楽人生の集大成としての“原点回帰(バック・トゥ・ルーツ)”。
つまり『「アローン・アゲイン」や「クレア」を作った頃を思い出しつつアルバムを作ってみる』ということでした。
これを提案したのが、子供の頃から彼の大ファンだったというプロデューサーのイーサン・ジョンズ。
  *イーサン・ジョンズ→ポール・マッカートニーなどイギリスのポップス系の
   ミュージシャン達を手がけているプロデューサー。
   ちなみに父親はビートルズ、ストーンズ、ツェッペリン、ザ・フー、キンクス、
   イーグルスを手がけたエンジニア兼プロデューサーのグリン・ジョンズ。
最新アルバム『ギルバート・オサリバン』のオープニングを飾るのが・・・
 ♪アット・ジ・エンド・オブ・ザ・デイ(At The End Of The Day)
そして次にご紹介した曲は1972年リリースのシングル曲、
 ♪ウー・ワッカ・ドゥー・ワッカ・デイ(Ooh-Wakka-Doo-Wakka-Day)
と同じ感じの曲で・・・
 ♪ラヴ・ハウ・ユー・リーヴ・ミー(Love How You Leave Me)
続いて最新アルバム『ギルバート・オサリバン』の中から・・・・
 ♪ザ・セイム・ザ・ホール・ワールド・オーヴァー(The Same The Whole World Over)
 ♪ホエア・ディド・ユー・ゴー・トゥ?(Where Did You Go To ?)
 ♪フォー・ザ・レコード(For The Record)
をご紹介しました。
(最新アルバム『ギルバート・オサリバン』レーベル:Victor 品番:VICP-65494)

2018年10月25日〜10月29日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第169回

写真:坂崎幸之助 ミルキーは美味しいです。でも、これはお行儀が悪いです。。。

坂崎さんから:

「ヒ」の付くアーティストですが、ビートルズが終了してしまったので、どうも燃えつきてしまったみたい。
でも、がんばる。
まだまだヒの付くアーティスト、続きますよォ。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの24回目。ラインナップは・・・

『ヒューズ・コーポレーション(The Hues Corporation)』
★1969年、アメリカ・ロサンゼルスで結成された 女性1人・男性2人からなるディスコ・グループ。
グループ名は伝説の大富豪≪ハワード・ヒューズ≫に由来。
レコードデビューは結成から4年後の1973年。
そして翌1974年、(諸説あるようですが)アメリカのディスコの歴史を綴った本によると≪世界初のディスコ・ヒット(全米1位を記録したディスコナンバー)≫ とされるヒット曲を放ちます。
 ♪愛の航海(Rock The Boat)
  *1974年・全米1位。
  *このヒット後(デビューから4年後)1977年にグループは解散。

『ヒュー・マセケラ(Hugh Masekela)』
★1939年 4月4日生まれ、南アフリカ連邦出身のトランペット奏者。
トランペット奏者以外でも、作曲家、歌手という肩書も持つヒュー・マセケラは14歳で活動をスタート。
ジャズミュージシャンとして数々のアルバムをリリース。
1968年に発表したシングルが全米1位を獲得!
 ♪グレイジング・イン・ザ・グラス(草原の太陽)
★今年1月23日、南アフリカ・ヨハネスブルクで亡くなりました。(享年78歳)

『ヒューマン・ベインズ(The Human Beinz)』
★1966年にデビューした、オハイオ出身の男性4人組ガレージ・ロック・バンド。
【ボブ・ディラン】【ザ・フー】【ヤードバーズ】などの曲のカバーを地元のレコード会社からリリース。
1967年、メジャーレーベルと契約してリリースしたのが、アイズレー・ブラザーズのヒット曲「ノーバディ・バット・ミー(Nobody But Me)」(1963年発表の作品) この曲をヒューマン・ベインズは独自の解釈で♪ノー・ノー・ノー♪という掛け声をアタマから連呼するというアレンジで発表。
日本のレコード会社は、この印象的なフレーズを採用して邦題を「ノー・ノー・ノー」にしています。
 ♪ノー・ノー・ノー(Nobody But Me)
  *1968年・全米8位まで上昇。

『ヒューマン・リーグ(The Human League)』
★1977年、イギリス・ヨークシャーで結成された男性1人・女性2人のエレクトロ・ポップ・トリオ。
ニューウェイヴ・ブームの中、1979年にシンセサイザーとシーケンサーを中心としたテクノユニットとしてレコードデビュー。
【デュラン・デュラン】【スパンダー・バレエ】などと共に第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンを牽引。
そんな彼らを一躍有名にしたのが1981年にリリースした3枚目のアルバム『デアー(Dare!)』からのシングル曲。
 ♪愛の残り火(Don't You Want Me)
  *1981年、本国イギリスで1位、翌1982年・全米でも初のナンバーワンを獲得。
★この大ヒットから4年後の1986年。
当時、ジャネット・ジャクソンなどを手がけて次々に大ヒットを放っていたプロデューサーチーム“ジャム&ルイス”(ジミー・ジャムとテリー・ルイス) を迎え発表した6枚目のアルバム『クラッシュ(Crash)』からの1stシングルは彼らにとって2曲目の全米ナンバーワンに輝いています。
 ♪ヒューマン(Human)
  *1986年・全米1位

『ビリー・アイドル(Billy Idol)』
★1955年11月30日、イギリス・ミドルセックス生まれ(62歳)。
1976年にパンクロックバンド【ジェネレーションX】結成し1978年にデビュー。
イギリス、日本でも注目を集めますが3枚のアルバムを残し1981年にグループは解散。
翌1982年、ビリー・アイドルはアメリカに拠点を移し初のソロアルバム『ビリー・アイドル』を発表。
そしてソロ第1弾のシングルとしてリリースされたのが、1968年に全米3位となった【トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ】の「モニー・モニー」のカバー。
しかしこのカバーは全くの不発。そこで作戦変更!地道なライヴ活動に力を傾けることにします。
結果、ライヴは大盛況。リリースするアルバムも次第にヒット。一躍スーパースターの仲間入りを果たします。
そこで、ソロ第1弾のシングル曲だった「モニー・モニー」をライヴ・バージョンで再びシングルカット。
その狙いは的中。ライヴ・バージョンながら、全米チャート初の1位に輝きました。
 ♪モニー・モニー(ライヴ)(Mony Mony "Live")
  *1987年・全米1位
★続いて・・・時代は前後しますが、1984年発表ビリー・アイドルの人気を決定づけた2ndアルバム『反逆のアイドル(Rebel Yell)』からの大ヒット曲を。
 ♪アイズ(Eyes Without A Face)
  *1984年・全米4位
★その後、俳優としても活動。1990年代の後半、数年間は音楽活動を中止しましたが2001年から音楽活動を再開。アルバムも精力的に発表しています。

2018年10月18日〜10月22日放送

『坂崎音楽堂』

2人のポール ポール・マッカートニーとポール・サイモンの最新作

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

2人のポールちゃん。がんばってますねぇ。
マッカートニーさんは日本が大好きになったのか、何度も来日してくれてファンにとっては嬉しいかぎりです。
サイモンさんは、とうとうツアーを卒業(リタイア?)してしまったのですね。
S&Gをもう一度見たかったなぁ。

今週は「2人のポール」と題し、ポール・マッカートニー(1942年6月18日生まれ76歳)とポール・サイモン(1941年10月13日生まれ77歳)、それぞれの最新作をご紹介!

★もうじき日本にもやってくるポール・マッカートニー。
約5年ぶりとなるオリジナルアルバムのタイトルは『エジプト・ステーション』。
(レーベル:ユニバーサルミュージック 品番:UICC-10040)
1曲目の「オープニング・ステーション」(駅のノイズ?賛美歌のようなコーラス)からスタート(出発)し、次の曲(駅)に行く・・・・
そのアイデアがすべての曲の元になっているそうです。
印象的なアルバムジャケットは、ポール自身が描いた絵画。
1999年のポールの個展で発表されたもので、エジプトの駅で列車を待つ人々などが描かれています。

 ♪カム・オン・トゥ・ミー(Come on to Me)
  *アルバムからの先行シングル曲でした。
 ♪バック・イン・ブラジル(Back in Brazil)
  *歌の途中に“一番!一番!”と日本語の掛け声が入ります。
 ♪ハッピー・ウィズ・ユー(Happy with You)
  *ポールはエレキギターを担当。

★先月(9月)に「ホームワード・バウンド?最後のツアー」を終えたポール・サイモンの最新アルバム『イン・ザ・ブルー・ライト』。
(レーベル:ソニーミュージック 品番:SICP-31188)
このアルバムについてポール・サイモンは・・・
「このアルバムに収められた曲は、僕にしてみれば“ほぼ正しい”と思える、一度目は見過ごされてしまった、ちょっと変わった曲の数々だ。
アレンジをやり直し、ハーモニーの構造を見直し、曖昧だった歌詞を書き換えることで僕自身、アタマの整理が出来た。自分は何を言いたかったのか、 その当時、何を考えていたのか。そうして、よりわかりやすいものに生まれ変わらせることが出来たんだ」・・と語っています。

参加ミュージシャンは、ジャズ界からウィントン・マルサリスをはじめ、ジャック・デジョネット、ビル・フリーゼルなど。
そしてニューヨークを拠点に活動するチェンバー・アンサンブル・セクステット(yMusicというグループ)が参加。

 ♪君の天井は僕の床(One Man's Ceiling Is Another Man's Floor)
  *オリジナルは1973年のアルバム『ひとりごと』に収録。
 ♪ある人の人生 (Some Folk's Lives Roll Easy)
  *オリジナルは1975年のアルバム『時の流れに』に収録。
 ♪想いこがれて(How The Heart Approaches What It Yearns)
  *オリジナルは1980年のアルバム『ワン・トリック・ポニー』に収録。
   ウィントン・マルサリス(トランペット)をはじめジャズ界の名手がバックを努め再構築。
 ♪犬を連れたルネとジョルジェット(Rene And Georgette Magritte With Their Dog After The War)
  *オリジナルは1983年のアルバム『ハーツ・アンド・ボーンズ』に収録。
   チェンバー・アンサンブル・セクステット(yMusic)をバックに再構築。

2018年10月11日〜10月15日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第168回

写真:坂崎幸之助 とうとうスマホ2台持ちになっちまった。by坂崎

坂崎さんから:

久々の通常運転のSYDF。
やり方 忘れちゃったぁ、なんて。覚えてますよォ!!
ヒューイルイスさん、ザ・ニュースも含めて、上手いなぁ。
演奏もハモも。
80年代の音楽、今思うとキラキラしてますねぇ。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの23回目。ラインナップは・・・

『B-52's(ビー・フィフティートゥーズ)』
★1976年、アメリカ・ジョージア州アセンズで結成された女性2人・男性2人からなる4人組のニュー・ウェイヴ・ダンス・バンド。
バンド名の【B-52's】は、女性2人の特徴的な髪型がボーイング社の爆撃機≪B-52≫のノーズコーンのフォルムに似ている所から名付けられたとか。
1978年、インディーズ・デビュー。
デビュー当時は、派手なフィフティーズ・ファッションと奇妙でユニークなボーカル&サウンドで本国アメリカよりも、イギリスでの人気が高かったようです。
1989年に、【シック】のナイル・ロジャース と【ウォズ・ノット・ウォズ】のドン・ウォズがプロデュースした5枚目のアルバム 『コズミック・シング(Cosmic Thing)』を発表。
 ♪ラヴ・シャック(Love Shack)
  *アルバム『コズミック・シング』からのシングル曲。
   1989年に全米3位を記録する大ヒットに。

『ピーボ・ブライソン(Peabo Bryson)』
★1951年4月13日、米国サウス・カリフォルニア州グリーンヴィル生まれの男性ソウルシンガー。
14歳の時に芸能界入り。約10年の間、数々のグループで活動し、1976年、25歳の時にソロ・デビュー。
その当時から、数々の女性アーティスト達のデュエット相手として注目、そんな中、彼の名前が広く知られるようになったのが、 ロバータ・フラックとのデュエットソングでした。
 ♪愛のセレブレイション(Tonight,I Celebrate My Love)/ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック
  *1983年・全米16位を記録。
★この後1992年、ディズニーアニメ『美女と野獣』の主題歌では、セリーヌ・ディオンとのデュエットで全米9位を記録。
グラミー賞「最優秀ポップ・ボーカル・デュオ」、アカデミー賞「最優秀歌曲賞」を受賞。
それに続くディズニーアニメ『アラジン』の主題歌が大ヒット!
 ♪ア・ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)/ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル
  *1993年・全米1位。グラミー賞「最優秀楽曲賞」「最優秀ポップ・ボーカル・デュオ」を受賞。

   アカデミー賞「最優秀歌曲賞」受賞。

『ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)』
★1950年7月5日ニューヨーク生まれのヒューイ・ルイスを中心に結成されたロックバンド。
ヒューイは大学時代から音楽活動を始め、数々のバンドに参加。
1970年代の終わりに、サンフランシスコで失業中のミュージシャン達を集めて、「ヒューイ・ルイス&ジ・アメリカン・エキスプレス」結成。
しかし、そのままのグループ名だと色々問題になるということで【ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース】として、1980年デビューアルバム 『ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース』をリリース。
そして1982年リリースの2ndアルバム『ベイアリアの風(Picture This)』からシングルカットされた曲がヒューイ・ルイスにとっては苦節10年、 全米初のトップテン入りを果たしています。
 ♪ビリーヴ・イン・ラヴ(Do You Believe In Love)
  *1982年に全米7位を記録。
★翌年(1983年)、通算3枚目のアルバム『スポーツ(Sports)』は初の全米アルバムチャート1位を獲得。
このアルバムからは「ハート&ソウル」を1stシングルとしてリリース後、次々とシングルカットされています。
 ♪アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)
  *1977年に全米6位。
  *アルバム『スポーツ』からの2ndシングル
★この後の3rdシングル「ハート・オブ・ロックンロール」が6位、4枚目のシングル「いつも夢みて」も6位・・と3曲連続で6位!
そんな【ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース】初の全米ナンバーワン・シングルは1985年に生まれました!
あの映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌です。
 ♪パワー・オブ・ラヴ(The Power Of Love)
  *映画にはヒューイ・ルイスもチョイ役で出演しています。
★絶好調の【ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース】は、1986年に4枚目のアルバム『FORE!』を発表。
発売と同時に全米アルバムチャート1位となったこのアルバムからは、1stシングルもナンバーワンを記録。
 ♪スタック・ウィズ・ユー(Stuck With You)
  *1986年に全米チャート1位を記録。
★現在もグループはライヴを中心に活動を続けていますが、ヒューイの内耳障害(メニエール病)治療のため、今年のツアーは全面キャンセルとなっています。

2018年10月04日〜10月08日放送

ゲスト:マルチミュージシャンのダニエル・ホーさん

写真:坂崎幸之助+ダニエル・ホー

坂崎さんから:

スゴイやつが来ましたねぇ。
プレイヤーとしてもミュージシャンとしてもエンジニアとしても何でもやっちまうダニエルくん。
音楽のジャンルも、何でもやっちまうみたいで、大したもんです。セッションも楽しかったですね。
また日本に来た時には、ぜひぜひ。

≪ダニエル・ホー(Daniel Ho)さんの簡単なプロフィール≫
1968年3月5日生まれ、50歳。
音楽の目覚めは3歳の時、母親からプレゼントされたおもちゃのピアノがきっかけ。
以来、中学を卒業するまでにオルガン、ウクレレ、クラシックギターなど、あらゆる楽器を習得。
高校3年の時、ミシガン州で開催された国際ピアノコンクールで「準優勝」。
これをキッカケに高校卒業後、単身ロサンゼルスへ移住。音楽専門の学校に入学し作曲・編曲を専攻。
1990年、当時人気のスムーズジャズバンド≪キラウエア≫のリーダー兼キーボード奏者としてプロデビュー。
7年間活躍の後バンド解散、ソロ活動をスタート。
スムーズジャズから宗教音楽まで幅広いジャンルのアルバムをリリース。
近年は自らのレーベル≪ダニエル・ホー・クリエーションズ≫を設立。レコードプロデューサーとしても活躍。
これまで制作に関わったアルバムは110枚以上、オリジナル楽曲は300曲以上。
自らプロデュースした、スラッキーギターのコンピレーションアルバムとオリジナルのハワイアンミュージックアルバムが、 グラミー賞ハワイ音楽部門「ベストアルバム賞」を2005年?2010年の6年連続受賞。
昨年はB'z の松本孝弘氏とアルバム『エレクトリック・アイライド、アコースティック・シー』をリリース。

今回の来日は、クラシックギターの巨匠:ペペ・ロメロ(シニア)の息子であるギター製作家:ペペ・ロメロ(ジュニア)と、 ダニエル・ホーさんによるコラボレーションによって誕生した≪ロメロ・クリエイションズ≫の(ウクレレ)発売を記念したもの。
(日本ではヤマハミュージックジャパンが輸入元)

ちなみにペペ・ロメロ(シニア)は、ローマ法王やヨーロッパ各国王室&米大統領府でも演奏し、スパニッシュギターの伝統を今に伝える最後の継承者と言われ、 ダニエルさんも子供の頃から大好きだった、というクラシックギターの巨匠。

Jr.氏製作のギターをSr.のペペ・ロメロさんが、そしてJr.氏製作のウクレレをダニエルさんが演奏したデュオ・アルバム『アロハ・エスパーニャ』もあります。

ダニエル・ホーさんと坂崎さんによるスタジオセッションは
 ♪HOTEL CALIFORNIA(イーグルスのカヴァー)
 ♪Pineapple Mango(ダニエルさんのオリジナル曲)

そして数あるダニエルさんの作品からOAした曲
 ♪Peace of the Ocean(『The Original Collection』Daniel Ho Creations/DHC80131)
 ♪Between the Sky&Prairie(『Between The Sky & Prairie』WIND MUSIC/TCD-5342)

ダニエル・ホーさんの日本語オフィシャルサイト http://www.danielho.jp/
※今回ご紹介したアルバム(CD)はオフィシャルサイトの「SHOP」からご購入できます。

2018年09月27日〜10月01日放送

ゲスト:井乃頭蓄音団の松尾よういちろうさん

写真:坂崎幸之助+松尾よういちろう

坂崎さんから:

久々のイノチクでした。
今回はヴォーカルの松尾くんだけでしたが一年前にスリーフィンガーを練習しろよ、と言ったのを、キチンと一年間練習してきてくれました。
とてもキレイなスリーフィンガーでしたよ。
10月10日のライブ、楽しみにしてますぜ。
アルバムも楽しみ。

今回は『井乃頭蓄音団』のボーカル、松尾よういちろうさんをゲストにお迎えしました。

≪井乃頭蓄音団の簡単なプロフィール≫
2008年夏、井の頭公園で結成。メンバーは松尾よういちろう(Vo.)、ヒロヒサカトー(Gt.)、ジョニー佐藤(Gt.)、大貫真也(Ba.) の4人組。
思うようにいかない人生を、時に切なく、時にユーモラスに描く歌詞と、それを引き立てるルーツミュージックに影響を受けた演奏とエンターテインメント性に溢れたライヴを武器に活動中。
“笑って泣ける”それが、井乃頭蓄音団!(愛称は“いのちく”)2015年と2016年、フジロックフェスティバルに2年連続出演。
今年2018年にはアラバキロックフェスにフラワーカンパニーズと共に出演。

そして今月10日に、2年ぶり、5枚目となるオリジナルアルバム『INOTOPIA』をリリース。
結成10周年という記念すべき年に発表される、この新作はメンバー全員が作詞作曲に携わった初の1枚。
ディレクターには、スピッツ等のディレクターを長年務めた竹内修さん、それからサポート・ドラムに佐藤謙介さん(髭、パスピエ、paionia 等)を迎えています。

今回、このNEW ALBUM『INOTOPIA』からご紹介した曲は
 ♪THE 財閥 (作詞・作曲は松尾さん)
 ♪佐々木です (作詞・作曲は(ヒロヒサカトーさん)

そして・・・
1年前に坂崎さんから伝授されたスリーフィンガーをキレイに弾くために…と出された課題曲
 ♪あの素晴らしい愛をもう一度
で練習の成果を披露していただきました。
それまで、松尾さんのスリーフィンガーはかなり変わった…というか変なクセがついていたそうなのですがとってもキレイなスリーフィンガーでした。

≪レコ発ライブ≫
NEW ALBUM『INOTOPIA』発売日の10月10日(水)“渋谷CLUB QUATTRO”にて【いの祭り】が開催!
スペシャルゲストは・・・
鈴木茂さん、グループ魂のギタリスト暴動さん、そしてTHE ALFEEの坂崎幸之助さん!

OPENは18時30分 STARTは19時30分
着席(自由席)は完売しておりますが、スタンディング分のチケットは、まだ若干残っているそうです。
お時間がある方はぜひ!!

詳しくは井乃頭蓄音団の公式サイト http://inokashira.jp/ でご確認下さい。

また
10月28日「無名のロックフェス2018」(上野恩賜公園野外ステージ)に出演。
11月4日 結成10周年企画「いのの恩返し」(東京/下北沢の近松)を開催。

Twitter 井乃頭蓄音団@inokashira_jp
松尾よういちろう@ino_matsuo

2018年09月20日〜09月24日放送

『秋のALFEEリクエスト』

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

2年ぶりのアルフィーリクエスト。
ホントにみんなそれぞれの思いがあって、一人一人(ほどんどが)違う曲リクエストしてくれました。
想い出話しやリクエストの理由も楽しかったですよ。
また、やりましょうね。
さて、秋ツアーで今回のリクエストから演るかな〜?

今回は約2年ぶりのアルフィーリクエスト!
“LIVEで聴きたい、とっておきのアルフィーソング”ということで皆さんから沢山のリクエストをいただきました。

みーゆーさんからのリクエスト
 ♪D.D.D!?Happy 65th Anniversary for Donald Duck?
まやさんからのリクエスト
 ♪Starship?光を求めて?
せきこさんからのリクエスト
 ♪Hysteric Psychedelic ∞
はちさんからのリクエスト
 ♪Just Like America
おかんさんからのリクエスト
 ♪NEVER FADE
石川県 康子さんからのリクエスト
 ♪My Sweet Home Town
せいまるさんからのリクエスト
 ♪Justice for True Love
にょろにょろさん/もりくまママさんからのリクエスト
 ♪Sister of The Rainbow
こはるさん/エルドラドが聴きたいさんからのリクエスト
 ♪エルドラド
ほずみさんからのリクエスト
 ♪ひとりぼっちのPRETENDER
メリヤス編みさんからのリクエスト
 ♪もう一度君に逢いたい

今回リクエストを採用した上記の皆さん、そしてメッセージをご紹介した皆さん
(あがちゃんさん/たいきぶりざーどさん/ミザリーさん/みひはしさん/マオリさん)番組ステッカーをお送りいたします。
メールフォームから住所・お名前を送って下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

※番組内でもお伝えしましたが、今回OAした曲が秋ツアーで演奏されるとは限りませんのであしからず。

2018年09月13日〜09月17日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第167回

写真:坂崎幸之助 ホントはS社のα7RVですが、カメラ好きは、αと言えばMINOLTAなのだ。

坂崎さんから:

いよいよ、ビートルズの最後のアルバム。
何だか淋しいですなあ。
実はこのアルバムがリリースされる前にポールが脱退を発表していたんですよね。
そんなことを考えながらきくと、さらに淋しくなっちまう。
特にロング・アンド・ワインディングロードはイカンなあ。
泣きそう。
また機会があったらビートルズ話、やりましょう。

「ヒ」で始まるアーティスト22回目、ビートルズの13回目です。
今回はアルバム『レット・イット・ビー』。

★1969年1月から、デビュー時のように、一発録りを基本にしたレコーディング(通称「ゲット・バック・セッション」)とその模様をとらえた(劇場公開用としては3作目となる) ドキュメンタリー映画(『レット・イット・ビー』)の撮影をスタート。
最初はアルバム名も『ゲット・バック』としてリリース予定でしたが映画の編集などに手間取り、最終的には発売中止に。
この「ゲット・バック・セッション」のマスターテープを、ジョンの要望でフィル・スペクターが再プロデュース。
(ストリングスやコーラスなどをオーバーダビング)
そして1970年5月13日アメリカ・ニューヨークで、5月20日イギリス・リバプールで、日本では8月25日に映画『レット・イット・ビー』が公開されています。

その映画公開前(1970年5月8日)に発売されたのがアルバム『レット・イット・ビー』。
全英チャート8週連続1位。全米では4週連続1位を記録しました。

 ♪トゥ・オブ・アス(Two of Us)
  *ポールの作品でリードボーカルもポールが担当。
   ポール曰く「リンダとの当てのないドライブをモチーフに作った曲」だそうです。
 ♪ディグ・ア・ポニー(Dig a Pony)
  *ジョンの作品でボーカルもジョン。
  *アップルのビルの屋上で行われた通称「ルーフトップ・コンサート」での音源を使用。
  *冒頭の"All I Want Is You" のポールとジョージのコーラスをフィル・スペクターがカット。
 ♪アクロス・ザ・ユニバース(Across the Universe)
  *ジョンの作品でボーカルもジョン。
  *フィル・スペクターは、オリジナルテイクのテンポを落としてオーケストラを加え
   ポールのコーラスをカット。
 ♪アイ・ミー・マイン(I Me Mine)
  *ジョージの作品でボーカルもジョージ。ハーモニーはポール。
  *フィル・スペクターはオリジナルテイクに編集でリピートを加えオーケストラをオーバーダビング。
 ♪ディグ・イット(Dig It)
  *メンバー4人のジャム・セッションによる作品。
 ♪レット・イット・ビー(Let It Be)
  *ポールの作品でボーカルもポール。アルバムに先駆けてシングルとしてもリリース。
   オルガンはビリー・プレストン。
  *フィル・スペクターはアルバム用にリミックス。
   リードギターとドラムスを差し替え、最後の部分のリピートを加えています。
 ♪マギー・メイ(Maggie Mae)
  *トラディショナル・ソングで、ボーカル&ギターはジョンとポール。
 ♪アイヴ・ガッタ・フィーリング(I've Got a Feeling)
  *前半はポールが作りボーカルを担当。前半と同じコード進行で、ジョンが後半を作って歌い、
   最終部分は2人が、それぞれのメロディで同時に歌うという形。
  *オルガンはビリー・プレストン。
 ♪ワン・アフター・090(One After 909)
  *ジョンの作品で、リードボーカルはジョンとポール。
  *ジョンがクォーリーメン時代にポールの家で作った初期のオリジナル作品。
   1963年「フロム・ミー・トゥ・ユー」のレコーディングセッションでも録音されています。
 ♪ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(The Long and Winding Road)
  *ポールの作品でボーカルもポール。
   ピアノの弾き語りで録音。そのためベースはジョンが担当。
   フィル・スペクターがオリジナルにオーケストラとコーラスをオーバーダビング。
 ♪フォー・ユー・ブルー(For You Blue)
  *ジョージの作品で、アコギとボーカルはジョージ。
   印象的なスライドギターはジョンが担当。ピアノはポール。
 ♪ゲット・バック(Get Back)
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。オルガンはビリー・プレストン。
  *19枚目のシングルとして、アルバムに先立ちリリース、全英・全米ともに1位獲得。

★1970年5月8日に『レット・イット・ビー』が発売される約1ヶ月前の4月10日、イギリス最大の発行部数を誇る大衆誌『デイリー・ミラー』 の一面トップでポールの「ビートルズ脱退」が報じられました。
ポールの声明文「僕は再びビートルズと共にレコーディングをしたり、ステージや映画に出演する気はない。」このポールの脱退宣言=ビートルズ解散とされています。

2018年09月06日〜09月10日放送

『坂崎音楽堂』

岡林信康さんのデビュー50周年記念アルバム

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

僕もギターで参加させていただいた、岡林さんの50周年アルバム。
岡林さんからお声をかけていただいた時はビックリしたやら嬉しいやら。
なにせ中学の時から聞いていた神ですから。
レコーディングは一発録りで、二人っきりでスタジオでの演奏。
岡林さんの唄を聞きながらのセッションは幸せなひとときでした。

今回は、岡林信康さんのデビュー50周年記念アルバム『森羅十二象』をピックアップ。

『気になるあの曲』のコーナーにもたくさんリクエストを頂いた、この『森羅十二象』。
岡林さんの50年の歩みを振り返るセルフカバーアルバムで、ジャンルを越えたゲストが参加。
ゲストは、ジャズピアノの巨匠:山下洋輔さん、矢野顕子さん、サンボマスター、京都フィルハーモニー室内合奏団、そして坂崎幸之助(THE ALFEE)さん。
9月5日にCD盤、限定アナログ盤としてリリースされました。(全12曲収録)

番組内でご紹介した曲は・・・
 ♪さよならひとつ
  *オリジナルは2012年。坂崎さんがアコースティックギター&12弦ギターで参加。
 ♪ミッドナイト・トレイン
  *オリジナルは1978年。京都フィルハーモニー室内合奏団が参加。
 ♪26ばんめの秋 
  *オリジナルは1973年。坂崎さんがアコースティックギター&ドラムヘッドで参加。
 ♪チューリップのアップリケ
  *オリジナルは1969年。矢野顕子さんがピアノ&コーラスで参加。
 ♪今日をこえて
  *オリジナルは1969年。演奏はサンボマスター。
 ♪山谷ブルース
  *オリジナルは1968年(岡林さんのデビューシングル)。
   ピアノは山下洋輔さん、ウッドベースは坂井紅介さん、ドラムは本田珠也さん。

≪岡林信康デビュー50周年記念コンサートツアー≫
 9/13,14 (福岡)ももちパレス
 9/28(愛知)名古屋市芸術創造センター
 10/5(広島)はつかいち文化ホールさくらぴあ
 10/21 (北海道)道新ホール
 11/23 (岩手)田園ホール
 12/5(大阪)サンケイホールブリーゼ
 12/19,20(東京)EX THEATER ROPPONGI が予定されています。

2018年08月30日〜09月03日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第166回

写真:坂崎幸之助 構成作家・宮もっちゃんからのプレゼントカメラ帽子

坂崎さんから:

事実上のオリジナルとしてのラストアルバムがこのアビイ・ロードです。
最後だけあって、メンバーの気合いが感じられるし、名曲も多いです。
やっぱりB面のメドレーが圧巻ですねぇ。我々、ディアービートルズでも、よく演奏させてもらってます。
シャケ写を含め、世界中に多大な影響を与えたアルバムです。

「ヒ」で始まるアーティスト21回目、ビートルズの12回目です。
今回はアルバム『アビイ・ロード』。

★ビートルズは1969年1月に、通称≪ゲット・バック・セッション≫スタート。
(レコーディング風景やライヴ・セッションをドキュメンタリーとしてフィルムに記録しレコーディング)
3月、ポールがリンダ・イーストマンと結婚。ジョンもヨーコとジブラルタルで結婚。
そしてジョンは「平和を我等に」をレコーディング。
年末には、リンゴがソロアルバム『センチメンタル・ジャーニー』の録音開始・・・という具合に、ビートルズとしての終焉に近づいていった1969年。
9月26日にリリースされたのが、通算12作目となるアルバム『アビイ・ロード』。
全英チャート19週連続1位。全米では通算11週のナンバーワンを記録。

 ♪カム・トゥゲザー(Come Together)
  *ジョンの作品。リードボーカルもジョンが担当。
  *当時は歌詞に「コカコーラ」が入っているということでBBCでは放送禁止になったそうです。
 ♪サムシング(Something)
  *ジョージの作品で、ジョージにとって初のシングルA面となった曲。
 ♪マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー(Maxwell's Silver Hammer)
  *ポールの作品でボーカルもポール。最初は『ホワイト・アルバム』に入れる予定だったとか。
 ♪オー!ダーリン(Oh! Darling)
  *ポールの作品。
  *ポールはライヴで歌いまくった声を出そうと、誰よりも早くスタジオ入りして歌いまくり、
   わざと声をつぶしてボーカル録りをしたそうです。
 ♪オクトパス・ガーデン(Octopus's Garden)
  *リンゴの作品でリードボーカルもリンゴ。
 ♪アイ・ウォント・ユー(I Want You (She's So Heavy))
  *ジョンの作品でリードボーカルもジョン。
 ♪ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes the Sun)
  *ジョージが親友のエリック・クラプトンの家の庭で作った曲。
  *リードボーカル、アコギのリードギター、ムーグ(シンセサイザー)、手拍子などもジョージが担当。
 ♪ビコーズ(Because)
  *リードボーカル、リードギター、ハープシコードなどはジョンが担当。
  *ビートルズ・ナンバーで、ムーグ・シンセサイザーが使われた最初の曲(ジョージが演奏)
   とのこと。
 ♪ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー(You Never Give Me Your Money)
  *ポールの作品。リードボーカルもポール。
 ♪サン・キング(Sun King)
  *ジョンの作品。
  *元々、この曲と次の曲「ミーン・ミスター・マスタード」で1曲だったもの。
   のちのインタビューで、ジョンは「クズみたいな曲のひとつだね」と語っています。
 ♪ミーン・ミスター・マスタード(Mean Mr. Mustard)
  *ジョンの作品で1968年に行ったインドで書いた曲のひとつ。
 ♪ポリシーン・パン(Polythene Pam)
  *ジョンの作品。リードボーカルもジョン。これもインドで作った曲。
 ♪シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー(She Came in through the Bathroom Window)
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
  *ポールは最初、ジョー・コッカーに提供するつもりだったそうです。
 ♪ゴールデン・スランバー(Golden Slumbers)
  *16世紀の作曲家/トーマス・デッカーが作った子守歌をベースにポールが作った曲。
  *この曲から次の曲「キャリー・ザット・ウェイト」「ジ・エンド」の3曲の録音は1969年7月30日。
   ビートルズ・メンバー4人による最後のレコーディングになったそうです。
 ♪キャリー・ザット・ウェイト(Carry That Weight)
  *ポールの作品、メンバー全員で歌唱。
   途中に「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」のメロディーが登場。
   そこでは、ボール、ジョン、ジョージのコーラス。
 ♪ジ・エンド(The End)
  *ポールの作品。
  *冒頭のリンゴのドラムソロのあとは、
   ポール、ジョージ、ジョンの順番でアドリブのギターソロが3回繰り広げられる。
 ♪ハー・マジェスティ(Her Majesty)
  *ポールが女王陛下に捧げた作品。
  *「ジ・エンド」から約20秒後に流れるアンコール・ナンバー。

★メドレー形式やアンコール(おまけ)など、多くのミュージシャンのアルバム制作に影響を与えています。

●次回のSYDFはアルバム『レット・イット・ビー』特集です。

2018年08月23日〜08月27日放送

『坂崎音楽堂』

「何でこんなアルバムを?」

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

何でと言われてもねぇ、って本人思ってることでしょう。
確かに本人以外、これってどうなの?ってなアルバムもあるけど、失礼な企画でスミマセ〜ン!!
でもやっぱりグレイスランドのリミックスはどうも...なあ。

今回はちょっと昔&つい最近リリースされた大物アーティストの「何で、こんなアルバム出したんだろう?」とちょっと疑問を感じてしまうようなアルバムをご紹介。

★ロバート・ラム
ロックにブラスを取り入れたバンドとして先駆的な存在【シカゴ】の中心人物。
「サタデー・イン・ザ・パーク」「ビギニングス」「長い夜」など多数のヒット曲を作った人物。
そんな彼が2008年にアルバム『ザ・ボッサ・プロジェクト』は、そのタイトル通り、ジャズ、スタンダードソング、映画音楽などを全編ボサノバで演奏、歌ったもの。
ブラスロックの代表的なバンド【シカゴ】のロバート・ラムがボサノバ!?
・・・ということで
 ♪A Man And A Woman(男と女)
  *オリジナルは映画『男と女』(1966年)フランシス・レイ作曲。

★マイク・ラヴ
ご存知、ザ・ビーチ・ボーイズの結成メンバーの一人。(ウィルソン兄弟の従兄)ビーチ・ボーイズでは主にヴォーカルを担当し、多くの曲を作詞しています。
以前、坂番でも特集した『ビーチ・ボーイズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』が発表される少し前にリリースされたのがマイク・ラヴの音楽人生の集大成ともいうべき2枚組アルバム 『UNLEASH THE LOVE』。
Disc1には新曲、Disc2にはビーチ・ボーイズのヒット曲のカヴァーが収められています。
このソロアルバムとしては36年ぶり、77歳のマイク・ラヴの最新作『UNLEASH THE LOVE』から1966年に全米1位を記録した曲のカヴァーを・・。
 ♪グッド・ヴァイブレーション
  *オリジナル楽曲では、低音域のコーラスを担当していたマイク・ラヴ。
   このカヴァーver.でも同じ低音域のコーラス部分を担当。
   メイン部分を歌っているのはビーチ・ボーイズのツアー・メンバーだったジェフリー・フォスケット。
   カヴァー集なのに、なぜマイク・ラヴがメインを歌わなかったのでしょうか?

★ポール・サイモン
1986年度の「グラミー賞」で≪最優秀アルバム賞≫を受賞した『グレイスランド』のリミックス・アルバムが、今年6月にリリースされました。
ダンスミュージック界で高く評価されるアーティスト達がそれぞれ独自の解釈を加え、ロックの名盤としては初の全編リミックス・アルバムとなっています。
これ、本当にポール・サイモンがOKを出したの?と思ってしまうような曲も!
 ♪コール・ミー・アル(グルーヴ・アルマダ)
 ♪グレイスランド(MK&KCライツ)

『坂崎音楽堂』後半はアメリカで「サイモンとガーファンクルの再来」といわれている男性ギターデュオ、坂崎さんも注目している 【ザ・ミルク・カートン・キッズ(The Milk Carton Kids)】の最新アルバム『All The Things That I Did and All The Things That I Didn't Do』をご紹介。
今回もケネス・パッテンゲイルが、1954年製マーチンO-15を、ジョーイ・ライアンが1951年製ギブソンJ 45を弾いています。
 ♪ヤンガー・イヤーズ
 ♪ナッシング・イズ・リアル
 ♪ビッグ・タイム
今回のアルバムはデュオ史上、初めてバンドと共にレコーディングを行っています。
それについてメンバーのケネスは「変化が欲しかったんだ」ジョーイは「全ての曲を僕たち2人のギターだけで演奏しなくてもいいというのは自由な気分だった」とのこと。
「ナッシング・イズ・リアル」では2人ともギターは弾かずボーカルのみ。

2018年08月16日〜08月20日放送

『気になるあの曲スペシャル』

第3回目

写真:坂崎幸之助 吉田拓郎さんのデビューシングル。向かって左が回収盤、右が通常のシングル盤

坂崎さんから:

しかしまぁ、こんなことって、あの当時だから、できたんだろうなぁ。何が?って。
拓郎さんのデビューシングル。
イメージの詩/マークUです。
最初のテイクが数ヶ月で回収され、新たなアレンジで同じジャケ写で、レコード番号も同じで出し直しだなんて...。
拓郎さん、よっぽどイヤだったんだろうな。
両方、持ってるよん。

今回は皆様からお寄せいただいた『気になるあの曲』をまとめてド〜ンとご紹介、『気になるあの曲スペシャル』の3回目です。

★ラジオネーム「やなせ・かく」さんからのリクエスト。
 ♪田中君じゃないか/かぐや姫
  *第2期かぐや姫の2枚目のシングル。

★ラジオネーム「かなとし」さんからのリクエスト。
 ♪木綿のハンチーフ/椎名林檎
  *太田裕美さんのヒット曲をカヴァー。
   アルバム『唄ひ手冥利〜其の一〜』に収録。

★ラジオネーム「群馬のまいちゃん」さんからのリクエスト。
 ♪針切じいさんのロケン・ロール/植木等
  *TVアニメ『ちびまる子ちゃん』第2期(1995.1.1〜1966.5.26)のエンディングテーマ。
  *アメリカの俳優で、歌手のシェブ・ウーリーの「The Purple People Eater」のカヴァー。
   コーラスには、さくらももこさん、まる子役のTARAKOさん、イルカさん、
   ギターには野村義男さんが参加。
 ♪針切じいさんのロケン・ロール/大滝詠一
  *2016年リリースの『デビュー・アゲイン』初回生産限定盤ボーナスディスクに収録。

★ラジオネーム「マンゴープリン」さんからのリクエスト。
 ♪メリーゴーランド/ABBA
  *本国スウェーデンでのデビューシングル「ピープル・ニード・ラヴ」のカップリング曲。
   1973年発表のデビューアルバム『リング・リング』のボーナストラックとして収録。

★ラジオネーム「かねる」さんからのリクエスト。
 ♪ビコーズ/GARO
  *1972年発表のアルバム『GARO 2』に収録。訳詞は山上路夫さん。

★ラジオネーム「中島多美子」さんからのリクエスト。
 ♪The Weight/THE BAND
  *1976年に行われた解散コンサートのドキュメンタリー映画『ラストワルツ』が、
   デジタル・リマスター・バージョンで今年4月から全国各地で順次公開中。

★ラジオネーム「古い船」さんからのリクエスト。
 ♪マークU/吉田拓郎
  *エレックから拓郎さん本人の意思とは関係なくリリースされ、数ヶ月後に回収されたシングル盤の音源から。
   後に再録音バージョンがリリースされています。
  *今回の写真で坂崎さんが持っているシングルジャケット、向かって左が回収盤、
   右が再録音し発売された通常盤シングル。

この「気になるあの曲」へのリクエストは・・・
パソコン(&ガラケー)からは当「坂番」HPのメールフォームから。
スマホの方は、無料アプリ "JFN PARK"の『坂崎さんの番組』のメールフォームから、『気になるあの曲』と書いて送って下さい。
採用された方には、採用された人にしかわからない“気になるアレ”をプレゼントします。
今回採用された皆さんにも“気になるアレ”をプレゼントします。
お手元に届くまで、しばらくお待ち下さい。

2019年08月09日〜08月13日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第165回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

改めて聞くと良いアルバムなのです。
ただ2枚組というのと、ちょこっとだけ妙な曲が入っているので何だか、とっつき辛いアルバムの印象があるのです。
レボリューション9が、いけないのでしょう。
イエローサブマリンはサントラなので、あまり聞かなかったなぁ。
ヘイ・ブルドッグはカッコイイけど。

「ヒ」で始まるアーティスト20回目、ビートルズの11回目です。
今回は2枚組アルバム『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』の2枚目とアニメーション映画のサウンドトラック盤『イエロー・サブマリン』です。

★全英チャートでは10週連続の1位。全米では通算9週の1位。
リリース1ヶ月で、世界中での売り上げ400万セット以上を達成。
1970年末まで、2枚組としては驚異的な650万セットというセールスを記録した『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』。

 ♪バースデイ(Birthday)
  *ポールとジョンの共作。リードボーカルの大部分がポール(一部ジョン)、
   ピアノはポール、リードギターがジョン、ベース&タンバリンがジョージ、ドラムスがリンゴ。
   コーラスにはヨーコ・オノ&パティ・ハリスンが参加。
 ♪ヤー・ブルース(Yer Blues)
  *ジョンがインドで書いた曲。当時のイギリスのブルース・ブームを皮肉って作ったとか。
  *リードボーボーカル&リードギターはジョン、ベースがポール、リードギターがジョージ、
   ドラムスがリンゴ。
 ♪マザー・ネイチャーズ・サン(Mother Nature's Son)
  *ポールの作品でボーカルをはじめ、ポールの多重録音。
  *ホーン・アレンジのみジョージ・マーティン。
 ♪エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
  (Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey)
  *ジョンの作品でリードボーカルもジョン。
  *ビートルズ作品の中で最もタイトルが長いナンバー。
   ちなみに最初タイトルは "Come On,Come On" だったそうです。
 ♪セクシー・セディ(Sexy Sadie)
  *ジョンがインドのマハリシを皮肉って作った曲。リードギターはジョージ。
 ♪ヘルター・スケルター(Helter Skelter)
  *ポール曰く「ザ・フーのような騒がしい曲を作りたかった」とのこと。
  *オリジナルは25分ほどにも及んだが、編集で約4分半に。
  *サックスはジョン、トランペットはロードマネージャーのマル・エヴァンスが担当。
 ♪ロング・ロング・ロング(Long, Long, Long)
  *ジョージの作品。リードボーカルもジョージ。
 ♪レボリューション1(Revolution 1)
  *シングル盤「ヘイ・ジュード」のB面にカップリングされていた曲のスローバージョン。
  *リードボーカルはジョンで、レコーディングの時、床に寝転びながら歌ったそうです。
 ♪ハニー・パイ(Honey Pie)
  *ポールの作品。
   「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」に続く“ボードビル・スタイル”の曲。
 ♪サヴォイ・トラッフル(Savoy Truffle)
  *ジョージの作品。
   親友のエリック・クラプトンが、虫歯の痛みに悩まされていたのを面白がって作った曲。
  *セッションミュージシャンが、4本のテナーサックスと、2本のバリトンサックスで参加。
 ♪クライ・ベイビー・クライ(Cry Baby Cry)
  *ジョンの作品で、ジョン曰く「雑誌の広告からインスパイアされて作った」そうです。
 ♪レボリューション9(Revolution 9)
  *ジョンとヨーコによる前衛作品。
  *クラシックやサウンドエフェクト(SE)のテープを短く繋ぎ合わせたり逆回転させたりして作ったもの。
 ♪グッド・ナイト(Good Night)
  *ジョンがリンゴのためにつくった作品。
  *リンゴのリードボーカル以外、メンバーは不参加で、30人編成のオーケストラと合唱団が参加。
  *ジョンが、ジョージ・マーティンに“ハリウッド映画風のアレンジ”を依頼して出来上がったもの。

『イエロー・サブマリン』
★『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』発表から2ヶ月足らず、1969年1月17日にリリースされたのが『イエロー・サブマリン』。
前年1968年8月4日に公開されたビートルズ初の同名アニメーション映画のサウンドトラック盤。
レコーディングの時期は『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年6月1日)と『マジカル・ミステリー・ツアー』(1967年11月27日)の間に行われました。
「イエロー・サブマリン」と「愛こそはすべて」以外の歌モノで、アルバムのために書き下ろされた新曲は4曲。
残りの7曲は映画用に作られたジョージ・マーティンによるインスト曲でした。

そこで坂番ではアルバム用に作られた新曲4曲をご紹介。
 ♪オンリーア・ノーザン・ソング(Only a Northern Song)
  *ジョージの作品でリードボーカルもジョージ。
  *元々は『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』用に作られた曲。
   タイトルの「ノーザン・ソング」は、ビートルズの楽曲の権利を管理する会社名に由来。
 ♪オール・トゥゲザー・ナウ(All Together Now)
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
  *ポールは「子供のために作った」とのこと。
   のちにジョンは、サッカー場でこの曲を観客が大合唱していたのを聴いて「うれしかった」とか。
 ♪ヘイ・ブルドッグ(Hey Bulldog)
  *ジョンの作品でリードボーカルもジョン。
   犬のモノマネはポールが担当。
 ♪イッツ・オール・トゥ・マッチ(It's All Too Much)
  *ジョージの作品でリードボーカルもジョージ。
   「当時のサイケデリックな時代をテーマにしたロックンロールソングを書きたかった」そうです。

●次回のSYDFはアルバム『アビイ・ロード』特集です。

2018年08月02日〜08月06日放送

『坂崎音楽堂』

人に歴史あり?グラハム・ナッシュ、デモテープで振り返る音楽人生

写真:坂崎幸之助 新しいスタジオで今回初めての収録でした。

坂崎さんから:

いやーやはりナッシュさんはおシャレなオジさまですね。
声は当然、良い。今でもあの高音は健在です。
特にハモった時の上に行った時の押さえの効いた高音。
なかなか、あの声を出せるヤツがいないのでCSN&Yなどのハモは難しいのだ。名曲多いですねぇ。

今回は“グラハム・ナッシュ”の最新アンソロジーアルバム『オーヴァー・ザ・イヤーズ』と共に彼の音楽人生を振り返ってみました。

“グラハム・ナッシュ”は
1942年 2月2日、イギリス・ブラックプール生まれ、現在76歳。
1960年代前半に【ホリーズ】結成。
1968年、ホリーズ脱退後、元【バーズ】の“デヴィッド・クロスビー”
元【バッファロー・スプリングフィールド】の“スティーヴン・スティルス”と【クロスビー、スティルス&ナッシュ(CSN)】を結成。
その後“ニール・ヤング”が加わり【クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング】となって名盤『デジャ・ヴ(Deja-Vu) 』(1969)発表。
1970年代以降、ソロ活動と平行して“デヴィッド・クロスビー”と【クロスビー&ナッシュ】として活動していましたが、 数年前に“デヴィッド・クロスビー”の毒舌に耐えきれずコンビを解消しています。

そんな“グラハム・ナッシュ”の最新アンソロジーアルバム『オーヴァー・ザ・イヤーズ』(2枚組)。
Disc-1には、彼が作った【CSN】【CSN&Y】【クロスビー&ナッシュ】時代の曲とソロの代表的な曲が収録。
Disc-2には、彼が作った代表的な曲のデモバージョンが収録されています。

 ♪マラケシュ行急行(Marrakesh Express) (Disc-2から)
  *ホリーズ時代に作ったもののメンバーに却下され、
   1969年、CSNの1stアルバム『クロスビー、スティルス&ナッシュ』に収録された曲のデモ音源。
 ♪マラケシュ行急行(Marrakesh Express) (Disc-1から)
  *CSNの1stアルバム『クロスビー、スティルス&ナッシュ』収録バージョン
   このアルバムからの1stシングルとして全米28位を記録。
 ♪Teach Your Children (Disc-2から)
  *CSN&Yの名盤『デジャ・ヴ(Deja-Vu)』収録曲のデモバージョン。
 ♪Our House (Disc-2から)
  *CSN&Yの名盤『デジャ・ヴ(Deja-Vu)』収録曲のデモバージョン。
 ♪Chicago (Disc-2から)
  *1971年リリース、初のソロアルバム『Songs For Beginners』収録曲のデモバージョン。
 ♪Wind On The Water (Disc-2から)
  *CSN&Yのあと、デヴィッド・クロスビーと組んだユニット
   【クロスビー&ナッシュ】名義のアルバム『Wind On The Water』(1975)に収録された
   タイトル曲のデモバージョン。
 ♪Just A Song Before I Go (Disc-2から)
  *1977年に再びCSNとしてスタートした時のアルバム『CSN』の中から、
   第1弾シングルとして全米7位を記録した曲のデモバージョン。
 ♪時は流れても(Wasted On The Way) (Disc-2から)
  *CSNとして1982年に発表したアルバム『デイライト・アゲイン』からの
   シングルヒット曲のデモバージョン。
  *このデモには、グラハム・ナッシュと一緒に曲を作ったスティーヴン・スティルス、
   ティモシー・B・シュミットがコーラスで参加しています。

2018年07月26日〜07月30日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第164回

写真:坂崎幸之助 ケガじゃないよ。爪を守っているだけ。

坂崎さんから:

2枚組ということで当時は曲が多すぎて、とらえどころのないアルバムだったなあ。
曲も不思議な曲もあって、なかなか中学生の僕には理解できなかった。
でもwhile my guitar〜とかI Willとか好きだったな。
大人になって聞くと、また全然印象が違うんだ、これが。

「ヒ」で始まるアーティスト19回目、ビートルズの10回目です。
今回は2枚組アルバム『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』の1枚目です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1968年、ビートルズは年明け早々、4人揃ってインドの“マハリシ”のもとを訪れ、本格的なメディテーション(瞑想)の習得に取り組みますが、リンゴは2週間、 ポールは9週間で帰国。
最も熱心だったジョンとジョージも3ヶ月滞在しましたが、最終的には「“マハリシ”はコマーシャリズムにのった宗教家だった」と、インドをあとにしています。

そして3月15日に、17枚目のシングルとして「レディ・マドンナ」をリリース。
4月には、ポールの発案で200万ドルを投じて【アップル】(レコード制作、新人発掘、プロデュース、宣伝などの総合音楽事業)を設立。
その第1弾シングルが「ヘイ・ジュード」と、新人メアリー・ホプキンの「悲しき天使」。
それに続いて11月22日に発表したのが初の2枚組アルバム『ザ・ビートルズ(通称:ホワイト・アルバム)』。

全英チャートでは10週連続の1位。全米では通算9週の1位を獲得し、リリース1ヶ月で、全世界での売り上げは400万セット以上を達成。
1970年末までに、2枚組としては驚異的な数字(650万セット)を記録した『ホワイト・アルバム』は主にインドで書きためた曲を中心に、 6月?10月までアビー・ロード・スタジオでレコーディング。
このアルバムから、スタジオに8トラック(これまでの倍)のレコーダーが導入され、多重録音も簡単になり、4人同時に演奏する必然性もなくなっていきました。

 ♪バック・イン・ザ・U.S.S.R.(Back in the U.S.S.R.)
  *ポールが作ったこの曲にはリンゴが不参加、ポールがドラムスを担当。
  *ポールによると「ビーチ・ボーイズのパロディで書いた曲」。
 ♪ディア・プルーデンス(Dear Prudence)
  *ジョンの作品でリードボーカルもジョン。
 ♪グラス・オニオン(Glass Onion) 
  *ジョンの作品でリードボーカルもジョン。
  *「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」「アイ・アム・ザ・ウォルラス」
   「レディ・マドンナ」「フール・オン・ザ・ヒル」「フィクシング・ア・ホール」が
   歌詞に盛り込まれた、いわばビートルズ作品のパロディ。
 ♪オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-La-Di,Ob-La-Da)
  *ポールの作品でリードボーカル、アレンジもポール。
  *日本独自のシングルになっていました。
 ♪ワイルド・ハニー・パイ(Wild Honey Pie)
  *ボーカル、エレキ&アコギ、ベース、ドラムス、全てポール(多重録音)
  *ポール曰く「短いインストだったけど(ジョージの奥さんの)パティが大好きと言ったので収録した」とのこと。
 ♪ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル(The Continuing Story of Bungalow Bill)
  *ジョンの作品でリードボーカルもジョン。バックコーラスでヨーコが参加。
 ♪ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(While My Guitar Gently Weeps)
  *ジョージのソングライターとしての評価を高めた作品。リードボーカルもジョージ。
  *リードギターはジョージの親友、エリック・クラプトン(ギブソン・レスポール)が担当。
 ♪ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン(Happiness is a Warm Gun)
  *ジョンの作品、リードボーカルもジョン。
  *ギターは4分の3拍子、ドラムスは4分の4拍子。
   ジョンはのちのインタビューで「僕の作った曲の中では傑作のひとつだと思うよ」と語っています。
 ♪マーサ・マイ・ディア(Martha My Dear)
  *ポールの作品。タイトルの“マーサ”はポールの愛犬の名前。
 ♪アイム・ソー・タイアード(I'm So Tired)
  *ジョンの作品。
  *インド滞在中、一日中瞑想していたら夜眠れなくなったことをブルース風に表現。
   曲の最後のところでジョンが囁いている言葉"Paul is dead,man,miss him,miss,him"
   (ポールは死んだ、彼がいなくて寂しいよ)・・・これが、のちの「ポール死亡説」に繋がりました。
 ♪ブラックバード(Blackbird) 
  *ポールの作品。ボーカル、ギター、タップを踏む足音を、それぞれ3本のマイクで録音。
   それに“ブラックバード”(ツグミの鳴き声)をオーバーダビング。
 ♪ピッギーズ(Piggies)
  *ジョージの作品。ジョージには珍しいクラシカルな作品(バロック調)。
   夏休み中だった、ジョージ・マーティンにかわって、
   チェンバロをアシスタント・プロデューサーとして参加していたクリス・トーマスが担当。
   のちに、彼は「ピンク・フロイド」「エルトン・ジョン」「ロキシー・ミュージック」
   「ミカバンド」などをプロデュース。
 ♪ロッキー・ラックーン(Rocky Raccoon)
  *ポールの作品。曲調としてはカントリー&ウエスタン。
   ホンキートンクピアノはジョージ・マーティン。
 ♪ドント・パス・ミー・バイ(Don't Pass Me By)
  *リンゴが初めて単独で作ったカントリー&ウエスタンな曲。
 ♪ホワイ・ドント・ウイ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード(Why Don't We Do It in the Road?) 
  *ポールの作品。ベース、ギター、ピアノ、ドラムス、ボーカル、全てポール(多重録音)
  *この曲を録音した日に、ELOのジェフ・リンがスタジオ見学していたとか・・・。
 ♪アイ・ウィル( Will) 
  *ポールの作品。ドラムス、ボンゴ、マラカスをリンゴが担当。
   その他は全てポール。2人だけで録音。
 ♪ジュリア(Julia) 
  *ジョンの作品で、ジョン曰く「ちょっとだけヨーコが手伝ってくれた」とのこと。
  *曲名はジョンの亡くなった母親の名前。

●次回のSYDFは2枚組アルバム『ザ・ビートルズ(通称:ホワイトアルバム)』の2枚目と『イエロー・サブマリン』特集です。

2018年07月19日〜07月23日放送

『坂崎音楽堂』

人に歴史ありダニー・コーチマー輝かしい裏方人生

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

当時はダニー・クーチと呼んでいましたねぇ。
僕ら世代は、そう呼んでいた方も多いのでは?
彼のようなスタジオプレイヤーに憧れていた20代の頃。
必死になって色々なレコード聞いてコピーしてたなあ。
いつか、スタジオに呼ばれて何でも弾けるミュージシャンになりたいと。

今週からスタートした新シリーズ『人に歴史あり』
その第1回目を飾るのは、知る人ぞ知るギタリスト【ダニー・コーチマー】。
1970年代以降、ウエストコースト系のアーティストのレコーディングやライヴには欠かせない存在でした。

1946年4月6日、アメリカ・ニューヨーク生まれの72歳。
1960年代半ば、地元・ニューヨークで『ザ・キング・ビーンズ』や『フライング・マシン』といったバンドに参加。
1966年からセッション・ミュージシャンとして本格的な活動をスタート。

そんな【ダニー・コーチマー】を一躍有名にしたのが“キャロル・キング”の大ヒットアルバム『つづれおり(Tapestry)』(1971年)でした。
 ♪イッツ・トゥー・レイト(It's Too Late)/キャロル・キング  
  *1971年・全米1位を獲得。
  *ダニー・コーチマーはエレキ&アコギ、コンガで参加しています。

ニューヨーク時代、一緒にバンド(フライング・マシン)を組んだこともあるジェイムス・テイラーとのセッションの中から、 最もヒットした曲はキャロル・キングの『つづれおり』にも収録されてた名曲です。
 ♪きみの友だち(You've Got A Friend)/ジェイムス・テイラー
  *1971年・全米1位を獲得。
  *この時のベース:リーランド・スクラー、ドラムス:ラス・カンケルの二人、
   それにキーボード奏者のクレイグ・ダーギーと共にダニー・コーチマーは
   『ザ・セクション』というグループを作りアルバムも発表しています。

 ♪涙がいっぱい(Hurt So Bad)/リンダ・ロンシュタット
  *1980年・全米8位を記録。

リンダ・ロンシュタットをはじめ、ニルソン、ジャクソン・ブラウン、ボブ・ディラン、ドン・ヘンリー、 ニール・ヤングなどなど・・・数々のアーティストのレコーディングに参加した【ダニー・コーチマー】。
ギタリストとしてだけではなく次第にソングライターやプロデューサーとしても仕事の幅も広げていきます。

そんな【ダニー・コーチマー】が気の置けない仲間達(イミディエイト・ファミリー)とアルバム『ハニー・ドント・リーヴ・LA』を作りました。
この最新作には、仲の良いアーティストたちに提供した曲のカバー8曲と、書き下ろしの新曲4曲が収録。

イミディエイト・ファミリーのメンバーは、ラス・カンケル(ドラムス)/リーランド・スクラー(ベース)/ワディ・ワクテル(ギター&ハーモニー)/スティーヴ・ポステル (ギター&ハーモニー)/ジム・コックス(キーボード)。

 ♪Somebody's Baby/ダニー・コーチマー&イミディエイト・ファミリー
  *ジャクソン・ブラウンが1982年・全米7位に送り込んだ曲。
   作曲のダニー・コーチマーがタイトルを考え、作詞をジャクソン・ブラウンが担当。
 ♪Dirty Laundry/ダニー・コーチマー&イミディエイト・ファミリー
  *ドン・ヘンリーが1982年に発表、翌83年に全米3位を記録。
   ダニー・コーチマーとの共作。
 ♪Machine Gun Kelly/ダニー・コーチマー&イミディエイト・ファミリー 
  *ダニー・コーチマーが、友人ジェイムス・テイラーの1971年発表のアルバム
   『マッドスライド・スリム』に提供した曲。
  *アコギとハーモニーでジェイムス・テイラーがゲスト参加。
 ♪Top of the Rock/ダニー・コーチマー&イミディエイト・ファミリー
  *今回のアルバムのために書き下ろした曲。
   デヴィッド・クロスビーがハーモニーでゲスト参加。

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【坂崎幸之助コレクション「和ガラス浪漫」】黒猫奇譚&熊谷の懐かしい絵葉書
  ■2018年7月19日(木)?25日(水)(最終日は午後5時にて終了)
  ■八木橋百貨店(8階カトレアホール)@埼玉県熊谷市仲町74
  ■入場料 500円  高校生以下 300円
   (八木橋ポイントカード・友の会カード・障がい者手帳をお持ちの方は入場無料)
   ガラスコレクターとしても知られる坂崎さんが
   約30年以上に渡り骨董市や古美術店など、自らの足で収集してきたガラス約数万点の中から、
   自らセレクトした貴重な和ガラス約400点を展示。
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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く

2018年07月12日〜07月16日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第163回

写真:坂崎幸之助 ギターバンジョー(6弦バンジョーとも言う)イタリア製のヴィンテージ

坂崎さんから:

ビートルズとしての9枚目のアルバムですね。
名曲も多いのですが、数曲わけのわからない曲も入ってます(笑)。
ポールとジョンの個性が完全に別方向に行ってしまい、面白いっちゃあ面白いのですが、バンドとしては末期に向かっているのを感じざるをえません。
しかし今見るとすごい映画だったと思えるのは、何事においてもビートルズは早過ぎたってことだ。

「ヒ」で始まるアーティスト18回目、ビートルズの9回目です。
今回はアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1967年11月27日に発表されたアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』。
このアルバム、元々はイギリスBBCのテレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』のためのもの。
最初、イギリスではテレビのサウンドトラック6曲を2枚組EPという特殊な形式でリリース。
アメリカでは、その6曲をA面に、そしてすでにシングル盤として発売されていた5曲をB面に収め、LPアルバムとしてリリース。(全米アルバムチャートでは8週連続の1位) このアメリカ盤の使い勝手のよさもあり、1987年、初のCD化の際にイギリス盤公式オリジナルアルバムとして改めて認定されています。

マネージャーのブライアン・エプスタインが亡くなった後の最初のプロジェクトが、このBBCテレビの映画『マジカル・ミステリー・ツアー』。
ポールが中心となった企画で、アイデアのメモやスケッチなどをメインとした即興的な物語。
“長編ミュージックビデオの先駆”とも言われている『マジカル・ミステリー・ツアー』。
テレビ番組用のサウンドトラックのテーマ曲ともいえるナンバーからスタートしています。

 ♪マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)
  *ポールの作品。リードボーカルもポールが担当。
 ♪フール・オン・ザ・ヒル(The Fool on the Hill)
  *ポールの作品。ピアノ、リコーダー、ベース、リードボーカルもポール。
   ジョンはバス・ハーモニカとマラカス。リンゴはフィンガーシンバル。
   ジョージもバス・ハーモニカとアコギ。
 ♪フライング(Flying)
  *ビートルズ初のインスト&4人の共作曲。コーラスも全員で担当。
 ♪ブルー・ジェイ・ウェイ(Blue Jay Way)
  *カリフォルニアにある地名で、ジョージが当時その場所で友人を待っている間に作った曲。
  *ボーカル、オルガン、ドラムスには全て“フェイズ”がかけられています。
 ♪ユア・マザー・シュッド・ノウ(Your Mother Should Know)
  *リード&バック・ボーカル、ベースはポール。ジョンはオルガン&コーラス。
   ジョージはタンバリン、タブラ、コーラス。リンゴはドラムス。
 ♪アイ・アム・ザ・ウォルラス(I Am the Walrus)
  *リードボーカルはジョン(自分の声が嫌いなジョンはわざと歪ませて録音)
   のちのインタビューで「100年後も通用する曲」と答えています。
  *冒頭部分は、シンセサイザーの元祖的な楽器のひとつメロトロン。
  *「ウォルラス」=「セイウチ」
 ♪ハロー・グッドバイ(Hello Goodbye)
  *ポールの作品で、イギリスでは16枚目のシングル(6週連続1位)
   アメリカでは25枚目のシングル(3週連続1位)
 ♪ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Strawberry Fields Forever)
  *ジョンが子供の頃によく遊んだリバプールの孤児院“ストロベリー・フィールズ”をモチーフに作られたもの。
  *本国イギリスでは「ペニー・レイン」との両A面(最高2位)
   アメリカでは「ペニー・レイン」は1位、この曲は8位を記録。
 ♪ペニー・レイン(Penny Lane)
  *ポールの作品。リードギターもポール。
  *リバプールに実在する通り(ペニー・レイン)の名前をモチーフにした曲。
 ♪ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン(Baby You're a Rich Man)
  *ジョンとポールが別々に作った曲を合体させた曲(共作)
  *ジョンが弾く“クラビオライン”も[シンセサイザーの祖]といわれてる楽器。
 ♪愛こそはすべて(All You Need Is Love)
  *ジョンの作品。
   1967年6月25日、世界初の衛星中継のTV番組『OUR WORLD ?われらの世界』に
   合わせて作られ演奏された曲。
   その番組ではメンバー4人の他、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、
   マリアンヌ・フェイスフル、ジェーン・アッシャー、キース・ムーン、グラハム・ナッシュ、
   エリック・クラプトンなどがコーラスで参加。

●次回のSYDFはアルバム『ザ・ビートルズ(通称:ホワイトアルバム)』特集です。

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【坂崎幸之助コレクション「和ガラス浪漫」】黒猫奇譚&熊谷の懐かしい絵葉書
  ■2018年7月19日(木)?25日(水)(最終日は午後5時にて終了)
  ■八木橋百貨店(8階カトレアホール)@埼玉県熊谷市仲町74
  ■入場料 500円  高校生以下 300円
   (八木橋ポイントカード・友の会カード・障がい者手帳をお持ちの方は入場無料)
   ガラスコレクターとしても知られる坂崎さんが
   約30年以上に渡り骨董市や古美術店など、自らの足で収集してきたガラス約数万点の中から、
   自らセレクトした貴重な和ガラス約400点を展示。
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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
http://www.sogotokyo.com

2018年07月05日〜07月09日放送

ゲスト:doa

写真:坂崎幸之助+doa

坂崎さんから:

やっぱり3声のハモは良いですなあ。
doaは、今となっては、あまりいなくなってしまった、その3声のハモを大事にしているグループで、もっともっと評価されても良いグループだと思ってます。
久しぶりに会ったけど相変わらずの彼らにホッとしました。
まだまだガンバレ!!

今回は約2年ぶり、通算4回目のゲスト出演となる【doa】の3人をお迎えしました。

≪doaの簡単なプロフィール≫
楽曲ごとにメインヴォーカルが変わるというスタイルを持ち、彼らにしか生み出せない3声のコーラスワークを繰り広げている3ピース・ヴォーカル・バンド。
ウェストコースト・ロックに影響を受け、インディーズ時代にはCSN&Y等のカバーを収録したアルバム「deadstock」をリリースし、 2004年7月14日に1st Single『火ノ鳥のように』でメジャーデビュー。

●徳永暁人さん(Vo&Ba)→数多くのヒット曲を生み出し続けている作・編曲家であり、ベーシストとしても幅広く活躍。
●大田紳一郎さん(Vo&Gt)→スタジオミュージシャンとしても数多くの活動を行う。驚異的なハイトーンヴォイスも特徴。
●吉本大樹さん(Vo)→10代からレーシングドライバーとしてのキャリアを持ち、現在も日本最高峰のレース“SUPER GT”に参戦している異色のヴォーカリスト。

この【doa】が2年半ぶりとなる11枚目のオリジナルアルバム『ISLAND』を7月4日にリリース!
「大人の夏休み」をキーワードに、頑張る大人たちがリフレッシュできるような開放感に満ちたアルバム。
ウエストコーストを感じるアコギサウンドと3人のコーラスワークが、あなたの休日をカラッと乾かします!

最新アルバム『ISLAND』から番組でご紹介した曲は
 ♪愛LAND
 ♪HERO

そして【doa】+坂崎さんによるスタジオセッション曲は
 ♪HELPLESS(CSN&Yのカバー)
 ♪メリーアン

『doa LIVE TOUR-ISLAND-』
  7/16(月・海の日)広島クラブクアトロ
  7/21(土)愛知県/ダイヤモンドホール
  7/28(土)大阪/梅田クラブクアトロ
  7/29(日)札幌/スペース・アート・スタジオ
  8/11(土・山の日)千葉県/LOOK
  8/14(火)東京/新宿ReNY
  9/17(月・敬老の日)福島県/いわきPIT
  9/18(火)神奈川県/新横浜NEW SIDE BEADH!!
  9/24(月・振替休日)福岡/Gate's7
★詳しくは doa official HP(http://d-o-a.jp)でご確認下さい。
★【Twitter】@doa_official_jp
 【You Tube】https://www.youtube.com/c/doaofficial
 【Blog】http://ameblo.jp/doa-blog

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【坂崎幸之助コレクション「和ガラス浪漫」】黒猫奇譚&熊谷の懐かしい絵葉書
  ■2018年7月19日(木)?25日(水)(最終日は午後5時にて終了)
  ■八木橋百貨店(8階カトレアホール)@埼玉県熊谷市仲町74
  ■入場料 500円  高校生以下 300円
   (八木橋ポイントカード・友の会カード・障がい者手帳をお持ちの方は入場無料)
   ガラスコレクターとしても知られる坂崎さんが
   約30年以上に渡り骨董市や古美術店など、自らの足で収集してきたガラス約数万点の中から、
   自らセレクトした貴重な和ガラス約400点を展示。
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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
http://www.sogotokyo.com

2018年06月28日〜07月02日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第162回

写真:坂崎幸之助 Martinのフラットマンドリン Cタイプ(1926年製)

坂崎さんから:

さあ歴史的アルバム、来ましたよォ。
子供の頃は全く理解できなかったのですが、20才過ぎに改めて聞いたら、何かスゴそうだぞ、と。
30才になって本格的にハマちました(笑)。
やっぱり単なるロックバンドではない、ということを決定付けたアルバムですね。

「ヒ」で始まるアーティスト17回目、ビートルズの8回目です。
今回はアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1967年6月1日に発表したのが、「ビートルズの最高傑作」「ロックアルバムの金字塔」といわれているアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。
のちに「世界初のコンセプトアルバム」とされた、このアルバムのコンセプトは“架空のバンド≪サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド≫ が披露するショーを1枚のアルバムに収める”というもの。(アイデアはポールの発案)また、アルバムジャケットも大いに話題を集めました。
ミリタリールックに身を包んだビートルズの4人を中心に、ボブ・ディラン、レニー・ブルース、マリリン・モンロー、カール・マルクス、マーロン・ブランドなどといった歌手、俳優、作家、政治家、 スポーツ選手など写真をコラージュしたもので、グラミー賞では「最優秀アルバムジャケット賞」も受賞。
そして、アルバムの裏ジャケット一面には、当時(日本をのぞく)海外では全く概念がなかった「歌詞をアルバムに記載(もしくは歌詞カードを封入)」ということを初めて行っています。

全英アルバムチャート22週連続1位。全米では15週連続1位。
第10回グラミー賞では「最優秀アルバム賞」「最優秀コンテンポラリー賞」「最優秀エンジニア賞」も受賞した『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、 バンドのテーマ曲ともいえる曲からスタートします。
 ♪サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
  *ポールの作品。リードボーカル、リードギターもポールが担当。
 ♪ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
  *ポールの作品。リードボーカルはリンゴ。
  *最初のタイトルは「バッド・フィンガー・ブギー(Badfinger Boogie)」。
   のちにポールがプロデュースしたバンドに、このタイトルにちなんだ
   【バッド・フィンガー】という名前を付けています。
 ♪ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
  *ジョンの作品。リードボーカルもジョン。
  *息子のジュリアンが、同級生のルーシーという女の子を描いた絵にインスパイアーされて作った、
   とされてますが、タイトルの頭文字“LSD”暗示するもの、とも言われています。
 ♪ゲッティング・ベター
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
   ポール曰く「前向きな歌で、タイトルは1964年リンゴが入院した際に、代役でドラムを叩いた
   ジミー・ニコル(スプートニクス)の口癖から思いついた」とのこと。
 ♪フィクシング・ア・ホール
  *ポールの作品で、リードボーカル&リードギターもポール。
 ♪シーズ・リーヴィング・ホーム
  *ポールの作品で、リードボーカルはポールとジョン。
  *ストリングスとハープはセッションミュージシャン。
 ♪ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト
  *サーカスのポスターをヒントに作ったジョンの作品。
  *リードボーカルはジョン、リードギターはポール、ジョージとリンゴはハーモニカ。
  *速いフレーズのオルガンを入れるために、ジョンとジョージ・マーティンがテープスピードを
   半分に落として演奏、再生時に倍速してミックス。
   最後の効果音は、様々なスチームオルガンのレコードをテープに録音し、
   30センチくらいで切ったものを適当に繋いで、それを逆回しに再生したもの。
 ♪ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー
  *ジョージの作品でリードボーカル、タンブーラなどジョージが担当。
   その他は、ジョージの当時の相棒ニール・アスピナルと、インド人のセッションミュージシャン。
 ♪ホエン・アイム・シックスティー・フォー
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
  *デビュー当時、ポールが父親(ジム)のために作ったヴォードヴィル風の曲。
 ♪ラヴリー・リタ
  *ポールの作品でリードギターもポール、ホンキートンクピアノはジョージ・マーティン。
  *ポールによると「1967年初め、駐車違反の反則切符を切られた交通婦警の
   リタ・デイヴィスにちなんで作った曲」
 ♪グッド・モーニング・グッド・モーニング
  *ジョンの作品。
  *ニワトリ、小鳥、猫、犬、馬、ライオンなどの効果音はエンジニアの
   ジェフ・エメリックにジョンが依頼したもの。
 ♪サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)
  *コンセプトである「バンドのショー仕立て」の最後を飾るのがオープニング曲をリプライズしたもの。
 ♪ア・デイ・イン・ザ・ライフ
  *コンセプト的には「バンドのアンコール」といった意味が込められていて
   ジョンが、新聞の記事をヒントに作ったと言われています。
  *ポールの要望で、シンフォニーオーケストラが初めて起用
   (42人編成のオーケストラの演奏を4回録音、オーヴァーダビングされたもの)

★このアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』発売から3ヶ月弱、1967年8月27日に、ビートルズを発掘し育てたマネージャー “ブライアン・エプスタイン”が薬物過剰摂取が原因で亡くなっています。まだ32歳という若さでした。

●次回のSYDFはアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』特集です。


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■FM秋田をお聴きの皆様へ 
 7月8日(日)25:00 からの放送分は「緊急情報提供システム訓練」のため休止となります。
 ご了承下さい。

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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
http://www.sogotokyo.com

2018年06月21日〜06月25日放送

『坂崎音楽堂』

ビーチ・ボーイズと管弦楽団の共演アルバム

写真:坂崎幸之助 世界で1本のMartin MC-45

坂崎さんから:

アルフィークラシックスが懐かしいですなあ。
僕らのアルバムでもロイヤルフィルの皆様にはお世話になりました。
クラシックの方々でも、ロックやポップスが好き世代になってきたので、良い時代になりましたね。
音楽に、上下関係なんてないもんね。

今回は、ビーチ・ボーイズが管弦楽団と共演した最新アルバム『ビーチ・ボーイズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』を特集。

ですが、その前にこの企画の発端となった2015年リリースのアルバム『イフ・アイ・キャン・ドリーム:エルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』から。
 ♪バーニング・ラヴ(Burning Love)
  *オリジナル曲は1972年・全米2位を記録。
   このエルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による
   アルバム『イフ・アイ・キャン・ドリーム』は全世界で150万枚以上の セールスを記録する大ヒット。
   その後、エルヴィスシリーズは第2弾の『ワンダー・オブ・ユー』と
   第3弾となるクリスマスアルバムもリリースしています。

この往年のアーティストによるボーカルに、新たにオーケストレーションを合体させたアルバム、エルヴィス・プレスリーに続いて登場したのが 『トラヴェリング・ウィルベリーズ』のメンバーでもあった今は亡き、ロイ・オービソン。
彼の生前のボーカルに、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が共演したアルバム『ラヴ・ソー・ビューティフル:ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』 が昨年リリースされました。
 ♪オー・プリティ・ウーマン(Oh,Pretty Woman
  *オリジナル曲は1964年・全米1位を獲得。

続いてリリースされたのが、アレサ・フランクリンの『ブラン・ニュー・ミー:アレサ・フランクリン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』。
 ♪リスペクト(Respect)
  *オリジナル曲は1967年・全米1位を記録。

そして今年6月8日に世界同時リリースとなったのが『ビーチ・ボーイズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』。
このアルバムは、ビーチ・ボーイズのオリジナルのヴォーカル・ハーモニーと、 アビー・ロード・スタジオにおいて新たなアレンジでレコーディングされたロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を組み合わせたもの。
 ♪ファン・ファン・ファン(Fun Fun Fun)
  *オリジナル曲は1964年・全米5位。
 ♪神のみぞ知る(God Only Knows)
  *オリジナル曲は1966年・全米39位。
 ♪ココモ(Kokomo)
  *ブライアン・ウィルソンがいなかった頃(1988年)のヒット曲。
   トム・クルーズ主演の大ヒット映画『カクテル』に使用され全米1位を記録。
 ♪グッド・ヴァイブレーション(Good Vibrations)
  *オリジナル曲は1966年・全米1位。

ちなみに…
オリジナルのボーカル+オーケストラという内容とは違いますが、THE ALFEE も1990年に『THE ALFEE CLASSICS』をリリース。
こちらは、ロンドン・シンフォニーでしたが、シリーズ第2弾1996年リリースの『THE ALFEE CLASSICSU』、 第3弾2001年の『THE ALFEE CLASSICSV』ではこのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とコラボしています。

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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
http://www.sogotokyo.com

2018年06月14日〜06月18日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第161回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

7枚目の「リボルバー」。
大人のビートルズになってしまった決定的なアルバム。
ラバーソウルでちょっとイヤな予感はしていたのですが…。
で、次のサージェント...で、子供時代の坂崎少年は完全にアウト。全く付いて行けませんでした。
でも大人になって聞いたら、逆にノックアウト!!

「ヒ」で始まるアーティスト16回目、ビートルズの7回目です。
今回はアルバム『リボルバー(REVOLVER)』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1965年12月に10日間のイギリスツアーを終えると、メンバーは翌年3月まで長期休暇を取り、4月はじめから6月中旬までの2ヶ月半で7枚目となるアルバム 『リボルバー(REVOLVER)』をレコーディング。
1966年6月10日に12枚目のシングル「ペイパーバック・ライター」をリリースし、6月24日?7月7日 まで、日本をはじめ西ドイツ、フィリピンなどを巡る海外ツアーを実施。
(日本への初来日は6月29日。6月30日から3日間、日本武道館で公演を行いました)
そして『リボルバー』のアメリカ発売の後、8月12日〜29日まで北米ツアーを行い、8月29日のサンフランシスコでの公演がビートルズとしての最後のライヴとなっています。

さて、イギリスで1966年8月5日にリリース、アメリカでは8月8日にリリースされ、全英・全米アルバムチャート共に1位を獲得したのが、アルバム『リボルバー』。
サウンドはテクノロジーを駆使したものになっていますが、アルバムジャケットも話題となりました。
基本はメンバー4人のイラスト、それに4人の写真をコラージュしたもので、グラミー賞の「最優秀アルバム・ジャケット賞」を受賞。
ジャケットを担当したのは、ハンブルク時代の友人“クラウス・ヴーアマン(フォアマン)”。

 ♪タックスマン(Taxman)
  *ジョージの作品。リードボーカル(ダブルトラック)もジョージ。
 ♪エリナー・リクビー(Eleanor Rigby)
  *本国イギリスではアルバムと同じ日に「イエロー・サブマリン」との両A面シングルとしてリリース。
   全英チャート1位。
  *ポールによると「最初は“ミス・デイジー・ホーキンス”というタイトルだった」という曲。
  *ポールはこの曲でグラミー賞の「最優秀男性ポップ歌唱賞」を受賞。
 ♪アイム・オンリー・スリーピング(I'm Only Sleeping)
  *ジョンの作品。リードボーカルはジョン。
  *録音したギターフレーズを逆回転再生して、不思議な雰囲気を演出。
 ♪ラヴ・ユー・トゥ(Love You To)
  *ジョージの作品。リードボーカルもジョージ。
   演奏もタブラ以外はすべてジョージ。
  *ジョージ曰く「シタールのために初めて書いた曲」なのだそうです。
 ♪ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(Here,There And Everywhere)
  *ポールはのちのインタビューで「ジョンの家のプールサイドで書いた曲で、
   ビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る(God Only Knows)」に触発されて作った」と言ってます。
 ♪イエロー・サブマリン(Yellow Submarine)
  *ポールの作品。リードボーカルはリンゴ。SE(サウンドエフェクト)はジョンのアイデア。
   間奏の潜水艦の乗務員の会話はジョンとポール。
 ♪シー・セッド・シー・セッド(She Said She Said)
  *ジョンの作品。のちにジョンは「全米ツアー中のオフの時、ロサンゼルスで
   【バーズ】のメンバー等と一緒に、LSDでトリップした後に書いた。」と語っています。
  *ポールはメンバーと喧嘩してして不参加。ベースはジョージが担当。
 ♪グッド・デイ・サンシャイン(Good Day Sunshine)
  *リードボーカルはポール。ピアノはジョージ・マーティンが担当。
  *ポール曰く「ラヴィン・スプーンフルに影響されて作った」曲だそうです。
 ♪アンド・ユア・バード・キャン・シング(And Your Bird Can Sing)
  *リードボーカルはジョン。本人は「捨て曲のひとつ」と、のちのインタビューで語ってます。
  *ジョージによると「ジョンと僕はギターでハモってるんだよ」だそうです。
 ♪フォー・ノー・ワン(For No One)
  *ポールの作品。ベース、ピアノ、ボーカルはポール。ドラムとタンバリンがリンゴ。
   フレンチホルンは専門奏者のアラン・シヴィルが担当。
 ♪ドクター・ロバート(Dr.Robert)
  *この曲もLSDを題材にジョンが書いた作品。リードボーカルもジョン(ダブルトラック)
 ♪アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー(I Want To Tell You)
  *ジョージの作品。リードボーカルもジョージ(ダブルトラック)、ピアノはポール。
 ♪ゴット・トゥ・ゲット・イントゥ・マイ・ライフ(Got To Get You Into My Life)
  *ポールの作品。ビートルズの作品としては初めて大々的なブラス・セクションを導入。
   ブラス・セクションには、当時のイギリスのトップ・ジャズ・ミュージシャンが参加。
 ♪トゥモロー・ネヴァー・ノウズ(Tomorrow Never Knows)
  *ジョンが作った、初めてのサイケデリック・ソング。
  *サウンドエフェクトが大胆に使われた作品で、ジョンは8本のテープループを作り、
   8台のテープレコーダーでフェイド・イン/フェイド・アウトを演出。
   ジョンのボーカルも、レスリーのオルガン用回転スピーカーを使い変調されています。

●次回のSYDFはアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』特集です。

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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
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2018年06月07日〜06月11日放送

『坂崎音楽堂』

「ウーラー!!フットボール」特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

さぁ、どうなるか、日本代表。
各国強豪揃いだからリーグ突破も難しいかなぁ。
でも応援するです。がんばれ〜日本!!
って言っても、まだ始まらないってか。

今週は、もうじき始まる「FIFAワールドカップロシア大会」を記念して作られたコンピレーションアルバム『ウーラー!!フットボール』を特集。

ウーラー(Ypaaa)というのは、英語の "Hurrah(フレー)" や イタリア語の "Viva!(万歳)"、つまり、応援で使われる「フレー!フレー!」や「万歳」を意味するロシア語。

この『ウーラー!!フットボール』には 定番のサッカー応援歌をはじめ、TVなどでお馴染のサッカー関係の曲が収められています。
(レーベル:Sony Music 品番:SICP-5692)
全19曲収録のアルバムから今回ご紹介した曲は・・・

 ♪ワールド・フットボール・アンセム/ Li-sa-X
  *1994年ワールドカップアメリカ大会から使用されてるFIFA国際Aマッチ選手入場曲。
   超絶技巧で、動画サイトでも話題となったギターヒロイン【 Li-sa-X 】が、
   このアルバムのために新録したバージョン。
  *"Li-sa-X"→ギタリストの父親の影響で5歳からギターを始め
   8歳の時に動画サイトに投稿した曲が500万回以上再生された注目の天才ギタリスト。
 (BGMとして)♪アンセム/ヴァンゲリス
  *2002年の日韓共催ワールドカップの公式アンセム。
   作曲は「炎のランナー」や「南極物語」などの音楽で知られるギリシャのシンセサイザー奏者
   【ヴァンゲリス】。
 ♪ア・クエスチョン・オブ・オナー/サラ・ブライトマン
  *2002年ワールドカップの日本対チュニジア戦の中継やニュースで使用されて以来、
   テレビ朝日系のサッカー番組のテーマ曲になって定着。
 ♪サヴァイヴァー/アイ・ウィル・サヴァイヴ/グリー・キャスト
  *サッカーのサポーターソングとしておなじみのグロリア・ゲイナー「アイ・ウィル・サヴァイヴ」
   に、デスティニー・チャイルド「サヴァイヴァー」をマッシュアップした曲。
   歌っているのは、全米の人気TVシリーズ『グリー』のメンバー。
 ♪サンバ・デ・ジャネイロ/ベリーニ 
  *数多くのサッカー番組で使われた定番曲。
   ドイツのグループ【ベリーニ】が1997年に発表した曲。
 ♪ア・リトル・レス・カンヴァセーション/エルヴィス VS JXL
  *2002年の日韓ワールドカップ開催時にTVコマーシャルとして流された曲。
   CMには、ロナウド、フィーゴ、中田英寿などが出演。
   オリジナル曲は、エルヴィス・プレスリーが1968年に放った「A Little Less Conversation」。
   これをオランダの音楽プロデューサー、トム・ホーケンバーグのソロプロジェクト
   【ジャンキーXL】がリミックスしたもの。
 ♪ゴー・ウエスト/ペット・ショップ・ボーイズ
  *【ヴィレッジ・ピープル】が1979年にヒットさせた曲を、
   1993年に【ペット・ショップ・ボーイズ】がカバーしサッカー日本代表の応援歌となった曲。
   その後、2006年のドイツ大会試合終了後に流れたのをはじめ、
   今でも国際試合の終了後に会場で流されています。
 ♪ヴィットリア/オペラベイブス
  *世界中のスタジアムで、サポーターが大合唱する超定番曲。
   元々は1987年に初演の“ヴェルディ”の有名なオペラ『アイーダ』からの「凱旋行進曲」。
   これをイギリスの女性2人組【オペラベイブス】が歌っています。

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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
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2018年05月31日〜06月04日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第160回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ビートルズが大人になり始めた!!
そんなイメージのあったアルバムです。
ジャケット写真から何だか憂うつな感じで、あのキラキラしたアイドルグループは、どこ言った?ってな感じでした。
でも大好きなアルバムです。
しかしHELP!から4ヶ月でリリースだなんてスゴすぎる!!

「ヒ」で始まるアーティスト15回目、ビートルズの6回目です。
今回はアルバム『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1965年のビートルズは、前作からわずか4ヶ月で6枚目となるアルバム『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』をリリース。
このアルバムのレコーディングは10月12日?11月11日までの約1ヶ月で行なわれ、クリスマスシーズンに間に合うように、イギリスでは12月3日に発売されています。
全曲メンバーの作品となっている『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』、アルバムのタイトルは黒人のソウルミュージシャンが、 白人がソウル風の歌を歌っているのを揶揄して「プラスティック・ソウル」と称したのと、ゴム底靴「ラバー・ソウル(Rubber Sole)」 を引っかけてこの名前になったそうです。(命名はポール)

ちなみに、ビートルズにとって11枚目のシングル「デイ・トリッパー」も12月3日にリリースされました。
(カップリングは「恋を抱きしめよう」)

発売と同時にイギリスではアルバムチャート1位(12週連続)、アメリカでは発売9日間で120万枚以上の売り上げ、6週連続の1位を獲得したのが、 このアルバム『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』です。

 ♪ドライヴ・マイ・カー(Drive My Car)
  *ほぼポールの作品。リードボーカルはポールとジョン。
  *アメリカ盤の1曲目は「夢の人(I've Just Been A Face)」でこの曲はアメリカ盤未収録。
 ♪ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森)(Norwegian Wood)
  *ジョンの作品。リードボーカルとアコギはジョン。ポールはベースとコーラス。
   リンゴはタンバリン。そしてジョージが購入したばかりのシタールを弾いています。
 ♪ユー・ウォント・シー・ミー(You Won't See Me)
  *ポールの作品。ジョンはタンバリンとコーラス。ジョージはリードギターとコーラス。
   ハモンドオルガンは、ロードマネージャーだったマル・エヴァンスが担当。
 ♪ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)
  *ジョンの作品。リードボーカルはジョン。
  *アメリカ盤未収録
 ♪嘘つき女(Think For Yourself)
  *ジョージ作。
  *ポールはベースの音をワザとひずませるためにディストーションボックスを使い
   リッケンバッカーベースをプレイ。
 ♪恋のアドバイス(You're Going To Lose That Girl)
  *ジョンとポールの共作。
  *リードボーカルは、ジョンとポール。
   ハーモニウム(オルガン)はジョージ・マーティン。
 ♪ミッシェル(Michelle)
  *ポールの作品。リードボーカルもポール。
  *フランス語の歌詞は、ポールとジョンの幼なじみだったアイヴァン・ボーンの夫人、ジャネットによるもの。
 ♪消えた恋(What Goes On)
  *作者のクレジットに、初めてリンゴの名前が入ったナンバー。
   曲の大部分はジョンが作曲。中間の8小節をポールとリンゴが作ったと言われています。
  *リードボーカルもリンゴが担当。
  *アメリカ盤未収録
 ♪ガール(Girl)
  *ジョンの作品。リードボーカル&アコギはジョン。ポールがベースとコーラス。
   ジョージがシタールとコーラス。リンゴはドラム。
 ♪君はいずこへ(I'm Looking Through You)
  *当時ポールが付き合っていた、ジェーン・アッシャー
   (「ピーターとゴードン」のピーター・アッシャーの妹)と喧嘩中だったポールが書いた曲。
  *リードボーカルはポールのダブルトラック。
   ハモンドオルガンは、珍しくリンゴが弾いています。
 ♪イン・マイ・ライフ(In My Life)
  *ジョンの作品。リードもジョンのダブルトラック。
  *間奏のクラシカルなピアノソロは、ジョージ・マーティンが担当。
 ♪ウェイト(Wait)
  *ジョンとポールの共作。リードもジョンとポール。
  *前作『ヘルプ!(HELP!)』の録音時に作られていた曲ですが『ラバー・ソウル』用に
   もう1曲必要ということで、楽器などオーヴァーダビングして作られたもの。
 ♪恋をするなら(If I Needed Someone)
  *ジョージ作。もちろんリードボーカルもジョージ(ダブルトラック)で
   『A Hard Day's Night』以来、久々に12弦ギターを弾いています。
   この曲でジョージのソングライターとしての才能が多くの人に認められたと言われています。
  *アメリカ盤未収録
 ♪浮気娘(Run For Your Life)
  *ジョンの作品。リードボーカルもジョン。
   ジョンは「エルヴィスが歌っていた曲をヒントに作った曲で、ゴミみたいな曲のひとつ」と
   のちのインタビューで答えています。

●次回のSYDFはビートルズのアルバム『リボルバー(REVOLVER)』特集です。お楽しみに!

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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
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2018年05月24日〜05月28日放送

『坂崎音楽堂』

最新アカペラアルバム特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

アカペラ、良いですねぇ。
ちょっとブームにはなったけど、もっともっと日本でもアカペラグループが出てきてほしいものです。
ドゥーワップのグループも良いですね。
キングトーンズ好きだったなぁ。
帰ったら達郎さんのON THE STREET CORNER聞こっと。

今週は、最新アカペラアルバム特集ということで3組の最新アルバムをご紹介。

【ペンタトニックス】の『PTXプレゼンツ:トップ・ポップ VOL.1』から。
 ♪ハバナ
  *オリジナル曲は元「フィフス・ハーモニー」の“カミラ・カベロ”が歌って、
   世界105ヶ国でiTunes1位を獲得、全米・全英シングルチャート1位となった曲。
 ♪デスパシート×シェイプ・オブ・ユー
  *プエルトリコの人気歌手“ルイス・フォンシ”が“ダディー・ヤンキー”と共作した
   「デスパシート」にイギリスの大人気アーティスト“エド・シーラン”の大ヒット曲
   「シェイプ・オブ・ユー」をマッシュアップした曲。
  *「デスパシート」は、ミュージック・ビデオの動画再生は50億回以上!
   ジャスティン・ビーバーが参加したREMIXバージョンは全米シングルチャートで
   史上最多の17週連続の1位を記録。
  *「シェイプ・オブ・ユー」は世界30ヵ国以上で1位を獲得、2017年イギリスで最も売れた曲。
 ♪テイク・オン・ミー
  *『PTXプレゼンツ:トップ・ポップ VOL.1』の「ジャパン・エディション」にのみ収録。
   “a-ha”が1985年に放った大ヒット曲をカバー。

【ストレイト・ノー・チェイサー】の『シックス・パック Vol.3(SIX PACK Volume 3)』から。
 ♪ザッツ・ホワット・アイ・ライク
  *オリジナル曲は、今年のグラミー賞で主要3部門をはじめ全7部門を受賞した
   “ブルーノ・マーズ”の全米ナンバーワン曲。
 ♪ビヨンセ・メドレー
  *ビヨンセのヒット曲「クレイジー・イン・ラヴ」?「シングル・レディーズ」をカバー。

グラミー賞を受賞するトップ・ジャズ・ヴォーカル・グループ【マンハッタン・トランスファー】の『ザ・ジャンクション(THE JUNCTION)』から。 (1969年結成、4年前にグループの創設者“ティム・ハウザー”が亡くなり、新メンバーが加入した最新作)
 ♪カンタループ
  *元々は“ハービー・ハンコック”の作品。
   ロンドンで結成されたジャズ・ラップ・グループ“US3(アススリー)”が1993年にカバーし
   大ヒットしたヴァージョンを【マンハッタン・トランスファー】がカバー。
 ♪テキーラ?ザ・ウェイ・オブ・ザ・ブーズ
  *1958年に全米ナンバーワンになった“ザ・チャンプス”のラテンのインストナンバー
   「テキーラ」に中心メンバーの“アラン・ポール”が詞を付けて、彼らのオリジナル曲とミックスした曲。

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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
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2018年05月17日〜05月21日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第159回

写真:坂崎幸之助 ライカのオールドレンズをオートフォーカスで使うことが出来るアダプター。便利だなぁ。

坂崎さんから:

「HELP」も良いアルバムだな。映画用の曲とは言え、各シーンが思い浮かびます。
プロモーションビデオのかったまりのような映画で、本人達はあまり気に入ってないようですが、色々なアーティストも影響されたであろうし楽しい映画でした。
アルバム、良く聞いたなぁ。

「ヒ」で始まるアーティスト14回目、ビートルズの5回目です。
今回はアルバム『ヘルプ!(HELP!)』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1965年のビートルズは、夏に全米ツアーを行います。
公演期間が前年の1ヶ月間から15日間に短縮された上、あまりの人気に会場は野球場などの巨大な屋外施設が選ばれました。
ちなみに、今や伝説となった8月15日のニューヨーク・シェア・スタジアムでのコンサートでは55,600人の観客が集まり収益304,000ドル。日本円で約2億円!
観客動員数と収益、共にロックコンサートの新記録を樹立し、人気・実力共に世界一のロックグループとなったビートルズには外貨獲得の貢献を理由にMBE勲章 (Members Of The Most Excellent Order Of British Empire) の叙勲が発表。

そして、ビートルズは2作目の映画『4人はアイドル(HELP!)』を制作し、映画のサントラも兼ねたアルバム『ヘルプ!(HELP!)』(当時の邦題は『4人はアイドル』)も制作。
これは『ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!)』同様、映画で使われた曲7曲がA面、そしてB面7曲がカバー2曲を含む新曲となっています。
ちなみに、映画『ヘルプ!(HELP!) 』は、ビートルズの日常をドキュメンタリー風に撮った1作目と較べ、ストーリー性のあるものだったので、 メンバーはあまり好きではなかったとか。

5枚目のアルバム『ヘルプ!(HELP!)』は1965年8月6日にリリースされ、本国イギリスのアルバムチャートでは通算15週No.1となりました。
 ♪ヘルプ!(HELP!)
  *ジョンの作品。リードボーカルもジョン。
  *全英・全米シングルチャートで1位。
 ♪ザ・ナイト・ビフォア(The Night Before)
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
  *ポールが初のギターソロを披露した曲で、ジョンはエレピを担当。
 ♪悲しみはぶっとばせ(You've Got To Hide Your Love Away)
  *ジョンが「ボブ・ディランに影響を受けて作った」と言ってる曲。
  *ジョン、ポール、ジョージ全員アコギ。リンゴがタンバリン。
   フルートはスタジオミュージシャン
 ♪アイ・ニード・ユー(I Need You)
  *「ドント・バザー・ミー」以来となるジョージ・ハリスンの作品。
  *リードボーカルはジョージ、
   バックコーラスは低音部がジョン、中音部と高音部はポールのダブルトラック。
 ♪アナザー・ガール(Another Girl)
  *ポールの作品でリードボーカル・リードギターはポール。
 ♪恋のアドバイス(You're Going To Lose That Girl)
  *ジョンの作品。
  *リードボーカルとアコギがジョン、ベース、ピアノ、コーラスがポール、
   リードギターとコーラスがジョージ、ドラムとボンゴがリンゴ。
 ♪涙の乗車券(Ticket To Ride)
  *ジョンの作品で、リードボーカルもジョン。 
   ベース、リードギター、ハーモニーがポール、ギターとコーラスはジョージ、ドラムがリンゴ。
  *アルバム発売の4ヶ月前、9枚目のシングルとしてリリースされ
   全英・全米シングルチャート1位を獲得。
 ♪アクト・ナチュラリー(Act Naturally)
  *1963年、全米カントリーチャート1位となった、
   バック・オーエンスの曲をリンゴのボーカルでカバー。
 ♪イッツ・オンリー・ラヴ(It's Only Love)
  *ジョンの作品ですが、のちのインタビューでジョンは
   「ビートルズ時代の最も嫌いな曲で特に歌詞が最低!」と語っています。
 ♪ユー・ライク・ミー・トゥー・マッチ(you Like Me To Much)
  *ジョージの作品。
  *ボーカル(ダブルトラック)、ギター、ピアノはジョージ。
   アコギとピアネット(エレピ)をジョン、ポールとジョージ・マーティンがピアノ。
 ♪テル・ミー・ホワット・ユー・シー(Tell Me What You See)
  *ポールの作品。
  *ポールとジョンのツインボーカル。リンゴはドラムとクラベス。
 ♪夢の人(I've Just Seen A Face)
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
   ポール、ジョン、ジョージでアコギ、リンゴはドラムスとマラカス。
 ♪イエスタデイ(Yesterday)
  *ポールの作品。
   録音前は「スクランブルエッグ(Scrambled Eggs)」というタイトルでした。
  *ボーカルとアコギはポール。他の3人は録音不参加。
   バックの弦楽四重奏はジョージ・マーティンの発案で、アレンジも彼が担当。
  *本国イギリスではシングルカットなし。
   アメリカでは4週連続の1位。日本では「アクト・ナチュラリー」のB面でした。
 ♪ディジー・ミス・リジー(Dizzy Miss Lizzy)
  *ラリー・ウィリアムズが1958年に発表した曲のカバー。
  *リードボーカルはジョン。ジョンとジョージのツインギター。エレピはポールが担当。

●次回のSYDFはビートルズのアルバム『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』特集です。お楽しみに!

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【坂崎幸之助書写真展】『ふわっと is this 〜ハイキーな一日〜SubTheme 憂き世に浮き玉』
会期:5月19日(土)〜5月28日(月) ※24日(木)休廊
時間:11時00分〜19時00分
会場:Island Gallery
   東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
   http://islandgallery.jp/about
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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
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2018年05月10日〜05月14日放送

ゲスト:ブリーフ&トランクス

写真:坂崎幸之助+ブリーフ&トランクス ブリトラの2人が持っているギターが坂崎さんからのプレゼント「ヤマハのFG-110」

坂崎さんから:

11回目の登場とは!! いつもありがとう、です。
お礼に、そんな高価なモノではないですが、ジャパンビンテージのギターを、お約束通り持って帰ってくれや。
しかしまぁ、彼らのベスト盤は面白い。
こんなことが出来るのは彼らだけでしょう。
これからもがんばれ!!ブリッツの成功祈る♪

今回は坂番ゲスト出演11回目!『ブリーフ&トランクス』の伊藤多賀之さん&細根誠さんをお迎えしました。

1998年5月21日にシングル「さなだ虫」でデビューした“ブリトラ”。
今年3月21日に“メジャーデビュー20周年”を記念したベスト盤2枚
『ブリトラBESTバイブルT〜家族で聴いても恥ずかしくない曲集〜』
『ブリトラBESTバイブルU〜ひとりでこっそり聴いた方がいい曲集〜』
をリリース。
(レーベル:ポニーキャニオン 品番:PCCA-04647/PCCA-04648)

それぞれ18曲収録で、
〜家族で聴いても恥ずかしくない曲集〜は楽しい楽曲が満載。
〜ひとりでこっそり聴いた方がいい曲集〜はブリトラ力高めの楽曲を収録。
ライトユーザーもヘビーユーザーもそれぞれ楽しめる選曲です。
初期の楽曲は20周年バージョン、NEW MIXなど、新たにレコーディング。
2018年の“ブリトラ”エキスが余すところなく染み込んだ作品です!

このベスト盤から番組内でご紹介したのは
 ♪コンビニ(20周年バージョン)
 ♪青のり(20周年バージョン)
どちらも〜家族で聴いても恥ずかしくない曲集〜からの選曲です。

そしてスタジオで生演奏してもらった曲は
 ♪定食屋(〜ひとりでこっそり聴いた方がいい曲集〜収録曲)
 ♪ホルモンを飲む瞬間(〜家族で聴いても恥ずかしくない曲集〜収録曲)
 ♪パチンコ(〜ひとりでこっそり聴いた方がいい曲集〜収録曲)
 ♪ゴールデンボール(〜ひとりでこっそり聴いた方がいい曲集〜収録曲)
 ♪パインパン(〜家族で聴いても恥ずかしくない曲集〜収録曲)

そしてそして、サイモン&ガーファンクル好きのブリトラからのリクエスト!ということで
 ♪Mrs.Robinson 
を坂崎さんと3人でセッションしました。

≪ブリトラからのお知らせ≫
●5月19日(土) マイナビBLITZ赤坂(赤坂BLITZ)にて
『ブリトラスーパーBEST祭り2018』〜デビュー20周年記念スペシャルライブ〜
開場16:15 開演17:00
今回も剃毛割引あります。
詳細はブリトラ公式サイト http://briefandtrunks.com でご確認下さい。

●ブリトラカフェOPEN!
20周年を記念しブリトラにちなんだメニューやフォトスポット、各種貴重映像などでブリトラワールドにどっぷり浸れるカフェが原宿に期間限定オープン!
飲食店としてのギリギリアウトを攻めた問題作カフェに仕上がる予定ですので乞うご期待!
【開催期間】2018年5月18日(金)〜2018年6月3日(日)
【場所】原宿AMO CAFE [東京都渋谷区神宮前3-18-27 パルク表参道2F]
【営業時間】12時00分〜20時00分(LO:19時30分)
【店休日】不定休(5月21日(月)・28日(月))
 ※他、イベント使用等により営業時間の変更あり。
  詳細は原宿AMO CAFE公式ページ及びTwitterよりご確認ください。
  https://amocafe.shopinfo.jp/pages/1450450/page_201711250139

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【坂崎幸之助書写真展】『ふわっと is this 〜ハイキーな一日〜SubTheme 憂き世に浮き玉』
会期:5月19日(土)〜5月28日(月) ※24日(木)休廊
時間:11時00分〜19時00分
会場:Island Gallery
   東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
   http://islandgallery.jp/about
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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
http://www.sogotokyo.com

2018年05月03日〜05月07日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第158回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

さぁ、4枚目です。とにかく1曲目のノーリプライがカッコ良くて、子供の頃から大好きなアルバムでした。
ジョンのヴォーカルは、この頃が特に好きかな。
アルバム全体がちょっとフォーキーな感じで、あまりロックバンドという雰囲気ではなくなり、 オールマイティーなバンドになりつつある、そんなアルバムです。

「ヒ」で始まるアーティスト13回目、ビートルズの4回目です。
今回はアルバム『ビートルズ・フォー・セール(Beatles For Sale)』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1964年11月、本国イギリスで8枚目のシングル「アイ・フィール・ファイン」リリース。
全英チャートでは初登場1位、わずか2週間で売り上げ枚数100万枚突破。
「イギリスで最も速く売れたシングル」を記録。
そして1964年12月4日、アルバム『ビートルズ・フォー・セール』をリリース。

ちなみに、1964年のビートルズは・・・
年頭のフランス公演を手始めに、2月にはアメリカ訪問、3月?4月に映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の撮影及びレコーディング。
6月はデンマーク、オランダ、香港、オーストラリア、ニュージーランド、8月?9月に初の全米ツアー、10月〜11月はイギリス国内ツアーという具合。
しかし、マネージャーであるブライアン・エプスタインの「1年に2枚のアルバムを発表する」という方針で猛烈な忙しいツアーの合間を縫って前作 『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』から、わずか5ヶ月でアルバム『ビートルズ・フォー・セール』をリリースしています。

とにかく過密スケジュールの合間を縫って行われたレコーディングで、前作は全曲オリジナルでしたが、この『ビートルズ・フォー・セール』は1枚目と2枚目同様、 オリジナル8曲とカバー6曲の全14曲となっています。

 ♪ノー・リプライ(No Reply)
  *ジョンの作品でリードボーカルはジョン。
 ♪アイム・ア・ルーザー(I'm A Loser)
  *ジョンの作品。リードボーカルはジョン。
  *ジョン曰く「ボブ・ディランに傾倒して作った曲」ということです。
 ♪ベイビーズ・イン・ブラック(Baby's In Black)
  *ジョンとポールの共作。リードボーカルもジョンとポールが担当。
 ♪ロック・アンド・ロール・ミュージック(Rock And Roll Music)
  *1957年、チャック・ベリーが発表した曲のカヴァー。
  *ビートルズ1966年の日本公演でオープニングを飾った曲としてもおなじみです。
  *リードボーカルはジョン。
   ジョンとポール、プロデューサー・ジョージ・マーティンの3人が1台のピアノを弾いています。
 ♪アイル・フォロー・ザ・サン(I'll Follow The Sun)
  *ポール作。リードボーカルもポール。ハーモニーはジョン。
 ♪ミスター・ムーンライト(Mr.Moonlight)
  *1962年にドクター・フィールグッド&ジ・インターンズがリリースした曲のカヴァー。
  *ビートルズはデビュー前(ハンブルグ時代)からカバーしていた曲。
  *リードボーカルとアコギはジョン。
   ポールはコーラス&ベースに加えてハモンドオルガンを担当。
   ジョージはリードギターとアフリカンドラム。リンゴはボンゴを演奏。
 ♪カンサス・シティ?ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ(Kansas City/Hey,Hey,Hey,Hey)
  *リトル・リチャードが「スタンド・バイ・ミー」や「ハウンド・ドッグ」などを作った
   リーバー&ストーラーというソングライターチームによる「カンサス・シティ」に、
   自作の「ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」をメドレーにしたバージョンをビートルズがカヴァー。
  *リードボーカルはポール。
 ♪エイト・デイズ・ア・ウィーク(Eight Days A Week)
  *ジョンとポールの共作で、リードボーカルもジョンとポールが分担。
  *“フェイド・イン”で曲は始まるという、当時としてはかなり斬新なものでした。
  *曲名は、リンゴの忙しい毎日を例えた発言"Eight Days A Week"(週に8日も仕事なんて…)に由来。
  *全米では1965年にシングル発売され1位を記録。
 ♪ワーズ・オブ・ラヴ(Words Of Love)
  *バディ・ホリーのカヴァー。
  *ボーカルはジョンとポール。
   リンゴはオリジナルのサウンドに合わせるためスーツケースを叩いています。
 ♪ハニー・ドント(Honey Don't)
  *カール・パーキンスが「ブルー・スウェード・シューズ」のB面としてリリースした曲のカヴァー。
  *ボーカルはリンゴ。
 ♪エヴリー・リトル・シング(Every Little Thing)
  *ほとんどポールの作品。リードボーカルはジョンとポール。
 ♪パーティはそのままに(I Don't Want To Spoil The Party)
  *ジョン作。リードボーカルはジョン。
 ♪ホワット・ユー・アー・ドゥーイング(What You're Doing)
  *ポール作。リードボーカルはポール。ジョージは12弦ギターを弾いてます。
 ♪みんないい娘(Everybody's Trying To Be My Baby)
  *「ハニー・ドント」同様、カール・パーキンスの作品。
  *ボーカルはジョージが担当。

●次回のSYDFはビートルズのアルバム『ヘルプ!』特集です。お楽しみに!

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【坂崎幸之助書写真展】『ふわっと is this 〜ハイキーな一日〜SubTheme 憂き世に浮き玉』
会期:5月19日(土)〜5月28日(月) ※24日(木)休廊
時間:11時00分〜19時00分
会場:Island Gallery
   東京都中央区京橋1-5-5 B1/tel:03-3517-2125
   http://islandgallery.jp/about
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【THE ALFEE 2018 Summer Event 開催決定】
THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻 Chateau of The Alfee
2018年 7月 28日(土) 開場16:30 / 開演18:00
2018年 7月 29日(日) 開場15:30 / 開演17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:指定 ¥9,500(税込)
■お問い合せ ソーゴー東京:03-3405-9999 (月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00)
※祝日を除く
http://www.sogotokyo.com

2018年04月26日〜04月30日放送

『坂崎音楽堂』

エルトン・ジョンのトリビュートアルバム特集

写真:坂崎幸之助 まだスタジオには花粉が残っているようです。涙

坂崎さんから:

実は意外とエルトン・ジョンのアルバムとかは聞かないで青春時代を過ごしてきた、わたくしでありました。
もちろん曲は知っているのも多いのですが、やはりピアノ弾きさんだからかな。
ギター弾きさんのアルバムを聞きまくっていて、時間がなかったのかなあ。言い訳(笑)

今週は、エルトン・ジョンのデビューシングル「I've Been Loving You」発売50周年を記念して作られたトリビュートアルバム 『ユア・ソング?エルトン・ジョン・ベスト・ヒッツ・カヴァー』を特集。
(原題『REVAMP』 レーベル:ユニバーサルミュージック 品番:UICR-1141)

2018年はエルトンが1968年にデビューしてから50年。
1月には本人役で出演した映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」が日本公開、最後のツアー「Farewell Yellow Brick Road」を発表、 9月から3年をかけて5大陸で300公演以上が予定されています。

そんなエルトン・ジョンのカヴァーアルバム(全13曲+日本盤ボーナストラック1曲)からご紹介したのは・・
 ♪ユア・ソング(僕の歌は君の歌)/レディー・ガガ
  *オリジナルは1971年の全米チャートで8位。
 ♪ベニーとジェッツ/エルトン・ジョン、P!NK&ロジック
  *オリジナルは1974年の全米チャートで1位。
 ♪キャンドル・イン・ザ・ウインド(風の中の火のように)/エド・シーラン
  *オリジナルは1973年のアルバム『黄昏のレンガ路(Goodbye Yellow Brick Road)』
   に収録されたマリリン・モンローに捧げた曲。
 ♪僕を救ったプリマドンナ/マムフォード&サンズ
  *オリジナルは1975年の全米チャートで4位。
 ♪恋のデュエット/Qティップ feat.デミ・ロヴァート
  *オリジナルはエルトン・ジョンとキキ・ディーのデュエットで大ヒット。
   1976年の全米チャート1位を記録。
 ♪ダニエル/サム・スミス
  *オリジナルは1973年の全米チャートで2位。
 ♪グッバイ・イエロー・ブリック・ロード/クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ
  *1973年に発表された2枚組の名作アルバム
   『黄昏のレンガ路(Goodbye Yellow Brick Road)』のタイトルトラック。
   オリジナルは全米チャート2位を記録。

2018年04月19日〜04月23日放送

『坂崎音楽堂』

スティーヴン・スティルスとジュディ・コリンズの初コラボアルバム

写真:坂崎幸之助 宙玉(そらたま)レンズで撮影中

坂崎さんから:

我々アルフィーもよくコピーしていた、あの「青い眼のジュディ」のネタは恋人だったジュディ・コリンズのことでしたね。
その二人が50年の年月を経てコラボしたアルバム。
どんな気持ちでレコーディングしたのかなぁ。
自分だったら、どう思うのかなぁ(笑)
さすが大物の二人です。

今週は【バッファロー・スプリングフィールド】【CSN&Y(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)】等でおなじみ、 スティーヴン・スティルス(1945年1月3日生まれ 73歳)とスティルスの元恋人で、名曲「青春の光と影」でもおなじみのシンガーソングライター、 ジュディ・コリンズ(1939年5月1日生まれ もうじき79歳)が約50年ぶりに作った初のコラボアルバム『Everybody Knows』を特集。

ですが、その前に・・・
1969年、スティーヴン・スティルスが、ジュディ・コリンズと別れた後に、その悲しみを歌にした名曲を。
♪組曲:青い眼のジュディ(Suite:Judy Blue Eyes)/CS&N

そして今年3月21日にリリースとなったのが(海外では昨年9月にリリース)Stills And Collins 名義での初コラボアルバム『Everybody Knows』。
(レーベル:Sony 品番:SICP-5681)
全10曲収録の中から今回ご紹介した曲は・・・
 ♪ハンドル・ウィズ・ケア
  *ジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、ロイ・オービソン、ジェフ・リン、
   トム・ペティによるグループ【トラヴェリング・ウィルベリーズ】のカヴァー。
 ♪ソー・ビギンズ・ザ・タスク
  *元々、スティルスが結成した【マナサス】のデビュー盤に収録され
   ジュディ・コリンズも自らのアルバムで歌っている曲の再レコーディングバージョン。
 ♪リヴァー・オブ・ゴールド
  *今回のアルバムのためにジュディ・コリンズが書いた新曲。
 ♪ジュディ
  *1967年に、スティルスがジュディ・コリンズと初めて行なったレコーディングの際、
   デモを録っていた曲で、今回正式に録音。
 ♪エヴリィバディ・ノウズ
  *今は亡きカナダの吟遊詩人:レナード・コーエンのカヴァー。
 ♪幸せの家(Houses) 
  *オリジナルは1975年のジュディのアルバム『Judith/ジュディの宝物』収録。
   ジュディがスティルスとの関係(破局)について書いたもの。
 ♪北国の少女(Girl From The North Country)
  *1963年、ボブ・ディランが発表した曲「北国の少女」のカヴァー。
 ♪クエッションズ 
  *【バッファロー・スプリングフィールド】のアルバム『Last Time Around』にも収録され
   【CSN&Y】のアルバム『Deja Vu』に収録された「Carry On」の楽曲の後半部分に
   組み込まれていたスティルスの曲を今回二人でレコーディング。

2018年04月12日〜04月16日放送

『気になるあの曲スペシャル』

写真:坂崎幸之助 ヘックション!!今年はヒノキの花粉が強烈です。

坂崎さんから:

皆さん、色々と気になる曲があるのですねぇ。
そりゃそうだ。
誰にも聞けなかったあの曲って誰の何て曲?というのもあるし、何年も何年も気になっていた曲とか。
これからも、どしどしお寄せ下さいまし。

今回は皆様からお寄せいただいた『気になるあの曲』をまとめてド〜ンとご紹介、『気になるあの曲スペシャル』の2回目です。

★ラジオネーム「阿寒湖」さんからのリクエスト。
 ♪HELP/DEEP PURPLE
  *彼らのデビューアルバム『ハッシュ(Shades of Deep Purple)』から
   ビートルズの曲をカヴァー。

★ラジオネーム「ひとみ@松本」さんからのリクエスト。
 ♪ファイト!/リトル・グリー・モンスター(Little Glee Monster)
  *中島みゆきさんの曲をカヴァー。

★ラジオネーム「しずちゃん」さんからのリクエスト。
 ♪忘れられた梅の木/所ジョージ
  *今年1月にリリースされたアルバム『Bappan(バッパン)』から。

★ラジオネーム「ミスターボンビー」さんからの伊東ゆかりさんの「あなたしか見えない」のオリジナルを聴きたいというリクエスト。
伊東ゆかりさんがカヴァーしたのは、1979年『東京音楽祭』でリタ・クーリッジが歌い、見事グランプリを獲得したバージョンですが、元々の楽曲は・・・
 ♪あなたしか見えない(Don't Cry Oyt Loud)/メリサ・マンチェスター
  *1978年の発売当初、日本のレコード会社が付けた邦題は「哀しみは心に秘めて」でしたが
   リタ・クーリッジ、伊東ゆかりバージョンがヒットしたことで、
   邦題を「あなたしか見えない」に変更したそうです。

★ラジオネーム「こはる」さんからのリクエスト。
 ♪ロケット・マン/エルトン・ジョン
  *エルトン・ジョンも本人役として出演している映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」でも使われている曲。

★ラジオネーム「いえねこ」さんからのリクエスト。
 ♪ご当地キャラエレジー/ふなっしー
  *ふなっしーの本音を垣間見ることが出来る1曲。

★ラジオネーム「しのけん」さんからのリクエスト。
 ♪小さな肩に雨が降る/谷村新司
  *1983年リリースのシングル曲。

★ラジオネーム「ともねーさん」さんからのリクエスト。
 ♪アイ・ライク・ショパン/ガゼボ
  *ともねーさん!ドキドキしてますか??
  *ガゼボは現在、イタリアを拠点に活動中です。

この「気になるあの曲」へのリクエストは・・・
パソコン(&ガラケー)からは当坂番HPのメールフォームから。
スマホの方は、無料アプリ "JFN PARK"の『坂崎さんの番組』のメールフォームから、『気になるあの曲』と書いて送って下さい。
採用された方には、採用された人にしかわからない“気になるアレ”をプレゼントします。
今回採用された方で、住所&お名前を書いていらっしゃらなかった方、(阿寒湖サン、しずちゃんサン、ミスターボンビーサン、いえねこサン、しのけんサン、連絡ありがとうございました) ひとみ@長野サン、こはるサン、ともねーさんサン、メールお待ちしております。

2018年04月05日〜04月09日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第157回

写真:坂崎幸之助 MARTIN 7-45 CUSTOM 1981年製修理から戻ってきた8分の7サイズのギター

坂崎さんから:

来ました!!
今年のディアビーのテーマだったハード・デイズ・ナイト。
こうして改めて通して聞いてみると、あ〜あーすれば良かった、あそこミスった!等々、苦い思いが...。
もっと上手く行く自信はあるんだけどなぁ...。

「ヒ」で始まるアーティスト12回目、ビートルズの3回目です。
今回はアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★2ndアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)』リリース後、1964年7月10日の3rdアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』 リリースまで、
ビートルズは・・・
1963年11月29日、本国イギリスで5枚目のシングル「抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)」をリリース。
全英チャートでは初登場1位(6週連続)。
アメリカでは翌1964年1月にリリースされ初のナンバーワン獲得(7週)。
この大ヒットにより2月にアメリカの有名なテレビ番組『エド・サリバン・ショー』に出演(2月9日)。
その2日後の2月11日に、ワシントンD.C.で初のアメリカ公演を成功。
そして、アメリカから帰国後すぐに撮影が始まったのが初の主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』。
7月6日、ロンドンでのプレミア・ロードショーを皮切りに全世界で大ヒットを記録。
そんな映画のサントラ盤(A面7曲分)を兼ねた、ちょっと変則的なアルバムが3rdアルバムとなる『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』。

★A面7曲が初の主演映画でのサントラ盤的扱いで、B面6曲を加えた全13曲すべてがジョンとポールのオリジナル作品。
初の全曲オリジナル作品集となった『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』はアビー・ロード・スタジオに“4トラックのレコーダー(録音機)”が導入されたこともあり、 ボーカルやギターは全てダブルトラック(曲によってはトリプルトラック)、ドラムなどにも応用され、音の厚みやふくらみがもたらされ、ビートルズの初期のサウドが確立。

 ♪ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)
  *アルバムの1曲目は、映画でもオープニングを飾った曲。
  *イギリスでは7曲目のシングルとしてリリース(3週連続の1位)。
  *映画の題名にもなってる邦題は、当時映画配給会社にいて、のちに映画評論家になった
   水野晴郎さんが付けたといわれています。
  *ジョンの作品。リードボーカルはジョン&ポール
 ♪恋する二人(I Should Have Known Better)
  *ジョン作。リードボーカルはジョン。
  *映画では、電車でトランプをするシーンで使われてました。
 ♪恋におちたら(If I Fell)
  *ジョン作。リードボーカルはジョン。
 ♪すてきなダンス(I'm Happy Just To Dance With You)
  *ジョンの作品ですが、ジョンは「サビが歌いづらい」という理由で、ジョージに歌わせたそうです。
 ♪アンド・アイ・ラヴ・ハー(And I Love Her)
  *ポール作。リードボーカルはポール。
 ♪テル・ミー・ホワイ(Tell Me Why)
  *ジョン曰く「映画用に急いで書いた曲」だそうです。
  *リードボーカルはジョン。
 ♪キャント・バイ・ミー・ラヴ(Can't Buy Me Love)
  *ポール作。ボーカルもポール。
  *映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』サントラ最後の曲。
  *前回「ビートルズはシングルをアルバムには収録しない」という方針を取っていた、
   とお伝えしましたがこの曲は例外。映画のリチャード・レスター監督が、
   ジョンが映画用に書いた「ぼくが泣く(I'll Cry Instead)」を却下し、
   1964年3月に発売された、6枚目のシングル曲を強引に採用したそうです。
  *ちなみに・・・
   シングル「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は、イギリスでは予約だけで100万枚、アメリカで210万枚。
   これは史上初の「予約だけで100万枚以上のセールスを記録したシングル」なんだそうです。
   1964年4月4日付の全米シングルチャートでは、
   1位「キャント・バイ・ミー・ラヴ」
   2位「ツイスト・アンド・シャウト」
   3位「シー・ラヴズ・ユー」
   4位「抱きしめたい」
   5位「プリーズ・プリーズ・ミー」
   という、トップ5独占という前代未聞の記録を作っています。

 ♪エニイ・タイム・アット・オール(Any Time At All)
  *B面1曲目は、ジョンが作ったロックンロール・ナンバー!
  *サビの ♪Any Time At All♪ を3回繰り返すパートの1度目と3度目はジョンですが、
   2度目はキーが高いこともあってポールが歌ってます。
  *間奏のピアノはポール
 ♪ぼくが泣く(I'll Cry Instead)
  *ジョン作。リードボーカルはジョン。
   本来は映画用に書かれた曲ですが監督に却下されたもの。
 ♪今日の誓い(Things We Said Today)
  *ポール作。リードボーカルもハーモニーも、もちろんポール。
 ♪家に帰れば(When I Get Home)
  *ジョン作。ジョン曰く「モータウン風の作品」
 ♪ユー・キャント・ドゥ・ザット(You Can't Do That)
  *ジョン作。ジョージが12弦ギターを弾いているので間奏のリードギターはジョンが担当
 ♪アイル・ビー・バック(I'll Be Back)
  *ジョン作。ジョンは「悲しき街角」で有名なデル・シャノンを意識して作ったとか。

●次回のSYDFはビートルズのアルバム『ビートルズ・フォー・セール』特集です。お楽しみに!

:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:
THE ALFEEが声優に挑戦した映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』公開中!
5,000の言語を扱う愉快な情報屋トリオ「ドーガン=ダギーズ」の吹替えを担当しています。
上映劇場は http://www.valerian.jp/ の「THEATERS」でご確認下さい。

2018年03月29日〜04月02日放送

ゲスト:山田姉妹(山田華さん&麗さん)

写真:坂崎幸之助+山田姉妹(山田華さん&麗さん)

坂崎さんから:

二卵性ですかぁ。あんまりお会いしたことないので新鮮、というか不思議でした。
さすが音楽教育を受けた二人で、色々と話を聞けて楽しかったです。やっぱり歌上手いねぇ。
クラシックの人がフォークやポップスを歌うのも大変なのかな?と思いきや、その時代の歌が大好きだと聞いて納得。
山田姉妹って名前が直球で良い!!

★今回は二卵性双子のソプラノデュオ【山田姉妹(華さん&麗さん)】をゲストにお迎えしました。

≪山田姉妹の簡単なプロフィール≫
1991年12月24日生まれ、神奈川県出身。
4歳の時に歌とピアノを始め、共に音楽大学声楽科卒業。
二期会オペラ研修所マスタークラス修了時、共に優秀賞受賞。
2014年、逗子市と表参道でリサイタル開催、その後も全国各地で公演。
2017年2月デビューアルバム『あなた?よみがえる青春のメロディー』リリース。
NHK『うたコン』をはじめ、数々のテレビやラジオ番組に出演。

山田華さん(姉)
東京芸術大学声楽科卒業。
在学中に専攻している学生で一番優秀な人に贈られる「安宅賞」受賞。
2011年度ミス鎌倉。

山田麗さん(妹)
国立音楽大学声楽科、オペラソリストコース、共に首席卒業。
卒業時に「武岡賞」受賞。
女優としてドラマ『3年B組金八先生』等に出演。

そんな山田姉妹の2ndアルバム『ふたつでひとつ?心を繋ぐ、歌を継ぐ』が3月7日にリリースされました。
(レーベル:NIPPN COLUMBIA 品番:COCQ-85416)
デビューアルバムでは彼女達が幼い頃に聞いていた1960?70年代のフォーク、ニューミュージックの名曲を中心とした選曲でしたが、今回の作品は1960年代から2010年代まで。
二世代に渡って親しまれ時代を超えて輝き続ける名曲を双子ならではの息の合ったハーモニー&清涼感あるソプラノで歌い上げています。

番組内でOAした曲は・・・
 ♪2つで1つ(工藤慎太郎さん2009年の曲をカヴァー)
 ♪涙くんさよなら(坂本九さん1965年の曲をカヴァー)

そしてスタジオで歌ってくれた曲は・・・
 ♪結婚しようよ(吉田拓郎さんのカヴァー)
 ♪木綿のハンカチーフ(太田裕美さんのカヴァー)
  ※どちらも山田姉妹の1stアルバム『あなた〜よみがえる青春のメロディー』に収録されています。

≪山田姉妹:今後の予定≫
●山田姉妹・ソプラノデュオ・コンサート
 5月12日 @逗子文化プラザホール なきさホール(神奈川県)
●ミューザランチタイムコンサート?心のメロディーを歌う?
 5月21日 @ミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川県)
●第136回スーパー・リクライニング・コンサート
 山田姉妹ソプラノデュオ・リサイタル?華麗なる双子デュオの瑞々しいハーモニー?
 6月12日 @ハクジュホール(東京都)

詳しい情報は【山田姉妹】オフィシャルサイト http://yamadashimai.com でご確認下さい。

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THE ALFEEが声優に挑戦した映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』公開中!
5,000の言語を扱う愉快な情報屋トリオ「ドーガン=ダギーズ」の吹替えを担当しています。
上映劇場は http://www.valerian.jp/ の「THEATERS」でご確認下さい。

2018年03月22日〜03月26日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第156回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

オリジナルとしては2ndアルバム。
僕らが子供の頃は日本独自の編集盤だったので、かなり後になってから聞いた時、始めのうちは何か変な感じだったことを思い出しました。
改めて聞いてもカバー曲をも自分達のサウンド、歌にしていて元歌よりカッコいいですな。
何と言ってもTill there was youを、あの若者が歌ってるというオドロキ!!
やっぱりスゴイや。

「ヒ」で始まるアーティスト11回目、ビートルズの2回目です。
ビートルズの2回目はアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★デビュー作『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』から8ヶ月後、1963年11月22日に発売された2ndアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)』ですが、 このデビュー作から2ndアルバムをリリースするまでの8ヶ月間ビートルズに何があったのか?と言いますと…

1963年4月、1962年に結婚したジョンとシンシアとの間に“ジュリアン”誕生。
その3日後(4月11日)、3枚目のシングル「フロム・ミー・トゥ・ユー」リリース。
全英チャートでは、チャートイン2週目で1位を獲得。(6週間連続1位)
ちなみに全米では1963年に116位、その翌年に再リリースした時は41位でした。

そして1963年8月23日、4枚目のシングル「シー・ラヴズ・ユー」リリース。
全英チャートではもちろん1位(英国だけで売り上げ 130万枚突破)
全米では、翌1964年に発売され見事1位。

そして1963年11月22日にリリースされ、デビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』にかわって初登場1位となったのが2ndアルバム 『ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)』。

プロデューサーの“ジョージ・マーティン”は「デビュー作は、これまでのライヴのレパートリーの発表会だったが『ウィズ・ザ・ビートルズ』 は初の作品集である」と語っています。

収録曲はデビュー作同様、オリジナル8曲+カバー6曲の14曲。
「ファンに余計なお金を使わせたくない」という、マネージャーの“ブライアン・エプスタイン”と“ジョージ・マーティン”の意向で、 ヒットシングル(「フロム・ミー・トゥ・ユー」「シー・ラヴズ・ユー」翌年2月発売の「抱きしめたい」)はアルバムに収録されていません。
これは、当時の「アルバムの購買意欲をそそるようにヒットシングルをいれる」という常識をくつがえすもの。

また『ウィズ・ザ・ビートルズ』で特筆すべきものはアルバムジャケット。
当時はメイクもスタイリストも付いていませんでしたが、何とかアルバムジャケットもサウンド同様「カッコイイものにしたい!」というメンバーの意向で、 4人は自前で用意した黒のハイネックを着用。
それを見たカメラマンの“ロバート・フリーマン”は、黒い背景の前に4人が顔の半分が影になるモノクロ写真(ハーフ・シャドウ)にしようと思ったそうです。
このジャケット写真が認められた“フリーマン”はアルバム『リボルバー』まで公認カメラマンに起用。

 ♪イット・ウォント・ビー・ロング(It Won't Be Long)
  *元々はシングル用に作られた曲。リードボーカルはジョン。
 ♪オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ(All I've Got To Do)
  *ジョン曰く「大好きだったスモーキー・ロビンソン風の曲が作りたかった」とか。
  *リードボーカルはジョン。
 ♪オール・マイ・ラヴィング(All My Loving)
  *ポールの作品でリードボーカルもポール。
  *間奏はジョージお得意のカントリー風のリードギター。
 ♪ドント・バザー・ミー(Don't Bother Me)
  *初のジョージ・ハリスン作のナンバー。リードボーカルもジョージ。
 ♪リトル・チャイルド(Little Child)
  *リードボーカルはジョン。ピアノはレコーディングでは初となるポールが担当。
  *ジョンとポールの共作。
 ♪ティル・ゼア・ウォズ・ユー(Till There Was You)
  *元々は『ミュージック・マン』というミュージカルの中の曲。
   1960年に“アニタ・ブライアント”が歌ったバージョンをベースにカバー。
  *ジョージがクラシックギター、ジョンがアコギ、ポールがボーカルとベース、リンゴがボンゴを担当。
 ♪プリーズ・ミスター・ポストマン(Please Mister Postman)
  *オリジナルはモータウンの黒人女性グループ【マーヴェレッツ】
   1961年に全米ナンバーワンに輝いた曲をカバー。
  *リードボーカルはジョン。
 ♪ロール・オーヴァー・ベートーヴェン(Roll Over Beethoven)
  *アナログ盤ではB面1曲目。
  *昨年亡くなった“チャック・ベリー”の名作をカバー。
  *リードボーカルはジョージです。
 ♪ホールド・ミー・タイト(Hold Me Tight)
  *リードボーカルはポール。
  *実はデビュー作『プリーズ・プリーズ・ミー』でも録音された曲。
  *このバージョンは、新たにアレンジをして再レコーディングされたもの。
 ♪ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー(You Really Got A Hold On Me)
  *当時ジョンが大好きだったスモーキー・ロビンソン率いる【ミラクルズ】の大ヒット曲のカバー。
   作者はもちろん、“スモーキー・ロビンソン”。
  *ジョンとジョージによる最初で最後のデュエットボーカル曲。
  *ピアノはジョージ・マーティン。
 ♪アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン(I Wanna Be Your Man)
  *ジョンとポールの共作。
  *ローリング・ストーンズの第2弾シングルとして贈った曲で、いわゆるセルフカバー。
  *リードボーカルはリンゴ!
 ♪デヴィル・イン・ハー・ハート(Devil In Her Heart)
  *1962年に黒人女性グループ【ドネイズ】がリリースした曲のカバー。
  *ビートルズは、1962年?63年にかけてのライヴで良く演奏していたそうです。
 ♪ナット・ア・セカンド・タイム(Not A Second Time)
  *ジョンの作品。リードボーカルもジョン。
  *尊敬するスモーキー・ロビンソンに影響を受けて作ったそうです。
 ♪マネー(Money)
  *オリジナルは1959年に“バレット・ストロング”が発表しヒットさせています。
  *リードボーカルはジョン。印象的なピアノはジョージ・マーティン。

●次回のSYDFはビートルズのオリジナルアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』特集です。お楽しみに!

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THE ALFEEが声優に挑戦した映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』いよいよ 3月30日(金)より公開!
5,000の言語を扱う愉快な情報屋トリオ「ドーガン=ダギーズ」の吹替えを担当しています。
上映劇場はhttp://www.valerian.jp/の「THEATERS」でご確認下さい。

2018年03月15日〜03月19日放送

ゲスト:渡辺真知子さん

写真:坂崎幸之助+渡辺真知子 (エア)茶飲み友達

坂崎さんから:

いやいや、あの頃のほぼ同時期デビューの方々には特に同志の意識が強くてお互いに頑張っていることに嬉しさを感じますねぇ。
今日も楽しかったです。
真知子さん、相変わらず超元気で何より。
研ナオコさんのバックをやっている頃から仲良くしてくれたなぁ。
まだまだお互い元気に続けて行こうね。

今回は、昨年デビュー40周年を迎えた渡辺真知子さんをゲストにお迎えしました。

≪渡辺真知子さんの簡単なプロフィール≫ 
神奈川県横須賀市生まれ。1977年11月「迷い道」でデビュー。「かもめが翔いだ日」「ブルー」 「唇よ、熱く君を語れ」など、日本のポップスシーンに数々のヒット曲を送り出す。
印象的な歌詞とメロディー、圧倒的な歌唱力で日本レコード大賞新人賞をはじめ、数多くの音楽賞に輝く。
デビュー40周年を経た現在でも、そのパワフルな歌声は健在、更にメロウ・ソフト・シャープ・ストロングと自由自在に声を操るボーカルは圧巻の一言。
現在までシングル25枚、オリジナルアルバム19枚をリリース。

そして、今年1月10日にNEW ALBUM『私はわすれない〜人生が微笑む瞬間(とき)〜』をリリース。
新曲3曲+昨年11月に東京国際フォーラムで行なわれた40周年記念コンサートでのライヴ録音曲も収録。
さらに23年前、1994年に録音され、これまで未発表となっていた楽曲「太陽のカリシア」「楽園」を初収録!
ちなみにライヴ録音曲は、ファン投票によるリクエスト曲の10位?2位だった曲のメドレーと1位だった曲。
(レーベル:SONY 品番:MHCL-30477)

このNEW ALBUMからご紹介した曲は
 ♪私はわすれない〜人生が微笑む瞬間〜
 ♪花束をありがとう

そして渡辺さんと坂崎さんとによるセッションとして
 ♪唇よ、熱く君を語れ(渡辺真知子さんのオリジナル曲)
 ♪時代(中島みゆきさんのカヴァー曲)

≪40周年記念コンサート:今後の予定≫
 4月11日 「神戸国際会館」
 4月12日 「守山市民会館」(滋賀県)
 4月16日 「ヴェラ・ノッツェカロー鳥取」
 4月28日 「青葉の森公園芸術文化ホール」(千葉県)
 6月16日 「ルネこだいら大ホール」(東京)

≪オーケストラで歌う青春ポップスコンサート≫
N響団友オーケストラの調べに乗り渡辺真知子さん、太田裕美さん、庄野真代さんが出演。
 3月24日 「東北大学百周年記念館川内萩ホール」(宮城県)
 5月27日 「そぴあしんぐう大ホール」(福岡県) などなど。

この他、渡辺真知子さんのコンサートをはじめとするスケジュールは
「渡辺真知子オフィシャルWedサイト【Kamome's nest】http://kamome-music.com でご確認下さい。

2018年03月08日〜03月12日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第155回

写真:坂崎幸之助 68年製のMARTIN D-45 です。

坂崎さんから:

さあ始まりました。いよいよビートルズの登場です。
さすがにビートルズは一回や二回では紹介しきれないのでオリジナルアルバムごとにしました。
その方が色々なエピソードや話しが出来ますものね。
長い旅になりますが(笑)お楽しみに!!

「ヒ」で始まるアーティスト10回目となる今回からビートルズに突入です!
彼らのオリジナルアルバムごとに紹介していきます。
ビートルズの1回目は『プリーズ・プリーズ・ミー』です。

『ビートルズ(The Beatles)』
★1957年、イギリス・リヴァプールで「クオリーメン」結成。
1960年「ザ・ビートルズ」と改名。
1962年10月レコードデビュー。
1962年10月5日にイギリスにてデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」を発売(全英17位)
1963年1月11日にイギリスでの2枚目のシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」を発売。
これは全英チャート1位を記録。この曲のヒットにより英国で一躍人気グループに!
★メンバーは、ジョン・レノン(1940年10/9生まれ)、ポール・マッカートニー(1942年6/18生まれ)ジョージ・ハリスン(1943年2/24生まれ)、 リンゴ・スター(1940年7/7生まれ)

★本国イギリスで1963年3月22日に発売された記念すべきデビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』。

デビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」が17位、2ndシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」が全英チャートで1位を獲得し、すでに売れっ子のビートルズ。
初の全英ツアー中、約10時間で録音されたのが『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』。 収録曲は、すでに発売済みの2枚のシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」(B面「P.S.アイ・ラヴ・ユー」)と「プリーズ・プリーズ・ミー」(B面「アスク・ミー・ホワイ」)の4曲にプラス、 オリジナル4曲とカバー6曲。
とにかく、録音時間が短いのでほとんどの曲が≪一発録り≫。
(ダビングされたのはジョンのハーモニカ、ジョージ・マーティンのピアノ、それに手拍子などでした)

そんな『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』特集、A面1曲目からスタート!
 ♪アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア(I Saw Her Standing There)
  *アメリカでは、1964年「抱きしめたい」のB面としてシングルリリース。
   最高14位記録。
 ♪ミズリー(Misery)
  *1963年2月、当時のアイドルシンガー【ヘレン・シャピロ】
   (代表曲「子供じゃないの」「悲しき片想い」)
   のためにジョンとポールが作った曲で、いわゆるセルフカバー。
  *ピアノはジョージ・マーティン。 ボーカルはジョンとポールのユニゾン。
 ♪アンナ(Anna(Go To Him)
  *オリジナルはアメリカのR&Bアーティスト【アーサー・アレキサンダー】
   (1962年・全米68位)。
  *リードボーカルはジョン。
 ♪チェインズ(Chains)
  *ジェリー・ゴフィン と キャロル・キングによる黄金コンビによる作品。
   オリジナルは女性R&Bグループの【クッキーズ】。
  *ジョージ・ハリスンがリードボーカル、コーラスはジョンとポール。
 ♪ボーイズ(Boys)
  *リンゴがリードボーカル。
   のちに、ライヴではリンゴのおなじみのレパートリーとなっています。
   *オリジナルは【シュレルズ】。
 ♪アスク・ミー・ホワイ(Ask Me Why)
  *ジョンがデビュー前に作った曲。
   デビュー前、西ドイツ・ハンブルグでライブハウス活動をしたいた頃から演奏していた曲。
  *2ndシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」のB面として発表されていました。
 ♪プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)
  *1963年、アルバムリリース前に全英で初の1位を獲得した曲。
   全米では1964年に3位を記録。
  *ジョンの作品で、最初はスローバージョンだったものをプロデューサーの
   ジョージ・マーティンが「もっとテンポを上げようよ」と言ったことで録音し直したそうです。
 ♪ラヴ・ミー・ドゥ(Love Me Do)
  *1962年10月5日、イギリスのパーロフォン・レーベルからリリースされたデビューシングル。
   全英では17位、全米では1964年に1位を記録。
  *このバージョンでは、ドラムはセッションドラマーのアンディ・ホワイト。
   リンゴはタンバリンを叩いています。
 ♪P.S.アイ・ラヴ・ユー(P.S.I Love You)
  *全米では「ラヴ・ミー・ドゥ」のB面にかかわらず1964年10位まで上昇。
  *この曲もドラムはセッションドラマーのアンディ・ホワイト。
   リンゴはマラカスを演奏。
 ♪ベイビー・イッツ・ユー(Baby It's You)
  *【シュレルズ】のカバー(バート・バカラックの曲)
  *リードボーカルはジョン。
 ♪ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット(Do You Want To Know A Secret)
  *ジョンが “ディズニーアニメ” をイメージして作った曲。
  *リードボーカルはジョージ。
 ♪蜜の味(A Taste Of Honey)
  *同名の映画から、のちにスタンダードナンバーになった曲のカバー。
  *リードボーカルはポール(アルバム内、唯一のポールのダブルトラック)
 ♪ゼアズ・ア・プレイス(There's A Place)
  *ジョンの作品で、リードボーカルはジョン。
 ♪ツイスト・アンド・シャウト(Twist And Shout)
  *アルバム最後の曲は1962年に【アイズレー・ブラザーズ】が放ったヒット曲のカバー。
  *10時間で10曲録音という中で、最後に録られた曲。
   メンバー全員、疲労困憊で、特にジョンは喉の痛みがひどく、
   のちのインタビューでもジョンは「ただ歌詞を叫んでいただけ」と語っています。

●次回のSYDFはビートルズのオリジナルアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)』特集です。
お楽しみに!

2018年03月01日〜03月05日放送

『坂崎音楽堂』

「ぶらり途中下車の旅〜音楽の旅〜」

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

そっかぁ、こんなコンピレーションも、ありでしたね!!ちゃんとアルフィーも入ってるし。
番組に出させていただいたことも、とても良い思い出になっております。
もしも、もう一度チャンスがあるとしたら、何線に乗ろうかなぁ。考えとこ。

今週は、1992年10月から始まって25周年を迎えた『ぶらり途中下車の旅』の50曲以上に渡るエンディングテーマから選りすぐりの曲を集めたコンピレーション・アルバム 『ぶらり途中下車の旅?音楽の旅?』を特集。
(レーベル:ユニバーサルミュージック 品番:UPCY-7466)

坂崎さんも出演したこの番組、最初は30分番組としてスタートし、2006年から1時間番組になりました。
初代ナレーターは、声優の滝口順平さん。
2代目ナレーターは、オヒョイさんこと藤村俊二さん。
現在の3代目ナレーターは、俳優の小日向文世さん。
これまで登場した旅人は160人以上だそうです。
ちなみに、坂崎さんが出演したのは2016年8月6日放送分「東京メトロ半蔵門線」です。

この全16曲収録の『ぶらり途中下車の旅〜音楽の旅〜』からご紹介した曲は・・・
 ♪君の風景/来生たかお(番組スタート時のエンディングテーマ)
 ♪Dream Dream Dream/鈴木康博(1999年7月〜2006年3月)
 ♪やめたりできない/SOPHIA(2009年4月〜6月)
 ♪踏切/なぎら健壱(2009年10月〜12月)
 ♪Walking On /ゴダイゴ(2010年10月12月)
 ♪今日のつづきが未来になる/THE ALFEE(2016年4月〜6月)
 ♪エンドレス・ジャーニー/鈴木雅之(2016年10月〜12月)
 ♪週末のStranger/稲垣潤一(2017年4月〜6月)

≪注≫2016年7月〜9月のエンディングテーマで、今回番組の最後にOAしたTHE ALFEE「この素晴らしき愛のために」は 『ぶらり途中下車の旅〜?音楽の旅〜』には未収録です。

■気になるあの曲■
今回は長野県の≪ガーベラ≫さんのリクエストで
 ♪I Feel The Earth Move/GLIM SPANKY をご紹介。

*【GLIM SPANKY】は松尾レミさん、亀本寛貴さんのロックユニット。
 「I Feel The Earth Move」(キャロル・キングのカヴァー)は、
 1月31日にリリースされた彼らの3rdシングル「愚か者たち」に収録されています。
*ちなみに、リクエストしていただいた“ボディソープのCM”で使われているのは
 松尾レミさんが歌唱という形で参加したヴァージョンで、
 シングルに収録されているのは【GLIM SPANKY】として新たにカヴァーしたもの。

2018年02月22日〜02月26日放送

『坂崎音楽堂』

アメリカのデモ音源集

写真:坂崎幸之助 ちょっと遅くなってしまいましたが、番組スタッフからのバレンタインチョコです。

坂崎さんから:

3人組だったアメリカのデモ音源ということで僕も楽しみでした。
よくコピーしたからなあ。
ちょうどキャニオンに移る前くらいのライブでは、よくカバーさせてもらいました。
3声のハーモニーは永遠ですな。

今週は、1971年にデビューした男性3人組、ジェリー・ベックリー、デューイ・バネル、ダン・ピークからなる 【アメリカ】の初期のデモ音源を集めたアルバム『ヘリテイジ:ホーム・レコーディング/デモ 1970-1973』 (HERITAGE:HOME RECORDINGS/DEMOS 1970-1973)を特集。

1972年の1stアルバム『名前のない馬(AMERICA)』、1973年の2ndアルバム『ホームカミング(HOMECOMING)』、 1973年の3rdアルバム『ハット・トリック(HAT TRICK)』のためのデモヴァージョンや アルバムのために録音されたものの、ボツになってしまった曲などが収められています。
そのため、これまでLP化、CD化されていなかった曲も収録されている貴重なアルバムです。

 ♪川のほとりで(RIVERSIDE) 
  *『名前のない馬(AMERICA)』の1曲目に収められていた曲のデモバージョン。
  *オリジナルと違いパーカッションが入っていません。
 ♪ハウ・ロング(HOW LONG)
  *『名前のない馬(AMERICA)』のために録音されたものの収録されなかった曲。
 ♪ヴェンチュラ・ハイウェイ(VENTURA HIGHWAY)
  *1972年、シングルとしてもリリースされ全米8位まで上昇した曲であり、
   『ホームカミング(HOMECOMING)』に収録された曲の最初に録音されたテイク。
  *ベースはジョー・オズボーン、ドラムはハル・ブレイン(共にレッキング・クルー)
 ♪グッドバイ(GOODBYE)
  *『ハット・トリック(HAT TRICK) 』に収められた曲のデモヴァージョン。
  *作者のジェリー・ベックリーがピアノの弾き語りで歌っています。
 ♪モンスター(MONSTER)
  *『ハット・トリック(HAT TRICK)』のために作られたものの、
   収録されなかった未発表曲のデモテイク。
  *作者ジェリー・ベックリーのギター弾き語り。 
 ♪名前のない馬(A HORSE WITH NO NAME)
  *今回のデモ音源集に隠しトラックとして収録された
   デビューシングル曲のアカペラ・バージョン。

■気になるあの曲■
今回は≪かねる≫さんからのリクエストで・・・
 ♪男が女を愛する時(When A Man Loves A Woman)/パーシー・スレッジ
  *1966年に全米ナンバーワンを獲得した曲。
  *現在、某缶コーヒーのCMで使用されています。

2018年02月15日〜02月19日放送

ゲスト:タマ伸也さん(ポカスカジャン)

写真:坂崎幸之助+タマ伸也

坂崎さんから:

タマちゃんはホントに音楽が好きなんだな〜と実感。
年齢的には僕よりだいぶお若いのに、70年代の音楽にも詳しいです。
セッションも、このまま一緒にやり続けてたら一晩中やってましたね。
ぜひまたどーぞ!!

今回はFM青森でお聴きの“あい”さんからのリクエストでポカスカジャンのタマ伸也さんをお迎えしました!

≪タマ伸也さんの簡単なプロフィール≫
1968年9月18日、青森市出身。1996年結成【ポカスカジャン】のボーカル&ギター。
ソロとしてはフォークシンガーとして活動中。THE 肯定's、THE TWISTARSなどでも活躍。
サウナ・スパ健康アドバイザー、青森市観光大使。

そんなタマ伸也さんが昨年11月にリリースしたのがEP『入りますCD』。(全4曲入り・税込500円)
(新星堂 他、Amazonにて発売中)
この『入りますCD』とは・・・
「タマ伸也さんが、いろんな人やモノに入って、その人やモノになって曲を作り歌う“入りますシリーズ”をCDにしたもの」

ということで、今回の第1弾では、ジョン・レノンに入ってジョン・レノンの新曲を作ったそうです。
ゲストミュージシャンとしてムーンライダースの武川雅寛さんなどが参加しています。
その「入りますCD」からご紹介したのが・・・
 ♪LOVE & PEACE FROM 軽井沢

タマ伸也さん&坂崎さんとのスタジオセッションは・・・
 ♪名前のない馬(AMERICA)
 ♪THE WEIGHT(THE BAND)
 ♪恋は桃色(細野晴臣)

そして最後にご紹介した曲は、2013年の1stソロアルバム『わだばフォークの鬼になる』から・・・
 ♪ピンポンとチャイムが鳴りまして

≪今後の予定≫
●3月24日 『祝!22歳ポカスカジャンとホフディランの合同おめでたLIVE inハミングホール』
 @東大和市ハミングホール
●4月7日&8日 ポカスカジャンと林田健司による2マンライヴ『一球入魂Vol.3 』
 @石垣島
他、タマ伸也さんソロでのLIVEなどもあります。
詳細は【ポカスカジャン公式サイト】http://pocaskajan.com
【タマ伸也さんブログ】https://ameblo.jp/tamamidnight
【タマ伸也さんTwitter】@tamamidnight
でご確認下さい。

2018年02月08日〜02月12日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第154回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ビッグカントリーは懐かしいですなぁ。
よく聞いていましたが、それっきり、めっきり聞かなくなってしまっていて、今回久々に聞いたです。
あの頃の空気感がよみがえって来て、ちょっとキュンとなったりして。
音楽って良いですねぇ。

今回も「ヒ」で始まるアーティスト、9回目です。
ラインナップは・・・

『ビッグ・カントリー(Big Country)』
★1981年、スコットランドで結成された男性4人組のロックバンド。
1982年、シングル「ハーヴェスト・ホーム」でデビューするも全くの不発。
続く2ndシングル「フィールズ・オブ・ファイアー」が全英10位。
それに続く3rdシングルが世界的なヒットとなりました!
 ♪インナ・ビッグ・カントリー(In A Big Country)
  *1983年・全米17位をはじめ、ヨーロッパ・日本など世界的なヒットを記録。
★その後もイギリスを含むヨーロッパではシングル&アルバムをヒットさせています。

『ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー(Big Brother & The Holding Company)』
★1965年、サンフランシスコで結成された男性4人組のロックバンド。
結成当初から、実力派バンドとして注目を集めましたが、何かが足りない!
そこでマネージャーは、バンドの力強い演奏に対抗できるボーカリストとして【ジャニス・ジョプリン】に目をつけます。
1966年、ジャニスをリードシンガーに迎えた【ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー】は、伝説の「モントレー・ポップ・フェスティバル」(1967) でのライヴで注目を集めます。
1968年にリリースしたアルバム『チープ・スリル(Cheap Thrills) 』からのシングル「心のかけら(Piece Of My Heart)」は大ヒット!
 ♪心のかけら(Piece Of My Heart)
  *1968年・全米12位。アルバム『チープ・スリル』は全米8週連続1位を記録。
  *アルバム『チープ・スリル』は現在ジャニス・ジョプリン名義となって発売されていますが
   元々はビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー名義の作品です。
★このヒットのあと、リードシンガーのジャニスばかり脚光を浴びたこともあって、 レコード会社は、バンドからジャニスを脱退させソロデビューさせます。
しかし、ジャニスはご存じのように、ソロになって2年足らず1970年10月4日、新しいアルバムの制作中、 アルコールとヘロインの過剰摂取のため27歳という若さでこの世を去っています。

『ビッグ・マウンテン(Big Mountain)』
★1991年、カリフォルニア州サンディエゴで結成された6人組のレゲエグループ。
彼らが注目を集めたのは・・・
ピーター・フランプトンが1975年に発表しヒットさせた曲のカヴァー。
映画『リアリティ・バイツ』にも使われ大ヒットしました。
 ♪ベイビー・アイ・ラヴ・ユア・ウェイ(Baby,I Love Your Way)
  *全米6位を記録。

『B.T.エキスプレス(B.T.Express)』
★1973年、ニューヨーク・ブルックリンで結成されたR&Bディスコ・バンド。
グループ名の【B.T.エキスプレス(B.T.Express)】は“ブルックリン・トラッキング・エクスプレス=ブルックリントラック急便”の略だそうです。
当時のディスコブームに乗って、1974年に発表したシングルが大ヒットを記録しています。
 ♪ドゥー・イット(Do It)
  *1974年・全米2位。

『ヒートウェイヴ(Heatwave)』
★1975年、ドイツで結成された国際的なダンスグループ。
何故「国際的」なのかというと、結成メンバーがアメリカ人、イギリス人、スイス人、チェコスロバキア人、ジャマイカ人という多国籍軍だったから。
ちなみに、チェコスロバキアは、1918年?1992年まで存在した国家。
その後はチェコ共和国とスロバキア共和国に分かれています。
彼らも当時のディスコブームに乗って1977年にリリースした3枚目のシングルは世界的な大ヒットを記録。
 ♪ブギー・ナイツ(Boogie Nights)
  *1977年・全米2位まで上昇。
★ちなみに、このヒートウェイヴには、後にマイケル・ジャクソンの「スリラー」をはじめ、数々のヒット曲を作ったロッド・テンパートン(Key) がメンバーとして参加していました。

『ビヨンセ(Beyonce)』
★1981年9月4日、テキサス州ヒューストン出身の女性アーティスト。
両親は娘「ビヨンセ」の芸能における潜在能力を信じて、歌はもちろんダンススクールなどに通わせ、スターへの道に進ませます。
そして1997年、16歳の時に歌って踊れるガールズグループ【デスティニーズ・チャイルド】のメンバーとしてデビュー。
数々のヒットを放ったのち、2003年ソロデビュー。
のちに結婚することになるラッパー【ジェイ・Z】をフィーチャーした1stシングルはその夏、最大のヒットとなりました。
 ♪クレイジー・イン・ラヴ(Crazy In Love)
  *2003年・全米チャート8週連続1位を記録。
★この「クレイジー・イン・ラヴ」含むソロデビューアルバム『デンジャラスリー・イン・ラヴ』は全米1位をはじめ、全世界で1,100万枚以上のセールスを記録しています。
続いての曲はソロ3作目のアルバム『アイ・アム…サーシャ・フィアース』から。
 ♪シングル・レディーズ(Single Ladies)
  *2008年・4週連続の全米1位。

2018年02月01日〜2月05日放送

ゲスト:Miyuuさん

写真:坂崎幸之助+Miyuu

坂崎さんから:

はじめましてのMiyuuちゃんでしたが、サウスポーのギター女子は、とても魅力的でディアビーが楽しみです。
声も美貌も、きっとまたオジ様方、喜ぶことでしょう。
当日、和田君と共に頑張ってやりますよォ。

今週は、2月25日(日)昭和女子大学人見記念講堂で開催される『Dear BEATLES 2018』のゲスト、シンガーソングライターのMiyuuさんをスタジオにお迎えしました。

≪Miyuuさんの簡単なプロフィール≫
1993年5月8日生まれ、大阪府出身(現在24歳)
京都のお寺や神社で「マルーン5」や「ブルーノ・マーズ」などの曲をギターで弾き語りしている動画を配信。
「京都×洋楽」という異色の組み合わせが注目を集め、日本のみならず海外でも再生されるように。
そして2016年オーディションでグランプリを獲得。
レフティのアコギをかき鳴らすスタイルも印象的で、スモーキーかつ優しい歌声は空や海“Natural”を感じさせるアーティスト。
現在は動画公開とライヴを中心に活動中で、デビュー前から書き下ろし楽曲のタイアップを複数獲得しています。
2016年9月7日 デジタルシングル「Southern Waves」リリース。
2016年12月21日 インディーズ盤EP「Where we'll be」リリース。
2017年8月9日  2nd デジタルシングル「into you」リリース。

番組でご紹介した曲は
 ♪into you
 ♪Southern Waves
そして『Dear BEATLES 2018』を前に
 ♪Across the Universe
を、Miyuuさん&坂崎さんとでセッション!

ちなみに今年の『Dear BEATLES』は
  2月25日(日)昭和女子大学人見記念講堂(東京・三軒茶屋)
  出演:杉真理さん、坂崎幸之助さん、リッキーさん、上田雅利さん
     清水仁さん、伊豆田洋之さん、小泉信彦他さん
  ゲスト:和田唱さん(TRICERATOPS)、Miyuuさん

≪Miyuuさんの今後の予定≫
  2月7日(水) 大阪・ルイード
  『フリージョアとショコラ 2018 vol.3 ?Life is like a box of chocolates vol.1』に出演。

詳しい情報や、その他の情報は
●オフィシャルHP:http://avex.jp/miyuu/
●Instagram:@miyuuamazing
 https://www.instagram.com/miyuuamazing/
●Twitter:@miyuuamazing
 https://twitter.com/miyuuamazing
●YouTube:MIYUU
 https://www.youtube.com/channel/UC2vMy0jDGhg0N5K0nqEQ6Jw

2018年01月25日〜01月29日放送

『坂崎音楽堂』

ベテラン・ライヴ盤特集

写真:坂崎幸之助 最近、愛飲している白樺のキノコの粉

坂崎さんから:

スティーヴ・ウィンウッドさんのLPはあまり聞かなかったなあ。
こうして聞いてみると、やはり良いですね。
聞く機会がなかっただけかな。
その点ELOは良く聞いたなぁ。好きなサウンドとハーモニー。
良い曲も多かったです。ジェフ・リンさん、何か
ちょっとだけ同じ香りが...(笑)

今回はポール・サイモン、キャロル・キングに続く最新の『ベテラン・ライヴ盤特集』として【スティーヴ・ウィンウッド】と【ジェフ・リンズELO】 2組の最新ライヴアルバムをご紹介。

★【スティーヴ・ウィンウッド】(69歳)、ソロ時代に加え、スペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィック、ブラインド・フェイス期の楽曲も含め、 代表曲が網羅された2枚組ライヴ・アルバム(ソロとなって初となるライヴアルバム)『グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』から・・・。
15歳の時に参加した最初のグループ【スペンサー・デイヴィス・グループ】のヒット曲。
 ♪ギミ・サム・ラヴィン
  *当時(1967年)全米チャート7位まで上昇。
【スペンサー・デイヴィス・グループ】のあとは【トラフィック】【ブラインド・フェイス】等に参加。
そして、1977年にソロデビューし、1986年に発表した4枚目のアルバム『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』から初の全米No.1シングルとなった曲。
 ♪ハイヤー・ラヴ
  *1986年に全米1位を獲得した曲
   1988年にリリースされた『ロール・ウィズ・イット』からシングルカットされた全米No.1獲得曲。
 ♪ロール・ウィズ・イット
  *1988年、シングルのみならずアルバムも全米1位を獲得。

★【ジェフ・リン】(70歳)率いる【ELO(現在のグループ名は『JEFF LYNNE'S ELO』)】の昨年(2017年)イギリス・ウェンブリー・ スタジアムで6万人の観客を動員したライヴを収録したライヴアルバム『ウェンブリー・オア・バスト?ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』から・・・。
 ♪ロール・オーヴァー・ベートーベン
  *1973年当時、全米42位(全英6位)
 ♪テレフォン・ライン
  *1977年当時、全米7位(全英8位)
ジェフ・リンが「ジョージ・ハリスン」「ボブ・ディラン」「ロイ・オービソン」「トム・ペテ」と結成した【トラヴェリング・ウィルベリーズ】のヒット曲
 ♪ハンドル・ウィズ・ケア 
  *1988年当時、全米45位(全英21位)
   ELOとしての最大のヒットシングルとなった曲。
 ♪ドント・ブリング・ミー・ダウン
  *1979年当時、全米4位(全英3位)

2018年01月18日〜01月21日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第153回

写真:坂崎幸之助 iPhone]で顔認証中!

坂崎さんから:

ビーチボーイズの80年代はあまりピンとこないのですが、やはり変わらぬハーモニーは健在ですね。
しかしブライアン・ウィルソンさんは心底アーティストなんですなあ。
一番上のお兄ちゃんだから、弟さん達は文句も言えないしね。

今回も「ヒ」で始まるアーティスト、8回目となる今回はビーチ・ボーイズ特集の後編。

『ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)』*後編*
★1966年、アルバム『ペット・サウンズ』を発表したビーチ・ボーイズ。
しかし、アルバムは一般的には評価されず、ブライアン・ウィルソンはドラッグやアルコールに依存する日々に…。
それに伴い【ビーチ・ボーイズ】は1960年代終わりから1970年代中頃まで低迷を極めます。
そして、グループ結成15年目となる節目の年となる1976年、体調がやや復調したブライアン・ウィルソンは、久しぶりにアルバムをプロデュース。
そのアルバムタイトルが『偉大なる15年(15 Big Ones)』。(内容はカバー9曲+新曲7曲=15曲)
オリジナルメンバー 5人が11年ぶりに顔を揃えたこのアルバムからの1stシングルは、チャック・ベリーのカバーでした。
 ♪ロックン・ロール・ミュージック(Rock And Roll Music)
  *1976年・全米5位まで上昇

★この『偉大なる15年(15 Big Ones)』が、そこそこの成功を収め復活の兆しもあったのですが、ブライアン・ウィルソンの体調は回復せず、 再び【ビーチ・ボーイズ】は低迷期に突入。
そんな中、ブライアンは音楽的にも信頼できる「ブルース・ジョンストン」をプロデューサー兼メンバーとして迎え1979年に制作したのが『L.A.(ライト・アルバム)』。
ここから1stシングルとして発表されたのは、1967年のアルバム『ワイルド・ハニー』収録の「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」を、 ディスコ風に焼き直ししたバージョンでした。
 ♪ヒア・カムズ・ザ・ナイト(Here Comes The Night)
★ちなみに、この『L.A.(ライト・アルバム)』には、メンバーそれぞれが作った個性豊かな楽曲が収められ、中でも、 マイク・ラヴが作った曲は日本でのみシングルカットされました。
 ♪想い出のスマハマ(Sumahama)
  *マイク・ラヴによると『昔、恋人だった女性の名前が「スマコ」さんで、その「スマコ」さんが
   5歳まで住んでいたのが神戸の“須磨”だったので、この曲を作った』・・・ということです。

★さて、1981年、世界では「スターズ・オン45」が大流行。
これはオランダで企画された音楽プロジェクトがビートルズ、アバ、スティーヴィー・ワンダー、ローリング・ストーンズなどのヒット曲をディスコ・メドレーしたもの。
中でも、ビートルズものの「ショッキング☆ビートルズ」は1981年に全米ナンバーワンを獲得。
この流行に乗ったレコード会社によって、オリジナル音源を元にしたメドレー物が多数作られました。
もちろん【ビーチ・ボーイズ】も、レコード会社によって編集されたメドレーものがリリース。
 ♪ビーチ・ボーイズ・メドレー(The Beach Boys Medley)
  *1981年・全米12位。

★そして、1983年12月28日。ウィルソン3兄弟の次男デニスが不慮の事故で亡くなります(享年39歳)。
そんな苦難を乗り越えようと、1985年に5年ぶりとなるオリジナルアルバム『ザ・ビーチ・ボーイズ '85(The Beach Boys)』を発表。
その中からのシングルは久々のビーチ・ボーイズ・サウンドで、ファンには大いに受け入れられました。
 ♪ゲッチャ・バック(Getcha Back)
  *1985年・全米26位。
★このアルバム『ザ・ビーチ・ボーイズ '85(The Beach Boys)』以後、ブライアンは、マイク・ラヴとの共作をやめます。
そこでマイク・ラヴは、ドリス・デイの息子でサーフィン音楽の数々を制作&プロデュースしてきた「テリー・メルチャー」をパートナーに数々の曲を作ります。
そして、1988年に最大のヒットとなる曲を発表!「グッド・ヴァイブレーション」以来、22年ぶりとなる全米ナンバーワンを獲得!
 ♪ココモ(Kokomo)
  *トム・クルーズ主演の映画『カクテル』のサントラのために作られた曲。
  *ブライアン・ウィルソンはこの曲には不参加。
  *この曲の作者には、“マイク・ラヴ”“テリー・メルチャー”の他に、
   「花のサンフランシスコ」でおなじみ“スコット・マッケンジー”、
   ママス&パパスのメンバー“ジョン・フィリップス”の名前もクレジットされています。

★3回に渡ってお送りしたきたビーチ・ボーイズ特集。
最後は、2012年デビュー50周年記念盤『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ〜神の創りしラジオ〜(That's Why God Made The Radio) 』からのシングル曲を。
 ♪ゴッド・メイド・ザ・ラジオ〜神の創りしラジオ〜
  *2012年アルバムが全米3位を記録。

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2018年01月11日〜1月15日放送

『気になるあの曲スペシャル』

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

たまには、こんなスペシャルも良いですね。
みんなが気になる曲も、まだまだ沢山あるはず。
これからも、どしどしお寄せ下さいませ。
また調べて、おかけしますよォ。

今回は皆様からお寄せいただいた『気になるあの曲』をまとめてド〜ンとご紹介!

★ラジオネーム「シュガハピ」さんからのリクエスト。
 ♪三日月ストレッチ 背すじのばし編/小泉今日子
 ♪三日月ストレッチ 腰ほぐし編/小泉今日子
  *元々『Eテレ2355』で流れてたもので、
   2011年リリースのアルバム『コラボレーキョン』に収録されています。

★青森のラジオネーム「キナコ」さんからのリクエスト。
1975年2月5日リリースの曲でドラマ『ひとつ屋根の下』の主題歌を!ということでしたが、1975年2月にリリースされたのはチューリップの「サボテンの花」、 ドラマの主題歌になったのは、1993年4月28日発売の財津和夫さんソロ名義によるセルフカバーでした。
ということで、
 ♪サボテンの花/チューリップ
 ♪サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜/財津和夫

★群馬のラジオネーム「四つ葉のクローバー」さんからのリクエスト。
吉本新喜劇の座長でもある小藪千豊さん率いる【吉本新喜劇ィズ】のデビューCD「Luck book new joy play?」から今は亡きパチパチパンチでおなじみの島木譲二さんを歌った曲を。
 ♪アイ ラブ ジョージ!/吉本新喜劇ィズ
  *メンバーは 宇都宮まきさん(Vo&G)、松浦真也さん(G)、金原早苗さん(Key)、
   小藪千豊さん(D)。そしてベースはチャットモンチーの福岡晃子さん。
  *この曲の作詞・作曲はカジヒデキさん。

★ラジオネーム「マベパール」さんからのリクエスト。
『坂番』にもゲスト出演されたことのあるタブレット純さんの新曲を!ということで・・
 ♪夜のペルシャ猫/タブレット純
  *作詞は高畠じゅん子、作曲は「さそり座の女」「夜の銀狐」などを手がけた中川博之さん。

★ラジオネーム「ゆうこ」さんからのリクエスト。
 ♪六本木心中/JUJU
  *アン・ルイスさんのカヴァー曲。プロデュースは亀田誠治さん。

★新潟のラジオネーム「さーくぽーこ」さんからのリクエスト。
きたやまおさむ活動50周年トリビュート・アルバム『ふり向けば、風』から北山さんと幸ちゃんで歌われている新録音の「風」を是非!ということで・・・

★青森のラジオネーム「きみこ〜ん」さんからのリクエスト。
今は亡き作詞家の阿久悠さんが残した未発表の歌詞に、吉田拓郎さんが曲を付けられた林部智史さんの曲を!ということで・・・
 ♪この街/林部智史 
  *昨年発売されたアルバム『地球の男にあきたところよ〜阿久悠リスペクト・アルバム』収録。

この「気になるあの曲」へのリクエストは・・・
パソコン(&ガラケー)からは坂番HP(http://www.jfn.co.jp/sakasan)のメールフォームから。
スマホの方は、無料アプリ "JFN PARK"の『坂崎さんの番組』のメールフォームから、『気になるあの曲』と書いて送って下さい。
採用された方には、採用された人にしかわからない“気になるアレ”をプレゼントします。
今回採用された方で、住所&お名前を書いていらっしゃらなかった方、プレゼントの送り先をメールにてお送り下さい。
よろしくお願いいたします。

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2018年01月04日〜01月08日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その2

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

いったい何曲カバーがあるのでしょうか。
インストとかオーケストラとかを入れたら何千、何万というテイクがあるんだろうなあ。
そんな中の一曲、我々もやらせてもらってますものね。
ビートルズ、えらいっ!!

この時期恒例の2週連続企画『ビートルズ・スペシャル』!

2週目となる今回は世界各国のビートルズ・カバー曲、そして、最後はビートルズのあの曲の“元”になった曲もご紹介しました。

★南米・アルゼンチンから。
【アルゼンティーナ・チル・アウト・ソシアル・クラブ】のビートルズカバーアルバム『トリビュート・トゥ・ザ・ビートルズ』から
 ♪She Loves You / Argentina Chill Out Social Club

★ジャズ発祥の地・アメリカから。
有名無名のジャズ・アーティストたちによるビートルズナンバーが収められているアルバム『The Beatles in Jazz (A Jazz Tribute To The Beatles)』から
 ♪Get Back / Fab Swing & Friends
 ♪She's Leaving Home / Larry Corryell

★ジャマイカから。
ジャマイカといえば“レゲエ”ということで、2枚組レゲエアルバム『SONGS OF THE BEATLES』から
 ♪A Hard Day's Night / Pat Kelly

★パキスタンから。
世界的に有名なパキスタンのジャズ・オーケストラ【サッチャル・ストゥーディオス・オーケストラ】のアルバム『ジャズ・アンド・オール・ザット』から
 ♪Eleanor Rigby / Sachal Studios Orchestra

★続いてはR&Bアーティストたちによる最新ビートルズカバーアルバム『レット・イット・ビー』から
 ♪Lovely Rita / Fats Domino
 ♪In My Life / Boyz U Men

★最後は… 昨年2017年に発掘され初CD化されたアップル・レコードのソフトロックバンド【モーティマー(MORTIMER)】 の幻となっていた2ndアルバム『On Our Way Home』から。
1968年にデビューし、翌1969年の夏にリリースされるはずだったのが、この2ndアルバム。
実際にはリリースされなかったのですが、この作品の中にはポール・マッカートニーが作った曲があります。
 ♪On Our Way Home / Mortimer
  *実はこの曲、のちにビートルズの『レット・イット・ビー』に
   「Two Of Us」というタイトルで収録されました。

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