今回は「マ」で始まるアーティストの16回目。ラインナップは・・・・
『マット・ビアンコ(Matt Bianco)』
★1982年、イギリス・ロンドンで結成された4人組。サルサやサンバなどのラテン音楽の要素をミックスしたポップグループ。
日本でも1980年代に流行ったカフェバー等のオシャレ系BGMとして注目されました。
そんな彼らの日本での認知度、一般的な知名度が急上昇したのが某自動車メーカーのCMソングとして起用された、この曲でした。
♪ホワット・ア・フール・ビリーヴス(What A Fool Believes)/マット・ビアンコ
*【ドゥービー・ブラザーズ】最大のヒット曲のカバーバージョン。
*1991年発表アルバム『サンバ・イン・ユア・カーサ(Samba in your Casa)』収録。
*日本では2003年から数年間、CMソングに使われヒット。
★「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」のヒットから話は戻り・・・
【マット・ビアンコ】は、1984年のデビューアルバム『フーズ・サイド・アー・ユー・オン(Whose Side Are You On?)』のリリース直前に1人、
リリース直後に2人が脱退。中心人物のマーク・ライリー 1人となりましたが、すぐに昔の音楽仲間マーク・フィッシャーをメンバーに迎え“2人のマーク”
による音楽ユニットとして活動を続行。
“2人のマーク”によるオリジナルを中心に、様々な名曲をオシャレにカバー、シングルカットして行きます。
♪サンシャイン・デイ(Sunshine Day)/マット・ビアンコ
*ガーナのグループ【オシビサ(OSIBISA)】が1976年に放ったヒット曲のカバー。
*1997年発表、通算7枚目のアルバム『ワールド・ゴー・ラウンド(World Go Round)』にも収録。
★2004年には、オリジナルメンバー3人が集結し、グループデビュー20周年記念のアルバム『マッツ・ムード(Matt's Mood) 』を発表。
しかし、その後はすぐに“2人のマーク”による【マット・ビアンコ】に戻って活動するも2016年にマーク・フィッシャーが亡くなり、
その後は、中心人物のマーク・ライリー1人によるユニットとして活動を続けています。
『マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)』
★1986年にイギリス・ウェールズで結成されたロックバンド。1988年に自主制作シングル「スーサイド・アレイ」でデビュー。
1992年、メジャーレーベルからファースト・アルバム『ジェネレーション・テロリスト』を発表。
最初は4人組としてスタートしましたが、のちにメンバーの失踪、そして死亡宣告・・・と解散の危機にも見舞われていますが、
現在も多くのファンに支えられ活動を続けています。
今回は、1998年に全英アルバムチャートで初の1位を獲得した通算5枚目のアルバム『ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ(This Is My Truth Tell Me Yours)』から、
シングルとしても初の全英ナンバーワンとなった曲を。
♪輝ける世代のために(If You Tolerate This Your Children Will Be Next)/マニック・ストリート・プリーチャーズ
*1998年・全英1位を記録。
★ちなみに、今年(2021年)9月に発表された彼らにとって通算14枚目となる最新アルバム『ジ・ウルトラ・ヴィヴィッド・ラメント(The Ultra Vivid Lament)』
は全英アルバムチャートで初登場1位を獲得しています。
『ママス&パパス(The Mamas & The Papas)』
★1965年、カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された4人組のフォークロックグループ。
メンバーは、“ジョン・フィリップス”“デニー・ドハーティ”“キャス・エリオット”そして、ジョンの奥さん“ミッシェル・フィリップス”。
デビュー曲「青空を探せ(Go Where You Wanna Go)」はヒットしませんでしたが、ジョン&ミッシェルのフィリップス夫妻が書いた2ndシングルは【ママス&パパス】
を代表する1曲となりました。
♪夢のカリフォルニア(California Dreamin') /ママス&パパス
*1966年・全米4位を記録。
*印象的なフルートソロはジャズフルートの第一人者バド・シャンクが担当。
♪マンデー・マンデー(Monday,Monday) /ママス&パパス
*「夢のカリフォルニア」に続く3枚目のシングル曲(1966年)。
★デビュー曲「青空を探せ」をはじめ「夢のカリフォルニア」「マンデー・マンデー」、そしてビートルズ「アイ・コール・ユア・ネーム」のカバー等を含むデビューアルバム
『夢のカリフォルニア(If You Can Believe Your Eyes and Ears)』(1966)は全米アルバムチャート1位に輝いています。
ちなみに、アルバムのレコーディングメンバーは、ハル・ブレイン(Ds)、ラリー・ネクテル(Kd)、P.F.スローン(G)、ジョー・オズボーン(B)、
いきなりの絶頂を迎えた【ママス&パパス】ですが、デニー・ドハーティとミッシェル・フィリップスの不倫が発覚。
一時は脱退を余儀なくされたミッシェルでしたが、女性ボーカルの代役が見つからずすぐに復帰。
旦那さんのジョンとも何とか仲直りして2ndアルバム『The Mamas & The Papas』(1966)も全米4位と大ヒット。
そして1967年に3rdアルバム『Deliver』を発表。このアルバムも全米2位と大ヒット!
♪愛する君に(Dedicated to the One I Love) /ママス&パパス
*3rdアルバム『Deliver』からのシングル曲。
*1967年・全米2位まで上昇。
★ママ・キャスこと“キャス・エリオット”はグループと平行してソロ活動を成功させていましたが、
1974年のツアー中に心臓発作により32歳という若さで亡くなっています。
“ジョン・フィリップス”は、2001年に心臓疾患のため65歳で、そして“デニー・ドハーティ”も2007年に腎不全のため66歳で亡くなっています。