Program -2016-

2016年12月29日〜01月02日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

上手な人もいれば、そうでない(笑)人も、みんなでビートルズを歌うのは楽しいことです。
アカペラは、モロにそれが出てしまうのでオソロシイですな。
世界中で歌われているビートルズは、改めて、とんでもないバンドですわぃ。

この時期恒例のビートルズ・スペシャル!
毎回、色々なビートルズのカヴァー曲を集めてご紹介していますが今回は“コーラスやアカペラなど、声にこだわったカヴァー曲”。

まずは・・・
グレゴリア聖歌風のビートルズカヴァー。
The Chant Mastersのアルバム『グレゴリアン・ビートルズ』から。
 ♪Gregorian Spirits/Eleanor Rigby Intro〜Elearnor Rigby
 ♪She Loves You

続いてはBeatles Party Bandのアルバム『アカペラ・ビートルズ・パーティ・ミュージック』から。
 ♪ジョンとヨーコのバラード(Ballad Of John And Yoko)
 ♪Paperback Writer
 ♪Something

そして犬が吠える声を中心に、狼、山羊、猫、ニワトリ、牛などの鳴き声を集めて作ったThe Barkersのアルバム 『バーキング・オン・ザ・ビートルズ(Barking on The Beatles)』から。
 ♪Ob-La Di,Ob-La Da
 ♪We Can Work It Out
♪All My Loving

最後はコーラル(Choral)(合唱曲・賛美歌)風のビートルズカバー・アルバム、The Kennedy Choirの『コーラル・ビートルズ』から。
 ♪Across The Universe
 ♪A Hard Day's Night
 ♪Ticket To Ride
 ♪Hey Jude

来週のビートルズ・スペシャル その2では「演奏スタイルにこだわったビートルズカヴァー」です。
お楽しみに!

2016年12月22日〜12月26日放送

『坂崎音楽堂』

「東京レコード散歩」特集

写真:坂崎幸之助 今年も本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

坂崎さんから:

東京の歌って、たくさんあるんですなぁ。
何曲くらいあるんでしょ。
やっぱり、世界中 見渡しても、これだけ歌われてる都市も少ないかもしれないっすね。
ニューヨークやカリフォルニアも多いけど、どうかなぁ。
♪♪真夜中の〜Tokyo City Light♪♪(by高見沢俊彦)

今回は日本コロムビア、ポニーキャニオン、ソニーミュージック 3社から同時発売された「東京」にちなんだ曲を集めたコンピレーションアルバム『東京レコード散歩』特集。

まずは日本コロムビア盤『東京レコード散歩〜恋の山手線』から
 ♪東京ブギウギ/笠置シズ子(1948年)
 ♪東京だョおっ母さん/島倉千代子(1957年)
 ♪東京のバスガール/初代コロムビアローズ(1957年)
 ♪浅草の鳩ポッポ/こまどり姉妹(1961年)
 ♪銀座九丁目水の上/神戸一郎(1958年)
 ♪恋の山手線/小林旭(1964年)
 ♪浅草の唄/関敬六(1970年)

続いてはポニーキャニオン盤『東京レコード散歩〜青山レイニィ・ナイト』から
 ♪銀座アンノン娘/所ジョージ(1982年)
 ♪東京メルヘン/木ノ内みどり(1976年)
 ♪きみは地下鉄日比谷線/N.S.P.(1975年)

最後はソニーミュージック盤『東京レコード散歩〜ウィークエンドの公園通り』から
 ♪テクノポリス/YMO(1979年)
 ♪真夜中のエンジェル・ベイビー/平山三紀(1975年)
 ♪東京ららばい/中原理恵(1978年)
 ♪高円寺/よしだたくろう(1972年)
 ♪東京砂漠/内山田洋とクール・ファイブ(1976年)

2016年12月15日〜12月19日放送

『坂崎音楽堂』

最新クリスマスソング特集

写真:坂崎幸之助 The KanLeKeeZのデビューミニアルバム12月21日いよいよリリースです!どうぞよろしくお願いいたします!

坂崎さんから:

年に一回のクリスマスソングですなぁ。
でも26日になったら、あっと言う間に忘れてしまう、典型的な日本人は私です。
気持ちはブタの角煮とお正月さ。
さあ、今年も残り、突っ走るぞぉい。

今回は季節柄“最新クリスマスソング特集”

まずはペンタトニックス、2年前のクリスマス・アルバム『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』から。
日本盤にのみ追加収録された山下達郎さんのカバー
  ♪クリスマス・イブ

続いてはペンタトニックスの最新クリスマス・アルバム『ペンタトニックス・クリスマス』から。
彼らのオリジナルのクリスマスソングです。
 ♪クリスマス・シング・アロング
そして「マンハッタン・トランスファー」をゲストに迎えた曲。
 ♪ホワイト・クリスマス
  *クリスマスソングとしては一番売れているビング・クロスビーのカバー。

今年リリースされたコンピレーションアルバム『ハピネス・イズ...クリスマス』から。
 ♪恋人たちのクリスマス/フィフス・ハーモニー
  *マライア・キャリーでおなじみのクリスマスソング。
 ♪ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)/セリーヌ・ディオン
  *ジョン・レノンのカバー

続きましては、1970年代中頃から80年代はじめにかけ「マイアミ・ディスコの帝王」として次々とヒットを放った 【KC&ザ・サンシャイン・バンド】の最新クリスマス・アルバム『ア・サンシャイン・クリスマス』から。
 ♪ア・サンシャイン・クリスマス

次はハワイのクリスマスソングを集めた最新作『メリ・カリキマカ?アン・アイランド・スタイル・クリスマス』。
ちなみに「メリ・カリキマカ」はハワイ語で「メリー・クリスマス」の意味。
 ♪クリスマス・アイランド・メドレー/アロハ・デリレイ

最後は【フォー・シーズンズ】のフランキー・ヴァリ(現在82歳)、ソロとしては初のクリスマス・アルバム『ティス・ザ・シーズンズ('Tis the Seasons)』から。
 ♪メリー・クリスマス・ベイビー
  *ギターにジェフ・ベックが参加。
  *チャック・ベリー、オーティス・レディング、B.B.キング、エルヴィス・プレスリーなども歌ってる
   R&Bクリスマスソングの定番。

2016年12月08日〜12月12日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第130回

写真:坂崎幸之助 マーチン 000-28 1942年製 同級生K君の遺品です。

坂崎さんから:

なつかしの「ザ・リドル」でしたねぇ。
ニック・カーショウと言えば、この曲です。
あとは何と言ってもニール・ヤング。
特に「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」はめちゃくちゃ好きなアルバムで、良く聞いたし、コピーもしたなぁ。
68年製のD-45も、やっと手に入れたしね。

今回はSYDF「ニ」で始まるアーティストの5回目。ラインナップは・・・

『ニーヨ(Ne-Yo)』
★1979年10月18日、米国・アーカンソー州カムデン生まれ、本名「シャイファー・シミア・スミス」。
最初はソングライターやプロデューサーとして、どちらかといえば裏方の仕事からスタートしたニーヨは順調にヒット曲を放ちます。
そんな中、業界内の実力者たちの要望で2005年満を持してアーティストデビュー。
そして2ndシングルが見事全米ナンバーワンを獲得。
そのシングル曲を含むデビューアルバム『イン・マイ・オウン・ワーズ(In My Own Words) 』も全米1位を獲得。
続く2nd&3rdアルバムも連続で全米1位!
これまで発売したアルバム6枚の総売上枚数は、全世界で1000万枚以上を記録しています。
 ♪ソー・シック(So Sick)
  *1stアルバムからの2ndシングル曲。
  *発売された翌年2006年に全米ナンバーワン獲得。

『ニック・カーショウ(Nik Kershaw)』
★1958年3月1日、英国・ブリストル出身のシンガーソングライター。
1984年発表のデビューアルバム『ヒューマン・レーシング(Human Racing)』からの2ndシングル「恋はせつなく(Wouldn't It Be Good)」は全英チャートで4位まで上昇する大ヒット。
 ♪恋はせつなく(Wouldn't It Be Good)
 *1984年、全米シングルチャートでは46位を記録。
★デビュー当時、ハワード・ジョーンズと共にイギリスでは人気を二分したニック・カーショウですが日本では、2ndアルバムのタイトルトラックで、 シングルカットされた「ザ・リドル」の大ヒットで一躍有名に。
 ♪ザ・リドル(The Riddle)
  *1984年・全英シングルチャートでは3位(ただ、全米では最高107位でした)
★現在もアーティスト活動を続けているニック・カーショウはソングライター、ギタリストとしてエルトン・ジョン等のアルバムにも参加しています。

『ニール・ヤング(Neil Young)』
★1945年11月12日、カナダ・トロント生まれ。1966年にロサンゼルスに拠点を移し、翌67年スティーヴン・スティルスなどと共に「バッファロー・スプリングフィールド」を結成。
わずか1年、1968年に「バッファロー・スプリングフィールド」解散。
翌69年には初のソロアルバム『ニール・ヤング』とクレイジー・ホースをバックに従えた『ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース』をリリース。
翌1970年には、ニール・ヤングの人気を決定づけたアルバム『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』発売。
このアルバムからは、ソロとしての初のシングルヒットが生まれています。
 ♪オンリー・ラヴ・キャン・ブレイク・ユア・ハート(Only Love Can Break Your Heart)
  *1970年・全米33位まで上昇。
★CSN&Yの名作『デジャ・ヴ』とほぼ同時に発表された『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』に続き、 1972年には、ニール・ヤングの4枚目にして最高傑作といわれるアルバム『ハーヴェスト(Harvest) 』をリリース。
この中からの1stシングルは、彼にとって初となる全米ナンバーワンに輝いています。
 ♪孤独の旅路(Heart Of Gold)
  *リンダ・ロンシュタットとジェイムス・テイラーがバッキングボーカルで参加。

★1977年発表のアルバム『アメリカン・スターズン・バーズ(AMERICAN STARS'N BARS)』収録曲から
 ♪ライク・ア・ハリケーン(Like A Hurricane)
★名盤『ハーヴェスト』から、20年後の1992年にその続編としてリリースされたアルバム『ハーヴェスト・ムーン(Harvest Moon)』からのシングル曲。
 ♪ハーヴェスト・ムーン(Harvest Moon)
★ソロ名義、クレイジー・ホース名義などなど、数々のライヴ盤を含めると、1969年のソロアルバムから今年(2016年)まで、 47年間で約60枚のアルバムを発表しているニール・ヤング。
何と、今年6月のアルバム『アース』に続いて、今月新作『ピース・トレイル』を発表!
 ♪ピース・トレイル(Peace Trail)
  *この曲を含む新作『ピース・トレイル』はアコースティック中心の作品。
★ニール・ヤングは、1995年に「ソロ」として、そして1997年には「バッファロー・スプリングフィールド」として【ロックの殿堂】入りを果たしています。
ちなみに、1997年クロスビー・スティルス&ナッシュも「ロックの殿堂」入りを果たしていますが、そこには、ニール・ヤングの名前は入っていませんでした。

2016年12月01日〜12月05日放送

ゲスト:ポップロックユニット【PALU】のボーカル:PALUさんと告井延隆さん

写真:坂崎幸之助+PALUさんと告井延隆さん

坂崎さんから:

初対面のPALUさんと、もう何度もお会いしている(笑)告井さんでした。
「PALU」のサウンドは70年代の洋楽やティンパンアレーっぽくて、とてもカッコ良いですね。
歌声もルックスも良いです。
今後が楽しみなアーティストですなあ。
告井父さんも、がんばってますねぇ。

今週は、話題の映画『彼岸島 デラックス』のエンディングテーマ「100年時が過ぎても」でデビューしたポップロックユニット【PALU(パル)】のボーカル 【PALU】さんとPALUさんの後見人(?)元センチメンタル・シティ・ロマンスの告井延隆さんをお迎えしました。

【PALU】とは・・・
女性ボーカル「PALU」さんを中心とした大人のポップロックユニット。
バンドメンバーは4人。
井上薫さん(作曲/キーボード/バンドマスター)
竹之内カズヤさん(ギター)
伊吹文裕さん(ドラムス)
山本連さん(ベース)
このバンドメンバーを総称して、プロデュースユニット【ザ・パルタス(The PALU +)】。
("PALU に足す"という意味)
作詞はPALUさん担当。

「PALU」さんは・・・
2011年に、センチメンタル・シティ・ロマンスのゲストボーカルに参加。
その後、伊勢正三さん、小坂忠さん、EPOさん等と共演。
2013年、ベーシスト坂本竜太さんとライブ活動
2014年、ベーシスト山内薫さんとライブ活動を展開。
そして、今年2016年10月にシングル「100年時が過ぎても」でデビュー!

今回は告井さんも一緒に登場!ということでスタジオでのセッションはセンチメンタル・シティ・ロマンスの曲
 ♪夏の日の想い出(ダンシング・ミュージック)

番組内でご紹介した【PALU】の曲は・・・
 ♪惑わす子羊(シングル「100年時が過ぎても」のカップチング曲)
 ♪100年時が過ぎても Live at 彼岸島(シングルのBonus Track)

≪PALUの予定≫
LIVEなど今後、色々と企画されるそうですので、ぜひチェックしてみてください。
PALUオフィシャルサイト http://palullelworld.com
PALU公式Twitter  https://twitter.com/palullelworld
動画(PV) https://youtu.be/1BLJmobFjrA

≪告井さんの予定≫
オフィシャルサイト http://tsugei.web.fc2.com
Sgt.Tsugei(ひとりビートルズ)スケジュール
  12月11日(日)武雄 ディアジョン(佐賀県)
  12月12日(月)福岡 カフェ ルフラン(福岡県)
  12月13日(火)下関 ルート66(山口県)
  12月14日(水)周南 ガンボ(山口県)
  12月15日(木)広島 楽座(広島県)
  12月17日(金)各務原 music room6-21(岐阜県)

2016年11月24日〜11月28日放送

『坂崎音楽堂』

C.C.R.のラテンなトリビュートアルバム特集

写真:坂崎幸之助 デジタルのM型ライカ。レンズは50ミリのSUMMICRON

坂崎さんから:

「雨を見たかい」以外は意外とカバーしてないのがCCRの楽曲ですね。
ラテン音楽は日本人好みなのに、このところあまりポピュラーではないのが残念。
ロス・インディオス、ロス・プリモス、ロス・パンチョス、たくさんあったねぇ。

今週はラテン系ミュージシャン達によるクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのトリビュートアルバム『キエロ・クリーデンス(Quiero CREEDENCE)』を大特集!
(輸入盤/レーベル:CONCORDPICANTE 品番:CPI-36728-02)

ちなみに・・・
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(C.C.R.)はジョン・フォガティ(弟)、トム・フォガティ(兄)の兄弟と、
スチュ・クック、ダグ・クリフォードで1967年に結成されたバンド。
ブルースをベースにしたサウンドと、ジョンのパワフルなボーカルでデビューするや否や大人気に!

そんなC.C.R.の大ヒットのラテンカバー、まずは今年結成48年を迎えたメキシコの人気ロックバンド【El Tri】
による「プラウド・メアリー」からスタート!
 ♪プラウド・メアリー/エル・トライ
 ♪ジャングルを越えて(Run Through The Jungle)/ブンブリ
  *オリジナルは1970年のシングル「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」のB面でした。
  *歌っているのはスペイン出身の男性アーティスト【BunBury】
 ♪フール・ストップ・ザ・レイン/エンハンブレ
  *オリジナルは1970年発表。
  *2001年に結成されたメキシコのロックバンド【Enjambre】グループ名の意味は「星屑」。
 ♪ブートレッグ/ロス・ロボス
  *オリジナルは1969年発表の2ndアルバム『バイヨー・カントリー』収録曲。
  *ロサンゼルスを拠点に活躍するメキシコ系アメリカ人バンド【Los Lobos】バンド名はスペイン語で
   「狼たち」を意味してます。
 ♪ボーン・オン・ザ・バイヨー / ロス・ロンリー・ボーイズ
  *オリジナルは1969年発表の2ndアルバム『バイヨー・カントリー』のオープニング曲。
  *アメリカ・テキサス出身のメキシコ系アメリカ人、ヘンリー、ジョジョ、リンゴのガルサ兄弟からなる3人組
   【Los Lonely Boys】。
 ♪グリーン・リバー/ビリー・ギボンズ&ラ・マリソウル
  *【ZZトップ】のボーカル/ビリー・ギボンズと、ロスで活動してるメキシコ系アメリカ人バンド
   【ラ・サンタ・セシリア】の紅一点ボーカリスト/ラ・マリソウルよる共演。
 ♪雨を見たかい/フアン・ガブリエル
  *オリジナルは1970年発表。
  *歌っているのは1950年1月7日生まれ、メキシコでは国民的人気の男性歌手【Juan Gabriel】
   (ちなみに、今年8月、66歳という若さで亡くなっています)

2016年11月17日〜11月21日放送

『坂崎音楽堂』

ジェリー・ベックリー(アメリカ)の最新ソロアルバム

写真:坂崎幸之助 ここにポケットがあれば縦笛とか算盤入れられたのに…

坂崎さんから:

「アメリカ」、よくコピーしたなぁ。
ライブハウス時代、何曲も演ったものです。
ジェリーさんの甘い声とやさしい曲は「アメリカ」そのものですね。
また聞き直してみよっ。

今週は≪アメリカ≫のジェリー・ベックリーの最新ソロアルバム『カルーセル(Carousel)』を特集!

ですが、その前に≪アメリカ≫とは?
ちょっと簡単にご紹介。

ジェリー・ベックリー(1952年9/12生)デューイ・バネル(1952年1/19生)
ダン・ピーク(1950年11/1-2011 年7/24)の3人で結成されたバンド。
彼らの父親全員がロンドンに駐留したアメリカ軍人。
その関係で、3人はロンドンのアメリカンスクールの仲間でした。
バンド名は全員がアメリカ人ということで、あえて≪アメリカ≫。
そして1971年「名前のない馬(A Horse With No Name)」でデビュー。
この曲は世界中で大ヒット(全米チャートでもNo.1)
ちなみに、この曲はデューイ・バネルが作った曲。

最初はこの「名前のない馬」の大ヒットもあってデューイ・バネルの作品がシングルとして注目を集めましたが1975年発表、通算5枚目のアルバム 『Hearts』からのシングル「金色の髪の少女」も全米チャートNo.1を獲得。
この「金色の髪の少女」を作ったのがジェリー・ベックリーです。
 ♪金色の髪の少女 (Sister Golden Hair)/アメリカ

ということで、このジェリー・ベックリーの最新ソロアルバム『カルーセル(Carousel)』。
※カルーセルはフランス語で「メリーゴーラウンド(回転木馬)」のこと。
ジェリーによるソロアルバムは95年の来日直後にリリースされた『VAN GO GAN』以来。
実際は00年に『VAN GO GAN』のリミックス・アルバム『GO MAN GO』を出し、 『HORIZONTAL FALL』(06年)、『UNFORTUNATE CASINO』(10年)とリリースしていますが日本ではリリースされていなかったので、 なんと日本リリースは今回21年ぶり!のソロアルバムとなります。

 ♪ Tokyo
 ♪ Nature's Way ※スピリットのカバー(1971年)
 ♪ Minutes Count
 ♪ Don't Let The Sun Catch You Crying ※ジェリー&ザ・ペースメイカーズのカバー(1964年)
 ♪ Lifeline
 ♪ Widows Weeds
 ♪ No Way I'm Gonna Lose You
 ♪ Once A Distant Heart
 ♪ To Each And Everyone ※ジェリー・ラファティのカバー(1971)
 ♪ Fly ※コーラスにビーチボーイズファミリーのジェフリー・フォスケット参加
 ♪ Serious
 ♪ Carousel

★今回ご紹介しませんでしたが日本盤のみボーナストラックが1曲「All My Life」が収録されています。

2016年11月10日〜11月14日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第129回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「Without You」は、ニルソンがオリジナルと思ってる人が多いのですが、実は違うのだ。
ビートルズの弟分のバッドフィンガーがオリジナルなのです。
でもスリードッグナイトのヒット曲「One」はニルソンの曲なのです。
ニール・ダイアモンド、アメリカでは大人気なのですね。
日本にいると、あまりピンとこないかな(笑)

今回は「ニ」で始まるアーティスト特集の4回目。
ラインナップは・・・

『ニルソン(Nilsson)』
★1941年6月15日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。本名は「ハリー・エドワード・ニルソン3世」。
音楽好きな家庭に育ちますが最初は音楽の道には進まず、銀行員としての生活を選びます。
しかし音楽への憧れは捨てきれず、銀行員としての勤務の合間を縫って音楽活動をスタート。
はじめは「モンキーズ」や「スリー・ドッグ・ナイト」などに作った曲が採用されソングライターとして注目。
しかし彼の最初のヒット曲は、グリニッジ・ビレッジで活躍した12弦ギターの名手&シンガーソングライターのフレッド・ニールが作った曲でした。
 ♪うわさの男(Everybody's Talkin')
  *映画『真夜中のカウボーイ』の主題歌
  *1969年・全米6位。グラミー賞「最優秀男性ポップ歌手賞」受賞。
★ニルソンは“シンガーソングライター”なのですが、シングルヒットというと何故か自分が作った曲ではなく他の人が作った曲。
その代表がバッド・フィンガーの「ウィズアウト・ユー」。
1971年、リチャード・ペリーをプロデューサーに迎えたアルバム『ニルソン・シュミルソン』に収録されたカバー曲「ウィズアウト・ユー」は、 シングルカットされるや否やチャートを急上昇。
 ♪ウィズアウト・ユー(Without You)
  *1972年・全米1位(4週連続)
★「甘く哀愁のある声、まさに、七色の声を持つボーカリスト」とも言われるニルソン。
1967年に発表した、実質上のデビュー作『パンディモニアム・シャドウ・ショウ』を聴いたジョン・レノンが絶賛したというエピソードも残っています。
ちなみに、このアルバムにはビートルズの「シーズ・リーヴィング・ホーム」のカバーも収録されていますが、 ビートルズのジョンが作った「ユー・キャント・ドゥ・ザット」が独特のアイデアでカバーされシングルカット。
 ♪ユー・キャント・ドゥ・ザット(You Can't Do That)
  *ビートルズの楽曲のタイトル「I'm Down」「Drive My Car」「You're Going To Lose That Girl」
   「Good Day Sunshine」「A Hard Day's Night」「Rain」「I Want To Hold Your Hand」「Day Tripper」
   「Paperback Writer」「Do You Want To Know A Secret」「Yesterday」「Strawberry Fields Forever」
   をつないで「Strawberry Beatles Forever」で終わっています。
★1980年代は糖尿病に侵され、1990年代に入ってカムバックを目指しますが、1994年1月15日、その夢も叶わず52歳という若さで亡くなっています。

『ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)』
★1941年1月24日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。
キャロル・キング同様、有名なブリル・ビルディング・スタジオ専属のソングライターとして活動をスタート。
モンキーズの「アイム・ア・ビリーバー」など数々の作品を手がけています。
この下積み時代を経て1966年シンガーソングライターとしてデビューを果たしています。
 ♪アイム・ア・ビリーバー(I'm A Believer)
  *ソングライターとしての出世作となった曲を1971年にセルフカバー。
  *全米チャートでは51位を記録。
 ♪スイート・キャロライン(Sweet Caroline)
  *1969年・全米4位を記録。
  *この曲の「キャロライン」は、ジョン・F・ケネディとジャクリーンとの間の
   長女キャロライン・ケネディ(現在は駐日アメリカ大使)を歌ったもの、と当時は言われていました。
★アメリカのヒットチャート史上、アダルトコンテンポラリーのアーティストとしては、 エルトン・ジョン、バーブラ・ストライサンドに続き、3位にランクされているニール・ダイアモンド。
1970年代に入ると、シングル・アルバム共に大ヒットを連発しています。
 ♪クラックリン・ロージー(Cracklin' Rosie)
  *1970年・全米1位。
 ♪ソング・サング・ブルー(Song Sung Blue)
  *1972年・全米1位。
★独特のボーカル&圧倒的なステージパフォーマンスで、アメリカでは絶大な人気を誇るニール・ダイアモンド。
リリースしたアルバムの総売上枚数は2000年始めまでで、全世界1億2000万枚以上となっています。

2016年11月03日〜11月07日放送

『坂崎音楽堂』

ボサノバ・カヴァーのコンピレーションアルバム特集

写真:坂崎幸之助 桐生で買った「Kay」のピックギター。けっこう古そうです。

坂崎さんから:

「ボサノバ」、好きだなぁ。
特にガットギターでの演奏が好きで、コード使いとか、リズムとか、よく参考にさせていただきました。
女性ヴォーカルは色っぽくてドキドキですな。

今回は、世界的なヒット曲の数々をボサノバでカバーした3枚組のコンピレーションアルバム
『ボッサン・エッセンシャルズ』を特集しました。

 ♪サティスファクション(Satisfaction)/ミシェル・シモナール
  *オリジナルはローリング・ストーンズが1965年に放った初の全米NO.1曲
  *ミシェルさん、とにかく色っぽいです。
 ♪今夜はビート・イット(Beat It)/リゼット&グルーヴ・ダ・プライア
  *オリジナルはマイケル・ジャクソン、1983年の作品。もちろん全米NO.1曲。
  *このボーカルは、かなりアンニュイです。
 ♪ライク・ア・ヴァージン(Like A Virgin)/ザ・クールトレイン・カルテット
  *マドンナが1984年に初の全米NO.1を獲得した曲のカバー。
 ♪スウィート・チャイルド・オブ・マイン(Sweet Child O'Mine)/バンダ・ドゥ・サル feat.ナターシャ
  *ガンズ・アンド・ローゼーズが1988年に放った全米NO.1曲のカバー。
 ♪君は完璧さ(Do You Really Want To Hurt Me)/カレン・ソウザ
  *カルチャー・クラブが1982年に発表し翌83年、世界的なヒットとなった曲のカバー。
 ♪ノー・ウーマン・ノー・クライ(No Woman,No Cry)/アーバン・ラヴ feat.アストラッド・C & モアナ
  *ボブ・マーリーの名曲のカバー。

■気になるあの曲■
今回は、ブラジルの音楽“ボサノバ”特集の前に、ハワイに焦点を当ててみました。
1970年代から80年代にかけハワイの音楽シーンをにぎわせたトロピカルな「AOR」「ソウル」の隠れた名曲を集めたコンピレーションアルバム 『アロハ・ガット・ソウル(Aloha Got Soul)』から・・・。
 ♪スパークル / グリーンウッド
  *ハワイでも人気の高い山下達郎さんが1982年に発表した名盤『FOR YOU』のオープニングを飾ってた曲のカバー。
  *ハワイの日系バンド「グリーンウッド」が1985年に自主制作したシングル曲

2016年10月27日〜10月31日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第128回

写真:坂崎幸之助 待望のOTONA RANDSEL!似合いますでしょうか?でも“大人”だけあって、縦笛とか算盤等は挿せそうにありません。。。

坂崎さんから:

今日もヴァリエーションに富んでいましたなぁ。
ニール・セダカの曲は、子供の頃から聞いていたし、名曲が多いですね。
恋の片道切符、好きだなぁ。
ポール・アンカとの区別が、まだちゃんと、ついてないゃ。

今回は「ニ」で始まるアーティストの3回目。
ラインナップは・・・・

『ニュー・ヴォードヴィル・バンド(The New Vaudeville Band)』
★1966年、イギリスのソングライターで、プロデューサーの「ジェフ・スティーヴンス」がスタジオミュージシャン達と作ったグループ。
ジェフ・スティーヴンスが作った1920年?30年代の英国・ミュージックホールスタイルの曲がいきなり大ヒット!
TVやラジオ、雑誌の取材、ライヴのため急遽スタジオミュージシャンを集め「ニュー・ヴォードヴィル・バンド」という名前の架空グループを立ち上げました。
この話題となった曲は本国・全英チャート4位、全米チャートでは3週連続のナンバーワンを獲得。
 ♪ウィンチェスターの鐘(Winchester Cathedral)
  *1966年・全米1位。この曲は「最優秀ロックンロールレコード」を受賞。
★このグループの設立メンバー、ジェフ・スティーヴンスは、ソングライターとして、フライング・マシーンの 「笑って!ローズマリーちゃん」やキャロル・ダグラスの「恋の診断書」等のヒット曲を作っています。

『ニュー・シューズ(Nu Shooz)』
★1979年、アメリカ・オレゴン州ポートランドで結成された「ジョン・スミス&ヴァレリー・デイ夫婦」が中心になって結成したダンスポップユニット。
最初は12人という大所帯でスタートし、その後7人組へ。
1982年レコードデビュー。1986年に発表した2ndアルバム『プールサイド』からの1stシングルが地元ポートランドのラジオステーションでヘヴィローテーションされ全米で大ヒットを記録。
 ♪アイ・キャント・ウエイト(I CanT Wait)
  *1986年・全米3位。

『ニルヴァーナ(Nirvana)』
★1987年、アメリカ・ワシントン州アバディーンで「カート・コバーン」を中心に結成された3人組。
1980年代後半に注目されたグランジシーンで「ニルヴァーナ」は注目バンドとして1989年インディーズデビュー。
翌1990年、ゲフィンレコードが契約。1991年にリリースしたアルバム『ネヴァーマインド(NEVERMIND) 』は全米アルバムチャートで見事1位。
 ♪スメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)
  *アルバム『NEVERMIND』からのシングル。
  *1991年・年末にチャートイン。翌1992年・全米6位まで上昇。
  *アルバム『NEVERMIND』は全世界で4000万枚以上のセールスを記録しています。

『ニール・セダカ(Neil Sedaka)』
★1939年3月13日、ニューヨーク州ブルックリン生まれ、ポピュラー音楽界を代表するシンガーソングライター。
子供の頃からピアノをはじめ、高校時代には友達と「トーケンズ」を結成。但し、ニールは「ライオンは寝ている」 がヒットする前に脱退しプロの音楽家の登竜門ともいうべき≪ジュリアード音楽院≫へ進学。
最初はソングライターとしてスタート、1958年、当時大人気の女性アイドル「コニー・フランシス」に提供した「間抜けなキューピッド(Stupid Cupid)」が全米14位まで上昇、 ヒットしたことで注目を集め、RCAビクターとシンガーソングライターとして契約。
そしてデビュー曲「恋の日記(the Diary)」が全米14位を記録する大ヒット。
その後、次々にシングルヒットを飛ばし「ポール・アンカ」と並ぶ男性トップアイドルとなります。
 ♪おお!キャロル(Oh! Carol)
  *1959年・全米9位を記録
  *ガールフレンドだった「キャロル・キング」に捧げた曲。
★この「おお!キャロル」のカップリングとして急遽作られたのが「恋の片道切符(One Way Ticket)」という曲。
この曲は忙しかった「ニール・セダカ」にかわって職業作家の「ハンク・ハンター」と「ジャック・ケラー」の2人が、 当時のヒット曲のタイトルを散りばめて作っています。
日本では「これがB面じゃ、もったいない!」と、レコード会社が日本独自のシングルとしてリリース。
歌詞の分かりやすさと哀愁に満ちたメロディ&ニール・セダカの独特のボーカルで大ヒットを記録しました。
 ♪恋の片道切符(One Way Ticket)
  *日本では平尾昌晃さんのカバー共々大ヒット!
★デビューから約4年の間に、10数曲のシングルヒットを放った「ニール・セダカ」。
全世界で大ヒットする曲を発表し続けます。
 ♪カレンダー・ガール(Calendar Girl)
  *1961年・全米4位まで上昇。
 ♪悲しき慕情(Breaking Up Is Hard To Do)
  *1962年・初の全米1位。
  *1975年にアレンジを変えセルフカバーしたバージョンも大ヒットしています。
 ♪雨に微笑みを(Laughter In The Rain)
  *翌1975年・全米1位。「悲しき慕情」に続く2曲目の全米ナンバーワンに。

2016年10月20日〜10月24日放送

ゲスト:シンガーソングタイラーの蘭華さん

写真:坂崎幸之助+蘭華

坂崎さんから:

初対面の蘭華さんでした。
一緒に生演奏させていただいたのがユーミンの「ベルベット・イースター」。
ユーミンの曲の中でも僕の一番好きな曲なので嬉しかったです。
蘭華さんのオリジナルアルバムも良いです。
ちょっと加藤和彦さん的なサウンドだったりしてますね。
大人の女性でステキでした。

今回は9月21日に1stオリジナルアルバム『東京恋文』をリリースした蘭華さん登場。

≪蘭華さんの簡単なプロフィール≫
出身地:大分県
趣味:神社仏閣巡り/俳句/アート鑑賞/寄り道
特技:書道
J-POPと歌謡曲を融合した、二胡や和楽器、民族楽器をサウンドに取り入れたオリエンタルな世界観、美しく透明感溢れる歌声、懐古的な詩の世界観が“泣ける楽曲”を歌う『歌姫』として、 幅広い世代から注目されている癒し系シンガーソングライター。
これまで数々のTV番組等のテーマソングを担当。
2008年、シングル「夢の途中」をリリース。
2009年、J-POPの名曲をレゲエ、ボサノバ調にアレンジしたカバーアルバム「SWEETS! MACARON POP featuring Ranka」をリリース。
2011年、カバーアルバム「昭和を詠う?大切なものへ?」をリリース。

そして今年9月21日に1stオリジナルアルバム『東京恋文』をリリース!
今回は、この『東京恋文』から
 ♪あなた恋し?故郷の春?
 ♪東京恋文
をご紹介。
ヴォーカル:蘭華×ギター:坂崎幸之助によるスタジオセッションでは
 ♪ベルベット・イースター(荒井由実のカヴァー)
をお送りしました。

≪蘭華さんLIVE情報≫
●グランプラザ中津ホテル主催『ボジョレーヌーヴォー&蘭華』2016
 日時:11月17日(木)18時30分?受付 19時?ディナー
 場所:グランプラザ中津ホテル2F
●リル・ドリームライブ Vol.8『蘭華お帰りコンサート』
 日時:11月18日(金)開場18:00 開演18:30 
 会場:リル・ドリーム(大分県中津市宮島町7番地)
●蘭華1stアルバム『東京恋文』発売記念ワンマンライヴ
 日時:12月18日(日)開場18時/開演19時
 会場:東京・代官山「晴れたら空に豆まいて」

他、イベント出演予定も多数あります。
詳細は蘭華さん公式サイトなどでご確認ください。
公式サイト http://rankaweb.net
公式ブログ http://ameblo.jp/rankaranka
公式twitter https://twitter.com/ranka77
公式Facebook https://www.facebook.com/rankaranka

2016年10月13日〜10月17日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第127回

写真:坂崎幸之助 さっそく「7」にしました!

坂崎さんから:

なじみのあるのはニッティー・グリッティ・ダート・バンド。
よく聞いたし、弾いたし、歌ったなあ。
ミスター・ボージャングルとプー横丁、大好き。
バンジョー練習しよっ。

今週は「ニ」で始まるアーティスト特集の2回目。
ラインナップは・・・

『ニッケルバック(Nickelback)』
★1995年、マイク(兄)とチャド(弟)の「クルーガー兄弟」を中心にカナダで結成された4人組のロックバンド。
バンド名は、マイクがアルバイトしていた有名なコーヒーショップチェーンのレジでよく言っていた言葉「Here's your Nickel Back!」(5セントのお返しです!)に由来。
1996年、インディーズデビュー、1999年にメジャーデビュー。
2001年メジャー第2弾となるアルバム『シルヴァー・サイド・アップ』からのシングルは本国カナダをはじめ、アメリカでもラジオを中心に大ヒット。初の全米ナンバーワンを記録!!
 ♪ハウ・ユー・リマインド・ミー(How You Remind Me)
  *2001年・全米チャートで4週連続のナンバーワン!
★その後、ライヴを中心にアルバムも次々と大ヒット。
全世界で5,000万枚以上のアルバムセールスを記録しています。

『ニッティ・グリッティ・ダート・バンド(Nitty Gritty Dirt Band)』
★1966年、シンガーでギター&ウォッシュボード奏者の「ジェフ・ハナ」とシンガーソングライターでギタリストの「ブルース・カンケル」 による2人組のジャグバンドとしてカリフォルニア州ロングビーチで結成。その後、 4人の職人的なミュージシャン達が参加して6人組のカントリー系グッド・オールド・アメリカン・ミュージック・バンドとしてデビュー。
彼らの名前が一般的になったのは1970年に発表した通算5枚目のアルバム『アンクル・チャーリーと愛犬テディ(原題"Uncle Charlie and His Dog Teddy")』のヒットから。
このアルバムには、彼らの得意とする伝統的なカントリーやブルーグラスをはじめとする多様なオールドタイミーなアメリカン・ミュージックがぎっしり詰まっていました。
その中からシングルカットされた、ジェリー・ジェフ・ウォーカー作の名曲のカバーが初のヒットシングルに!
 ♪ミスター・ボージャングルズ(Mr.Bojangles)
  *1971年・全米9位まで上昇。
  *アルバム『アンクル・チャーリーと愛犬テディ』には元「モンキーズ」のマイク・ネスミスが
   作った曲や、ケニー・ロギンスがソングライター時代に書いた「プー横町の家」なども収録。
★その後、目まぐるしいメンバー交替を繰り返し人気も下降。
1978年に心機一転、大幅にメンバーも入れ替えバンド名もシンプルに「ダート・バンド(The Dirt Band)」と改名。
翌1979年、リンダ・ロンシュタットをゲストに迎えたシングルは全米13位を記録するヒットとなりました。
 ♪アメリカン・ドリーム(An American Dream)
  *1979年の終わりにダート・バンド名義でリリースされ、翌80年に全米13位まで上昇。
★「ダート・バンド」時代はわずか3年で終了、再び1982年から元の「ニッティ・グリッティ・ダート・バンド」に戻し、 現在もオリジナルメンバーだった2人を中心に4人組として活動を続けています。

『ニュー・エディション(New Edition)』
★1982年、マサチューセッツ州ボストンで結成された5人組のボーイズグループ。
元々、地元の小学校に通っていた男の子達が小遣い稼ぎで始めたグループで、彼らの才能に目をつけたインディーズレーベルを運営する「モーリス・スター」が自分のレーベルから ♪キャンディ・ガールでデビューさせます。
これに目をつけたメジャーレーベルの≪MCA≫が契約をオファー。
この時、彼らを発掘したモーリス・スターをスルーしたものだから大変!
「ニュー・エディションという名前は使わせない!」と怒り心頭のモーリス・スターは裁判で決着をつけようとしますが訴えは却下され、ニュー・エディションは無事メジャーデビュー。
 ♪クール・イット・ナウ(Cool It Now)
  *1984年リリースのメジャー第1弾シングル。
  *リリースの翌年1985年・全米4位まで上昇する大ヒット。
★1986年、リードボーカルの「ボビー・ブラウン」がソロアーティストになるためグループを脱退。
グループ存続が危なくなる中、すでにソロアーティストとして人気のあった「ジョニー・ギル」が加入し再出発。
1988年、当時ジャネット・ジャクソンを手がけて次々にヒットを飛ばしていたプロデューサーチーム『ジミー・ジャム&テリー・ルイス』が全面プロデュースしたアルバム『ハート・ブレイク』をリリース。
その中からの1stシングルは、久々の全米トップテンヒットを記録しています。
 ♪恋でなければ(If It Isn't Love)
★その後、メンバーはそれぞれソロ・プロジェクトを本格的にスタート、グループは解散。
しかし1990年代の終わりに1度目の再結成。2000年代に入って2度目の再結成…と再結成&ツアーを繰り返しています。

『ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block)』
★1984年、マサチューセッツ州ボストンで結成された5人組のボーイズグループ。
何と「ニュー・エディション」で儲け損ねた男、モーリス・スターが「今度こそ白人版のニュー・エディションを作って大儲けしよう!」と目をつけたのが「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」。
今回は、最初からメジャーのレコード会社と契約して一気に売ろうとしたんですが1986年リリースのデビューアルバム『ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック』は何故か不発。
ショッピングモールなどでのローカルな営業をやりつつ、2ndアルバムのレコーディングに励みます。
1988年、満を持して発表した2ndアルバム『ハンギン・タフ』からの1stシングル♪プリーズ・ドント・ゴー・ガールはラジオでの大量オンエアーもあって全米10位を獲得!
そして当時大人気だった「ティファニー」の全米ツアーの前座をつとめたことで人気爆発。
何と「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」がメインになり「ティファニー」が前座となる逆転現象も起こったそうです。
 ♪ラヴィング・ユー(I'll Be Loving You)
  *1989年・全米1位。
 ♪ハンギン・タフ(Hangin' Tough)
  *1989年・全米1位。
 ♪ステップ・バイ・ステップ(Step By Step)
  *1990年・全米1位を記録。
★その後、それぞれがソロ・プロジェクトをスタートさせグループは活動停止。
そして、グループ名を「NKOTB」と改め再スタートしたもののアルバムは全く売れずコンサートツアーの途中にメンバーが脱退したりして最悪の状態に。。。
結果、1994年グループは解散。
しかし2000年代に入ってグループは再結成、最近は彼らのあとに登場したボーイズグループ「バックストリート・ボーイズ」とのジョイントツアーを繰り広げています。

2016年10月06日〜10月10日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ唯一の公式ライヴアルバム

写真:坂崎幸之助 カメラはソニーα 7R レンズはシグマの18-35mm F1.8

坂崎さんから:

久々に聞きましたが、やはりスゴイや。
64〜65年の、まだまだPAシステムのない時代の演奏とは思えないパフォーマンス。
さすがビートルズですな。
アメリカでのライブなので、さらに気合いが入ってるのが、よくわかります。
ディアービートルズも、がんばらなきゃ。

今週は9月9日に世界同時リリースとなったThe Beatles唯一の公式ライヴアルバム『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』を特集。

※1977年以来39年ぶりに最新リミックス&リマスターされリリースされCD化。
1977年当時のアルバムには収録されていなかった未発表音源が4曲追加収録されています!

※ロン・ハワード監督による新作ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Eight Days A Week-The Touring Years』の公開に合わせてのリリースとなっています。
( 映画は9月22日から全国ロードショー )

※リミックス&リマスターを手掛けたのはジョージ・マーティンの息子、ジャイルズ・マーティン。

未発表音源4曲を併せ全17曲収録のアルバムから今回ご紹介した曲は・・
 ♪Twist & Shout(1965年8/30)
 ♪She's A Woman(1965年8/30)
 ♪Dizzy Miss Lizzy (1965年8/30と1965年8/29の音源を1曲にエディット)
 ♪Can't Buy Me Love(1965年8/30)
 ♪Things We Said Today (1964年8/23)
 ♪Boys (1964年8/23)
 ♪A Hard Day's Night (1965年8/30)
 ♪She Loves You (1964年8/23)
 ♪Long Tall Sally (1964年8/23)
 ♪You Can't Do That(1964年8/23〜未発表)
 ♪I Want To Hold Your Hand (1964年8/23〜未発表)
 ♪Baby's In Black(1965年8/30〜未発表)

■番組の前半では“ブリーフ&トランクス”の伊藤さん&細根さんがコメントで登場!
4月に品川ステラボールで行われた?メジャー復帰アルバム発売記念スペシャル?「ブリトラ超大復活祭2016」の模様が、 DVDとなって9月21日にリリースされたそうです!
資料によりますと・・・
ブリトラ史上最長の150分もの濃厚な超大作!
謎のアイドル”タッカー&誠”も初登場!
9台ものカメラでハイクオリティ撮影された永久保存版!
ブリトラによるリアルタイム全曲解説(副音声)付き!
(これはかなり聞き応えあり!雑談多めで150分しゃべり倒してます。)
今までの作品を持っていても、持ってなくても、初心者からマニアまで、これだけは絶対に見て欲しい作品です!
過去最高傑作です!
・・・ということで、皆様ぜひ!!
伊藤さん&細根さん、メッセージありがとうございました。

2016年09月29日〜10月03日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第126回

写真:坂崎幸之助 福井の新名物という「眼鏡堅パン」「歯には十分気を付けてご賞味下さい。」・・・の注意書きがあるほど堅いです。

坂崎さんから:

「ナ」から「ニ」に。
ザ・ナックは、当時インパクトがありましたなあ。
みんなであのイントロを弾いていたものです。
テッド・テンプルマン...テンプルマンかぁ。
日本語にすると「寺男」。「寺尾」だったら面白いのに(笑)。
しころ山親方の しころ は漢字で書けないので調べてみよう。
出たぁ →「錣」でした。ムズカシイ...。

今週のSYDFは「ナ」で始まるアーティスト特集から「ニ」で始まるアーティスト特集へ突入!
ラインナップは・・・

『ザ・ナック(The Knack)』
★1978年、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された4人組。
1979年、所属レコード会社の意向もあって「ビートルズの再来」というキャッチフレーズで、 ヘアスタイル・衣装はもちろんサウンドも初期のビートルズをまねてデビュー。
「スージー・クアトロ」や「ブロンディ」でおなじみのプロデューサー:マイク・チャップマンを迎えたデビューアルバム『ゲット・ザ・ナック』は大ヒット (アルバムチャート1位!)1stシングルも全米チャート5週連続1位の大ヒット!
 ♪マイ・シャローナ(My Sharona)
★その後3枚のアルバムを発表するもヒットに恵まれず1982年解散。
1991年に再結成しライヴを中心に活動していましたが2010年リードシンガーのダグ・ファイガーが死去。
グループは活動停止を余儀なくされています。

『ナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)』
★1940年6月8日、アメリカ・ニュージャージー州ジャージーシティ生まれ。
世界的なアーティスト:フランク・シナトラの実の娘として芸能界デビュー。
1960年代半ばには大人気のアイドルとなり数々のヒットシングルを放ちます。
 ♪にくい貴方(These Boots are Made for Walkin')
  *1966年・全米1位。
 ♪シュガー・タウンは恋の町(Sugar Town)
  *1966年・全米5位。
 ♪恋のひとこと(Somethin' Stupid)
  *父親であるフランク・シナトラとのデュエット。
  *1967年・全米チャート4週連続のナンバーワン。

『ニコレット・ラーソン(Nicolette Larson)』
★1952年7月17日、アメリカ・モンタナ州ヘレナ生まれ。
1970年代半ば、バックコーラスとして「ニール・ヤング」「グラハム・ナッシュ」「ドゥービー・ブラザーズ」 「エミルー・ハリス」「リンダ・ロンシュタット」などのレコーディングやツアーに参加。
ドゥービーのプロデューサー:テッド・テンプルマンの後押しでワーナーブラザーズとアーティスト契約を結びデビュー。
1stシングルとして選ばれたのが1978年、ニール・ヤングが発表した『カムズ・ア・タイム』収録の1曲でニコレット・ラーソン自身もコーラスで参加していた曲でした。
 ♪溢れる愛(Lotta Love)
  *ニール・ヤングの曲のカヴァー。1979年・全米8位を記録。
★その後しばらく低迷期が続きますがカントリーシンガーとして復活。
私生活では“恋多き女”として、アンドリュー・ゴールドと恋仲になったりラス・カンケルと結婚したり…。
子供が出来ると子育てを優先して音楽界をセミリタイア。1994年に子守歌のアルバム『Sleep,Baby,Sleep』を発表。
しかしその3年後、病のため45歳という若さで亡くなっています。

『ニック・ギルダー(Nick Gilder)』
★1951年12月21日、英国ロンドン生まれのカナダ育ち。
1970年代半ば「スウィニー・トッド」というバンドでリードボーカルを担当。
このバンドを脱退後に発表したアルバムは、プロデューサーにマイク・チャップマンを迎えレコーディング。
そこからの1stシングルは全米ナンバーワンとなっています。
 ♪ホット・チャイルド(Hot Child In The City)
  *1978年・全米1位。

『ニック・ロウ(Nick Lowe)』
★1949年3月24日、英国サリー州ウォルトン生まれ。
17歳にして地元の仲間と「キッピングトン・ロッジ」というグループを結成。
その後、伝説のパブロックバンド「ブリンズレー・シュワォーツ」や「ロックパイル」いったバンドで活躍。
グループ解散後は「エルヴィス・コステロ」や「プリテンダーズ」などのプロデューサーとして手腕を発揮。
同時にソロアーティストとしての活動を続けています。
 ♪恋するふたり(Cruel To Be Kind)
  *1979年・全米12位を記録。

2016年09月22日〜09月26日放送

『坂崎音楽堂』

ジョージ・ハリスン・トリビュート・コンサート

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ジョージが亡くなって早15年ですかぁ。
改めて、ビートルズの3声のハーモニーの2声が天国へいってしまったのですね。
こうしてジョージのトリビュートライブを聞いていると、ビートルズのアレンジの素晴らしさ、いじりようのない完ペキなサウンドが際立ちますね。
ジョージの曲も、名曲が多いと、再確認。

今週は“何でこのアルバムを今まで特集してなかったんだろう?”シリーズ第1弾!
本来であれば特集していたはずだった作品なのに、なぜか忘れていた…
そんな作品を改めてピックアップしていこう!というシリーズです。

今回はジョージ・ハリスンの息子:ダニーが発起人となって開催された、ジョージ・ハリスンのトリビュートイベントをCD化した作品 『GEORGE FEST:ジョージ・ハリスン・トリビュート・コンサート』。
今年2月にCD2枚+DVD1枚でリリースされました。
(レーベル:SONY 品番SICX-30031/3)

 ♪マイ・スウィート・ロード/ブライアン・ウィルソン
  ※ご存知「ザ・ビーチ・ボーイズ」の元リーダーで
   ポップミュージック界で最も深く尊敬されている人物の一人。
 ♪ヒア・カムズ・ザ・サン/ペリー・ファレル
  ※オルタナバンド「ジェーンズ・アディクション」のリーダー
 ♪美しい人生(What Is Life)/アル・ヤンコビック
  ※マイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」のパロディ「今夜はイート・イット」でおなじみ
 ♪サムシング/ノラ・ジョーンズ
  ※ジョージが影響を受けたラヴィ・シャンカールの娘
 ♪セット・オン・ユー/ブランドン・フラワーズ
  ※ラスベガス出身のバンド「ザ・キラーズ」のリーダー
 ♪ハンドル・ウィズ・ケア/オールスターズ
  ※ジョージが、ジェフ・リンやボブ・ディラン達と結成した「トラヴェリング・ウィルベリーズ」の曲。
  ※主要メンバーは、ダニー・ハリスン、ブランドン・フラワーズ、アル・ヤンコビック 他
 ♪オール・シングス・マスト・パス/オールスターズ
  ※ハートのアン・ウィルソンをはじめ、ダニー・ハリスン、ノラ・ジョーンズ 他

ちなみに…
2016年はビートルズ来日(1966年)から50周年。
ジョージ・ハリスンの最初で最後の来日公演(1991年)から25周年。
ジョージ・ハリスンの没後(2001年)15年という節目の年・・・だそうです。

■気になるあの曲■
今年5月にリリースされたポール・マッカートニーの息子:ジェイムズ・マッカートニーの3年ぶり通算2枚目となるニューアルバム 『ザ・ブラックベリー・トレイン』からジョージ・ハリスンの息子:ダニー・ハリスンが、ギターとボーカルで参加した曲をご紹介。
 ♪トゥー・ハード/ジェイムズ・マッカートニー
(レーベル:SONY 品番:SICX-47)

2016年09月15日〜09月19日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第125回

写真:坂崎幸之助 マーチンD-35(1965年)バックが3ピースです。

坂崎さんから:

サイモン・セッズ、懐かしいなあ。
中学時代の友達の顔が思い浮かびます。
みんな元気かなぁ。
ナット・キング・コールさんの歌声はツヤがありますねぇ。
子供の頃、たしかレコードがあったような気がしますが、誰が買ったんだろ?オヤジではないはずだ。

今週は「ナ」で始まるアーティスト特集の2回目。
ラインナップは・・・

『1910フルーツガム・カンパニー(1910 Fruitgum Company)』
★1967年、アメリカ・ニュージャージーで結成されたバブルガム・ポップ・バンド。
バブルガム・ポップは「レモン・パイパーズ」「オハイオ・エクスプレス」「アーチーズ」「モンキーズ」 「オズモンズ」などの活躍で次々とヒット曲が誕生しましたが、その筆頭が「1910フルーツガム・カンパニー」。
 ♪サイモン・セッズ(Simon Says)
  *1968年・全米チャート4位を記録。
 ♪トレイン(The Train)
  *1969年・全米57位(日本では大ヒット!)

『ナザレス(Nazareth)』
★1968年、スコットランドで結成されたハードロックバンド。
デビュー当時「ディープ・パープル」の前座をつとめた際、ロジャー・グローヴァーに実力を認められ、 アルバムをプロデュースしてもらったナザレス。
1975年、エヴァリー・ブラザーズの「ラヴ・ハーツ」をカヴァーしたシングル曲が全米シングルチャート8位を記録する大ヒット!
 ♪ラヴ・ハーツ(Love Hurts)
★結成して今年で48年のナザレス。現在も活動中です。

『ナタリー・コール(Natalie Cole)』
★1950年2月6日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。
偉大なる父親、ナット・キング・コールの娘として子供の頃から歌手として活動。
1975年、本格的なレコードデビュー。
 ♪ジス・ウィル・ビー(This Will Be)
  *1975年・全米6位という大ヒットとなったデビューシングル曲。
  *翌年のグラミー賞で「最優秀新人賞」「最優秀R&B女性歌手賞」を受賞。
★1976年、第5回東京音楽祭のため初来日。
音楽祭のためエントリーしたナンバーで見事グランプリを受賞しました。
 ♪ミスター・メロディ(Mr.Melody)
  *東京音楽祭グランプリに輝いた曲。
  *1976年・全米チャートでは49位。
★1980年代に入ると、ヒットにも恵まれずレコードセールスも大きく落ち込み、 荒れた生活を送るようになり音楽活動も休止状態におちいりますが、 1988年、ブルース・スプリングスティーンの曲をカバーした「ピンク・キャデラック」が全米5位の大ヒットし見事、復活。
1991年、偉大なる父親ナット・キング・コールのカバーアルバム『アンフォゲッタブル』では夢のデュエットも話題になり世界的な大ヒットとなりました。
 ♪アンフォゲッタブル
  *1991年・全米シングルチャートでは14位でしたが、
   アルバムチャートではジャズ・アルバムとして5週連続の1位という異例の大ヒットを記録
  *亡き父が歌った音源とのオーバーダブによる共演。
  *グラミー賞「最優秀楽曲賞」、アルバムが「最優秀アルバム賞」を受賞。
★ナタリー・コールは昨年末(2015年12月31日)心臓疾患などのため65歳という若さで亡くなっています。

『ナット・キング・コール(Nat King Cole)』
★1919年3月17日、アラバマ州モンゴメリー生まれ。1930年代、ピアニストとして音楽活動をスタート。
しかし、天性の艶のある声・ボーカルのうまさを買われて歌手としての活動を本格的に始め、 1950年代以降はジャズからポピュラーミュージックに幅を広げ、テレビなどにも出演し大人気を博しています。
 ♪スターダスト(Stardust)
  *1957年リリース。
 ♪ラヴ(L-O-V-E)(multi-lingual version)
  *1964年の生前、最後の大ヒットとなった曲。
   今回は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、日本語による
   ≪マルチリンガル・バージョン≫でお送りしました。
★ナット・キング・コールは1966年2月15日、肺ガンのため45歳という若さで亡くなっています。

2016年09月08日〜09月13日放送

『坂崎音楽堂』

最新カヴァーソング特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

アルフィーにも何かと縁のある曲のカバーが多くてわかりやすかったですね。
ツェッペリンUを丸々やってしまうなんてステキですねぇ。
S&Gも知ってる曲が多くて、なかなか楽しかったです。
僕らも洋楽カバーアルバムとか...無理かな。

今週は「最新カヴァーソング特集」。
タイトル通り、皆さんが知ってるヒット曲や名曲の最新のカヴァーソングを次々に紹介!

★驚異のテクニックを誇るアカペラグループ「ペンタトニックス」の最新カヴァーソング。
Perfumeのヒット曲メドレーを日本語でカヴァーしています。
 ♪Perfumeメドレー/ペンタトニックス

★1984年に大ヒットした映画『ゴーストバスターズ』の主題歌のカヴァー。
約30年の時を経てリメイクされ、この夏日本でも公開された『ゴーストバスターズ』の主題歌。
 ♪ゴーストバスターズ/フォール・アウト・ボーイfeat. ミッシー・エリオット

★ミック・ジャガーも製作総指揮として参加しているアメリカのTVドラマシリーズ 『ヴァイナル-Sex,Drugs,Rock'n'Roll & NY 』のサントラ盤に収められてる曲。
1972年に全米3位を記録したオージェイズの大ヒット曲のカヴァー。
 ♪バック・スタバーズ(裏切り者のテーマ)/エルヴィス・コステロ

★サンフランシスコ出身のバンド「トレイン」が、レッド・ツェッペリンの2ndアルバム 『レッド・ツェッペリンU』(1969年発表)を丸々カヴァーしたアルバム『ツェッペリンへ胸いっぱいの愛を−ダズ・レッド・ツェッペリンU』から。
 ♪胸いっぱいの愛を/トレイン
 ♪リヴィング・ラヴィング・メイド/トレイン

★カリフォルニア生まれのジャズシンガー、リンカーン・ブライニー(1964年5月5日生まれ)
最新作『Homeward Bound The Seasons of Simon & Garfunkel』から。
 ♪ブックエンドのテーマ(Bookend)/リンカーン・ブライニー 
 ♪早く家に帰りたい(Homeward Bound)/リンカーン・ブライニー
 ♪フランク・ロイド・ライトに捧げる歌/リンカーン・ブライニー

2016年09月01日〜09月05日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第124回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

いよいよ“ナ”行に突入。まだまだ先が長いぞォ。
ナイトレンジャーは、当時よく移動中の車の中で高見沢が聞いていたような。
しかしアメリカの人はバラード好きですなあ。
ほとんどのバンドのヒット曲はバラードさ。
う〜ん、そうかなあ。。。

いよいよ「ナ」に突入した今回のラインナップは・・・

『ナイト・レンジャー(Night Ranger)』
★1981年、カリフォルニア州サンフランシスコで結成。
グループの特色としては「ブラッド・ギルス」と「ジェフ・ワトソン」のツインギターと「ジャック・ブレイズ」と「ケリー・ケイギー」のツインボーカル。
ブラッド・ギルス→紅いストラトキャスターでアームを使用、派手さはないが堅実なギター。
ジェフ・ワトソン→ゴールドのレスポールでタッピングや速弾きを多用。
ジャック・ブレイズ→アップテンポでハードな曲を得意とする。
ケリー・ケイギー→バラード系の歌を担当
そしてキーボードの「アラン・フィッツジェラルド」という、元々70年代に西海岸の数々のバンドで活躍してきた5人によって結成されたバンド。
 ♪炎の彼方(Don't Tell Me You Love Me)
  *1982年のデビューアルバム『ドーン・パトロール(原題"DAWN PATROL")』からのシングル。
  *1983年、全米チャートでは40位を記録。アメリカより日本でヒット。
 ♪ロック・イン・アメリカ(Rock In America)
  *1983年の2ndアルバム『ミッドナイト・マッドネス』からのシングル。
  *アルバム発売の翌年1984年に全米51位止まり。日本での人気が高い曲。
★本国アメリカで大ヒットが出ないナイト・レンジャーは「バラードで勝負!」ということで、 バラードが得意なケリー・ケイギーが書いてリードボーカルを担当した次の曲で勝負に出ました!
 ♪シスター・クリスチャン(Sister Christian)
  *1984年・全米シングルチャート5位を記録!
★その後、3枚目のアルバム『セヴン・ウィッシーズ』からのバラード「センチメンタル・ストリート」も全米8位と大ヒット。
しかし中心メンバーのジャック・ブレイズは、初心に戻り軽快でカラッとしたロックナンバーを発表しようと決意。
当時大人気だったマイケル・J・フォクス主演の映画『摩天楼はバラ色に』の主題歌となります。
 ♪シークレット・オブ・マイ・サクセス(The Secret of My Success)
  *1987年・全米64位。
★この曲を含む4枚目のアルバム『ビッグ・ライフ』(1987)はセールス的にも伸びず、(アメリカでは28位でしたが、日本では12位まで上昇!) キーボードのアラン・フィッツジェラルドが脱退。
1988年5枚目の『マン・イン・モーション』発表の翌年1989年、 オリジナルメンバーでリードボーカルのジャック・ブレイズもグループを去りバンドは解散。
しかし1996年、オリジナルラインナップで再結成を果たします。
その後メンバーチェンジを繰り返しつつ現在もナイト・レンジャーとして活動中。

『ナイロンズ(The Nylons)』
★1979年、カナダはオンタリオ州トロントで結成された4人組のアカペラグループ。
1982年にレコードデビュー、数々のヒット曲&名曲をアカペラでカバー。
そして、アメリカの架空のバンド「スティーム(Steam)」が1969年に全米ナンバーワンに送り込んだ曲のカバーが大ヒット!
 ♪キス・ヒム・グッバイ(Kiss Him Goodbye)
  *1987年・全米12位まで上昇。
  *ナイロンズは、これまで延べ12人のメンバーの出入りを経て現在も活動中。

『98°(98 Degrees)』
★1997年、ロサンゼルスで結成された4人組のボーイズグループ。
メンバーは「ニック」「ドリュー」のラシェイ兄弟と「ジェフ・ティモンズ」「ジャスティン・ジェフリー」。
1997年、モータウンからリリースされたデビューアルバム『98°(ナインティエイト・ディグリーズ) 』からは「インヴィジブル・マン」がヒット。
続いて1998年リリースの2ndアルバム『98°アンド・ライジング』からは初のトップ3ヒットが!
 ♪ビコーズ・オブ・ユー(Because Of You)
  *1998年・全米3位まで上昇。
★1999年の年末、当時多くのアーティスト達が共演を希望したマライア・キャリーと、 当時売り出し中だったR&Bアーティストのジョーと98°が一緒に歌った曲は全米No.1に輝いています。
 ♪サンク・ゴッド・アイ・ファウンド・ユー(Thank God I Found You) /マライア・キャリー feat.ジョー&98°
  *シングルリリースされた翌2000年に全米1位!
★98° は2002年に活動停止、れぞれソロ活動を経て2004年に再結成。現在も活動中。

2016年08月25日〜08月29日放送

『坂崎音楽堂』

「The 50th Anniversary Collection of SUNNY」

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

丸々“Sunny”でした。
頭ん中が Sunny だらけですなあ。
たぶん今夜はお風呂もベッドの中でもSunnyが流れてるんだろうなぁ。
スパイダース時代のマチャアキさんが、この歌をよく歌ってらっしゃいましたが、カッコ良かったなあ。

今回は♪SUNNY,yesterday my life was filled with rain♪でおなじみの名曲「サニー」特集。

1966年に、ボビー・ヘブ(米国テネシー州ナッシュビル生まれの黒人シンガーソングライター)が作って歌った 「サニー」(全米シングルチャート2位)のリリース50周年記念アルバム 『The 50th Anniversary Collection of SUNNY』から様々なアーティストたちによる「サニー」をご紹介。

OAした曲の曲名は、もちろんすべて「サニー」です。
 ♪ボビー・ヘブ 
  *1966年のオリジナル
 ♪ジェームス・ブラウン with マーヴァ・ホイットニー
  *ゴッドファーザー・オブ・ソウル“JB”と女性ソウルシンガーによるデュエットナンバー
 ♪シャーリー・バッシー
  *映画『007ゴールドフィンガー』の主題歌でおなじみのイギリスの実力派女性アーティスト
 ♪ダスティ・スプリングフィールド
  *イギリスの実力派女性アーティスト
 ♪シェール
  *1960年代から70年代「ソニー&シェール」として活躍、その後ソロアーティストへ。
   1980年代からは女優としても活躍。
 ♪ウィルソン・ピケット
  *オーティス・レディングと並ぶR&Bシンガー。
   日本では「ダンス天国」の大ヒットでおなじみ。
 ♪ホセ・フェリシアーノ
  *プエルトリコ出身、盲目のギタリストでシンガー。
   ドアーズの「ハートに火をつけて」のカバーや「雨のささやき」でもおなじみ。

■気になるあの曲■
島根の≪ぐるぐる・きょんこ≫さんからのメールから
 ♪ガロの「チェルシーの唄」
そしてCMソングつながりということで万年筆のCMソングだった
 ♪ガロの「地球はメリーゴーランド」
をお送りしました。

2016年08月18日〜08月22日放送

今週も坂番20周年記念企画

リスナー参加「大・坂番夏まつり」

写真:坂崎幸之助 番組がスタートした頃、20年前の写真と一緒に…

坂崎さんから:

たまには、こういったリクエスト大会やテーマを決めてのメールも良いですな。
また、このような企画を何かしらの機会にやりましょうね。
数ヶ月遅れの20周年企画(笑)
ホントにありがとうございました!

坂番20周年記念企画リスナー参加「大・坂番夏まつり」2週となる今回も、皆様から事前に送っていただいた “20”にまつわるメールを紹介しつつ高見沢さん&桜井さんからのコメントもありつつ、全曲アルフィー・リクエストでお送りしました。
OAした曲は
 ♪今日のつづきが未来になる
 ♪LIBERTY BELL
 ♪孤独の影
 ♪セイリング
 ♪Musician

そして今回の企画に参加してくださった、すべての方の中から抽選で“20名に当たるプレゼント”の
当選者は・・・
 神奈川県の「KANAE」さん
 FM三重でお聴きの「えみ」さん
 群馬県の「まいちゃん」さん
 山口県の「ひろみ」さん
 岡山県の「真由美」さん
 三重県の「さちこ」さん
 新潟県の「ちゃっかり左ェ門」さん
 FM栃木でお聴きの「おかん」さん
 FM群馬でお聴きの「ハッピーバースデーTHE ALFEE」さん
 長野県の「ガーベラ」さん
 FM徳島でお聴きの「墨田区幸ちゃん弟」さん
 KISS-FM KOBEでお聴きの「たまやのまよ」さん、「まのん」さん
 FM三重でお聴きの「アル中の坂中(?)」さん
 FM群馬でお聴きの「なおなお」さん
 FM三重でお聴きの「ぷーすけ」さん
 FM石川でお聴きの「ちゃこぽん」さん
 新潟県の「★聖羅★」さん
 KISS-FM KOBEでお聴きの「恵子ん」さん
 FM長野でお聴きの「しずちゃん」さん
以上20名のみなさま、おめでとうございます。
※住所や氏名をメールに記載されていなかった方、メールフォームからお名前・プレゼント送付先をご連絡ください。
お手数をお掛け致しますが何卒よろしくお願いいたします。
残念ながら今回外れてしまったみなさん、またの機会に是非ご参加下さい。

これからも「坂崎さんの番組」という番組、末長くお付き合いください!

2016年08月11日〜08月15日放送

坂番20周年記念企画

リスナー参加「大・坂番夏まつり」

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

20周年だった、ってことで(笑)。
20年間、あっと言う間でしたが、まだまだこの先もがんばりますよォ。
やっぱりラジオは欠かせないのがアルフィーであり、坂崎であります。
これからも末長〜く よろしくです☆

1996年4月にスタートしたこの坂番、今年の春に20周年を迎え無事21年目に突入(・・・してました)!
これも番組をお聴きくださっている皆様のお陰です。
これからも(ネット局の変更やOA日時変更などあると思いますが)何卒、末長くお付き合いください。

ということで、2週に渡っての坂番20周年記念企画リスナー参加「大・坂番夏まつり」 1週目の今回は皆様から事前に送っていただいた“20”にまつわるメールを紹介しつつ高見沢さん&桜井さんからのコメントもありつつ、 全曲アルフィー・リクエストでお送りしました。
OAした曲は
 ♪19(nineteen)
 ♪恋人達のペイヴメント
 ♪See You Again
 ♪ロンサム・シティ
 ♪まだ見ぬ君への愛の詩

次回も引き続き「大・坂番夏まつり」です。
お楽しみに!

2016年08月04日〜08月08日放送

ゲスト:水橋春夫さん(元ジャックス)

写真:坂崎幸之助+水橋春夫

坂崎さんから:

ジャックスと言っても、わからない人はいると思います。
が、僕にとっては、中学の頃からフォークルと共に聞いていた幻のバンドなのです。
その中でも特に、水橋さんの作った「時計をとめて」は大好きな曲でした。
そして水橋さんが、この業界で数々の大ヒットを生み出している制作人だったとは、つい最近まで知らずにいたのです。
何と48年ぶりの音楽活動とは!!すごい。

今回は伝説のバンド『ジャックス』のリードギタリストで昨年から『水橋春夫グループ』 として48年ぶりに音楽活動を再開した水橋春夫さんをスタジオにお迎えしました。

≪水橋春夫さんの簡単なプロフィール≫
1949年2月2日 生まれ(67歳)
1968年ジャックスのデビューアルバム『ジャックスの世界』リリース直前にグループ脱退。
その後、レコード会社のディレクターとして活躍。
関わったアーティストは「横浜銀蠅」「山瀬まみ」「WINK」等々。
ちなみに「WINK」のアルバムには水橋さんがジャックス時代に作った名曲「時計をとめて」もカバー収録されています。
そして昨年、共にジャックスに所属していた谷野ひとし氏を伴い「水橋春夫グループ」として再始動、アルバム『考える人』を発表。
今年7月27日に2ndアルバム『笑える才能』リリース。

★アルバム『笑える才能』
(レーベル:ベルウッドレコード 品番:BZCS-1143)
収録曲、全11曲中10曲が「WINK」でもおなじみの作詞家及川眠子さんと水橋さんとの共作。
クレジットは≪CAT WATER COMPANY≫。
他1曲は谷野ひとしさん(Bass,Vocal)の作詞作曲。

★水橋春夫グループ『笑える才能』リリースパーティー
9月29日(木) @東京都・渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
料金:前売 指定席5,800円 立ち見3,500円(共にドリンク別)

番組内でOAした曲は
 ♪GS I Love You (アルバム『笑える才能』から)
 ♪時計をとめて(アルバム『考える人』から。ジャックス時代の曲をセルフカヴァー)
 ♪深夜特急(アルバム『笑える才能』から)

2016年07月28日〜08月01日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第123回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ドン・ヘンリーかあ。 イーグルスには、3人でモロ、ハマッた時がありましたねぇ。 聞きまくりの、コピーしまくり。 あんなバンドサウンドを作りたい、なんて思ってたこともありましたね。 ドン・ヘンリーの声は、なかなか日本人には出せない天性の声なのだ。

今回は「ト」で始まるアーティストの11回目。
「ト」の最終回となった今回のラインナップは・・・

『トロッグス(The Troggs)』
★1964年、英国はハンプシャー州アンドーバーで結成された男性4人組。
「キンクス」の育ての親/ラリー・ペイジが手がけたグループ。
彼らの代表曲は、大リーグなどでおなじみのナンバー。
 ♪恋はワイルド・シング(Wild Thing)
  *1966年、2週連続の全米1位(全英チャートでは2位)
  *ジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベックもカバーしてる曲。
   1989年公開の映画『メジャーリーグ』で、ロスのロックバンド「X(エックス)」がカバーし、
   再び注目を集めました。

『トンプソン・ツインズ(Thompson Twins)』
★1977年、イギリス・シェフィールドで結成したバンド。
デビュー当初は7人編成でしたが、バンド内での不和のため1983年からは男性2人、女性1人からなる3人組で再出発。
サウンドも、当時流行していたシンセポップをベースに、“ヘタウマで けだるい”という、当時流行った独特なボーカル法で次々にヒット曲を放ちます。
♪ホールド・ミー・ナウ(Hold Me Now)
  *1984年・全米3位を記録。
  *1986年、男性メンバーが1人抜け2人組になりましたが1993年グループの解散を発表。

『ドン・ヘンリー(Don Henley)』
★1947年7月22日、アメリカ・テキサス州グリマー生まれ。
リンダ・ロンシュタットのバックバンドを経て、1971年グレン・フライと共に「イーグルス」を結成。
ソロアーティストとしての本格的な活動は、1982年の(最初の)「イーグルス解散」発表後にスタート。
 ♪ジョニーの青春(Johnny Can't Read)
  *ソロとしての記念すべき第1弾シングル
  *1982年・全米42位。
 ♪ダーティ・ラウンドリィ(Dirty Laundry)
  *ソロ第1弾アルバム『アイ・キャント・スタンド・スティル』からの2ndシングル。
  *1983年・全米3位まで上昇。
★1984年、2枚目となるソロアルバム『ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト』を発表。
ここからのシングルは、印象的なビデオ(少年が曲に合わせてドラムを叩き続けるモノ)がMTVを中心に大量にオンエアーされたこともあって大ヒット!
 ♪ボーイズ・オブ・サマー(The Boys Of Summer)
  *1984年秋リリース、翌1985年、全米シングルチャート5位まで上昇。
  *グラミー賞「最優秀男性ロック歌手賞」を受賞
★1989年、3枚目となるソロアルバム『エンド・オブ・ジ・イノセンス』を発表。
 ♪エンド・オブ・ジ・イノセンス(The End Of The Innocence)
  *1989年・全米8位。
  *アルバム『『エンド・オブ・ジ・イノセンス』はグラミー賞「最優秀男性ロック歌手賞」受賞。
★その後、2000年4枚目のソロアルバム『インサイド・ジョブ』、昨年2015年にはミック・ジャガーやドリー・パートンなど豪華なアーティストたちが参加したアルバム、 『カス・カウンティ』をリリース。

『ドン・マクリーン(Don McLean)』
★1945年10月2日生まれ、ニューヨーク州ニューロッシェル出身のシンガーソングライター。
10代の頃、フォークミュージックのトリコになり、ギターを手に曲作りをスタート。
1970年、アルバム『タペストリー』(アルバムチャート 111位)でデビュー。
翌1971年に発表した2ndアルバム『アメリカン・パイ』は大ヒット!
 ♪アメリカン・パイ(American Pie)
  *1972年、アルバム・シングル共に全米1位を獲得。
  *この曲は8分30秒あるのですが、当時、シングル(ドーナツ盤)になった時、
   A面「アメリカン・パイ(パートT)」B面「アメリカン・パイ(パートU)」として発売。

2016年07月21日〜07月25日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第122回

写真:坂崎幸之助 Pearlのギター、きれいな柄です。

坂崎さんから:

ドリフターズと言っても、あのドリフじゃありません。
一応、知らなかった人のために・・・(笑)。
でも日本のドリフもヒット曲が、けっこうありますよね。
演奏も上手かったし、50年前、ビートルズの武道館の前座もやったし。
コントは、アルフィーもかなりドリフに近づいてる。
かな(笑)

今回は「ト」で始まるアーティストの10回目。
ラインナップは・・・・

『ドリフターズ(The Drifters)』
★1953年、ニューヨークで結成された4人組の黒人コーラスグループ。
メンバー交替が、結成当時から激しく、1954年結成1年後には、初代リードシンガーのクライド・マクファターが脱退。
その後、何人ものリードシンガーが入ったり出たりの繰り返し…。
そして1958年ベン・E・キングがリードシンガーとして参加、次々にヒット曲が誕生しました。
 ♪ラストダンスは私に(Save The Last Dance For Me)
  *1960年・全米1位を獲得。
★この大ヒットを放った後、ベン・E・キングも脱退、ソロ活動をスタート。
あの「スタンド・バイ・ミー」をヒットさせています。
一方、ドリフターズはチャーリー・トーマス、ルディ・ルイスとリードシンガーが替わり、ベン・E・キングが加入する前にちょっとだけ参加したジョニー・ムーアが再び呼び戻され、 1964年からリードシンガーを担当。そして生まれたのがこの曲!
 ♪渚のボードウォーク(Under The Boardwalk)
  *1964年・全米4位。
★とにかく、メンバー交替が激しいドリフターズ。これまで延べ30人が参加しています。

『ドリーム・アカデミー(The Dream Academy)』
★1983年、イギリス・ロンドンで結成した男性2人+女性1人からなる3人組。
1985年「ピンク・フロイド」のデヴィッド・ギルモアをプロデューサーに迎えたデビューアルバム『ドリーム・アカデミー』からの1stシングルは大ヒットとなっています。
 ♪ライフ・イン・ア・ノーザン・タウン(Life In A Northern Town)
  *1986年・全米7位まで上昇。
★ドリーム・アカデミーは全部で3枚のアルバムをリリース後、1991年に解散。
しかし、今から2年前に再結成。今年10月には来日公演も予定されているそうです。

『トレイシー・ウルマン(Tracey Ullman)』
★1959年12月30日、イギリスはバッキンガムシャー生まれ(現在56歳)。
最初ミュージカル女優としてスタート。その後、TV女優・コメディエンヌ・歌手など才能を発揮。
1980年代アメリカに拠点を移し、1987年からはテレビで『トレイシー・ウルマン・ショー』の司会をつとめ、お茶の間の人気を不動のものに。
 ♪夢みるトレイシー(They Don't Know)
  *プロモーションビデオ(PV)には「彼女の大ファン」を自認するポール・マッカートニーが出演。
  *1984年・全米8位を記録。

『トレイシー・チャップマン(Tracy Chapman)』
★1964年3月30日、アメリカ・オハイオ州クリーブランド生まれのシンガーソングライター。
歌詞は愛、孤独、貧困、人種問題や家庭内暴力など、現代の社会問題をテーマに、強いメッセージ性を込めたもの。 サウンドは、フォークロックとR&Bの融合。
1988年に発表したデビューアルバム『トレイシー・チャップマン』は社会に衝撃を与え大ヒット。
 ♪ファスト・カー(Fast Car)
  *1988年・全米6位。
  *この曲を含むデビューアルバム『トレイシー・チャップマン』は翌年のグラミー賞で
   「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップ歌手賞」「最優秀コンテンポラリーフォーク賞」を受賞。
★アルバム『トレイシー・チャップマン』は、世界で1,000万枚以上のセールスを記録。
しかし、その反動なのか数年間低迷。
そして1995年≪新しいはじまり≫と題した4枚目のアルバム『ニュー・ビギニング』で再び脚光を浴び、 その中からのシングル曲は、それまでの最高となるシングルヒットを記録しました。
 ♪ギヴ・ミー・ワン・リーズン(Give Me One Reason)
  *1996年・全米3位を記録。
  *このシングルは、翌年のグラミー賞で「最優秀ロックソング賞」を受賞しています。

『トレイン(Train)』
★1994年、カリフォルニア州サンフランシスコで結成されたロックバンド。
最初は5人組でスタート。 1998年アルバム『トレイン』でデビュー。
2001年の『ドロップス・オブ・ジュピター』はアルバム、同名シングルも大ヒット。
順風満帆と思われたトレインですが、メンバー2人の脱退もあって2006年活動休止。
その後、2009年のトリオとして再出発。通算5枚目のアルバム『セイヴ・ミー、サンフランシスコ』からの1stシングルは世界的な大ヒットを記録しました。
 ♪ヘイ、ソウル・シスター(Hey,Soul Sister)
  *2010年・全米3位まで上昇。
  *この曲でグラミー賞「最優秀ポップグループ賞」を受賞。

『トレメローズ(The Tremeloes)』 ★1958年、イギリス・エセックス州ダゲナムで結成されたコーラスグループ。
デビュー当時のエピソードとして・・・
1962年デッカレコードのオーディションを受けた時、演奏力が優れていたことと、連絡先がロンドンだったということだけで、あのビートルズを蹴落としトレメローズが選ばれています。
 ♪サイレンス・イズ・ゴールデン(Silence Is Golden)
  *フォー・シーズンズの曲のカバー。
  *1967年・全英1位。全米11位を記録。
★トレメローズはメンバーチェンジを繰り返しつつ今も活動中。

2016年07月14日〜07月18日放送

『坂崎音楽堂』

大ベテラン新譜特集

写真:坂崎幸之助 珍しいPearlのギター

坂崎さんから:

先輩達、元気ですなあ。
現役でライブをやり続けてる人は、あまりいらっしゃらないかもしれませんが、 こうしてアルバムを作って下さってるのは、何とも心強いです。
サンタナの変らなさ、スゴイなあ。
モンキーズも良い曲多いですね。
ディランのカバーは何とも言えませんが(笑)。

ここ最近リリースされた大ベテランミュージシャン達の新譜を大特集!

●1970年代の伝説のメンバーで、45年ぶりに再結集した【サンタナ】のニューアルバム『サンタナW(フォー)』。
メンバーは、最初の2枚のアルバムに参加していたグレッグ・ローリー(Key/Voのちにジャーニー) 、 マイケル・カラベロ(Per)、マイケル・シュリーヴ(Dr)、 そして『サンタナV』に当時・弱冠17歳で参加したニール・ショーン(G/ のちにジャーニー)を中心に、 現在のサンタナ・バンドのメンバー達となっています。

サンタナ初期3枚の作風を45年ぶりに当時のメンバーと共に再現ということでアルバムタイトルが『サンタナW』となったそうです。
 ♪エニウェア・ユー・ウォント・トゥ・ゴー
  *カルロス・サンタナ(1947年7月20日生まれ)今年で69歳。

●スタジオアルバムとしては14年ぶりとなる【グラハム・ナッシュ】の新作『ディス・パス・トゥナイト(This Path Tonight) 』。
アルバムのプロデュースはCSN関係のツアーでギターを担当しているシェイン・フォンテイン(ピーター・バラカンさんの実弟)。
アルバム全ての曲が、ナッシュ と シェイン との共作。
 ♪ディス・パス・トゥナイト
 ♪ターゲット
  *グラハム・ナッシュ(1942年2月2日生まれ)74歳

●【エリック・クラプトン】の最新アルバム『アイ・スティル・ドゥ(I Still Do)』。
プロデューサーは、40年前にクラプトンの『スローハンド』を手がけたグリン・ジョンズ。
グリン・ジョンズは古くは ジミ・ヘンドリックス、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、レッド・ツェッペリン、 イーグルスなどでおなじみのエンジニアも務める名プロデューサー。
今回も機械的に音を作ったりしない、スタジオで流れる音をそのままに仕上げています。
 ♪キャント・レット・ユー・ドゥ・イット
  *クラプトンの親友で、3年前に亡くなった J.J.ケイルの作品。
  *エリック・クラプトン(1945.3.30生まれ)71歳

●今年4月の来日公演も大盛況だった【ボブ・ディラン】
生誕75周年を記念してリリースされた通算37作目のアルバム『フォールン・エンジェルズ(Fallen Angels) 』。
前作『シャドウス・イン・ザ・ナイト』同様アメリカ・スタンダードナンバーのカバーアルバム。
 ♪オール・ザ・ウェイ 
  *フランク・シナトラの名曲をカヴァー
  *ボブ・ディラン(1941.5.24生まれ)75歳

●20年ぶりにスタジオアルバムをリリースした【モンキーズ】。
アルバムタイトルは『グッド・タイムズ!(Good Times!)』。
*ミッキー・ドレンツ(1945.3.8生まれ71歳)、ピーター・トーク(1944.2.13生まれ72歳)、マイケル(マイク)・ネスミス(1942.12.30生まれ73歳) デイビー・ジョーンズは2012年2月29日、66歳で亡くなっています。
 ♪グッド・タイムズ
  *1968年にニルソンが作ったデモテープをベースにミッキー・ドレンツがヴァーチャルデュエット。
 ♪ラヴ・トゥ・ラヴ
  *生前のデイビー・ジョーンズが歌った曲(ニール・ダイアモンドの作品)
 ♪シー・メイクス・ミー・ラフ
  *リードボーカルはミッキー。ソングライティングは「ウィーザー」のリヴァース・クオモ。
 ♪ミー&マグダレナ
  *歌っているのはマイクとミッキー

2016年07月07日〜07月11日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第121回

写真:坂崎幸之助 1926年〜27年ぐらいのギブソンL-1

坂崎さんから:

ドリー・パートンさんで、日本とアメリカの決定的な違いを実感しますなあ。
カントリーチャート、これは日本では考えられないです。
そのカントリーチャートで、ずっとトップだったドリー姉さんは、やっぱりアメリカでは大スターなのですね。
さしずめ日本だと演歌かな・・・。

今週は「ト」で始まるアーティスト特集の9回目。
ラインナップは・・・

『トラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)』
★1988年「ジョージ・ハリスン」が「ロイ・オービソン」「ジェフ・リン」と一緒に食事した時、すでに 全米No.1となっていた「セット・オン・ユー」を含むアルバム 『クラウド・ナイン』から次のシングルカット用の12インチのEP盤のB面に「新曲が必要になった」という話になったそうです。
そこで3人はジョージの新曲のレコーディングのために「ボブ・ディラン」のスタジオを予約。
そしてジョージは「トム・ペティ」に預けてあったギターを取りに行きつつトムもレコーディングに誘い、その勢いで「ボブ・ディラン」にも話を持ちかけ5人で新曲を録音することに。
すると、あまりの出来の良さに「この曲をシングルのB面にするのはもったいない」ということになり、レコード会社からも“このメンバーでアルバムはどうでしょう?”と言われ、 5人は約10日間、寝食共にレコーディング!
メンバー各々のレコード会社事情や遊び心もあって5人「ウィルベリー兄弟」ということで実名を伏せ、「トラヴェリング・ウィルベリーズ」という覆面バンドとしてデビュー。
 ♪ハンドル・ウィズ・ケア(Handle With Care)
  *元々はジョージのシングルB面のために作り始めたものの、トラヴェリング・ウィルベリーズのデビューシングルになった曲。
  *1988年・全米45位とシングルチャートでは今一つでしたが、アルバム『トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1』は全米アルバムチャート最高3位を記録。

★デビューまもない1988年12月6日にロイ・オービソンが急死、グループの存続も危うくなります。
しかし1989年のグラミー賞ではデビューアルバムが認められ「最優秀ロック・グループ賞」を受賞。
実はデビュータイミングで、ほぼアルバム2枚分のレコーディングが行なわれたそうですが、ロイ・オービソンの急死と、さらにボブ・ディランが作品の完成度に納得しなかったこともあり、 『トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.2』の発売は中止。
そこで4人は新たにレコーディング、1990年アルバム『トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.3』を発表。
 ♪シーズ・マイ・ベイビー(She's My Baby)
  *1990年、シングルチャートにはチャートインならず。
   アルバムは、全米11位を記録。この曲にはゲイリー・ムーアがギターで参加。

『トリニ・ロペス(Trini Lopez)』
★1937年5月15日、テキサス州ダラス生まれのポップフォーク歌手でギタリスト。
15歳の時から、地元のラテンクラブで歌い始め、1958年デビュー。
しかし、ヒットには恵まれずクラブ周りに明け暮れます。
その努力が認められ1963年メジャーレコード会社から再デビュー。
メジャー第1弾シングルはピーター・ボール&マリーが1962年にヒットさせた曲のカバーでした。
 ♪天使のハンマー(If I Had A Hammer)
  *1963年・全米3位。
★歌手・俳優・ギタリストとしても活躍し、1967年にギブソンで「トリニ・ロペス・モデル」(ES-335がベース)を発売するも当時は不人気で、わずか6年で生産中止。
しかし近年「オアシス」のノエル・ギャラガーや「フー・ファイターズ」のデイヴ・グロールなどが使って、人気も急上昇とか。

『ドリー・パートン(Dolly Parton)』
★1946年1月19日、テネシー生まれ(現在70歳)
シンガーソングライター、女優、作家など様々な肩書を持つカントリーミュージック界の第一人者の一人。
子供の頃、ラジオ番組の子役としてデビュー。8歳でギターを手に。
13歳にして、地元のレコード会社から数枚のシングルを発表。
18歳の時ナッシュビルで本格的な芸能活動をスタート。最初は作曲家として商業的な成功を収めます。
その成功のおかげもあって、1960年代中頃からはシンガーソングライターとしてカントリーチャートをにぎわせますが1970年代に入ってはポップチャートでも注目を集めていきます。
 ♪ジョリーン(Jolene)
  *作詞作曲はドリー・パートン。1974年・全米60位。カントリーチャートでは1位。
  *1976年にオリビア・ニュートン・ジョンがカバーしヒットさせました。
 ♪オールウェイズ・ラヴ・ユー(I Will Always Love You)
  *1992年・全米1位を獲得したホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」
   実はドリー・パートンが作詞・作曲、1982年に発表した曲のカバー。
   (1982年・全米53位。カントリーチャートでは1位)
 ♪愛のほほえみ(Here You Come Again)
  *ドリー・パートン自身の大ヒット曲となりました。
   1978年・全米3位を記録、カントリーチャートでは1位。
 ♪9 to 5
  *1980年の終わりにリリースされ、翌1981年彼女にとって初の全米1位を獲得。
   もちろんカントリーチャートでは堂々の1位。
 ♪アイランド・イン・ザ・ストリーム(Islands In The Stream)/ケニー・ロジャース&ドリー・パートン>
  *ドリーと同じくカントリー界の第一人者の一人「ケニー・ロジャース」とのデュエット曲。
  *1983年・全米1位を記録。カントリーチャートは当然1位。
  *この曲はバリー、モーリス&ロビンのギブ兄弟の作品。

2016年06月30日〜07月04日放送

『坂崎音楽堂』

ポール・サイモンのNEW ALBUM「STRANGER TO STRANGER」

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

師匠ポール・サイモンのニューアルバムですね。
でも、ここのところ、お師匠さまのCDはギターをコピーするような曲が少ないのがやや残念ではあります。
とは言え、S&Gの新作も期待は出来ないしなあ。
ギター練習しよ。

今週は、今年10月には75歳になるポール・サイモンの最新ソロアルバム『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』を特集しました。

『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』
(6月3日に世界同時発売 レーベル:ユニバーサル 品番:UCCO-1169)

オリジナルアルバムとしては前作『So Beautiful or So What』以来、約5年ぶりの13作目。
プロデュースはポール・サイモン自身と、S&G時代の『明日に架ける橋』、ソロアルバム『グレイスランド』を手がけた長年の友人、ロイ・ハリーが担当。
(クレジットは"Produced by Paul Simon and His Old Partner Roy Halee")
参加ミュージシャンは、最近のライヴなども手伝っているバンドメンバーやフラメンコ系のグループ、そしてイタリアのEDMアーティストで、 アフロとエレクトロの合体が得意のトラックメーカー「Clap! Clap!」も参加。

つまり、以前アフリカミュージックを取り入れたポール・サイモンが今度は、そのアフリカ音楽にEDMを融合させた作品・・・ということです。
ちなみに、この『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』は、およそ26年ぶり(ベスト盤を除く)に全英アルバムチャート1位獲得!。

番組でご紹介した曲は・・・
 ♪ザ・ウァーウルフ
 ♪リストバンド
 ♪ストリート・エンジェル
 ♪ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー
 ♪イン・ア・パレード
 ♪インソムニアックス・ララバイ
 ♪ダンカン(ライヴ・フロム・ア・プレイリー・ホーム・コンパニオン)(ボーナストラック)

■気になるあの曲■
大阪のじゅんぷーさん、中島多美子さんからリクエストいただきました。
白井貴子さんの新作『涙河(NAMIDAGAWA)白井貴子「北山修/きたやまおさむ」を歌う』から
 ♪花のように
 ♪手と手 手と手
 ♪あの素晴らしい愛をもう一度
3曲ご紹介しました。

2016年06月23日〜06月27日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第120 回

写真:坂崎幸之助 マーチン0-15「ミルクカートンキッズ」に影響され買ってしまいました。

坂崎さんから:

ボラーレの元歌は久しぶりに聞いた気がするなあ。
子供の頃、いつも間にか覚えて、何となく口ずさんでいたような気がします。
他にも、そんな歌ってあるんだろうなあ。
忘れている名曲今のうちに思い出しておきたい、なんて思ってました。

今回は「ト」で始まるアーティスト特集の8回目。
ラインナップは・・・・
『トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ(Tom Petty & The Heartbreakers)』
★1976年、トム・ペティ(1950年10月20日生まれ)を中心にロサンゼルスで結成された5人組のロックバンド。
元々、17歳の時、トム・ペティが作ったグループ「マッドクラッチ」のメンバーで結成されたのがこの「トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ」。
デビュー当初はなかなか認められなかったものの「ニルス・ロフグレン」の全英ツアーのオープニングアクトで、最初はイギリスで火がつき、それが飛び火して全米でも1978年デビュー作が55位。
続く2ndアルバムが23位。そして3rdアルバム『破壊』が最高2位を記録。
 ♪危険な噂(Don't Do Me Like That)
  *アルバム『破壊』からのシングル曲。1980年、全米10位を記録。
★1986年「ボブ・ディラン」のバックバンドとして活動し、それがキッカケとなって1988年トム・ペティは、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ロイ・オービソンと共に「トラヴェリング・ウィルベリーズ」に参加。
その縁で1989年、トム・ペティは、ジェフ・リンをプロデューサーに迎えて初のソロアルバム『フル・ムーン・フィーヴァー』を発表。
 ♪フリー・フォーリン(Free Fallin')/トム・ペティ
  *1990年、全米7位。ジェフ・リンとトム・ペティの共作。

『ドメニコ・モドゥーニョ(Domenico Modugno)』
★1928年 1月9日生まれ、イタリア・マーレ出身の歌手。
1958年のサンレモ音楽祭で歌った「Nel blu dipinto di blu」(意味は「青く塗られた青の中」)はのちに「ボラーレ(Volare)」という曲名で、ヨーロッパはもとよりアメリカ・日本でも大ヒット。
 ♪ボラーレ(Volare)
  *1958年、全米1位。
   翌年発表されたグラミー賞では最優秀レコード賞・最優秀楽曲賞のダブル受賞。

『ドラマティックス(The Dramatics)』
★1962年、アメリカ・ミシガン州デトロイトで結成された男性5人組のソウルグループ。
元々のグループ名は「ダイナミックス」。
1967年、地元のインディレーベルとの契約をきっかけに「ドラマティックス」と改名。
そして1971年、メンフィスのソウルの名門レーベル≪スタックス≫と契約。
メジャー第1弾「Whatcha See Is Whatcha Get」が全米9位という大ヒットに!
そして1972年にリリースされた曲は、彼らにとって最大のシングルヒットとなりました。
 ♪イン・ザ・レイン(In The Rain)
  *1972年、全米5位。

『トランプス(The Trammps)』
★1960年代半ば「ヴォルケーノス(The Volcanos)」として活動をスタート。
元々は、フィラデルフィア・ソウルのスタジオミュージシャン集団≪MFSB≫のメンバーたちが結成。
ボーカル入りのバンドとして再スタートした「トランプス」は世の中の大ディスコブームに乗って『サタデーナイト・フィーバー』のサントラ盤に収録され、見事シングルが大ヒット。
 ♪ディスコ・インフェルノ(Disco Inferno)
  *1978年、全米11位を記録。
 ♪トランプス・ディスコのテーマ(Trammps Disco Theme)
  *1975年にリリース。
   日本では1981年に始まった『なるほど!ザ・ワールド』に使われたことでお馴染。

『ドリス・デイ(Doris Day)』
★1922年 4月3日生まれ、アメリカ・オハイオ州シンシナティ出身の女優で歌手のドリス・デイ。
ドイツ出身の父親が音楽教師だったこともあって、幼い頃から歌や踊りをはじめ、18歳の時に有名なジャズバンド≪レス・ブラウン楽団≫の専属歌手として音楽活動をスタート。
その後、女優としてデビューし、俳優としても歌手としても大成功。
中でも、1956年アルフレッド・ヒッチコック監督の『知りすぎていた男』のヒロインとして、劇中で歌った曲が大ヒット。
アカデミー賞の最優秀歌曲賞にもなっています。
 ♪ケ・セラ・セラ(What Will Be,Will Be(Que Sera,Sera))
  *1956年、全米2位まで上昇。

2016年06月16日〜06月20日放送

ゲスト:坂本冬美

写真:坂崎幸之助+坂本冬美
]

坂崎さんから:

30周年おめでとうございます!の坂本冬美さんでした。
時間が足りないくらいの楽しいひとときでしたね。
歌う時にノドアメを口の中に入れてるだなんて、僕と、おそろいだ!!
坂本さんも、そんな人とは初めて会った!!と喜んでいました。
まだ他にもいるかもよ。

今年デビュー30周年を迎えた坂本冬美さんをゲストにお迎えし、デビューした頃のキャンペーン回りのお話から忌野清志郎さんとの想い出、 さらに芸能活動休止からの復帰についてなど、色々お話しいただきました。

番組内でご紹介した曲は・・・
 ♪片想いでいい
  *配信限定シングル
  *TVCMでもお馴染のこの曲は「ゴールデンボンバー」のカヴァー

 ♪愛の詩 Piano Version
  *配信限定シングル
  *「愛の詩」は作曲家でピアニストの新垣隆氏による初の歌謡曲作品
   (坂本さんの為に書き下ろしだ曲)。
   このPiano Versionは、新垣氏によるピアノ演奏Versionです。

 ♪北の海峡
  *3月にリリースされた通算48枚目のシングル「北の海峡/愛の詩(両A面)」

★『「道」〜坂本冬美30周年記念オールタイムベスト〜』(2枚組)
★北島三郎さんの芸道55周年記念としてのデュエット企画「父と娘」(父と娘の愛情を歌ったブライダルソング)こちらも絶賛発売中です!

コンサートも精力的に行なっていらっしゃいます。
今後のスケジュールは・・
 6月26日 美里町文化会館(宮城)
 7月3日 博多座(福岡)
 7月6日 ウェスタ川越(埼玉)
 7月23日 日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)
 9月15日 NHKホール(東京)※30周年リサイタル
 11月23日 高周波文化ホール(新湊中央文化会館)(富山)

★東京・日本橋の『明治座』10月公演として、
 10月1日?26日にかけ歌手生活30周年「坂本冬美」特別公演が開催。

詳しくは坂本冬美さんの公式サイト http://fuyumi-fc.com でご確認ください。

2016年06月09日〜06月13日放送

ゲスト:サンタラ

写真:坂崎幸之助+サンタラ

坂崎さんから:

いやいや、そんなにアルフィーのファンだったなら、先に言えよってか(笑)。
でも砂田くんのギターはホントに坂崎っぽいというか、我ながら、近いという印象です。
もっともっとギターの話しをして、マジで二代目を襲名してもらうかな(笑)
サンタラ、10枚目のアルバム、かなり良いです。

今回は2014年7月以来ほぼ2年ぶりの『サンタラ』
(カープ女子)田村キョウコさんと(観葉植物を育て始めた)砂田和俊さんをお迎えしました。

坂番4回目の登場となる今回は、7月20日にリリースされる10枚目のALBUM『Moon ina Bottle』を持ってきてくれました。

この『Moon ina Bottle』は詩人:中原中也の詩をサンタラの感性で歌った曲、サイモン&ガーファンクルへのオマージュサウンドに乗せた曲などなど全9曲の“スーパーアコースティック”な作品となっています。
さらに、田村キョウコさんの書き下ろし短編小説3篇、砂田和俊さんの全使用ギター解説付きとなっています。

ちなみに、リリース日は7月20日とちょっと先ですが、6月17日(金)名古屋TOKUZO を皮切りにスタートする≪TOUR 2016“Moon in a Bottle”≫の各会場で先行販売されます。

≪TOUR 2016 "Moon in a Bottle"≫
 6/17名古屋(TOKUZO)     6/24博多(music bar S.O.Ra)
 6/25鹿児島(Bar ISSO)    6/26熊本(BATTLE BOX)
 6/29山口(cafe de DADA)   7/1 広島(Live Juke)
 7/2 松山(OWL)        7/3 高松(RUFFHOUSE)
 7/8 大阪(Music Club JANUS) 7/9 岡山(MO:GLA)
 7/10出雲(LIBERATE)   7/12金沢(モッキリヤ)
 7/16甲府(KING RAT)   7/23山形(Noisy Duck)
 7/24能代(Studio M3)   7/26仙台(SOULKING)
 8/28長野(India live the sky) 9/1 東京(月見ル君想フ)
 9/10札幌(Day & Night)   9/11旭川(EARLY TIMES)
※詳細はサンタラ公式サイト http://www.santara.jpでご確認ください。

そして今回「サンタラ×坂崎」でのスタジオセッションは
♪Don't Cross The River(Americaのカヴァー)
♪BLACK WATER(The Coobie Brothersのカヴァー)
♪星空のディスタンス(THE ALFEEのカヴァー)
タップリ3曲を披露していただきました!
3人も「初めて歌う&演奏する」といっていた ♪BLACK WATER 初めてとは思えぬクオリティでした。さすが!です。

2016年06月02日〜06月06日放送

『坂崎音楽堂』

西海岸のスタジオミュージシャン達“レッキング・クルー”に注目!

写真:坂崎幸之助 坂崎さんが読んでいる本が「レッキング・クルーのいい仕事」

坂崎さんから:

今、僕の周りでちょいとブームになっているミュージシャン集団「レッキング・クルー」。
とにかく、あのヒット曲達を、ほとんどこの方々が演奏していただなんて、知れば知るほど面白くなってきます。
でも大滝さんや達郎さんは当然のように知っていたんだろうなぁ。
スゲぇ。映画も本も良かったですよ。

今週は、1960年代?70年代前半にかけて数々のヒット曲に携わった西海岸のスタジオミュージシャンたち、 通称≪レッキング・クルー≫にスポットを当てたアルバム『レッキング・クルー』(4枚組)を特集します。
※輸入盤(レーベル:Rockbeat Records 品番:ROC-CD-3308)

★レッキング・クルーの中心人物は、名ドラマーの「ハル・ブレイン」。
1960年代初期、フィル・スペクターの中心的セッションメンバーとなりベースの「ジョー・オズボーン」と、 キーボードの「ラリー・ネクテル」と共に“黄金のリズムセクション”として数々のレコーディングに参加。
このスタジオミュージシャン集団「レッキング・クルー」のメンバーは20人?30人とも言われています。

そんな彼らがレコーディングに参加した楽曲を集めた4枚組CD『レッキング・クルー』。
その中から今回ご紹介したのは・・・
 ♪ビー・マイ・ベイビー/ザ・ロネッツ
  *若き日のレオン・ラッセルも参加
 ♪すてきなバレリ(Valleri)/モンキーズ
  *後にベンチャーズのメンバーとなったジェリー・マギーがリードギターで参加。
 ♪ミスター・タンブリン・マン/ザ・バーズ
  *レコーディング当日はギターのロジャー・マッギン以外は呼ばれなかったという逸話もある曲。
   冒頭の12弦のエレキギターのみメンバーのロジャー・マッギンが
   弾いてますがキーボードはレオン・ラッセル、ベースはラリー・ネクテル、
   ドラムはハル・ブレインが担当。
 ♪夢のカリフォルニア/ママス&パパス 
  *ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテルが参加。
   のちに「孤独の世界」のヒットで有名になった P.F.スローンもギターで参加。
   歌以外で演奏に参加しているママス&パパスのメンバーはギターのジョン・フィリップス1人。
 ♪グッド・バイブレーション/ビーチ・ボーイズ
  *印象的なオルガンはラリー・ネクテル。
   ドラムはブライアン・ウィルソンと仲の良かったハル・ブレイン。
 ♪ビートでジャンプ(Up,Up and Away)/フィフス・ディメンション
  *ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテルが参加。
 ♪うわさの男(Everybody's Talkin')/ニルソン
  *この曲もレッキング・クルーによるレコーディング。
   ラリー・ネクテルがベースを担当。
 ♪ウイチタ・ラインマン/グレン・キャンベル
  *レッキング・クルー(裏方)から表舞台に出て成功した人の一人がグレン・キャンベル。
   レオン・ラッセルも同じように成功したミュージシャン。
  *リードギターはグレン・キャンベル自身。
   ベースはレッキング・クルーの紅一点としてビーチ・ボーイズをはじめ、
   数々のレコーディングに参加しているキャロル・ケイ。
   ドラムはハル・ブレインの次に忙しかったジム・ゴードン。
   →ジム・ゴードンはクラプトンと「いとしのレイラ」を共作。

★単行本「レッキング・クルーのいい仕事」
ドキュメンタリー映画「レッキング・クルー〜伝説のミュージシャンたち」もお薦めです。

■気になるあの曲■
今回は、岡山のキキさんからのリクエスト。
高見沢さんがベンチャーズに提供した曲「Tokyo Lonely Night」をご紹介しました。
この曲が収録されたアルバム『HITS&NEW』は6月15日リリースです。

2016年05月26日〜05月30日放送

先週に引き続きゲスト:コメットハンターの木内鶴彦さん

写真:坂崎幸之助+木内鶴彦

坂崎さんから:

2週続けての木内さん。
同い年ということもあって意気投合(しましたよね?(笑))。
ラジオで話せないことや、もっともっと深い話は今後ゆっくりと時間を取ってお聞きしちゃおう。
その時は、また皆さんにも報告しますね。

先週に引き続きコメットハンター(彗星捜索家)の木内鶴彦さんをゲストお迎えしました。

≪木内鶴彦さんの簡単なプロフィール≫
1954年6月4日生まれ、長野県佐久郡小海町出身。
6歳の頃から、星や宇宙に興味を持ち始め、小学3年の時、虫メガネを使った自作の望遠鏡を作り月や惑星の観測を始める。
小学5年の時に初めて「池谷・関彗星」を観測。彗星に興味を持つようになる。
そして、学生時代には天文同好会を中心に活動。
その後、航空自衛隊に入隊し飛行運行管理者として茨城県百里基地に所属。
しかし生死をさまよう病気をしたことから、新たな人生観に気づき航空自衛隊を退官。
その後、地元・長野県に戻り天体観測を続ける。
現在は天体観測を通じて環境問題に取り組んでいらっしゃいます。

木内鶴彦さんの著書
『宇宙(そら)の記憶』竜鳳書房
『生き方は星空が教えてくれる』サンマーク出版
『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み』晋遊舎
等、多数。
また、立花隆氏の著著『証言・臨死体験』にも掲載されています。

2016年05月19日〜05月23日放送

ゲスト:コメットハンターの木内鶴彦さん

写真:坂崎幸之助+木内鶴彦

坂崎さんから:

やっとお会いできました(笑)
何年も前から、一度お会いしてお話しをお伺いしたいと思っておりましたが、夢が叶った一日でした。
まあ、木内さんの本は読み倒しておりましたので臨死体験の話しは存じておりましたが実際にお会いしての話しはスゴかった!!もう一回、本読も。

今週はコメットハンター(彗星捜索家)の木内鶴彦さんをゲストお迎えしました。

≪木内鶴彦さんの簡単なプロフィール≫
1954年6月4日生まれ、長野県佐久郡小海町出身。
6歳の頃から、星や宇宙に興味を持ち始め、小学3年の時、虫メガネを使った自作の望遠鏡を作り月や惑星の観測を始める。
小学5年の時に初めて「池谷・関彗星」を観測。彗星に興味を持つようになる。
そして、学生時代には天文同好会を中心に活動。
その後、航空自衛隊に入隊し飛行運行管理者として茨城県百里基地に所属。
しかし生死をさまよう病気をしたことから、新たな人生観に気づき航空自衛隊を退官。
その後、地元・長野県に戻り天体観測を続ける。
現在は天体観測を通じて環境問題に取り組んでいらっしゃいます。

今まで4つの彗星を発見した木内さん。
1990年、チェルニス・木内・中村彗星発見
同年、土屋・木内彗星発見
1991年、メトカーフ・ブリューイントン彗星発見
1992年、スイフト・タットル彗星再発見
コンピュータによる軌道計算と写真乾板による彗星探査が普通である中で、木内さんは電卓と大型双眼鏡で4つの彗星を発見されたそうです。

また、22歳の時「上腸間膜動脈性十二指腸閉塞」で一度、死亡を確認されるも30分後に蘇生。
死後、蘇生したことが医師のカルテに記録されている例としては国内唯一だそうです。
この体験により「宇宙とは何なのか、自分とは何なのか」といった問いを追求しはじめます。

・・・といったいお話しをメインにしていただきましたが次回も引き続きご登場いただき、より深いお話しを伺っていきます!

木内鶴彦さんの著書
宇宙(そら)の記憶』竜鳳書房
『生き方は星空が教えてくれる』サンマーク出版
『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み』晋遊舎
等、多数。
また、立花隆氏の著著『証言・臨死体験』にも掲載されています。

2016年05月12日〜05月16日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第119回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

トム・ジョーンズ・ショー(THIS IS TOM JONES)見ていたなあ。
でも実は、あんまり中味は覚えてないのは何でだ?
ちゃんと見てなかったのかなぁ。
エド・サリヴァン・ショーやアンディ・ウィリアムス・ショー等々、色々なショーがあって楽しかったですね。
音楽がお茶の間にあった時代。遠い昔のことなのかなあ。

「ト」で始まるアーティスト特集、7回目となる今回のラインナップは・・・

『トミー・ロウ(Tommy Roe)』
★1942年5月9日、アメリカ・ジョージア州アトランタ生まれ。
高校時代に仲間とバンドを結成し地元で活躍。
1960年にマイナーレーベルからシングル「可愛いシェイラ」をリリース。
1962年大手のレコード会社に認められ契約、「可愛いシェイラ」を新たにレコーディングしメジャーデビュー。
いきなりの全米1位の大ヒットを記録。
 ♪可愛いシェイラス(Sheila)
★その後ヒットに恵まれず活動の拠点をイギリスはロンドンに移すことに。
すると全英チャートでは常に好成績を記録。1969年にリリースしたシングルは全英1位を皮切りに、ヨーロッパやカナダで大ヒット。
そして本国アメリカでも、ナンバーワンを獲得することに!
 ♪ディジー(Dizzy)
  *1969年、全米1位。
★74歳になったばかりのトミー・ロウ、現在も現役として活動中です。

『トム・ジョーンズ(Tom Jones)』
★1940年 6月7日生まれ、南ウェールズ出身。
若い頃≪トミー・スコット≫という芸名で歌っていたところをスカウトされ、1963年「セネターズ」というトリオに参加するものの売れず・・・。
翌1964年、ソロアーティストとしてプロデビュー。1stシングルこそ全くの不発でしたが、2ndシングルとしてリリースした曲が1965年本国イギリスで1位、全米でも10位と大ヒットを記録。
 ♪よくあることさ(It's Not Unusual)
  *彼がホストをしていたテレビ番組
『ジス・イズ・トム・ジョーンズ(THIS IS TOM JONES)(1969-71)のオープニングテーマ。
日本では1970年、テレビ東京で放映されました。
★この曲の大ヒットで一気にイギリスの国民的スター!
特に「セックス・シンボル」として女性(特に大人の女性)に人気を博しました。
その後、次々にシングルヒットを放ち、映画の主題歌も数多く依頼されいずれもヒット。
 ♪何かいいことないた子猫チャン(What's New Pussycat?)
  *1965年、全米3位。同名の映画主題歌。作ったのはバート・バカラック。
★1960年後半から1970年代はじめ、日本でも抜群の人気のトム・ジョーンズ。
日本の歌謡界にも影響を与え、尾崎紀世彦さんは、その迫力あるダイナミックな歌唱力から「和製トム・ジョーンズ」と言われ、トム・ジョーンズの曲をカヴァーしていました。
 ♪ラヴ・ミー・トゥナイト(Love Me Tonight)
  *尾崎紀世彦さんもカヴァーした曲。1969年、全米13位・全英9位
 ♪シーズ・ア・レディー(She's A Lady)
  *1971年、全米2位まで上昇、ポール・アンカが作ったことでも有名。
★年齢を重ねるに従って「伝説のセックスシンボル」として若手のアーティストやプロデューサー達から注目を集めたトム・ジョーンズ。1980年代に入っては数多くの依頼を受けて、たくさんのコラボに参加。
“アート・オブ・ノイズ”とのコラボによるプリンスの「キッス」のカバーをはじめ数々のヒットを放ちます。
そして1994年、特に日本のお茶の間でおなじみとなる大ヒットが誕生。
それが“アート・オブ・ノイズ”の中心人物「トレヴァー・ホーン」プロデュースのこの曲でした。
 ♪恋はメキ・メキ(If I Only Knew)
  *1994年・全米ダンスチャート4位、全英11位
★1999年にエリザベス女王からOBE勲章(大英帝国勲章)、2006年には大英帝国ナイトを授与されています。
つまり、現在のトム・ジョーンズの本名は「サー・トム・ジョーンズ・ウッドワード」。

2016年05月05日〜05月09日放送

『坂崎音楽堂』

「ビーチ・ボーイズ・パーティ」特集

写真:坂崎幸之助 加藤和彦さんが愛用していたマーチンD-18(1947年製)所有者は伊達幸志さん

坂崎さんから:

いやいや、あのビーチボーイズの素のレコーディング風景が感じられるようで興味深いアルバムですねぇ。
やっぱりコーラス上手い!あたり前ですが。
声が全員ビーチボーイズ声!!あたり前ですが。
やっぱり兄弟と従兄弟だなあ。
う〜ん、でもライバルのビートルズやB.ディランを唄ってしまうなんて・・・楽しい!!

今回は、1965年に発表された「ビーチ・ボーイズ・パーティ」の50周年記念アルバムとしてリリースされた『ビーチ・ボーイズ・パーティ?アンカヴァード・アンド・アンプラグド』 (Beach Boys' Party! Uncovered And Unplugged)大特集!

1965年当時、とにかく売れっ子で忙しかったビーチ・ボーイズ。
アルバムもシングルも出せば大ヒット。レコード会社も次々に新作を要求。
なんと、その頃のアルバムリリースのペースは、年に約3枚!
しかしオリジナルアルバムをそんなに作ることは出来ないし、ライヴアルバム、クリスマスアルバム、ヒット曲集も出した・・・
次はどうする?ということで、彼らが考えたのが「スタジオで、アコースティックで、当時のライバルともいえる、 ビートルズなどのヒット曲の数々をライヴでやって、そのままアルバムにする。
そしてパーティ風にするため、笑い声やおしゃべりをオーバーダビングしたアルバムを作る!」ということ。
これが『ビーチ・ボーイズ・パーティ』。
(1965年8月?9月に録音。のちに世界初のアンプラグドセッションと称される)

で、今回リリースされた『Beach Boys' Party! Uncovered And Unplugged』は最新リミックス&リマスターにより、当時のパーティ風を装ったノイズをカット。
さらに、当時収録されなかったNGテイクなど69曲をプラスした2枚組CDです。
(レーベル:ユニバーサルミュージック 品番:UICY-15486/7)

その中から番組でご紹介した楽曲は・・・
 ♪恋する二人(I Should Have Known Better)(ビートルズのカヴァー)
 ♪テル・ミー・ホワイ(Tell Me Why) (ビートルズのカヴァー)
 ♪悲しみはぶっとばせ(You've Got To Hide Your Love Away)(ビートルズのカヴァー)
 ♪デヴォーテッド・トゥ・ユー(Devoted to You) (エヴァリー・ブラザーズのカヴァー)
 ♪時代は変わる(Times They Are A-Changon')(ボブ・ディランのカヴァー)
 ♪アイ・ゲット・アラウンド/リトル・デュース・クーペ(I Get Around/Little Deuce Coupe)
  (セルフカヴァー)
 ♪バーバラ・アン(Barbara Ann)(セルフカヴァー)
 ♪サティスファクション(Satisfaction)(ローリング・ストーンズのカヴァー)
 ♪風に吹かれて(Blowin' In The Wind)(ボブ・ディランのカヴァー)
 ♪涙の乗車券(Ticket to Ride)(ビートルズのカヴァー)

2016年04月28日〜05月02日放送

先週に引き続きゲスト:フォトグラファーのヨシダ ナギさん

写真:坂崎幸之助+ヨシダ ナギ

坂崎さんから:

先週に続いてヨシダナギさんでしたが、世界には、まだまだ知らないことが、たっくさんあるのですね。
と言うか、すでに200もの少数民族に会いに行っただなんて!!
きっと色々な文化や風習が、それぞれにあるんでしょうね。
もっと色々な話しを聞いてみたいですなあ。

先週に引き続きフォトグラファーのヨシダナギさんをゲストにお迎えしました。

≪ヨシダナギさんの簡単なプロフィール≫
1986年生まれのフォトグラファー。
アフリカ人への強烈な憧れを幼少期から抱き「大きくなったら自分もアフリカ人のような姿になれる」と信じて生きるが、自分が日本人だという現実を両親から突き付けられ、10歳の時に大きく挫折。 独学で写真を学び、2009年より単身でアフリカに渡り彼らの写真を撮りはじめる。
アフリカの裸族と共に裸になったことがフューチャー、その奔放な生き方と写真が評価され、さまざまなメディアで紹介され、現在はフォトグラファーとしてアフリカや途上国の秘境や僻地で写真を撮りながら、 “アフリカ人の美しさ”や”アフリカの面白さ”を伝えるべく、講演会やコラム寄稿などの活動を積極的に行っている。

そして今年3月25日に「いろは出版」から1st作品集『SURI COLLECTION 』が出版!

★<SURI COLLECTION>写真集発売記念個展
5月8日まで渋谷西武B館 8階にて開催中!(無料です!)

■フォトグラファー:ヨシダナギさんと一緒に行く
「奥深いヒンバ族の村と美しいナミブ砂漠を訪ねるナミビア10日間」(7/8出発)
「南エチオピア美しい少数民族の世界を堪能する8日間」(10/9 出発)

詳細はヨシダナギさんの公式サイトhttp://nagi-yoshida.com
でご確認ください。
素敵な写真も多数ご覧になれます。

2016年04月21日〜04月25日放送

ゲスト:フォトグラファーのヨシダ ナギさん

写真:坂崎幸之助+ヨシダ ナギ

坂崎さんから:

今、気になっているフォトグラファーのヨシダナギさんをお迎えしました。
アフリカの少数民族に、まさしく裸で飛び込んで写真を撮りに行くなんて、スゴいですねぇ。
小さい頃の夢を実現させているステキな女性です。
来週も来てもらお。

今週は女性フォトグラファーのヨシダナギさんをゲストにお迎えしました。

≪ヨシダナギさんの簡単なプロフィール≫
1986年生まれのフォトグラファー。
アフリカ人への強烈な憧れを幼少期から抱き「大きくなったら自分もアフリカ人のような姿になれる」と信じて生きるが、 自分が日本人だという現実を両親から突き付けられ、10歳の時に大きく挫折。
独学で写真を学び、2009年より単身でアフリカに渡り彼らの写真を撮りはじめる。
アフリカの裸族と共に裸になったことがフューチャー、その奔放な生き方と写真が評価され、さまざまなメディアで紹介され、 現在はフォトグラファーとしてアフリカや途上国の秘境や僻地で写真を撮りながら、“アフリカ人の美しさ”や”アフリカの面白さ”を伝えるべく、 講演会やコラム寄稿などの活動を積極的に行っている。

そして今年3月25日に「いろは出版」から1st作品集『SURI COLLECTION 』が出版!

写真集発売記念個展
 4月26日〜5月8日、渋谷西武B館 8階で開催(無料です!) 

写真集発売記念個展オープニング・トークショー
 4月29日(金・祝)14:00スタート(15時終了予定)@渋谷西武B館8階
 【出演】ヨシダナギさんと「RIP SLYME」のSUさん

★4月29日(金・祝)19時から 
 東京・新宿LOFT PLUS ONE にて『オメ★コボシ34』にゲスト出演。
 【出演】岩井志麻子(作家) 徳光正行(タレント)

★4月27日(水) @大阪:Loft PlusOne West
 トークショー『ヨシダナギpresents 俺とお前と黒いヤツ2016』
 【出演】ヨシダナギさん と 吉田豪さん(プロインタビュアー)

■フォトグラファー:ヨシダナギさんと一緒に行く「奥深いヒンバ族の村と美しいナミブ砂漠を訪ねるナミビア10日間」(7/8出発) 「南エチオピア美しい少数民族の世界を堪能する8日間」(10/9 出発)

詳細はヨシダナギさんの公式サイトhttp://nagi-yoshida.comでご確認ください。
素敵な写真も多数ご覧になれます。 http://www.alfee.com

2016年04月14日〜04月18日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第118回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

トミー・ジェイムスさんの「ハンキー・パンキー」が懐かしすぎ。
でも今、思い出したけど、この曲のタイトルは「ファンキー・パンキー」だと思ってた。
「ファンキー〜」は我々アルフィーですな。

そろそろ花粉も終わるかな。
もうちょい、がんばるべ。

「ト」で始まるアーティスト特集の6回目。
今回のラインナップは・・・

『トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)』
★1958年10月14日イギリス・ロンドン生まれ(現在57歳)。
シンセサイザーを中心にしたキーボードプレイヤーとしてスタジオミュージシャンからスタート。
スタジオミュージシャン時代は「フォリナー」や「デフ・レパード」のアルバムに参加してます。
 ♪彼女はサイエンス(She Blinded Me With Science)
  *1983年、全米5位まで上昇。
★1990年代に入ってからはインターネット関係の「ダウンロード向けファイルフォーマット」や携帯電話向けのソフトウェア版シンセサイザー開発などにたずさわり大成功しています。

『トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ(Tommy James & The Shondells)』
★1947年4月29日オハイオ州デイトン生まれ(もうじき69歳)本名「トーマス・ジャクソン」が結成したグループ。
早熟なトミー少年は何と3歳でウクレレ、9歳でギターを手にし12歳で学校の仲間と「ザ・ションデルズ」を結成。
16歳の時(1964年)最初のレコード「ハンキー・パンキー」をリリース。
2年の歳月をかけて全米で大ヒットを記録。
 ♪ハンキー・パンキー(Hanky Panky)
  *1966年、全米1位。
★翌年(1967年)放ったヒット曲は、20年後に「ティファニー」がカバーして全米No.1を獲得した「ふたりの世界」。
オリジナルの「トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ」ヴァージョンの邦題は「君と僕の世界」。
 ♪君と僕の世界(I Think We're Alone Now)
  *1967年、全米4位まで上昇。
  *ちなみにティファニーの「ふたりの世界」が大ヒットしたからなのか、
   後年になってリリースされたトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズのCD盤の邦題も
    「ふたりの世界」と変っています。
★ティファニーの「ふたりの世界」が大ヒットした1987年には、ビリー・アイドルの「モニー・モニー(LIVE)」も大ヒットしましたが、 実はこの曲のオリジナルもトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズでした。
 ♪モニー・モニー(Mony Mony)
  *1968年、全米3位を記録。
★数々のアーティストたちにカバーされているトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ。
ジョーン・ジェット&ザ・ブラックもこんな曲↓↓をカバー、全米シングルチャートで7位まで上昇しています。
 ♪クリムゾンとクローバー(Crimson And Clover)
  *1969年、全米1位
★この大ヒットの翌年「トミー・ジェイムス」はグループを解散。
ソロアーティストとして再スタートを切っています。

『トミー・ツートーン(Tommy Tutone)』
★1978年、サンフランシスコで結成した男性4人組のパワーポップバンド。
最初リードボーカリスト「トミー・ヒース」と、ギターの「ジム・ケラー」の2人組でグループ名「トミー&ザ・ツートーンズ」でした。
その後「トミー・ツートーン」に変更。
 ♪ジェニーズ・ナンバー/867-5309 (867-5309/Jenny)
  *デビューから2年後の1982年に生まれたヒット曲。全米4位まで上昇。
★この曲の大ヒットの翌年、3枚目のアルバムをリリースしましたが1984年バンドは解散。

『トミー・ペイジ(Tommy Page)』
★1970年5月24日、アメリカ・ニュージャージー州ウエスト・コールドウェル生まれ。
本名「トーマス・オルデン・ペイジ」。
幼い頃から兄とバンド活動をスタート。大学に入学するための学費を稼ぐためニューヨークのダンスクラブで働き、DJに渡したデモテープがきっかけで1989年にデビュー。
最初のシングルこそ不発でしたが、1989年の夏、当時大人気だった「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」や「ティファニー」とのパッケージによる全米ツアーを行ないます。
その縁でニュー・キッズのメンバーと共作した2ndシングルが翌1990年に大ヒット。
 ♪アイル・ビー・ユア・エヴリシング(I'll Be Your Everything)
  *1990年、全米1位。
  *曲を一緒に作ったニュー・キッズのメンバーもコーラスで参加しています。

2016年04月07日〜04月11日放送

『坂崎音楽堂』

コンピレーションアルバム 「変DISCO」特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

いやいや、こんな時代がありましたなぁ。
みんなディスコ、ディスコ。
一定のテンポでメドレーにしたり、アレンジしたりでなかなか楽しかったです。
「ショック!!TAKURO23」も今では懐かしい想い出ですなぁ。
また何かでネタ考えとこ。

今回は1970年代後半から80年代前半、世界的なディスコブームに乗って日本のレコード会社各社が競い合って作った“企画物”和製ディスコの迷曲・珍曲の数々を集めたコンピレーションアルバム『変DISCO』を特集!
※全17曲収録 初のCD音源多数!
※レーベル:SONY 品番:MHCL-2592

番組内でご紹介したのは・・・
 ♪ヘイ!ミスター・ヨサク/バラクーダ(1979)
  *北島三郎「与作」の英語詞ディスコ化
 ♪ソウルそれからどうした!-日本列島春一番/マイナー・チューニング・バンド(1977)
  *日本民謡のディスコ・メドレー
 ♪ディスコお富さん/エボニー・ウェッブ(1978)
  *米国メンフィス出身のファンク・バンドによる春日八郎「お富さん」のディスコ化
 ♪サンスー・ダンシング/サム・クラート・オーケストラ(1976)
  *ディスコ・サウンドに乗って算数の勉強(演奏は都倉俊一氏の覆面バンド)
 ♪化粧なおしでメイク・ダウン?/ライジングチャートバンド(1982)
  *化粧品CMソングのものまねディスコ・メドレー
 ♪ジェシー・ザ・スーパーマン/高見山大五郎&SPS シンガーズ(1979)
  *ハワイ出身人気力士・高見山のラップ(?) をフィーチャーしたディスコ・チューン
 ♪ソウル若三杉/ドクター南雲とシルバーヘッドホーン(1977)
  *大相撲大関・若三杉(のち横綱・若乃花<2 代目>?間垣親方)の応援歌
 ♪ソウル怪人二十面相(セリフ・ヴァージョン)/アーリー・バード・シンジケート(1977)
  *フランスのディスコ曲"Dynamite Dragster" のカバー。
   明智小五郎、二十面相、小林少年の寸劇付き。
   明智小五郎役と小林少年役はDJとして活躍した故・八木誠氏
   二十面相役は声優の第一人者・堀勝之祐氏
 ♪具志堅のテーマ/10カウント・バンド(1977)
  *ボクシング世界チャンピオン・具志堅用高のテーマ曲
 ♪花笠音頭/MITCHIE(三橋美智也)(1979)
  *70年代後半「ミッチー」として再ブレイクした三橋美智也の民謡ディスコ化
   寺内タケシ氏がプロデュース
 ♪ナイアガラ・CM BOX/ライジングチャートバンド(1982)
  *大滝詠一?ナイアガラ系ヒット・ソングのものまねディスコ・メドレー

2016年03月31日〜04月04日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSTDF)』

第117回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ドノヴァン、よく聞いたなあ。
一時期、ハマったこともあってコピーもしたものです。
当時、武道館でのライブに行きそびれちゃったのが悔やまれます。
オリジナルアルバムをもう一回、年代ごとに聞いてみたいですなぁ。

5回目となる「ト」で始まるアーティスト特集のラインナップは・・・

『トニー・ベネット(Tony Bennett)』
★1926年8月3日、アメリカはニューヨーク州クイーンズ生まれ(現在90歳!)
イタリア系アメリカ人で、本名は「アントニー・ドミニク・ベネデット」。
芸名は、それを短くしてアメリカ風(英語風)の発音にしたもの。
 ♪霧のサンフランシスコ(I Left My Heart in San Francisco)
  *あのフランク・シナトラが生前に「トニー・ベネットこそ、音楽業界最高の歌手だ」と
   言われ世界的な出世作からとなった曲。
  *1962年、全米では19位でしたがグラミー賞の最高峰「最優秀レコード賞」
   「最優秀男性ポップ歌手賞」を受賞。
★この10数年、アルバムやライヴでポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダー、バーブラ・ストライサンド等と共演(コラボ・デュエット)しているトニー・ ベネットが2014年、コラボの相手に選んだのがレディ・ガガ。
この二人によるゴージャスなアルバム『チーク・トゥ・チーク』は全米アルバムチャートで見事1位を獲得しています。
 ♪チーク・トゥ・チーク(Cheek To Cheek)

『ドノヴァン(Donovan)』
★1946年5月10日、スコットランド、グラスゴー生まれ(もうじき70歳!)
本名「ドノヴァン・フィリップス・レイッチ」。
子供の頃からトラッドフォークに影響を受け、高校卒業後は友人と共に数年かけてイギリス各地を演奏しながら放浪。
1960年代初め、「ボブ・ディラン」を筆頭に世界的にフォークブームだった頃、1965年にドノヴァンも「ブリティッシュ・ディラン」としてデビュー。
当初、イギリス国内のみでヒットを放っていましたが「アニマルズ」や「ハーマンズ・ハーミッツ」などでおなじみのプロデューサー/ミッキー・モストと出会うと一変!
フォークだけではなく、ジャズ、ポップ、ワールドミュージック、サイケデリックなどを取り入れて世界的なヒットを次々に放ちます。
 ♪サンシャイン・スーパーマン(Sunshine Superman)
  *1966年、初の全米ナンバーワン。
★「サンシャイン・スーパーマン」以降1970年にかけてヒットを連発。
ちなみに当時のドノヴァンのバンドには、のちに「レッド・ツェッペリン」を結成したジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナム、 それにジェフ・ベックなどが参加しています。
 ♪メロー・イエロー(Mellow Yellow)
  *1966年、全米2位。
  *ポール・マッカートニーがコーラス・ウィスパーズで参加しています。
 ♪ラレーニャ(Lalena)
  *1968年、全米33位。
  *ザ・タイガースのトッポこと加橋かつみさん、加藤和彦さんもカバーした曲。
 ♪バラバジャガ(Goo Goo Barabajagal)with The Jeff Beck Group
  *1969年、全米36位。
  *デビュー当初からレコーディングに参加していたジェフ・ベックと共演したロックナンバー。

『ドビー・グレイ(Dobie Gray)』
★1940年7月26日、アメリカ・テキサス出身の黒人のブルースアーティスト。
本名は「ローレンス・バロウ・ブラウン」。
幼い頃から教会で歌い始め、カントリーにも親しみ、ブルース、ソウル、ポップなど幅広い音楽に影響を受けています。
 ♪明日なきさすらい(Drift Away)
  *1973年、全米5位。
  *ロッド・スチュワートをはじめ、レイ・チャールズ、マイケル・ボルトンなど多くのアーティスト達がカバー
   しています。
  *元々は、スワンプロック・アーティストのジョン・ヘンリー・クルツが1972年に作った曲。

2016年03月24日〜03月30日放送

『坂崎音楽堂』

ベテラン新譜特集

写真:坂崎幸之助 THE ALFEE『SINGLE HISTORY Vol.Z』リリースされました!よろしくお願いいたします。

坂崎さんから:

ベテランさん達は、まだまだ頑張ってます。
6年・7年とアルバムリリースのブランクはあったりしますが見習らわないといけませんなぁ。
ライブも、まだまだ皆さん元気ですし。
こういった方々の活躍を見るとアルフィーもまだヒコッ子だと思えます。がんばらねば。

今回は「ベテラン新譜特集」!!

★日本では4月1日にリリースされる「チープ・トリック」の新譜から。
7年ぶり、通算17枚目となるニューアルバム『バン・ズーム・クレイジー・ハロー(Bang Crazy...Hello)』からの先行シングルです。
 ♪No Direction Home
  *今年(2016年)『ロックの殿堂』入りを果たしています。

★「ザッツ・ザ・ウェイ」の大ヒットでおなじみの「KC & The Sunshine Band」の最新アルバム『FEELING YOU! THE 60s』からライチャス・ブラザーズが1964年に全米No.1に送り込んだ曲のカバー。
 ♪ふられた気持ち(You've Lost That Lovin' Feeling)feat.Jason Scheff(シカゴ)
  *この新譜は1960年代のヒット曲(ビージーズ、ミラクルズ、ボブ・ディラン、キンクス等々)のカバーアルバム。

★「エアロスミス」のリードボーカリスト:スティーヴン・タイラーのソロアルバムからの先行シングル。
 ♪Red,White & You
  *今作(初のソロアルバム)は兼ねてから夢だったナッシュビルでのレコーディングという
   カントリーアルバム。
   アルバムのリリース日は未定。

★先日のグラミー賞にも出演してた、女性ブルース・ロック・アーティストであり、スライドギターの名手、ボニー・レイットの彼女の最新アルバム『ディグ・イン・ディープ』から。
 ♪Gypsy In Me

★レオ・セイヤー、6年ぶりのニューアルバム『レストレス・イヤーズ』から。
 ♪Restless Years
  *現在、拠点をオーストラリアに移していて、今作のミュージシャンもスタジオもオーストラリア!
   曲作りには、この曲をはじめ4曲に旧友のアルバート・ハモンドが参加

★69歳にして、まだまだ元気なエルトン・ジョンの通算33枚目となるオリジナルアルバム『ワンダフル・クレイジー・ナイト』から。
 ♪Blue Wonderful
  *ソングライティングは、何と48年間ものパートナーとなるバーニー・トーピン。

■気になるあの曲■ 
アメリカでは“サイモン&ガーファンクルの再来”と言われている男性デュオ、「ザ・ミルク・カートン・キッズ(The Milk Carton Kids)」に注目。
L.A.を拠点に活動するケネス・パッテンゲイル と ジョーイ・ライアン によるギターデュオで結成は2011年。
ギター2本でレコーディングとライヴを繰り広げています。
これまで自主レーベルから2枚、メジャーで2枚、計4枚のアルバムを発表。
最新アルバム『モントレー』のクレジットには、ケネス君が弾いているギターが「1954年製のマーチン O-15 」ジョーイ君が「1951年製のギブソン J45」と書いてあります。
 ♪High Hopes
 ♪Secrets Of The Stars

2016年03月17日〜03月23日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSTDF)』

第116回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ドナ・サマーさんとかは、あんまり聞いてこなかったけどヒット曲は知ってましたねぇ。
数年前に、63才という若さで亡くなったとは。
まだまだこれからなのに。残念ですね。
「幸せの黄色いハンカチ」は映画館で見たです。
海援隊の武田鉄矢さんがお芝居上手いな〜ってビックリしたのを覚えてるなぁ。

今回で4回目の「ト」で始まるアーティスト特集。ラインナップは・・・

『ドナ・サマー(Donna Summer)』
★1948年 12月31日・アメリカ・マサチューセッツ州ボストン生まれ。
子供の頃から教会で歌い始め、高校卒業後ニューヨークで本格的な歌と芝居の勉強をスタート。
1968年、当時 世界的に大流行していたミュージカル『ヘアー』のヨーロッパ公演に出演、芸能界デビュー。 この成功により拠点をドイツへ。
1970年代、ヨーロッパでのディスコを牽引したプロデューサー「ジョルジオ・モロダー」に見そめられ、 (セックスシンボル的意味も込めて)「ディスコ・クイーン」として次々とヒットを放ちます。
 ♪愛の誘惑(Love To Love You Baby)
  *ドナ・サマーの出世作
  *1975年ドイツをはじめ全ヨーロッパで大ヒット。全米では翌76年に2位を記録。
★「ディスコ・クイーン」として大人気だったドナ・サマーですが元々教会でゴスペルを歌っていた彼女、その歌唱力をディスコミュージックと融合させていきます。
 ♪マッカーサー・パーク(MacArthur Park)
  *リチャード・ハリスが1968年に大ヒットさせた曲のカバー。
最初は朗々と歌い途中からディスコミュージックに変身させるアレンジで初の全米No.1を獲得。
★初の全米ナンバーワンとなった「マッカーサー・パーク」を皮切りにディスコ以外の要素を取り入れるようになったドナ・サマー。
その代表的な曲が1979年の「ホット・スタッフ」。
ドゥービー・ブラザーズ等でも有名な、ジェフ・スカンク・バクスターのギターを大胆に使いグラミー賞の「最優秀女性ロック歌手賞」を受賞し、 もちろんチャートアクションでも1位を獲得。
 ♪ホット・スタッフ(Hot Stuff)
★1979年に3曲の全米1位、その他2位と4位を1曲ずつ獲得しています。2曲目のNo.1が次の曲。
 ♪バッド・ガール(Bad Girls)
★1979年のNO.1ヒット3曲は、バーブラ・ストライサンドとのデュエット曲。
どちらかというと「ディスコ・クイーン」ということで音楽的には、やや軽んじられてたドナ・サマーが歌唱力はもとより、 音楽的にも最高峰のバーブラ・ストライサンドに認められたこの曲は話題性も含め、一気にナンバーワンになりました。
 ♪ノー・モア・ティアーズ(No More Tears)withバーブラ・ストライサンド
★この他、たくさんのヒットを放ったドナ・サマーですが2012年5月17日肺ガンのため63歳という若さで亡くなっています。

『トニー・オーランド&ドーン(Tony Orlando & Dawn)』
★16歳の時、「モンキーズ」を育てた、ドン・カーシュナーに発掘され歌手デビューしたトニー・オーランド。
なかなか歌手としてはヒットが出ず、何とか音楽出版社で作家としての仕事で食いつなぐ日々でしたが「恋するキャンディダ(Candida)」のデモテープを作成、 レコード会社に聴かせたところ好評でレコード化。
グループ名も適当に「ドーン」(意味は「夜明け」)と付けてリリース。なんと全米3位となる大ヒット。
その波に乗って2ndシングルとしてリリースしたのが次の曲。
 ♪ノックは3回(Knock Three Times)
  *1971年、全米1位。
★このヒットで各メディアからゲスト・インタビュー・ライヴと様々な仕事が舞い込みますが元々、実体のないグループとしてスタートしたため、 トニー・オーランドがグループの顔となり2人のメンバーを集め3人組のボーカルグループとしての≪ドーン≫に。その後、4人組となったり7人組となったりしていますが、 本国アメリカでは、グループ名(ユニット名)も最初の≪ドーン≫から≪ドーンfeat. トニー・オーランド≫、そして≪トニー・オーランド&ドーン≫と変わっています。(日本での名義は1975年までドーンでした)
 ♪幸せの黄色いリボン(Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree)
  *1973年、全米1位。
   ニューヨークポストのピート・ハミルが書いたコラム「刑期を終えて出所した男がバスに乗って、
   妻のいる家に帰る。もし妻が今でもそこで待っていてくれるのなら庭にある樫の木に黄色いリボンを
   結んでくれていることになってるのだが・・・」という実話が元になっています。
  *山田洋次監督・高倉健さん主演の映画『幸せの黄色いハンカチ』のモチーフとなったと言われている曲。

2016年03月10日〜03月16日放送

ゲスト:ブリーフ&トランクス

写真:坂崎幸之助+ブリーフ&トランクス

坂崎さんから:

再メジャーデビューおねでとう!!
ブリトラ!!やったねぇ。
でも中身は相変わらず、半径5m以内をテーマにした歌ですな。
おバカな曲も相変わらずだし、ハモも、あの2人のまんま。
またステージでも楽しい歌を聞かせてくださいな。
応援するぞォ〜!!

番組最多9回目の登場、ブリーフ&トランクスのお二人をお迎えしました!

何と16年ぶりに再メジャーデビューを果たしたブリトラ。
3月2日にアルバム『ブリトラ依存症』をリリースしました。

通常盤(CD ONLY)全14曲収録 レーベル:キャニオン 品番:PCCA-04343
ブリトラショップ限定盤(CD+特典DVD) 品番SCCA-00038
     DVDF収録内容・・・「ケータイ依存症」Music Video
              「パチンコ」Music Video
               MVメイキング映像 他

今回『ブリトラ依存症』からご紹介kした曲は
 ♪ケータイ依存症
 ♪良くなくない?

そしてスタジオでの坂崎さんとのセッションは
 ♪Scarborough Fair(S&G)
ブリトラ2人による生演奏は
 ♪せき (…これを曲を言っていいんでしょうか?笑)
 ♪パチンコ
 ♪気になる

ブリトラからLIVEのお知らせ
『ブリトラ超大復活祭2016〜メジャー復帰アルバム発売記念スペシャル〜』
 4月23日(土)品川ステラボール
 チケットぴあ/ローソンチケット/イープラスにてチケット発売中
 ★各種割引あり!★
 その@【子供・学生割引あり!】学生証のご提示で500円キャッシュバック!
                (未就学児・小学生は身分証のご提示は不要です)
 そのA【剃毛割引あり!】アンダーヘアーをツルツルに剃毛してきた方は、500円キャッシュバック!
             (未成年の方は対象外とさせていただきます)
 そのB【3歳未満入場無料!】(3歳未満のお子様で座席が不要な場合。保護者1名につきお子様1名のみ
                膝上で鑑賞可能ですが座席が必要な場合はチケットが必要です)

細根さんからのお知らせ
卒業式・入学式のお花のご用命は新宿区・牛込柳町「しろくま生花店」までどうぞ!

伊藤さんからのお知らせ
『THE ALFEE デビュー40周年スペシャルコンサートat日本武道館』が最高です!
特にDisc2が好きです! ・・・・だそうです。

ブリーフ&トランクスの公式サイト
http://www.briefandtrunks.com
『ブリトラ依存症』のブリトラショップ限定盤はこちらの「リリース」から購入いただけます。
数量限定のため在庫がなくなり次第終了。

「ケータイ依存症」「パチンコ」のMVも公式サイトでご覧になれますので是非!

2016年03月03日〜03月09日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第115回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

トト、やっぱり上手いですなあ。
当り前か(笑)。
楽器やってる人間は、みんな憧れたものです。
僕は、そうでもなかったけど(笑)。

サラダも良いけど温野菜にしよう。体も冷さないし。
あ、やっぱりナベが良いかな。
よし、今夜はちゃんこだ。どすこいっ!!

今回は「ト」で始まるアーティスト特集の3回目。
ラインナップは・・・

『トーキング・ヘッズ(Talking Heads)』
★1974年、アメリカ・ニューヨークで結成された男性3人・女性1人からなる4人組。
デザイン学校の学生バンドとしてスタート。
音楽的には当時の流行ともいうべきニューウェイヴ、パンクといったものでした。
1977年のデビューアルバムはヒットには至りませんでしたが、リーダーのデヴィッド・バーン のヘタウマなボーカルと、 まるで感電したかのようなパフォーマンスは、新し物好きな音楽業界関係者には高い評価を得ていました。
その後、ロキシー・ミュージックでもおなじみのブライアン・イーノをプロデューサーに迎え、ファンクを取り入れたり“1コード” で楽曲を作ったり即興性溢れるライヴパフォーマンス等で一般的にも認知されるようになります。
そして1983年リリースのアルバム『Speaking In Tongues』は全米アルバムチャート15位を記録。
そこからシングルカットされた曲は初のトップテンヒットとなっています。
 ♪バーニング・ダウン・ザ・ハウス(Burning Down The House)
  *1983年、全米9位まで上昇。
★このヒット後、次第にバンド内の人間関係が悪化。
中心人物のデヴィッド・バーンがワールドミュージックの専門レーベルを作ったり、他のメンバーもソロ活動を始めたりと、1991年ついにバンドは解散。

『トム・トム・クラブ(Tom Tom Club)』
★上記の「トーキング・ヘッズ」活動中に作られたバンド内プロジェクト。
「トーキング・ヘッズ」のメンバーで、紅一点のティナ・ウェイマス(B)とクリス・フランツ(Ds)の夫婦だった2人によるプロジェクト。
1981年にリリースした1stアルバム『おしゃべり魔女(Tom Tom Club)』は、ポップで楽しい楽曲などが受けて世界的なヒットを記録。
日本では、1stシングルの「悪魔のラヴ・ソング」のカップリング曲が大ヒット。
 ♪おしゃべり魔女(Wordy Rappinghood)
  *1981年、アメリカではディスコチャートで堂々の1位を記録。
  *ライヴはもちろんアルバムも6枚リリース、現在も活動を続けています。

『トニー・バジル(Toni Basil)』
★1943年9月22日、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。
高校卒業後、俳優として芸能界デビュー。
その当時の彼女の出演作品としては『イージー・ライダー』などがあります。
その後、TV番組の振付師(コレオグラファー)となり数々の番組・ダンスチームの振り付けを担当。
全米でも 1、2を争う振付師(コレオグラファー)に。
そして1981年38歳の時にリリースしたデビュー曲「ミッキー」はイギリス、ヨーロッパで大ヒット。
翌1982年には本国アメリカで見事No.1に!
 ♪ミッキー(Mickey)
★振付師としては映画『アメリカン・グラフィティ』ベット・ミドラー主演の『ザ・ローズ』等、多数の映画やテレビの振り付けに関わり、 グラミー賞・エミー賞を受賞しています。

『トト(TOTO)』
★1977年、アメリカ・ロサンゼルスでスタジオミュージシャンをしていたデヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロという幼なじみに、 すでにスタジオミュージシャンとして売れっ子だった、ベースのデヴィッド・ハンゲイト。
さらに、ペイチとポーカロが高校時代にやっていたバンド仲間であるスティーヴ・ルカサー、スティーヴ・ポーカロ、 それに、それまでプロとして活動していたボビー・キンボールをボーカルに迎え、TOTOをスタート。
 ♪ホールド・ザ・ライン(Hold The Line)
  *1978年リリースのデビューシングル
  *翌1979年、全米シングルチャート5位を記録。
★1978年のデビューアルバム『宇宙の騎士(TOTO)』も、全米アルバムチャート9位まで上昇と好調なスタートを切ったトト。 翌79年には2ndアルバム『ハイドラ(Hydra) 』を発表。
 ♪99
  *アルバム『ハイドラ』からのシングル曲。1980年全米26位まで上昇。
★1981年には3rdアルバム『ターン・バック(Turn Back) 』発表。
このアルバムは、メンバーもレコード会社もビックリするくらいの不発。
そこで満を持して1982年、通算4枚目となるその名も『TOTOW〜聖なる剣〜』リリース。
 ♪ロザーナ(Rosanna)
  *『聖なる剣』からの1stシングル。1982年、全米2位を記録。
  *この曲はグラミー賞で最優秀レコード賞(Record of the Year)を受賞。
   さらに『TOTOW〜聖なる剣〜』は最優秀アルバム賞(Album of the Year)など、
   6部門も受賞しています。
 ♪アフリカ(Africa)
  *同じく『聖なる剣』からのシングル曲。1983年、全米1位を記録。
 ♪アイル・ビー・オーヴァー・ユー(I'll Be Over You)
  *1986年の通算6枚目のアルバム『ファーレンハイト』から。
   バックボーカルにマイケル・マクドナルドを迎えた曲。
  *1986年、全米11位を記録。

2016年02月25日〜03月02日放送

ゲスト:新山詩織さん

写真:坂崎幸之助+新山詩織

坂崎さんから:

初対面でありましたが、なかなかギターもしっかりと弾いているし声も良いですねぇ。
ディア・ビートルズで、またご一緒させていただきますが、これも楽しみです。
お父さん、44才かあ。う〜ん、時代はどんどん変っているのだ。
でも、このお仕事は年齢は関係ないのだ。

今週のゲストは初登場!シンガーソングライターの新山詩織さん。

1996年2月10日生まれ・埼玉県出身。小学生の頃から父親の影響で、70年代?80年代のブルース、パンク、ロックを中心とした洋楽・邦楽を聴いて育つ。
最初はピアノ、中学入学と同時に軽音楽部に所属しギターを始め、ガールズバンドを組み活動。
中学卒業直前、自宅にあったアコギで初のオリジナル曲「だからさ」を作る。
高校に入った夏、ギターと歌のレッスンを始め、その後ストリートライヴをスタート。
そして2012年「トレジャー・ハント?ビーイングオージィション2012?」に応募し見事グランプリ獲得!
ライヴハウスでの活動などを経て2013年4月にシングル「ゆれるユレル」でメジャーデビュー。
これまで、アルバム2枚&シングル6枚リリースし今年の2月10日、二十歳の誕生日に7枚目のシングル「隣の行方」をリリース。

■New Single「隣の行方」(レーベル:Being 品番:JBCZ-6036)
カップリングの「もう、行かなくちゃ。」は映画『ホテルコパン』の主題歌となっています。

■今週、3月4日(金)昭和女子大学人見記念講堂(東京・三軒茶屋)で行なわれる【Dear BEATLES】のスペシャルゲストとして出演!

スタジオでは
 ♪悲しくてやりきれない
 ♪Across The Universe
を坂崎さんとセッション!

新山さんのビートルズ・カヴァーは4日(金)でも期待してください!
その他のカヴァーソングの弾き語り映像は公式サイトでお楽しみいただけます!
公式サイト http://niiyama-shiori.com

2016年02月18日〜02月24日放送

『坂崎音楽堂』

最新カバー特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

80年代風のサウンドって僕にとってはそんなに古いイメージがないけど、もう30年も経っているのですね。
僕が35才の時に、5才の頃の歌を聞いたら、ものスゴく古い感じがしたけど、今の若者達はどうなんでしょう。
生まれた時からデジタルがあったら、また感覚が違うのかもなあ。

まだまだ大量にリリースされるカバーアルバムの中から、いくつか厳選してご紹介!

★ジェフリー・フォスケット『クラシック・ハーモニー』から。
 ♪Fish!(踊ろよフィッシュ)(山下達郎のカバー)
 ♪太陽の暖かさ(The Warmth Of The Sun)(ビーチ・ボーイズの曲を一人アカペラでカバー)
  *ジェフリー・フォスケット1956年2月17日、カリフォルニア州サンノゼ生まれ。
   高校時代からビーチ・ボーイズのコピーバンドを結成。
   1981年、地元で大活躍していた彼の元に「脱退したカール・ウィルソンの代わりに
   ビーチ・ボーイズに参加してくれ!」とマイク・ラヴから電話が。
   その後「ミスター・ファルセット」という異名と共にボーカル&ギター、
   そして、音楽ディレクターとしてビーチ・ボーイズ、
   ブライアン・ウィルソンのバンドの中心人物として大活躍。

★ショーン・コルヴィン『UNCOVERED』から。
 ♪アメリカン・チューン(ポール・サイモンのカバー)
 ♪霧のベイカーストリートfeat.デヴィッド・クロスビー(ジェリー・ラファティのカバー)
  *ショーン・コルヴィン3つのグラミー賞を獲得しているアメリカの実力派女性シンガーソングライター。
★1980年代に活躍したアーティスト達が、好きな曲をカバーしたコンピレーションアルバム『80'S RE:COVERED (YOUR SONGS WITH THE 80'S SOUND) 』から。
 ♪雨を見たかい(Have You Ever Seen The Rain)/ベリンダ・カーライル(CCRのカバー)
 ♪アンダー・マイ・サム/キム・カーンズ(ローリング・ストーンズのカバー)
 ♪愛ある限り/キム・ワイルド(キャプテン&テニールのカバー)
 ♪ミスター・タンブリン・マン/ジョニー・ヘイツ・ジャズ(ザ・バーズでおなじみの曲をカバー)

2016年02月11日〜02月17日放送

ゲスト:「doa」の3人

写真:坂崎幸之助+doa

坂崎さんから:

久しぶりでしたねぇ。
一緒にドゥービーやらせていただき楽しかったです。
やっぱり3人の3声のハモは気持ちイイ。
ガロ〜アルフィー〜doa と三位一体の歴史を継いで行きましょう。
またライブで一緒にハモろうね。

今回は1月27日に通算10枚目となるNEW ALBUM「FREEDOM×FREEDOM」をリリースした“doa”の皆さんをゲストにお迎えしました。

メンバーは
吉本 大樹さん[Vo]
大田 紳一郎さん[Vo/Gt]
徳永 暁人さん[Vo/Ba]
楽曲ごとにメインヴォーカルが変わるというスタイルを持ち、3声のコーラスワークを繰り広げている
3ピース・ヴォーカル・バンド。

1月27日にリリースされた「FREEDOM×FREEDOM」はオリジナルアルバムとして10枚目。
「大人の自由」をテーマに、アグレッシヴなビート有り、doaの3人のパワフルなコーラスワーク有り、泣かせるバラード有りの全12曲を収録。
(品番:GZCA-5274)
※公式サイトにて全曲視聴できます!

今回3回目の登場ということで・・・
(2009年は3人で、2013年は徳永さん1人での登場でした)
3人には1曲つづ「フェイバリットソング」を持参していただきました。
吉本さん→Pixie Lottのアルバム『Pixie Lott』から「(Your Love Keeps Lifting Me) Higher and Higher」
徳永さん→Glenn Freyのアルバム『After Hours』から「Route66」
大田さん→Noel Gallagher's High Flying Birdsのアルバム『CHASING YESTERDAY』から「Riverman」

そしてスタジオでは“doa&坂崎”で
 ♪Listen To The Music(The Doobie Brothersのカヴァー)
をセッション!

≪LIVEのお知らせ≫
【doa LIVE Tour 2016-FREEDOM×FREEDOM-】開催中!
  2月7日の福岡からスタートして
  2月27日@名古屋/SPADE BOX
  2月28日@大阪/梅田クラブクアトロ
  3月2日@宮城/仙台MACANA
  3月4日@東京/日本橋三井ホール

詳しくは公式サイトでご確認ください。
http://d-o-a.jp/

2016年02月04日〜02月10日放送

ゲスト:先週に引き続き「ももいろクローバーZ」のみなさん

写真:坂崎幸之助+ももいろクローバーZ

坂崎さんから:

アイドルらしからぬアルバム同時2枚リリース。
そして5大ドームツアーと、常にチャレンジャー精神を忘れない、ももクロの5人。
大したものですなぁ。
またCSネクストのフォーク村でも彼女らに歌ってもらいたい曲を考えとこ。
ギターもたいぶ上達したしね。

先週に引き続き「ももいろクローバーZ」の5人をゲストにお迎えしました。

今回は≪今だから聞きたい坂崎さんへの質問大会≫ということでももクロの5人から坂崎さんへの質問を3つ、ぶつけてもらいました。
“今後・未来”へ対する5人のマジメな姿勢が見えてきたのではないでしょうか?

ももいろクローバーZ 公式サイト http://www.momoclo.net

2月17日に2枚のアルバムを同時リリース!
 ★3rd ALBUM『AMARANTHUS(アマランサス)』
  初回限定盤(CD+Blu-ray)KICS-93308
  通常盤(CD Only)KICS-3308
 ★4th ALBUM『白金(ハッキン)の夜明け』
  初回限定盤(CD+Blu-ray)KICS-93309
  通常盤(CD Only)KICS-3309

【MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 "AMARANTHUS/白金の夜明け"】
 [DAY 1] AMARANTHUS   [DAY 2]白金の夜明け

<愛知>ナゴヤドーム
 [DAY 1] 2016年2月20日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年2月21日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:CBCテレビ事業部 052-241-8118
  (平日10:00?18:00 休業日:土曜、日曜、祝日)

<北海道>札幌ドーム
 [AMARANTHUS/白金の夜明け] 2016年2月27日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
  公演に関するお問い合わせ:ミュージックファン 011-208-7000
  (平日11:00?18:00 休業日:土曜、日曜、祝日)

<大阪>京セラドーム
 [DAY 1] 2016年3月12日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年3月13日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888
  (全日10:00?18:00)

<福岡>ヤフオクドーム
 [DAY 1] 2016年3月26日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年3月27日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:キョードー西日本 092-714-0159
    (平日10:00〜19:00 / 土曜 10:00?17:00 休業日:日曜、祝日)

<埼玉>西武プリンスドーム
 [DAY 1] 2016年4月2日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年4月3日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:H.I.P. 03-3475-9999
  (平日10:00〜18:00 休業日:土曜、日曜、祝日)

2016年01月28日〜2月03日放送

ゲスト:「ももいろクローバーZ」のみなさん

写真:坂崎幸之助+ももいろクローバーZ

坂崎さんから:

来ましたねぇ。そろって5人。
しかも衣装で(笑)
以前、ももクロのFMの番組にお邪魔したのでお返しですね。
去年の年末から今年の年頭にかけてご一緒させてもらいましたがラジオでも、わちゃわちゃの5人でした。

今週は「ももいろクローバーZ」の5人をゲストにお迎えしました。

今回は≪ももいろクローバーZ的、究極の選択2016!≫という企画でお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
「選択じゃないじゃん!」とか「究極じゃないじゃん!」などのツッコミもありましたが、5人それぞれの個性が見えてきたのではないでしょうか?

ももいろクローバーZ 公式サイト http://www.momoclo.net

2月17日に2枚のアルバムを同時リリース!
 ★3rd ALBUM『AMARANTHUS(アマランサス)』
  初回限定盤(CD+Blu-ray)KICS-93308
  通常盤(CD Only)KICS-3308
 ★4th ALBUM『白金(ハッキン)の夜明け』
  初回限定盤(CD+Blu-ray)KICS-93309
  通常盤(CD Only)KICS-3309

【MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 "AMARANTHUS/白金の夜明け"】
 [DAY 1] AMARANTHUS   [DAY 2]白金の夜明け

<愛知>ナゴヤドーム
 [DAY 1] 2016年2月20日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年2月21日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:CBCテレビ事業部 052-241-8118
  (平日10:00?18:00 休業日:土曜、日曜、祝日)

<北海道>札幌ドーム
 [AMARANTHUS/白金の夜明け] 2016年2月27日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
  公演に関するお問い合わせ:ミュージックファン 011-208-7000
  (平日11:00?18:00 休業日:土曜、日曜、祝日)

<大阪>京セラドーム
 [DAY 1] 2016年3月12日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年3月13日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888
  (全日10:00?18:00)

<福岡>ヤフオクドーム
 [DAY 1] 2016年3月26日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年3月27日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:キョードー西日本 092-714-0159
    (平日10:00〜19:00 / 土曜 10:00?17:00 休業日:日曜、祝日)

<埼玉>西武プリンスドーム
 [DAY 1] 2016年4月2日(土)OPEN 15:30/ START 18:00
 [DAY 2] 2016年4月3日(日)OPEN 13:30/ START 16:00
  公演に関するお問い合わせ:H.I.P. 03-3475-9999
  (平日10:00〜18:00 休業日:土曜、日曜、祝日)

2016年01月21日〜01月27日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第114回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「ライオンは寝ている」を生で聞いた小学生の坂崎少年は、ずっとこの曲が頭の中をよぎっていたなあ。
誰だったんだろう、あのバンド。
GSかカレッジフォークのバンドだったけど。
トッド・ラングレンとユートピアは好きでよく聞いてたです。
特に「DEFACE THE MUSIC」は死ぬほど好きだったなあ。

今週のSYDFは「ト」で始まるアーティスト特集の2回目。
ラインナップは・・・

『ドクター・フック(Dr.Hook)』
★1968年、アメリカ・ニュージャージー州で“アイパッチ”がトレードマークのレイ・ソーヤー を中心に結成された7人組。
デビュー当初、グループ名は「ドクター・フック&ザ・メディスン・ショウ」。
この≪ドクター・フック≫というのは、自動車事故で目を怪我したリーダーのレイ・ソーヤーを『ピーターパン』のキャプテン・フック(フック船長)が“アイパッチ”をしてたことになぞらえたもの。
 ♪あこがれの“ローリング・ストーン”(The Cover of "Rolling Stone")/ドクター・フック&ザ・メディスン・ショウ
  *1972年の末にリリース、翌73年全米シングルチャート6位まで上昇
   アメリカのロック雑誌『ローリング・ストーン』の表紙をいつかは飾りたいという内容の歌でした。
  *この曲の大ヒットで1973年『ローリング・ストーン』誌の表紙を飾りました。
★1975年「ドクター・フック&ザ・メディスン・ショウ」はグループ名を「ドクター・フック」に改名。
音楽性も泥臭いカントリーロックから、当時流行っていたAORへと路線変更。
サム・クックのカバー「オンリー・シックスティーン」をはじめ「めぐり逢う夜」「すてきな娘に出会ったら」とヒットを連発。
 ♪セクシー・アイズ(Sexy Eyes)
  *1980年、全米5位。
★このヒットの3年後、リーダーのレイ・ソーヤーはソロ活動のスタートと共に「ドクター・フック」としての活動にピリオドを打ちますが、 1988年に「レイ・ソーヤー・オブ・ドクター・フック」として、さらにその後も「ドクター・フック feat.レイ・ソーヤー」として活動しています。

『トーケンズ(The Tokens)』
★1955年、ニューヨーク・ブルックリンのリンカーンハイスクールで結成された4人組の白人ボーカルグループ。結成メンバーには、あのニール・セダカもいましたが、 1958年、ニール・セダカは名門「ジュリアード音楽院」に進学するためグループを脱退。
トーケンズは3人組になります。そして1960年レコードデビュー。
デビュー曲は全米15位でしたが、2枚目のシングルは彼らの代名詞ともなる大ヒットに!
 ♪ライオンは寝ている(The Lion Sleeps Tonight)
  *1961年、全米1位を記録。
  *この曲は元々は1952年フォークグループ「ザ・ウィーヴァーズ」がヒットさせた曲。
   このグループには伝説のフォークシンガー「ピート・シーガー」がいました。

『トッド・ラングレン(Todd Rundgren)』
★1948年6月22日、アメリカ・ペンシルベニア州アッパー・ダービー生まれ(現在67歳)。
若い頃から、シンガーソングライター、プロデューサー、エンジニアなど、マルチプレイヤーとして活躍。本格的な音楽活動は19歳の時。
地元で「ナッズ」を結成。アルバムを3枚リリース後「ナッズ」解散。
ボブ・ディランのマネージャーに拾われレコーディングエンジニアとして働きます。
1970年ソロデビューアルバム『ラント』をリリース。
1971年に続編的アルバム『ラント:バラード・オブ・トッド・ラングレン』リリース。
その翌年1972年に、2枚組のアルバム『サムシング/エニシング?』をリリース。
その中から、シングルカットされた曲がヒットしています。
 ♪アイ・ソー・ザ・ライト(瞳の中の愛)(I Saw The Light)
  *1972年、全米16位を記録。
 ♪ハロー・イッツ・ミー(Hello It's Me)
  *1973年、全米5位。
★この曲を含むアルバムが大ヒットしたことでニューヨークにスタジオを新築。
その後、プロデューサーとしても「グランド・ファンク」をはじめ「ミート・ローフ」や「XTC」などを手がけヒットさせています。
1974年に「ユートピア」というバンドを結成、ソロ活動と平行し10年ほど活動を続けます。
 ♪抱きしめたいぜ(I Just Want To Touch You)/ユートピア
  *1980年リリースのアルバム『ミート・ザ・ユートピア(Deface The Music)』から。
 ♪レイン(Rain)
  *1976年、トッド・ラングレンがソロ名義でリリースしたカバーアルバム『誓いの明日(Faithful)』から
   ビートルズのカヴァー曲。
 ♪グッド・ヴァイブレーション(Good Vibrations)
  *同じく『誓いの明日(Faithful)』からビーチボーイズのカヴァー曲。
★このあと、トッドはコンスタントにアルバムをリリースしつつ、時には「ニューカーズ」のボーカルとして、そして「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」に参加したり…と、 現在はハワイ在住で悠々自適な中、マルチに音楽活動を行なっています。

2016年01月14日〜01月20日放送

『坂崎音楽堂』

ジェフ・リンの仕事

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

相変わらずのジェフ・リン節。
いいですねぇ。
やっぱりビートルズ世代の僕らはELOも好きでしたから、よく聞いてたなあ。
最新曲も、当時の曲も、どっちがどっちかわからない位、ブレてないですな(笑)

今週はジェフ・リン が プロデュースしたブライアン・アダムス の新作&自身のプロジェクト「ELO」のニューアルバムを特集。

≪ジェフ・リンがプロデューサーとして過去手掛けたアーティスト≫
ザ・ビートルズの1995年発表「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」、ポール・マッカートニー、トム・ペティ、ランディ・ニューマン等。
さらに、ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、ボブ・ディラン、ロイ・オービソンと共に結成したザ・トラヴェリング・ウィルベリーズなどなど・・・。

そして今回、ジェフ・リンが全面プロデュースしたのがブライアン・アダムスの最新作『ゲット・アップ』。
(昨年末にリリースされた7年ぶりのオリジナルアルバム)
(レーベル:UNIVERSAL 品番:UICP-1168)
  ♪Brand New Day
  ♪Do What Ya Gotta Do
ちなみに、この『ゲット・アップ』には収録曲9曲の他に、その“9曲の中の4曲”のアコースティック・バージョンがボーナストラック的に収められています。
そこで今回は同じ曲のアコースティック・バージョンとジェフ・リンのサウンド・プロデュースによるバージョンとの聞き比べしてみました。
  ♪Don’t Even Try (Acoustic)
  ♪Don’t Even Try

そして、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)、15年ぶりとなるオリジナルアルバム『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』。
(日本では【ELO】名義になってますが、正式には【Jeff Lynne's ELO】)
(レーベル:SONY 品番:SICP-30890(Deluxe Version) SICP-30891(Standard Version))
  ♪When I Was a Boy
  ♪Dirty to the Bone
  ♪One Step at a Time
  ♪Alone in the Universe
  ♪Blue(Deluxe Versionのみ収録)
  ♪On My Mind(Deluxe Version日本盤CDのみのボーナストラック)
★プロデュース、ソングライティング、演奏をほぼジェフ・リン1人でやってますが、演奏面ではジェフ・リンの相棒、 エンジニアのスティーヴ・ジェイがタンバリンとシェーカーズで参加。
ジェフの娘:ローラ・リンが2曲でバッキングボーカルで参加しています。

<

2016年01月7日〜1月13日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第113回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

いやぁ。ドアーズ、改めて聞いてみるとキーボードがたくさん、ですなぁ。
ベースがいない、だなんて変ったバンド。
でも、めっちゃカッコ良いです。
ドゥービーはやっぱりマクドナルドさんが入る前のギターサウンドが好きだなぁ。
全く違うバンドになっちまいましたな。
でも売れたから、しょうがない・・・。

長かった「テ」が終わり今回から「ト」で始まるアーティストに突入!

ドアーズ(The Doors)』
★1965年、アメリカ・ロサンゼルスで結成された4人組。
リードボーカル:ジム・モリソン、キーボード:レイ・マンザレク、ギター:ロビー・クリーガー、ドラム:ジョン・デンズモア。
あえて、ベーシストを入れず、ベースのパートは、キーボードのレイ・マンザレクが、フェンダーローズ(電子ピアノ)のベース部分を、常に左手で弾くことで補っています。

元々、ロスの大学「UCLA」の映画学科の学生だった、ジム・モリソンとレイ・マンザレクが中心になって結成されたドアーズ。
有名なライヴハウス≪ウィスキー・ア・ゴーゴー≫で人気を集め、結成の翌年1966年、エレクトラレコードと契約。
1967年にアルバム『ハートに火をつけて(The Doors) 』をリリース。
2ndシングルとなった曲は、全米シングルチャートで1位を獲得!
 ♪ハートに火をつけて(Light My Fire)
  *1967年、全米シングルチャート1位を記録。
★同じ年(1967年)に2ndアルバム『まぼろしの世界(Strange Days)』発表。
1968年の3枚目のアルバム『太陽を待ちながら(Waiting for the Sun) 』は初の全米アルバムチャート1位を獲得。
このアルバムからは、2曲目の全米ナンバーワンシングルも誕生。
 ♪ハロー・アイ・ラヴ・ユー(Hello,I Love You)
  *1968年、全米シングルチャート1位を記録。
★「ドアーズ」のステージは常に挑戦的かつ実験的。
しかし、カリスマ的な人気のリードボーカル:ジム・モリソンは、ヘロインの過剰摂取で精神的にも肉体的にもおかしくなって行きました。
有名な出来事としては、1969年マイアミのコンサートでのこと。
ステージ上で行った行為が≪公然わいせつ罪≫で裁判沙汰に! 有罪判決となってます。
★「ドアーズ」は、1970年12月、ニューオリンズでのステージを最後に、ライヴ活動を停止。
ジム・モリソンはアルバム『L.A.ウーマン(L.A.Woman) 』録音後、恋人と共に、休養とリハビリを兼ねてパリに行きます。
それから約4ヶ月後、1971年7月3日パリのアパートで謎の死を遂げています。(享年27歳)
その後、残ったメンバーは、後任のボーカリストとして「フリー」のポール・ロジャースに白羽の矢を立てたんですが、ポールに連絡がとれずに、この話は自然消滅。
その後、ロビー・クリーガーとレイ・マンザレク がボーカルを担当しますが、あのカリスマ性のあったジム・モリソンの穴は埋められず、1973年、グループは正式に解散しています。

『ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)』
★1970年、アメリカ・カリフォルニア州サンホセで結成。
メンバーは トム・ジョンストン と パトリック(パット)・シモンズ を中心にジョン・ハートマン、デイヴ・ショグレンによる4人で結成。
1971年、デビューアルバム『ドゥービー・ブラザーズ・ファースト(The Doobie Brothers) 』リリース直後に、第2のドラマー:マイケル・ホサックが加入し5人組に。
その後、2ndアルバム『トゥールーズ・ストリート(Toulouse Street) 』の録音中にベーシストが、黒人のタイラン・ポーターに代わって、 1970年代前半の疾走感溢れるウエストコーストサウンドを代表する黄金のメンバーが揃ったというわけです。
 ♪リッスン・トゥ・ザ・ミュージック(Listen To The Music)
  *1972年、全米11位まで上昇。
★1973年に発表した3rdアルバム『キャプテン・アンド・ミー(The Captain and Me)』からは初の全米トップテンシングルが誕生。
 ♪ロング・トレイン・ランニン(Long Train Runnin')
  *1973年、全米8位を記録。 
  *この3rdアルバムからは「チャイナ・グローヴ」もヒット。
★1974年にリリースした4枚目のアルバム『ドゥービー天国(What Were Once Vices Are Now Habits) 』からは、初の全米ナンバーワンも生まれています。
この曲は、元々1stシングルの「アナザー・パーク(Another Park,Another Sunday)」のB面に収められていた曲で、南部のラジオ局のDJがかけまくって全米で大ヒット。
 ♪ブラック・ウォーター(Black Water)
  *翌1975年、全米1位。
★「ドゥービー・ブラザーズ」といえば、メンバーの出入りが激しいので有名ですがアルバム『ドゥービー天国』のレコーディング直後に、ドラマーがキース・ヌードセンに交替。
それまでレコーディングなどに、たびたび参加していた元「スティーリー・ダン」のジェフ・バクスターが6人目のメンバーとして正式加入。
1975年、5枚目のアルバム『スタンピード(stampede)』リリースするもバンドの顔でもあったリードボーカルのトム・ジョンストンが健康状態の悪化で一時脱退。
代わりに参加したのがジェフ・バクスターの紹介によるマイケル・マクドナルド。
この新メンバーで録音したのが1976年のアルバム『ドゥービー・ストリート(Takin' It to the Streets)』。
これまでの豪快で疾走感のあるサウンドとは全く違う新たなドゥービー・サウンドになっています。
 ♪ドゥービー・ストリート(Takin' It to the Streets)
  *1976年、全米13位まで上昇。
★このアルバムを境に、新たなドゥービーの顔となったマイケル・マクドナルド。
そんなマイケルの才能が凝縮されたのが、1978年、ドゥービーにとって初の全米アルバムチャート1位となった『ミニット・バイ・ミニット(Minute by Minute)』。
このアルバムからは全米ナンバーワンヒットとなったシングルが生まれています。
 ♪ホワット・ア・フール・ビリーヴス(What A Fool Believes) 
  *1979年、2曲目の全米ナンバーワン。
  *翌1980年に発表されたグラミー賞で「最優秀レコード賞」
   「最優秀楽曲賞」「最優秀グループ賞」など4部門を受賞。
★この後、ドゥービーは、10数回のメ ンバーチェンジを繰り返しつつ、現在も パット・シモンズ、トム・ジョンストン を中心に活動しています。

2016年01月01日〜01月06日放送

『坂崎音楽堂』

年始恒例のビートルズ・スペシャル

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

明けまして おめでたうございます。
今年もひとつ!! ふたつ!!と言わずたくさんヨロシクお願い致します。

恒例のビートルズものは相変わらず楽しいっスね。
3月4日は自分達のビートルズライブ!!
こちらもヨロシク!!

恒例の新春「ビートルズ・スペシャル」今回は6枚のビートルズカバーアルバムをご紹介。

★筒美京平さんがビートルズの名曲をバート・バカラック風にアレンジ『バカラックがビートルズに逢った時/筒美京平』
 ♪Day Tripper(「サンホセへの道」風にアレンジ)
 ♪Here,There And Everywhere(「恋よさようなら」風にアレンジ)

★ビートルズのトリビュートバンド“The Love Me Do's”の『The Beatles' Most Favourite Songs』
 ♪Come Together
 ♪Here Comes The Sun
 ♪Hey Jude

★サイケデリックなアレンジでカバーしたアルバム『The Magical Mystery Psych Out -A Tribute To The Beatles』
 ♪Tomorrow Never Knows/Electric Moon
 ♪Tax Man/The kvb

★レゲエのカバーアルバム『ビートルズ・レゲエ』
 ♪愛こそはすべて(All You Need Is Love)/The Reggae Specials

★ジャズのカバーアルバム『ビートルズ・イン・ジャズ』
 ♪Oh! Darling/Connie Evingson

★様々なアーティストが参加しているトリビュートアルバム『KEEP CALM AND SALUTE THE BEATLES』
 ♪Penny Lane/John Wetton
 ♪Eleanor Rigby/Jack Bruce
 ♪Hide Your Love Away/Todd Rundgren
 ♪And I Love Her/Howard Jones
 ♪All I Gotta Do/Stephen Bishop

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