Program -2017-

2017年12月28日〜01月01日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助 戌年!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

坂崎さんから:

坂番恒例のビートルズ・スペシャルの季節がやってきました!
毎年毎年やっていても、まだまだ尽きることなく世界中に無限にあるビートルズカバー。
いや〜改めて恐れ入りました。

この時期恒例の2週連続企画『ビートルズ・スペシャル』!

今回はミュージシャンの演奏テクニックが冴え渡ったビートルズ・カバーを中心にお送りしました。

★坂本九さん(作詞:永六輔さん/作曲:中村八大さん)の「上を向いて歩こう」を最初にカバーして、世界に紹介したのがイギリスのジャズマン、 歌うトランペッターのケニー・ボール。
このケニー・ボールの『グレイテスト・ヒッツ』のデジタルリマスターによる復刻盤から。
 ♪When I'm Sixty Four

★アメリカの歌うトランペッター、ハーブ・アルパートの最新アルバム『ミュージック・ヴォリューム・ワン』から。
(この曲では歌は披露せず、トランペットの演奏に専念しています)
 ♪Michelle
  *現在82歳!バリバリの現役です!

★1956年、アメリカ・ペンシルヴェニアに生まれ、1978年にストックホルムの王立音楽アカデミー入学。
その後、スウェーデンを拠点に活動しているピアニスト、スティーヴ・ドブロゴス。
クラシックとジャズの二刀流の彼が「世界のビートルズファンに聴いて欲しい」という思いで作ったビートルズ・ソロ・ピアノアルバム 『ゴールデン・スランバー?plays レノン/マッカートニー』から。
 ♪Two Of Us

★ジョージ・ハリスンが生前、大尊敬していたイギリスのギタリストでウクレレ奏者のジョー・ブラウン。
彼の『ザ・ウクレレ・アルバム』から。
 ♪Honey Pie

★スペイン人の両親のもと、ロンドンで生まれたクラシック・ギタリスト、カルロス・ボーネル(68歳)。
彼が作ったビートルズカバーアルバム『マジカル・ミステリー・ギター・ツアー』から。
 ♪Here Comes The Sun
 ♪Eleanor Rigby

★1979年?1981年にかけて、ポール・マッカートニー率いる「ウイングス」のリード・ギタリストも務めた独特の指弾き奏法によるソロ・ギタリスト、 ローレンス・ジューバー(65歳)。
彼の最新ビートルズ・カバーアルバム『LJ Can't Stop Playing The Beatles!』から。
 ♪And Your Bird Can Sing
 ♪Day Tripper

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≪お知らせ≫
●FM三重でお聴きの皆様へ
 2018年1月より放送日時変更となります。
 1月からは毎週(土)19時からの放送となります。

2017年12月21日〜12月25日放送

『坂崎音楽堂』

クリスマスソング・スペシャル その2

写真:坂崎幸之助 さーくぽーこ。さんからのリクエストでラジオ収録中の坂崎さん。

坂崎さんから:

チープ・トリックとしては初のクリスマス・アルバムですって。
チープ・トリックはまだまだ現役でライブを続けているし、とてもハードでポップなサウンドは健在ですね。
メンバーも個性的で面白いし。
僕らもがんばらんとね。
良いクリスマスを!!

先週に引き続き、この時期恒例の『クリスマス・ソング』特集!

今回はチープ・トリック初のクリスマス・アルバム!
・・・の前に、2012年にリリースされたクリスマスのコンピレーション・アルバム『A Very Special Christmas 25th Anniversary 』に提供された曲を。
こちらは、彼らを一躍有名にした伝説のライヴアルバム『チープ・トリックat武道館』からのヒットシングル“I Want You To Want Me(甘い罠)” を替え歌にしたクリスマスソングです。
 ♪I Want You For Christmas

そして、チープ・トリック初のクリスマスアルバム『クリスマス・クリスマス(Christmas Christmas)』から・・・。
 ♪Merry Christmas Darling
  *彼らの新曲(オリジナルのクリスマスソング)
 ♪I Wish It Could Be Christmas Every Day
  *初期の【エレクトリック・ライト・オーケストラ】を脱退したロイ・ウッドが結成した
   【ウィザード】の大ヒット曲で、今やクリスマスの定番曲。
 ♪Please Come Home For Christmas
  *オリジナルはチャールズ・ブラウン、カバーヴァージョンとしては
   【イーグルス】が有名です。
 ♪Remember Christmas
  *オリジナルはニルソン
 ♪Christmas Christmas
  *彼らの新曲(オリジナルのクリスマスソング)
 ♪Silent Night
  *クリスマスソングの定番曲をカバー。

ちなみに、このクリスマスアルバム『Christmas Christmas』はベーシストのトム・ピーターソンが「オリジナルのクリスマスソングが何曲かあって、 それに僕たちが好きなアーティストが作ったカッコいいクリスマスソングをカバーしたんだ。」と言っているように、全12曲中3曲がオリジナル(新曲) で9曲がカバーとなっています。
(ユニバーサルミュージック:デジタル配信)
(輸入盤:Big Machine Records 3003279)

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≪お知らせ≫
●FM鹿児島でお聴きの皆様へ
 12月31日(日)放送分は時間移動となります。
 通常は24時?ですが、この日のみ25時(1月1日1時?)となります。
●FM三重でお聴きの皆様へ
 2018年1月より放送日時変更となります。
 1月からは毎週(土)19時からの放送となります。

2017年12月14日〜12月18日放送

『坂崎音楽堂』

クリスマスソング・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助 Sumi工房で作ってもらったウクレレです。

坂崎さんから:

またこの季節がやって来ましたねえ。
もう街はクリスマスモードです。
最近はイルミネーションがキレイで、グッと来ちゃいますねぇ。
写真を撮るのも、とてもステキな場所がたくさんあって、ゆっくりと撮ってみたいものです。
写真といえば「書写真展」。
25日までいつものアイランドギャラリーで開催してます。
今回のテーマは「街は超天然色」ということで、色にこだわった作品ばかりです。
よろしくね。

今回はこの時期恒例の『クリスマス・ソング』特集!
最新のクリスマスソング&クリスマスアルバムをご紹介。

★昨年(2016年)「チープ・スリルズ」が全米ナンバーワンに輝いたオーストラリアの"素顔を明かさないスター"【シーア(Sia)】初のクリスマスアルバム 『エブリデイ・イズ・クリスマス』から。
 ♪サンタズ・カミング・フォー・アス
  *このアルバムは11月17日に世界同時発売されています。

★「ノー・ダウト」のリードシンガー【グウェン・ステファニー】初のクリスマスアルバム『ユー・メイク・イット・フィール・ライク・クリスマス』から。
 ♪You Make It Feel Like Christmas feat.Blake Shelton
 *カントリー界で今最も人気&実力の高い男性アーティスト、
  ブレイク・シェルトンをゲストに迎えたオリジナルソング。
 ♪ラスト・クリスマス 
 *ワム!でおなじみのクリスマスソング。

★イギリス・ロンドン出身のソウルシンガー【シール】の最新作『スタンダーズ(Standards)』から。
 ♪Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
  *このアルバムは「枯葉」などのスタンダー曲のカバー集となっています。

★アメリカの実力派男性ソロシンガー【グレゴリー・ポーター】の最新作『ナット・キング・コール&ミー』から。
 ♪The Christmas Song
  *ナット・キング・コールのトリビュートアルバムとなっている作品から、
   ナット・キング・コールの名唱でおなじみのクリスマス・スタンダード曲。

★2012年にリリースされた『ホリデイズ・ルール(Holidays Rule)』の第2弾となるコンピレーションアルバム『ホリデイズ・ルール Vol.2(Holidays Rule Vol.2)』から。
 ♪ワンダフル・クリスマスタイム/ポール・マッカートニー、ジミー・ファロン&ザ・ルーツ
  *ポール・マッカートニーが、
   全米で大人気のテレビ番組『THE TONIGHT SHOW』の司会者でミュージシャンでもある
   ジミー・ファロンと、番組のハウスバンド“ザ・ルーツ”とコラボ。
   あの名曲の新録です。
 ♪パイプス・オブ・ピース/ムーナ
  *ポールが1983年に発表したアルバム『パイプス・オブ・ピース』のタイトル曲を
   カリフォルニアで結成された女性3人によるガールズ・バンド【ムーナ(MUNA)】がカヴァー。
★今は亡きエルヴィス・プレスリーの音源を元に、イギリスを代表するロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ」が新たに演奏した大好評のシリーズ第3弾 『クリスマス・ウィズ・エルヴィス&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』から。
 ♪ブルー・クリスマス 
  *エルヴィスのクリスマスソングの定番
 ♪サイレント・ナイト
  *プレスリーのよるクリスマスソングのスタンダートナンバー。

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 坂崎幸之助 書写真展 開催決定!
  12月14日?25日
  テーマは『街は超天然色』
  色にこだわった作品ばかりです。
  場所は東京・京橋のアイランドギャラリー
  http://islandgallery.jp/15449
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≪お知らせ≫
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 12月31日(日)放送分は時間移動となります。
 通常は24時?ですが、この日のみ25時(1月1日1時?)となります。
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2017年12月07日〜12月11日放送

『坂崎音楽堂』

ベテラン新譜大会

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ベテラン勢、相変わらずがんばってますねぇ。
みんな70才とかになっても現役バリバリだから見習わないとね。
先輩方に負けじとアルフィーも12月20日にニューシングル「人間だから悲しいんだ」が出ます!
よろしくお願いします!
12月14日〜25日までいつものアイランドギャラリーで書写真展あります。
こちらもよろしくね。

今回は『ベテラン新譜大会』!

★昨年結成40周年を迎えた【U2】の通算14枚目のNEW ALBUM『ソングス・オブ・エクスペリエンス』から。
 ♪You're The Best Thing About Me
  *来年も大規模な世界ツアーが予定されています。
★現在65歳、後期のドゥービー・ブラザーズをリードした、現在65歳の【マイケル・マクドナルド】。
約9年ぶりとなるオリジナルアルバム『ワイド・オープン』から。
 ♪Find It In Your Heart
  *今回のアルバムには、マーカス・ミラー、マイケル・ランドウ、トム・スコット、
   ジヴィッド・ペイチ、ブランフォード・マルサリスなどが参加。
★イーグルスの【ティモシー・B・シュミット】(70歳)の最新ソロアルバム『リープ・オブ・フェイス(Leap Of Faith) 』から。
 ♪The Island
  *この曲にはジャズ・ビブラフォン奏者の第一人者、ゲイリー・バートンが参加。
★1987年の大ヒット曲「Heaven Is A Place On Earth」でお馴染の【ベリンダ・カーライル】(59歳)。
最新作『ワイルダー・ショアーズ(Wilder Shores)』は、彼女が長年にわたって追求している、インド最古のヨガをテーマにした楽曲が収められています。
 ♪Humee Hum Brahm Hum
  *曲のタイトルはヒンディー語で「インド哲学における宇宙最高原理について歌ったもの」
   だそうです。
 ♪Heaven Is A Place On Earth(2017)
  *今回のアルバムにはヨガのための楽曲に加え彼女の大ヒット曲の
   アコースティック・バージョンも収められています。
★今年11月に亡くなった【レオン・ラッセル】(享年75歳)のラストアルバム『ラスト・レコーディング?彼方の岸辺で(On a Distant Shore)』から。
 ♪On a Distant Shore
 ♪A Song For You 
  *この最後のアルバムにはレオン・ラッセルが過去に作った名曲「マスカレード」
   「ハミングバード」「ア・ソング・フォー・ユー」の3曲が新たにレコーディングされ
   収録されています。

2017年11月30日〜12月04日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第152回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

なつかしいビーチボーイズのライブ盤。
小学生の頃、よく聞いたなぁ。
曲は良いんだけど歓声がうるさくって耳が痛くなってたわ。
あと、アルバム「ペットサウンズ」は当時はあまり聞かなかったし、好きじゃなかったけど、大人になってからはスゴイ アルバムだな?と聞き直してます。
やっぱりスゲーや。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの7回目。ビーチ・ボーイズ特集の中編です。

『ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)』*中編*
★若き坂崎少年がビーチ・ボーイズに出会って、とにかく聴きまくったのが1964年発売の初のライヴアルバム『ビーチ・ボーイズ・コンサート』。
 ♪ファン・ファン・ファン(Fun,Fun,Fun)
  *『ビーチ・ボーイズ・コンサート』のオープニング曲
  *オリジナルのシングルは1964年に全米5位を記録。
  *歓声で演奏がかき消されていたためレコードと同じ音源を後からかぶせて補正。
   そのためテンポを合わせるためピッチが早くなっています。
   また、スタジオ音源からオルガンを抜いて
   カール・ウィルソンのリードギターを後からダビング処理しています。
 ♪グラデュエイション・ディ(Graduation Day)
  *フォー・フレッシュメンのカバー
★この『ビーチ・ボーイズ・コンサート』はビーチ・ボーイズにとって、初の全米ナンバーワン獲得作品で、 「ロックンロール・バンドのライヴ盤としても初の全米1位を記録したアルバム」なんだそうです。
★1964年初冬、あまりの忙しさにブライアン・ウィルソンは、ついにマリファナに手を出しその後のドラッグ漬けの第一歩を踏み出してしまいました。
常にレコード会社からヒットを要求されるプレッシャー、眠る時間もないツアーの連続、そして時代的には社会現象ともいえるビートルズ旋風。
元々、繊細な神経のブライアンは次第に精神状態も悪化。
「今後一切、ツアーには参加しない」と宣言しスタジオワークに没頭。
1965年7月、ブライアンは、ハル・ブレイン、キャロル・ケイ、ビリー・ストレンジなどのスタジオ・ミュージシャン達(レッキング・クルー) を集めて新曲のレコーディングをスタート。
その曲が、バハマ諸島の民謡だった「スループ・ジョン・B」。
これはフォークソングに造詣の深かったアル・ジャーディンが、当時のフォークロックブームを念頭にブライアンに勧めたもの。
 ♪スループ・ジョン・B(Sloop John B.)
  *1966年にシングルとしてリリース。全米3位を記録。
★1965年12月、ブライアン・ウィルソンはビートルズの新作『ラバー・ソウル』を聴いたそうです。
ブライアンが聴いたアメリカ盤『ラバー・ソウル』の1曲目は「夢の人(I've Just Seen A Face)」。
アコギを多用したフォークロックなこの曲をはじめ、シタールなど意外な楽器が使われた『ラバー・ソウル』に打ちのめされたブライアン・ウィルソン。
これを超えるアルバムを作るべく最初にレコーディングしたのが先程の「スループ・ジョン・B」。
毎日スタジオにこもりピアノの前でデモ作りに没頭。
そして約4ヶ月の間、27回のセッションの末、世紀の名盤『ペット・サウンズ』完成。
 ♪素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice)
  *『ペット・サウンズ』のオープニング曲
  *シングルとしても1966年に全米8位を記録
 ♪神のみぞ知る(God Only Knows)
  *シングルとしては1966年に全米39位
 ♪キャロライン・ノー(Caroline No)
  *シングルとしては1966年に全米32位
★レッキング・クルーによる演奏で、ブライアン以外のビーチ・ボーイズのメンバーはボーカルとコーラスのみの参加という『ペット・サウンズ』。
『ラバー・ソウル』超えを目指したブライアンにとっては、全米アルバムチャートで10位という不本意な成績で、ますますドラッグに溺れる日々を過ごしていきます。
ちなみに、ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンによると“『ペット・サウンズ』がなかったら『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 は生まれなかっただろう。”とのこと。
 ♪グッド・ヴァイブレーション(Good Vibrations)
  *1966年、ビーチ・ボーイズにとって3曲目の全米1位を記録。
★名盤『ペット・サウンズ』のレコーディングでも作られた「グッド・ヴァイブレーション」ですが、ブライアンの意向で『ペット・サウンズ』には収録されませんでした。
ちなみに、最初はブライアンがリードボーカルをとったそうですが、最終的には弟のカール・ウィルソンが担当。
そして「グッド・ヴァイブレーション」の特徴は、当時ブライアンが凝ってた楽器“テルミン”が使われ、ボーカルダビングは25回?30回。
7ヶ月の間、4つのスタジオで90時間以上の録音テープに録音された・・ということ。
ブライアン曰く「ポケット・シンフォニー」と呼ぶにふさわしい壮大なナンバーに仕上がっています。

●次回のSYDFはビーチ・ボーイズの後編です。お楽しみに!

2017年11月23日〜11月27日放送

『坂崎音楽堂』

気になる最新カヴァーアルバム

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ヘイリーさんの60年代カバー。
ご本人はどうなんでしょう、あんまり知らなかった曲とか多かったんじゃないかなぁ。
日本でも若い女の子とかが昔の曲のカバーを歌ったりしてますが、スタッフの思い入れとかが多いのかもしれないですねぇ。
オジ様方は古い曲、好きだからな?。僕も。

今回は「気になる最新カヴァーアルバム特集」ということで、2人の女性シンガーのカヴァーアルバムをご紹介。

★まずは、サルコジ元フランス大統領の奥さんとしても有名になったカーラ・ブルーニ。
(1967年12月23日生まれ、あと1ヶ月ほどで50歳)
彼女の最新カヴァーアルバム『フレンチ・タッチ(French Touch)』から1978年に全米ナンバーワンを獲得したローリング・ストーンズのカヴァー曲。
 ♪ミス・ユー
この最新作『フレンチ・タッチ』に収録されているのは、“ザ・クラッシュ”“アバ”“映画『ティファニーで朝食を』の主題歌「ムーン・リヴァー」”“ルー・リード”など、 様々なジャンルの楽曲。
これらの曲をカーラ・ブルーニがオシャレにカヴァーしています。

★続いては、アメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル』出身の女性シンガー、ヘイリー・ラインハート(1990年 9/9生まれ。27歳)。
彼女の通算3枚目となるニューアルバムは『ホワッツ・ザット・サウンド?(What's That Sound?)』。
直訳すると「あのサウンドは何?」というタイトルですが、収録曲のほとんどが1960年代楽曲のカヴァー。
 ♪ベイビー・イッツ・ユー 
  *1962年、女性4人組のソウルグループ“シュレルズ”が放ったバカラック・ナンバー。
   “ビートルズ”や“スミス”などもカヴァーしています。
 ♪フォー・ホワット・イッツ・ワース
  *“ニール・ヤング”や“スティーヴン・スティルス”などが在籍したバンド
   【バッファロー・スプリングフィールド】の代表曲をカヴァー。
   (スティーヴン・スティルス作/オリジナルは1967年に全米7位まで上昇)
 ♪ホワイト・ラビット 
  *サイケ・ロック・バンドだった初期の【ジェファーソン・エアプレイン】
   「あなただけを(Somebody To Love)」の次に大ヒットさせた「ホワイト・ラビット」
   をカヴァー。
   オリジナルは1967年に全8位を記録。
 ♪オー・ダーリン
  *1969年発表【ビートルズ】のアルバム『アビイ・ロード』収録曲を
   ロックやポップスのヒット曲を、レトロなジャズ・アレンジして演奏するバンド、
   “ポストモダン・ジュークボックス”のリーダー/スコット・ブラッドリーを迎えてカヴァー。
 ♪サニー・アフタヌーン
  *【ザ・キンクス】1966年・全英1位(全米14位)を記録した曲を
   「オー・ダーリン」同様、“ポストモダン・ジュークボックス”のリーダー、
   スコット・ブラッドリーを迎えてカヴァー。
 ♪タイム・オブ・ザ・シーズン
  *1969年・全米3位を記録している【ゾンビーズ】の代表的なヒット曲、
   「二人のシーズン(Time Of The Season)」を、
   『アメリカン・アイドル』で戦ったケイシー・エイブラムスをゲスト迎えてカヴァー。

2017年11月16日〜11月20日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第151回

写真:坂崎幸之助 革がいい色になってきました。

坂崎さんから:

大好きなビーチボーイズ。
色々な人がマネをしたり、あこがれたコーラスワークと曲作り。
今聞いても全く色あせていないです。
まずは第一回目ということで、あと2回あります。お楽しみに!!

今回は「ヒ」で始まるアーティストの6回目。ラインナップは・・・

『ピーチズ&ハーブ(Peaches & Herb)』
★1965年、アメリカ・ワシントンDCで結成されたR&B男女デュオ。
結成当初から、男性はずっとハーブ・フェイム(Herb Fame)が担当していますが、女性メンバーのピーチ(Peach)さんは、時代と共に交替していきます。
公表されている資料では、これまで7人以上の女性ピーチ(Peach)さんが参加。
 ♪恋の仲直り(Reunited)
  *1979年・全米1位を記録。ピーチズ&ハーブにとって最大のヒットシングル。
  *当時はディスコでのチークタイム定番曲でした。
  *この曲の“ピーチさん役”の女性は3代目でリンダ・グリーンという元モデルの方が担当。

『ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)』*前編*
★1961年、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のホーソンで結成。
メンバーは「ブライアン」「デニス」「カール」のウィルソン兄弟、それに従兄弟の「マイク・ラヴ」と、ブライアン・ウィルソンの高校の友人「アル・ジャーディン」。
最初グループ名は【ペンデルトーンズ】でしたが、マネージャーを担当していたウィルソン兄弟の父親「マレー・ウィルソン」が、地元の友達のレーベル(CANDIX)と契約。
デビュー曲を出すにあたって、父親マレーの独断で【ザ・ビーチ・ボーイズ】というグループ名に変更。
 ♪サーフィン(Surfin')
  *彼らの記念すべきデビューシングル。
  *1961年発売。地元のラジオ局から火がつき翌1962年・全米75位まで上昇。
★地元のマイナーレーベルからのデビューということで、全米では75位だったものの、商売上手な父親のマレー・ウィルソンは、このシングルをきっかけに大手のレコード会社 ≪キャピトル・レコード≫との契約に成功。
 ♪サーフィン・サファリ(Surfin' Safari)
  *キャピトルからの移籍第1弾シングル
  *1962年・全米14位を記録。
★初期ビーチ・ボーイズの曲は、当時の西海岸の若者たちのライフスタイル“サーフィンや自動車等の遊び”をテーマにしたもので、曲作りのメインはブライアン・ウィルソン。
ドゥワップやロックンロールをルーツに持つブライアン、1963年に初期の代表曲となる楽曲を作ります。
 ♪サーフィン・U.S.A.(Surfin' U.S.A.)
  *1963年・全米3位を記録。
  *ちなみに、この曲はチャック・ベリーの1958年の大ヒット曲
   「スイート・リトル・シックスティーン」に似ているということで盗作騒ぎが起こって
   訴訟問題となりました。
   ですが、ブライアン自身「“スイート・リトル・シックスティーン”をベースに作った」と語り、
   チャック・ベリーに印税の半分を支払うことで解決しています。
★ブライアン・ウィルソンが目指したのは「ロックンロールする【フォー・フレッシュメン】」。
子供の頃、母親が運転するカーラジオから流れてきたフォー・フレッシュメンの「デイ・バイ・デイ」を聞き、トリコになったそうです。
そんな【フォー・フレッシュメン】を彷彿させるバラードがこの曲↓。
 ♪サーファー・ガール(Surfer Girl)
  *1963年・全米7位。
★シングル曲と同名のアルバム『サーファー・ガール』からプロデュースも務めるようになったブライアン。
この時の年齢は21歳!
1964年に、ビーチ・ボーイズにとって初の全米ナンバーワンが誕生しました。
 ♪アイ・ゲット・アラウンド(I Get Around)
  *1964年・全米1位。
★プロデュースをはじめ、音楽的にトップに立ったブライアン・ウィルソンは、尊敬するフィル・スペクターの “ウォール・オブ・サウンド” を取り入れたり、 レコーディングに優秀なスタジオ・ミュージシャン達(レッキング・クルー)を使ったアルバム『オール・サマー・ロング』 『ビーチ・ボーイズ・トゥディ』 『サマー・デイズ』を立て続けに発表。
 ♪ヘルプ・ミー・ロンダ(Help Me Rhonda)
  *1965年、ビーチ・ボーイズにとって2曲目の全米1位。
  *グループ内で唯一血のつながらないアル・ジャーディンがリードボーカル。

●次回のSYDFはビーチ・ボーイズの中編です。お楽しみに!

2017年11月09日〜11月13日放送

『坂崎音楽堂』

井上鑑 編曲作品集

写真:坂崎幸之助 さかにゃんさんからのリクエストで“ギターのネックを物陰に見立てて星飛雄馬のお姉さんのように心配そうに覗き見”の画。

坂崎さんから:

アキラさんとは長いお付き合いになりますが、いつお会いしても、とにかく「品」が良い人です。
おだやかで優しい空気感は大先生なのにスゴいです。
アキラさんから影響を受けたこともたくさんあり、今のアルフィーがあったと言っても過言ではありません。

今週は、アルフィーとも縁の深いキーボード奏者でアレンジャー、そしてシンガーソングライターなどなど、 まさに、日本を代表する“音楽家”井上鑑さんが関わった数々の作品を集めたアルバム【Seeing(Works of Akira Inoue)】 (Universal Music盤)とBelieving(Works of Akira Inoue)】(Sony Music盤)を特集。
※どちらも2枚組、10月25日に発売
(Universal Music盤→品番:UPCY-7373/4)
(Sony Music盤→品番:MHCL-30472/3)

■井上鑑さん
1953年9月8日生まれ(現在64歳)
キーボード奏者/作詞・作曲・編曲家/音楽プロデューサー。
奥様は“やまがたすみこ”さん。
学生時代からCM音楽をはじめとする作編曲、キーボード奏者の活動をスタート。
その後、パラシュート、大瀧詠一さんのユニットに参加。
寺尾聰さんの「ルビーの指輪」でレコード大賞編曲賞をはじめ、数多くのアーティストの作品に関わっています。

【Seeing(Works of Akira Inoue)】からは
 ♪クスノキ(Cello Ensemble ver.)/福山雅治
 ♪最後の最後の最後のサンバ/三上寛
 ♪COME HOME TO ME NOW/やまがたすみこ
 ♪BEING 70's/鈴木茂 ※井上さんは作詞を担当
 ♪Farewell,Midnight Blue/山本達彦
 ♪カナリア諸島にて/NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL
【Believing(Works of Akira Inoue)】からは
 ♪ルビーの指環/鈴木雅之
 ♪Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語/ゴスペラッツ
 ♪RISING/吉田兄弟 ※井上さんは作曲・編曲で参加
 ♪玉カルのアンアン小唄/玉川カルテット
 ♪幸せな結末/大滝詠一

そして番組の最後に【Seeing(Works of Akira Inoue)】から
 ♪Innocent Love/THE ALFEE
をご紹介しました。

●今回特集した“編曲作品集”と同時に井上鑑さんの11年ぶりとなるオリジナルアルバム『OSTINATO』もリリースされています。

2017年11月02日〜11月06日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第150回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ピーター・フランプトンのトーキングモジュレーターは流行ったよォ。
ギター弾きはみんな、やってみようと思ったみたい。
でも頭ガイコツに来るので気をつけないとね。
PP&Mのギターとコーラスは、お兄さま方がみんな研究していて僕らはそれを教えてもらう弟子だったかな。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの5回目。ラインナップは・・・

『ピーター・ブラウン(Peter Brown)』
★1953年7月11日、イリノイ州ブルーアイランド生まれ(64歳)。
1970年代からフロリダ州マイアミを拠点に、ディスコ音楽をメインとしたシンガーソングライターとして活動。
当時、全世界を席捲した【KC&ザ・サンシャイン・バンド】で知られる“TKレコード”から1977年デビュー。
翌78年にリリースした2ndシングルは、彼にとって最大のヒットとなりました。
 ♪ダンス・ウィズ・ミー(Dance With Me)
  *1978年・全米8位を記録
★1980年代に入ってからはソングライターとして活躍。
その代表曲はマドンナの「マテリアル・ガール」(1985年・全米2位)!

『ピーター・フランプトン(Peter Frampton)』
★1950年4月22日、イギリス・ロンドン生まれ(67歳)。
高校の時、アイドルバンド【ハード】に参加。
その後【ハンブル・パイ】【フランプトンズ・キャメル】などを経てソロ活動をスタート。
1974年から、ライヴツアーで全米各地をくまなく回り、1976年にツアーの模様を収録した2枚組のライヴアルバム 『フランプトン・カムズ・アライヴ(Frampton's Comes Alive!)』を発表。
これが、ライヴアルバムにかかわらず全米アルバムチャート1位を獲得!
売り上げも1000万枚突破という驚異的な大ヒットに。
もちろん、このアルバムからシングルカットされた3曲はいずれもヒットしています。
 ♪ショー・ミー・ザ・ウェイ(Show Me The Way)
  *1976年・全米シングルチャートでは6位まで上昇。
  *この曲で使われてるトーキング・モジュレーターは、
   フランプトンの成功で、その後プロ・アマ問わず使われるようになりました。
★1977年、ピーター・フランプトンはオリジナルアルバム『アイム・イン・ユー(I'm In You)』をリリース。
ここからの1stシングルは、彼にとって最高のシングルヒットとなりました。
 ♪アイム・イン・ユー(I'm In You)
  *1977年・全米2位を記録。
★1980年代からは高校の先輩、デヴィッド・ボウイのアルバムへの参加をはじめ、数々のアーティストのアルバムやライヴにギタリストとして参加しています。

『ピーター・ポール&マリー(Peter,Paul & Mary)』
★1961年、アメリカ・ニューヨークで結成したフォークトリオ。
メンバーはピーター・ヤーロウ(79歳)、ポール・ストゥーキー(12/30には80歳)、そして紅一点、マリー・トラヴァース(2009年72歳で亡くなっています)。
1962年に「レモン・トゥリー」でデビュー。
1stアルバム『ピーター・ポール&マリー』には「レモン・トゥリー」のほか「500マイル」「花はどこへ行った」など収録。
その1stアルバムからシングルカットされ、ピート・シーガーでおなじみの曲が初の全米トップテンヒットに!
 ♪天使のハンマー(If I Had A Hammer)
  *1962年・全米10位。
  *この曲でグラミー賞「最優秀ポップグループ賞」を受賞。
★翌1963年、2ndアルバム『ムーヴィング(Moving)』をリリース。
ここから、ピーター・ヤーロウが大学時代に作った曲をシングルとしてリリースすると、これも大ヒット!
 ♪パフ(Puff The Magic Dragon)
  *1963年・全米2位。
 ♪風に吹かれて(Blowin' In The Wind)
  *1963年・全米2位。
  *「パフ」に続いてリリースされたボブ・ディランのカヴァー。
★「パフ」「風に吹かれて」いずれも全米2位で1位に手が届かなかったPPMですが、 1969年、ジョン・デンバーが作った「悲しみのジェット・プレイン」のカヴァーで念願の全米ナンバーワンを獲得。
 ♪悲しみのジェット・プレイン(Leaving On A Jet Plane)
  *1969年・全米1位。

2017年10月26日〜10月30日放送

『坂崎音楽堂』

キャロル・キングの最新ライヴアルバム

写真:坂崎幸之助 こりん”さんからのリクエストで「親指立ててのgood」

坂崎さんから:

キャロル・キングさんの良さって、ハッキリ言って若い頃はあまりわからなかったのです。
でも「つづれおり」が大ヒットしたのも今では理解できますねぇ。良い曲多いなあ。
声もサウンドも良いなあ。
おばあちゃんになってもカッコ良いですね。

今回はキャロル・キングの最新LIVE ALBUM『つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク』をご紹介。

キャロル・キングの名盤『つづれおり(Tapestry)』の発売45周年を記念し、2016年7月3日にロンドンのハイド・パークで行われた『つづれおり』 の全曲再現ライヴをCD+DVDにパッケージした作品です。
(レーベル:SONY 品番:SICP 31074?5 (CD+DVD))

このLIVEには、オリジナルの『つづれおり』でもレコーディングに参加していたギタリストであり、 キャロル・キングの長年の友人、ダニー・コーチマーもバンドメンバーとして参加しています。

ちなみに『つづれおり(Tapestry)』がリリースされたのは1917年。
全米アルバム・チャートで15週間にわたって1位を記録し、6年間チャートに留まったという大ヒット・アルバム。
グラミー賞では最優秀アルバム賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカルを受賞し、アルバムからのシングル曲「イッツ・トゥ・レイト」は最優秀レコード賞を、 シングル曲「君の友だち」は最優秀楽曲賞を受賞しています。

 ♪アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ
  *アルバムのオープニングを飾っていた曲
  *シングル「イッツ・トゥ・レイト」のカップリング曲でした。
 ♪ソー・ファー・アウェイ
  *アルバムからの2曲目のシングルで全米シングル・チャート14位を記録。
 ♪イッツ・トゥ・レイト
  *全米シングル・チャートで5週連続の1位を獲得。
 ♪君の友だち(You've Got A Friend)
  *アルバム『つづれおり』でギターを弾いてたジェイムス・テイラーもカヴァーした曲。
   テイラーバージョンも全米1位を獲得しています。
  *グラミー賞で、テイラーは最優秀男性ポップボーカル賞、
   ソングライターのキングは最優秀楽曲賞を受賞
 ♪ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー with ルイーズ・ゴフィン
  *今は亡き、夫でソングライティングのパートナーだったジェリー・ゴフィンとの
   共作ナンバー。
   LIVEでは、2人の娘のルイーズ・ゴフィンとのデュエットで披露。
 ♪つづれおり(Tapestry)
  *アルバムのタイトル曲。

■気になるあの曲■
今回は、9月20日に発売された『インドカレー屋のBGM ベリーホット』というアルバムに注目。
こちらは、タイトルでもおわかりのようにインドやネパールの方がやってるカレー屋さんの店内で流れてるBGMを集めたもの。
実は『インドカレー屋のBGM』として2005年に発売したところ大ヒット!
これまでリリースされたシリーズ“5タイトル”で累計3万枚を突破するヒットとなっているそうです。
しかも、新作のベリーホット盤には「空耳日本語歌詞」付きで、ところどころ日本語にきこえるインドの歌を、歌詞カードと共に楽しめる…
ということでピックアップしてみました。
 ♪ヤラヤラ(空耳的タイトルは“手入れがいい”)
 ♪ドカドカ(空耳的タイトルは“ドカドカ定価割れ”)

2017年10月19日〜10月23日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第149回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

がぶり寄りじゃないよ。
ピーターさんはガブリエルです。
がぶり寄りは琴奨菊関です。
ピーター・セテラはシカゴのリードVocalでしたが、ブラスロックからバラードばかりになって、 バンドのサウンドって変っていくものなんだなぁ、って実感。
ソロになっても、ほとんど同じサウンドでしたねぇ。

今回は「ヒ」で始まるアーティストの4回目。ラインナップは・・・

『ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)』
★ニューヨーク・ブルックリンで結成されたハードコア・パンクバンドだった男性3人組の【ザ・ヤング&ザ・ユースレス】が、 当時流行し始めたラップ/ヒップホップとパンクロックを融合させたバンドに変身。
1981年にバンド名を【ビースティ・ボーイズ】と改名。
1984年、最先端のラップ/ヒップホップ・レーベル『デフ・ジャム』と契約。
そして1986年に発表したデビューアルバム『ライセンス・トゥ・イル』は、パンクとヒップホップという斬新なアイデアが功を奏し、見事全米アルバムチャート1位を獲得。
売上もアメリカだけで1000万枚以上という驚異的なセールスを記録。
“ヒップホップ・アルバムとしては初めて全米1位となった作品”となっています。
 ♪ファイト・フォー・ユア・ライト(Fight For Your Right)
  *大ヒットアルバム『ライセンス・トゥ・イル』からの1stシングル
  *1987年に全米シングルチャートでは7位まで上昇。

『ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)』
★1950年2月13日、イギリス・サリー州ウォーキング生まれ(67歳)。
1967年、パブリックスクールの仲間だった「マイク・ラザフォード」や「トニー・バンクス」などと共にプログレッシブ・ロック・バンド【ジェネシス】を結成。
(フィル・コリンズは1971年の3rdアルバムから参加)
【ジェネシス】のリードボーカリストとして、派手なメイク、奇抜なファッション、演劇的な要素を取り入れたライヴパフォーマンスで注目を浴びたピーター・ガブリエルですが、 1975年、4枚目のアルバムを最後に【ジェネシス】を脱退し音楽活動も休止。
そして、1977年ソロ活動をスタート。
フィル・コリンズがリーダーとなって、次第にポップになる【ジェネシス】とは対照的に、 よりプログレッシブに、最新のシンセサイザーをベースに民俗音楽を独自の解釈で取り入れたソロアルバムを1977年から1982年までの間に4枚発表。
 ♪ショック・ザ・モンキー(Shock The Monkey)
  *アルバム『ピーターガブリエル IV(Security)』からのシングル。
  *リリースされた翌1983年・全米29位まで上昇、
   ソロとして最初のヒットシングルとなりました。
★アルバム『ピーターガブリエル IV(Security)』発表から4年後の1986年、これまでとは違うポップな楽曲揃いのアルバム『So』を発表。
 ♪スレッジハンマー(Sledgehammer)
  *アルバム『So』からのシングル曲。
  *ユニークなプロモーション・ビデオも話題になり、かつて在籍していた
   ジェネシスの「インヴィジブル・タッチ」を蹴落として1986年・全米1位を獲得。
  *アルバム『So』は、本国イギリスのアルバムチャート1位、全米でも2位を記録。
 ♪ドント・ギヴ・アップ(Don't Give Up) with ケイト・ブッシュ
  *こちらもアルバム『So』からのシングル曲。
  *1987年・全米72位。全英では9位まで上昇。
  *ちなみに…のちに、ピーター・ガブリエルはインタビューで
   「最初この曲はドリー・パートンにデュエットを依頼したが断られケイト・ブッシュになった。
   まあ、今ではその方が良かったかなと思ってる」と語っているそうです。

『ピーター・セテラ(Peter Cetera)』
★1944年9月13日、アメリカ・イリノイ州シカゴ出身(73歳)。ご存じ【シカゴ】のベース&ボーカリスト。
1967年【シカゴ】の前身のバンド【ザ・ビッグ・シング】に加入。
1969年バンド名を【シカゴ】としてデビュー。次々にアルバム・シングルと大ヒットを連発。
特に「素直になれなくて」の大ヒットで、「ブラスロックのシカゴ」から「バラードのシカゴ」へと大変身。
グループとして、一時期 低迷したものの大復活。
1985年「バラードのシカゴ」を牽引していた「ピーター・セテラ」は脱退、ソロアーティストとして独立を表明。
翌1986年アルバム『ソリテュード?ソリティア(Solitude/Solitaire)』発表。
 ♪グローリー・オブ・ラヴ(Glory Of Love)
  *1986年・全米1位を獲得。
  *映画『ベスト・キッド2(The Karate Kid part 2)』の主題歌。
 ♪ネクスト・タイム(The Next Time I Fall) with エイミー・グラント
  *同じくアルバム『ソリテュード?ソリティア』からのシングル曲。
  *1986年・全米1位を獲得。
★映画『ベスト・キッド2(The Karate Kid part 2)』の主題歌が大ヒットしたことでピーター・セテラの元には次々と映画界からの依頼があったそうです。
そんな中から1987年、日本からも依頼が舞い込み、主題歌を担当しています。
 ♪ステイ・ウィズ・ミー(Stay With Me)
  *映画『竹取物語』の主題歌。
  *曲を作ったのはボビー・コールドウェル。

2017年10月12日〜10月16日放送

『坂崎音楽堂』

T.REXのトリビュートアルバム特集

写真:坂崎幸之助 じゅりえっこさんからのリクエストで“ギターを掛けたまま見返る坂崎さん”

坂崎さんから:

マーク・ボランさんのT.レックスはアルバムとかあまり聞かなかったなぁ。
高見沢は高校の頃、好きだったみたいで、ライブも見に行ったようですな。
男がメイクをし始めたのもマーク・ボランやデヴィッド・ボウイの影響なのかな。
今だに根強いグラムロックだね。

今週はグラムロックを代表するスター“マーク・ボラン”の生誕70年・没後40年ということで制作されたトリビュートアルバム 『T.Rex Tribute-Sitting Next To You- presented by Rama Amoeba』を同時発売された最新ベスト盤『BEST OF T.REXXXXXXX』と一緒に(オリジナル楽曲をBGMにしつつ)ご紹介。

※“Rama Amoeba”は、「マルコシアス・バンプ」の秋間経夫さんが率いるグラムロックバンド。
※トリビュートアルバム&最新ベスト盤は9月13日にリリースされています。
 (トリビュート盤→レーベル:ビクター 品番:VICL-64822)
 (ベスト盤→レーベル:ビクター 品番:VICP-65470)

 ♪ゲット・イット・オン(Get It On) /ROY
  *THE BAWDIESのリードボーカル。
  *今回のベスト盤には未収録の楽曲。
 ♪20th Century Boy/菅原卓郎
  *9mm Parabellum Bulletのボーカル。
  *オリジナル曲は、大ヒットした漫画が原作の映画『20世紀少年』にも使われていました。
 ♪メタル・グルー/シシド・カフカ
  *ドラマーで、女優、モデルと多彩なミュージシャンがフェミニンなムードでカヴァー。
 ♪ザ・スライダー/村越"HARRY"弘明
  *元THE STREET SLIDERSのHARRYがオリジナルの世界観そのままにカヴァー。
  *ちなみにアルバム『The Slider』のジャケット写真はリンゴ・スターによるもの。
 ♪Sitting Next To You /アキマ・ツネオ&吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)
  *マーク・ボランとデヴィッド・ボウイのデュエット曲をカヴァー。
   TV番組のために演奏され、この番組収録直後にマーク・ボランが他界。
   作品(レコードやビデオ)としては発表されていない曲です。
   そのため、ベスト盤にも未収録の楽曲。
 ♪チルドレン・オブ・ザ・レヴォリューション/T.REX
  *最後はT.REXのオリジナル楽曲で。
   トリビュートアルバムでは取り上げられなかった曲ですが名曲です!

■気になるあの曲■
今回は長野のラジオネーム≪林檎で育った信州牛≫さんからのリクエストでバンド【never young beach】が歌っている、高田渡さんの「自転車にのって」をご紹介。
【never young beach】は、2014年春、2人組としてスタート。
その後5人組となって2015年インディーズデビュー、今年1月にメジャーデビューしています。
 ♪自転車にのって/never young beach
  *昨年リリースの2ndアルバム『fam fam』に収録。
  *今年7月19日リリースのメジャー第1弾となるアルバム『A GOOD TIME』の
   初回限定盤に付いていたDVDにはこの曲のライヴ演奏も収められてます。

2017年10月05日〜10月09日放送

『坂崎音楽堂』

グレン・キャンベルのラストアルバム特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

あまりグレン・キャンベルさんのヒット曲は知っている方ではなかったのですが、 ギタリスト兼ボーカリストとしては、意外とギターを抑えてストリングスをメインにしたヒット曲が多かったのですね。ビックリ。
人の曲ではあんなにたくさんギター弾いているのに(笑)。
シグネチャーモデルというのを、このグレン・キャンベルさんで知った坂崎でした。

今回は、今年8月8日に81歳で亡くなったアメリカを代表するポップカントリー界のレジェンド、グレン・キャンベルのラストアルバム『アディオス』を特集。

グレン・キャンベル・・・1960年代、抜群のギターテクニックを認められ、西海岸のスタジオ・ミュージシャン達の集まり【レッキング・クルー】に参加。
リッキー・ネルソン、フランク・シナトラ、モンキーズ、そして、ビーチ・ボーイズなど数多くのアーティストのレコーディングに参加。
1961年からはソロアーティストとしての活動をスタート。
そして2011年に“アルツハイマー”と診断され闘病生活を続け、今年8月に療養施設で亡くなりました。

今回ご紹介した彼のラストアルバム(スペイン語で「さようなら」を意味するタイトル)『アディオス』は病気が進行する前に、彼がこれまで好きだった曲(12曲)をレコーディング。
アメリカでは今年6月の中旬リリースされました。

ちなみに、このラストアルバム『アディオス』には2枚組スペシャルバージョンもあり、このスペシャルバージョンの方はDISC2がベスト盤になっています。

まずは、そのベスト盤から・・・
 ♪恋はフェニックス(By The Time I Get To Phoenix)
  *1967年・全米26位を記録
 ♪ウィチタ・ラインマン(Wichita Lineman)
  *1969年・全米3位を記録
 ♪ラインストーン・カウボーイ(Rhinestone Cowboy)
  *1975年・全米1位を記録
 ♪サザン・ナイツ(Southern Nights)
  *1977年・全米1位を記録

そして新作『アディオス』から・・・
 ♪うわさの男(Everybody's Talkin')
  *映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌でお馴染、ニルソンの曲をカヴァー。
 ♪Funny How Time Slips Away
  *生前、交遊のあったウィリー・ネルソンの曲をカヴァー。
   ウィリー・ネルソンもボーカルとガットギターで参加。
 ♪アディオス(Adios)
  *アルバムのラストに収録されている曲

■気になるあの曲■
今回は、長野の≪こげこ≫さんからのリクエストで、アニメ映画『この世界の片隅に』の冒頭から流れる曲をご紹介。
 ♪悲しくてやりきれない/コトリンゴ
コトリンゴさんは、坂本龍一さんにデモテープを送ったことで認められた女性アーティスト。
映画やCMの音楽制作のかたわら、2013年からは6人組になったキリンジのメンバーとしても活躍中。

2017年09月28日〜10月02日放送

ゲスト:菅原進さん(ビリー・バンバン)

写真:坂崎幸之助+菅原進

坂崎さんから:

久しぶりの進さんでしたが、相変わらずの声と音楽に対する情熱。すごいですねぇ。70才ですよォ。
一緒に生唄、生演奏させていただきましたが、楽しかったですねぇ。
ホントに男の僕が聞いてもホレボレする声です。
お兄さんの孝さんと共に無理せず音楽を楽しみながらライブをやっていって下さいね。
ビリーバンバンって改めて、とても独特なグループだな、と思った坂崎でした。

今回は坂番初登場!兄弟デュオ「ビリー・バンバン」の弟さん、菅原進さんをスタジオにお迎えしました。
(進さんは1947年9月21日生まれ、先日70歳(古希)をお迎えになっています。)

ビリー・バンバンは、1969年「白いブランコ」でレコードデビューし、いきなり大ヒット。
続く「ミドリーヌ」「れんげ草」「さよならをするために」もビックセールスを期し、第23回NHK紅白歌合戦に出場。
フォークグループの代表的アーティストとしてコンサートを中心に活動続けています。

現在デビュー48年となる今年、7月26日に初のDVD『Billy BanBan 3年越しの45th Anniversary?兄と弟の復活祭?』、 9月27日には2枚組アルバム『オールタイムベスト』をリリース。
さらに、最初で最後の自伝エッセイ『さよなら涙 リハビリ・バンバン』も出版。
このエッセイにはお兄さん(菅原孝さん)と、進さんの病気の話をはじめ、グループの歴史などが赤裸々に書かれてます。

※DVD『Billy BanBan 3年越しの45th Anniversary?兄と弟の復活祭?』はBSフジからリリース、
 2枚組『オールタイムベスト』はユニバーサルミュージック(品番:UPCY-7437/8)からリリース、
 自伝エッセイ『さよなら涙 リハビリ・バンバン』は秀和システムから出ています。

今回番組でOAした曲は『オールタイムベスト』にも収録されている昨年11月にリリースされたシングル曲とそのカップリング曲。
 ♪さよなら涙
 ♪エンドロール
  *「さよなら涙」は最新の“いいちこ”CM曲。
  “いいちこ”のCM曲は、なんと30年も進さんが手がけていらっしゃいます!

そしてスタジオでの生演奏は・・
 ♪さよならをするために(ビリー・バンバン)
 ♪また君に恋してる(ビリー・バンバン)
 ♪Because(Dave Clarkのヒット曲)

≪今後の予定≫
●「夢のスター歌謡祭」のツアーに参加中。
●10月7日「新宿フォークソングが流れる街?新宿にも今日もフォークソングが流れている」
 (@新宿文化センター大ホール)
●10月15日「ビリー・バンバンコンサート2017」
 (@富山県/南砺市井波総合文化センターメモリアルホール)
●10月28日 「Billy BanBan3年越しの45th Anniversary?兄と弟の復活祭?in名古屋」
 (@BLUE NOTE NAGOYA)
●11月18日「紅葉星空コンサート」(菅原進さんのみの出演)(@滋賀県大津市/三井寺)
●11月30日 「徹子の部屋コンサート」(@東京国際フォーラム ホールA)
 12月3日 「徹子の部屋コンサート」(@大阪/フェスティバルホール)
●12月17日 「海援隊 ビリー・バンバン トーク&ライブスペシャル」
 (@静岡県/森町文化会館大ホール)
他にも出演予定のイベントが多数ありますので詳しくは公式サイトにてご確認下さい。
http://www.havmercy.co.jp/billyban/pg84.html

2017年09月21日〜09月25日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第148回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

とにかくビックリでした。
ビージーズがディスコになった!!と知った時、声をそろえて「やめてよォ」と思ったものです。
でもよくよく聞いてみるとメロディアスなメロディーやハーモニーはちゃんと残ってはいるんですね。
バリーさんのファルセットとリズムが変わっただけなのかな。

「ヒ」で始まるアーティスト3回目となる今回は“ビー・ジーズ”特集の後編!

『ビージーズ(Bee Gees)』
★【ビージーズ】とワールドデビューの契約をしたロバート・スティッグウッドはデビュー以来、ビージーズのマネージャー兼プロデューサーとして活躍。
メンバーの信頼も厚かった彼が1973年レコード会社『RSO(Robert Stigwood Organisation)レコード』を設立。
その第1号アーティストとしてビージーズも参加。1974年発表のRSO第1弾となるアルバムこそ不発でしたが、 翌年(1975年)芸能生活20周年を記念したアルバム『メインコース』からの1stシングルは当時のディスコブームに乗って大ヒット!
 ♪ジャイヴ・トーキン(Jive Talkin')
  *1975年・全米1位(彼らにとって2曲目の全米ナンバーワン)
★1976年、アルバム『チルドレン・オブ・ザ・ワールド』発表。 その中から、その後のビージーズの人気を決定づけるシングルをリリース。
 ♪ユー・シュッド・ビー・ダンシング(You Should Be Dancing)
  *1976年・全米1位(通算3曲目の全米ナンバーワン)
★翌年(1977年)ビージーズが中心に制作したサウンドトラック『サタディ・ナイト・フィーバー』発売。
ディスコを舞台に繰り広げられるジョン・トラボルタ主演の映画は世界中で大ヒット。
もちろん、サントラ盤も爆発的な大ヒットを記録。
サントラ盤からシングルカットされ、最初に大ヒットしたのは、映画では主演のトラボルタが好きになった女性と朝陽を浴びながらスローに踊るシーンで使われていた曲。
 ♪愛はきらめきの中に(How Deep Is Your Love)
  *1977年・全米1位(通算4曲目の全米ナンバーワン)
★全米では24週連続でアルバムチャート1位を記録した『サタディ・ナイト・フィーバー』から続いてシングルカットされたのが、映画ではオープニングを飾った曲でした。
 ♪ステイン・アライヴ(Stayin' Alive)
  *1978年・全米1位(通算5曲目の全米ナンバーワン)
★全世界で4000万枚以上のセールスを記録した『サタディ・ナイト・フィーバー』からビージーズとして6曲目となる全米ナンバーワンシングルも生まれています。
 ♪恋のナイト・フィーバー(Night Fever)
  *1978年・全米1位
  *通算8週に渡って1位を記録、ビージーズ最大のヒットシングルとなっています。
★『サタディ・ナイト・フィーバー』によるビージーズ・フィーバーが冷めやらぬ1979年、実に3年ぶりとなるオリジナルアルバム『失われた愛の世界(Spirits Having Flown)』 を発表。
このアルバムからのシングルも全米ナンバーワン!
 ♪失われた愛の世界(Too Much Heaven)
  *1979年・全米1位(通算7曲目の全米ナンバーワン)
 ♪哀愁のトラジディ(Tragedy)
  *1979年・全米1位(通算8曲目の全米ナンバーワン)
★アルバム『失われた愛の世界』からは「ラヴ・ユー・インサイド・アウト」も9曲目の全米ナンバーワンを記録。
その後、長男のバリー・ギブはソングライター、プロデューサーとして活躍。
しかし2003年、弟のモーリスが急死。2012年にはモーリスと二卵性双生児のロビンも亡くなり、ビージーズ(ギブ兄弟)としての活動は消滅してしまいます。

2017年09月14日〜09月18日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第147回

写真:坂崎幸之助 これは“ジービーズ

坂崎さんから:

う〜ん、名曲が多いですねぇ。改めて...。
初期のビージーズの曲はホントによくコピーしました。
ハーモニーの練習にもなるし、みんなの知ってる曲も多かったので、ライブハウスや公開録音でも歌わせてもらったなあ。

「ヒ」で始まるアーティスト2回目となる今回は“ビー・ジーズ”!
とにかくヒット曲が多いので前編・後編と2週続けての大特集です。

『ビージーズ(Bee Gees)』
★英国王室領“マン島”生まれのギブ三兄弟(長男バリーとロビンとモーリスの二卵性双生児)によるグループ。
1958年、父親の仕事の都合でオーストラリア・ブリスベンに移住。
幼い頃から教会の合唱団に所属し、音楽のキャリアをスタート。
1963年、地元のレコード会社からデビューするや否やオーストラリアでは大人気に。
それを知った、ビートルズを発掘したブライアン・エプスタインは、自分の会社の新入社員、ロバート・スティッグウッドを現地オーストラリアに向かわせ、 ワールドデビューの契約を取り付けています。
そして1967年、ギブ三兄弟に、ドラマーとギタリストを加え5人組のグループとしてワールドデビュー。
 ♪ニューヨーク炭鉱の悲劇(New York Mining Disaster 1941)
  *記念すべきメジャーデビュー曲
  *1967年・全米14位を記録。
 ♪マサチューセッツ(Massachusetts)
  *1967年・全米11位、全英初の1位
★この後「ワールド」「ワーズ」「獄中の手紙(I've Gotta Get A Message To You)」等次々にシングルがヒット。
 ♪ジョーク(I Started A Joke)
  *1969年・全米6位。
 ♪若葉のころ(First Of May)
  *1969年・全米37位。
★「若葉のころ」から2年後の1971年、「若葉のころ」も使われた映画『小さな恋のメロディ(Melody)』が公開。
イギリスやアメリカではヒットしなかったものの、日本では爆発的な大ヒットを記録しサントラ盤も大ヒット。
そのサントラ盤に収められたビージーズの曲も日本独自にシングルカットされ大ヒットします。
 ♪メロディ・フェア(Melody Fair)
  *映画の主題歌
  *1971年・日本のシングルチャートで3位を記録(日本でのみのシングルカット)
 ♪イン・ザ・モーニング(In The Morning)
  *映画のオープニングを飾った曲。
  *1971年・日本のチャートで36位(日本でのみのシングルカット)
  *元々、1965年 "Morning Of My Life" というタイトルで録音された曲。
   映画のサントラのため1970年に新たにレコーディング。タイトルも「イン・ザ・モーニング」に変更。
★「若葉のころ」のリリース後、実はギブ三兄弟以外のメンバーが脱退(解雇)、さらにロビン・ギブのソロシンガーへの独立し、 バリーとモーリスの2人になったり…とグループ存続の危機を迎えていました。
しかし、ロビンのソロも上手く行かず、1970年、改めて兄弟3人での再スタート!
その最初のシングルが全米ナンバーワンを記録し、華々しい再出発を飾りました。
 ♪傷心の日々(How Can You Mend A Broken Heart)
  *1971年・初の全米1位を記録。
★この後の「ビー・ジーズ」快進撃は来週に続きます。

2017年09月07日〜09月11日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第146回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ハンク・ウィリアムズって、29才で亡くなっていたんですね。
そんな若さだったんだ。
あとは、ピーター&ゴードンですよ。
何と言っても好きだったなあ。6年生位の時だったかな。
ビートルズの次にハマっていたなぁ。
ホリーズも良かったなぁ。
アメリカとは、ちょいと違うイギリスのおシャレな音楽も好きだった子供時代。

今回は「ハ」で始まるアーティスト14回目、そして「ヒ」で始まるアーティストに突入です。
ラインナップは・・・

『ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams)』
★カントリー音楽史上最も重要なアーティストの一人と言われているハンク・ウィリアムズ。
1923年9月17日、アメリカ・アラバマ生まれ。1953年1月1日に29歳という若さで亡くなっています。
短い活動期間でしたがヒット曲はたくさんあり、カントリーチャートでは11曲も1位を獲得、40曲近いトップテンヒットを放っています。
 ♪ジャンバラヤ(Jambalaya)
  *1952年・全米20位(カントリーチャートでは1位)
  *カーペンターズのカヴァーでもおなじみの曲

『ハンソン(Hanson)』
★1992年、オクラホマ州で「アイザック」「テイラー」「ザック」というハンソン3兄弟が結成した“ティーン・ポップロック・トリオ”。
結成当時の年齢は長男アイザックが12歳、テイラー9歳、ザック7歳。
結成から5年後の1997年にメジャーデビュー。
第1弾シングルはアメリカをはじめ世界27ヶ国でナンバーワンを獲得!
 ♪キラメキ☆MMMBop
  *この時、アイザック 17歳、テイラー 14歳、ザック 12歳でした。

『PMドーン(PM DAWN)』
★1988年、ニュージャージーで「アトレル」と「ジャレット」のコーズ兄弟が結成した“ダンスラップ・デュオ”。
インディーズでの活動を経て1991年にアルバム『トゥルー』を発表。
(アルバムタイトルの原題は“Of the Heart,of the Soul and of the Cross:The Utopian Experience”) このアルバムから【スパンダー・バレエ】の大ヒット「トゥルー」をサンプリングしたシングルが大ヒット!
 ♪トゥルー(Set Adrift On Memory Bliss)
  *1991年・全米1位を記録。
  *Set Adrift On Memory Blissの意味は「至福の思い出にさまよい続ける」

『B・J・トーマス(B.J.Thomas)』
★1942年8月7日、オクラホマ州ヒューゴ出身のポップカントリーシンガー。本名「ビリー・ジョー・トーマス」。
10代の頃は聖歌隊に参加。その後【ザ・トライアンフス】というグループに加入。
1966年に【B・J・トーマスとザ・トライアンフス】として、カントリー界のレジェンド「ハンク・ウィリアムズ」の名曲の1つ「泣きたいほどの淋しさだ (I'm So Lonesome I Could Cry)」をカバーし全米8位を獲得。
そんな「B・J・トーマス」を世界的に有名にしたのが、1969年に発表された映画『明日に向かって撃て!』の主題歌。
 ♪雨にぬれても(Raindrops Keep Fallin' On My Head)
  *1970年に全米1位を記録。
★70年代には次々にヒットを放った「B・J・トーマス」、1975年には2曲目となる全米ナンバーワンが生まれています。
 ♪心にひびく愛の歌(Another Somebody Done Somebody Wrong Song)
  *グラミー賞の「最優秀カントリーソング賞」を受賞しています。

『ピーター&ゴードン(Peter & Gordon)』
★1963年、イギリス・ロンドン、ウエストミンスター・スクールで出会った「ピーター・アッシャー」と「ゴードン・ウォーラー」が結成した男性デュオ。
翌1964年にリリースしたデビューシングルは、当時「ピーター・アッシャー」の妹(女優のジェーン・アッシャー)が、 付き合っていた「ポール・マッカートニー」にソングライティングを依頼。(名義は“レノン&マッカートニー”)。
 ♪愛なき世界(A World Without Love)
  *1964年・全米&全英1位。
★翌1965年にヒットした曲は、「悲しき街角」などの大ヒットで有名なシンガーソングライター「デル・シャノン」が作った曲。
 ♪アイ・ゴー・トゥ・ピーセス(I Go To Pieces)
  *1965年・全米9位を記録。(本国イギリスではあまりヒットしなかったそうです)
★1968年、グループを解散した【ピーター&ゴードン】。
ピーター・アッシャーは「ジェイムス・テイラー」や「リンダ・ロッシュタット」などのマネージャー、プロデューサーとして大成功。
ゴードン・ウォーラーはソロ活動を続けましたが成功には至りませんでした。
2005年、ボランティアのため2人は【ピーター&ゴードン】として37年ぶりに再結成。イベントやツアーを行なっています。
その後、2009年「ゴードン・ウォーラー」は64歳という若さで亡くなっています。

2017年08月31日〜09月04日放送

ゲスト:Negicco

写真:坂崎幸之助+Negicco

坂崎さんから:

もう15年になるのですね。スゴいなぁ。
旬であることが大事なアイドルの世界で15年がんばって来た3人は、やはり人間的にもステキな子たちでした。
あとは曲が良いですね。
ベストアルバムを改めて聞かせてもらいましたが良く出来てますね。
武道館めざしてガンバレ!!

今回は番組初登場【Negicco】の3人、Nao☆さん、Meguさん、Kaedeさんをお迎えしました。

今年7月20日で結成14周年となり、15年目に突入した新潟在住のアイドルグループ【Negicco】。
2枚目となるベストアルバム『Negicco 2011 ?2017?BEST-2』が記念日である7月20日にリリースされました。
(レーベル:T-Palette Records 品番:TPRC-0181(通常盤))

≪Negiccoの簡単なプロフィール≫
2003年7月、新潟の名産ネギ「やわ肌ねぎ」PRキャンペーンのため1か月限定のグループとしてNegicco結成。
「恋するねぎっ娘」でCDデビュー。
現在“にいがた観光特使”を務める。
これまでに西寺郷太、矢野博康、小西康陽、田島貴男、池田貴史、土岐麻子、さかいゆう、堂島孝平などのアーティストから楽曲提供を受ける。
2016年には中野サンプラザ、NHKホールでのワンマンライブ、 新潟苗場にて2daysワンマン「私をネギーに連れてってin Naeba supported byサトウ食品」を開催。
今年春にはZepp DiverCityをファイナルとしたライブハウスツアー「SPRING 2017 TOUR?ライブハウスのネギ?」を成功させています。

今回ベストアルバム『Negicco 2011 ?2017?BEST-2』からOAした曲は
 ♪アイドルばかり聴かないで(作詞・作曲・編曲:小西康陽)
 ♪愛は光(作詞・作曲:堀込高樹 編曲:KIRINJI)

そして【Negicco】3人には生歌も披露してもらいました!
 ♪暑中お見舞い申し上げます(キャンディーズのカヴァー)

★Negiccoの歴史を追う1冊『Negiccoヒストリー Road to BUDOKAN 2003-2011』も発売中!
★各地のイベント出演やLIVEの予定も沢山あります。
詳しくは【Negicco】公式サイト http://negicco.net でご確認下さい。

KaedeさんのOfficial Blog http://ameblo.jp/kaepo
Nao☆さんのOfficial Blog http://ameblo.jp/naochapin
MeguさんのOfficial Blog  http://ameblo.jp/negicco2773
メンバーそれぞれのTwitterやInstagramもあります。こちらもぜひチェックしてみて下さい。

2017年08月24日〜08月28日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第145回

写真:坂崎幸之助 今回は“かねる”さんからのリクエスト両手で頬杖のポーズ

坂崎さんから:

80年代だねえ。
パワー・ステーションやら、ハワード・ジョーンズやらデュラン・デュラン。
みんなカッコ良かったねぇ。
でもサウンド的には、あんまりピンとくるものがなくてアルバムとかは、あんまりハマらなかったな。
やっぱり60?70年代なのだ。

今回は「ハ」で始まるアーティストの13回目!
ラインナップは・・・

『パワー・ステーション(The Power Station)』
★1985年【デュラン・デュラン】のアンディ・テイラー(G)とジョン・テイラー(B)、【シック】などのセッションドラマー、トニー・トンプソン(D)、 ボーカルには、実力派のロバート・パーマー(Vo)が参加して結成したスーパーバンド。
バンド名は、ニューヨークの有名な録音スタジオ(彼らもアルバムのレコーディングで使用した)「ザ・パワー・ステーション・スタジオ」に由来。
 ♪サム・ライク・イット・ホット(Some Like It Hot)
  *1985年のデビューシングル。全米6位を記録。
 ♪ゲット・イット・オン(Get It On)
  *1985年・全米9位を記録(T-REXの名曲をカヴァー)

『ハワード・ジョーンズ(Howard Jones)』
★1955年2月23日、イギリス・サザンプトン出身のシンガーソングライター。
1983年「ニュー・ソング」でデビュー。全英チャートで最高3位という好調なアーティスト人生をスタート。
第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの影響もあって、デビュー当初から日本でも大人気に!
 ♪ホワット・イズ・ラヴ?(What Is Love ?)
  *1983年・全英2位を記録。(全米では33位)
★ハワード・ジョーンズがアメリカで認められたのが、1985年発表の2ndアルバム『Dream Into Action』からのシングルでした。
 ♪オンリー・ゲット・ベター(Things Can Only Get Better)
  *1985年・全米5位。(全英では6位)
★翌年、この2ndアルバム『ドリーム・イントゥ・アクション(Dream Into Action) 』に収録された曲を当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「フィル・コリンズ」 がプロデューサーとなりリミックス。
ドラムとボーカルにも「フィル・コリンズ」が参加しシングルカット。
ハワード・ジョーンズにとって全米チャートで最高の4位を記録する大ヒットとなりました。
 ♪悲しき願い(No One Is To Blame)
  *1986年・全米4位(全英では16位)

『バングルス(Bangles)』
★1981年、ロサンゼルスで結成された女性4人組(バンド名は腕輪=バングルから由来)。
最初、ロスのローカルバンドとして活動。
1984年、アルバム『気分はモノクローム(All Over The Place)』でメジャーデビュー。
しばらくヒットに恵まれなかったものの、デビューアルバムを聴いてリードボーカルの「スザンナ・ホフス」を気に入った「プリンス」が曲を提供!
1986年の「マニック・マンデー」が全米2位を記録する大ヒット!
そして、この曲を含む2ndアルバム『シルバースクリーンの妖精(Different Light) 』も全米2位まで上昇。
このアルバムから3枚目にシングルカットされた曲は、ユニークなビデオも手伝って初の全米1位に輝いています。
 ♪エジプシャン(Walk Like An Egyptian)
  *1986年・全米1位。
★このヒットの後、サイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」をカヴァーヒット(全米2位)させたあと、1989年、あの不朽の名曲が生まれました。
 ♪胸いっぱいの愛(Eternal Flame)
  *1989年・全米1位を記録。
  *リードボーカルのスザンナ・ホフスと共にヒットメイカーコンビ
   (ビリー・スタインバーグとトム・ケリー)がソングライティング。
   この二人は、マドンナの「ライク・アンヴァージン」、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」、
   ハートの「アローン」など数々の名曲を作っています。

2017年08月17日〜08月21日放送

『坂崎音楽堂』

ポール・サイモンの最新LIVE ALBUM

写真:坂崎幸之助 今回は“ゆうゆう”さんからのリクエスト“横ピー”って、これで合ってますか?

坂崎さんから:

76才になるのかあ。ポール・サイモンさん。
がんばってますねぇ。
ワールドミュージックが元々好きだったみたいで、色々なジャンルの音楽をオリジナルに取り入れてるところなど、かなり個性的ですね。
僕らは、やっぱりポールさんのギターが大好きなのです。

今回は、7月26日にリリースされたポール・サイモンの最新LIVE ALBUM
『ザ・コンサート・イン・ハイド・パーク(The Concert in Hyde Park)』(CD2枚+DVD1枚)を特集。

これは2012年7月にロンドンのハイド・パークで開催された「ハード・ロック・コーリング・フェスティヴァル」の最終日に出演した際、収録されたもの。
ちなみに、この公演は1987年にグラミー賞・最優秀賞アルバム賞を受賞した『グレイスランド』発表25周年に関連した“グレイスランド2012ツアー”の一環として行われました。

 ♪僕のコダクローム(Kodachrome)
  *1973年発表・全米3位を記録。
 ♪母と子の絆(Mother And Child Reunion)with ジミー・クリフ
  *レゲエの伝説的なアーティスト:ジミー・クリフがゲスト参加。
  *1972年発表のソロデビューシングル曲・全米4位を記録。
 ♪僕とフリオと校庭で(Me And Julio Down By The Schoolyard)
  *1972年発表・全米22位まで上昇。
 ♪恋人と別れる50の方法(50 Ways To Leave Your Lover)
  *1976年発表・全米1位を記録。
 ♪グレイスランド(Graceland)
  *1986年発表・翌87年に全米81位ながらグラミー賞では「最優秀レコード」受賞
 ♪サウンド・オブ・サイレンス(The Sound Of Silence)
  *1966年発表のサイモン&ガーファンクルとしての初の全米1位獲得曲。
 ♪ボクサー(The Boxer)with ジェリー・ダグラス
  *カントリー界の名ギタリスト:ジェリー・ダグラスが参加。
  *1969年にサイモン&ガーファンクルとして全米7位まで上昇。
 ♪追憶の夜(Late In The Evening)
  *ポール・サイモンのコンサートでは、ラストナンバーの定番となってる曲。
  *1980年に全米6位を記録。

2017年08月10日〜08月14日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第144回

写真:坂崎幸之助 今回は“えいこぱんだ”さんからのリクエスト招き猫ポーズ。

坂崎さんから:

何と言ってもコパカバーナですな。
バリー・マニロウさんのこの曲、研ナオコさんのライブで演ると言うので必死で覚えたことを思い出します。
なつかしい。
しかし暑いですなぁ。
この夏も、とんでもなく暑い日が続くのでしょうか。
水分、塩分、しっかりとろうね。

今回は「ハ」で始まるアーティストの12回目!
ラインナップは・・・

『パール・ジャム(Pearl Jam)』
★1990年、ワシントン州シアトルで結成された男性5人組のロックバンド。
デビュー当時は『ニルヴァーナ』と共に“オルタナティヴ・ロック”の中心的グループとして注目を集めます。
当時アメリカ各地から、数々のオルタナ系のバンドが出ましたが『パール・ジャム』は、『ニルヴァーナ』などと一緒に“シアトル系”“グランジ系”として大人気に!
そんなオルタナ、グランジ系の代表的なバンド『パール・ジャム』はアルバム4枚が全米アルバムチャート初登場1位。
グラミー賞でも「最優秀ハードロックグループ賞」受賞し大成功を収めています。
 ♪ラスト・キッス(Last Kiss)
  *1999年・全米2位を記録。
  *元々はファンクラブ向けのクリスマスソングとしてレコーディングされ、
最大のシングルヒットとなった曲。

『バリー・マニロウ(Barry Manilow)』
★1943年6月17日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ(74歳)
本名:バリー・アラン・ピンカス(マニロウというのは母親の旧姓)
子供の頃から、ジャズやスウィングのレコードを聴き、高校卒業後は名門ジュリアード音楽院に入学。
勉強のかたわら、TVドラマやミュージカル、そして有名なコーラ&世界的なハンバーガーやフライドチキンのチェーン店などのCMソングの作曲で金銭的には大成功を収めています。
そんな彼がシンガーソングライターとしての活動を本格的にスタートしたのは1973年のデビューアルバム『バリー・マニロウ』から。セールス的には苦戦したものの業界的には注目を集めました。
そして翌1974年リリースの2ndアルバム『バリー・マニロウ2』からのシングルは見事大ヒットを記録。
 ♪哀しみのマンディ(Mandy)
  *翌1975年・初の全米1位。
  *作曲:スコット・イングリッシュ、作詞:リチャード・カーという職業作家チームによるもの。
★シンガーソングライターのバリー・マニロウとしては、この「哀しみのマンディ」は自分で作った曲ではないので、レコーディング当初はかなり抵抗があったとか。
そんな思惑とは反対に、1975年3枚目のアルバム『歌の贈りもの(Tryin' To Get The Feeling)』からもバリーの代表曲となるヒットが生まれています。
 ♪歌の贈りもの(I Write The Songs)
  *1976年・全米1位。
  *ビーチ・ボーイズにも参加したブルース・ジョンストン作。
★「哀しみのマンディ」同様「歌の贈りもの」も自分の曲ではなかったため最初は抵抗したそうですが、「せめてアレンジとプロデュースはやらせて欲しい」 ということでレコーディングを実行。
ちなみに1976年の4枚目のアルバム『想い出の中に(This One's For You)』からの「想い出の中に」もリチャード・カーとウィル・ジェニングスという職業作家チームによる曲ですが全米1位を記録しています。
そんな彼が自分で作った歌で、最も有名なのが1978年発売のアルバム『愛と微笑みの世界(Even Now)』収録の次の曲です。
 ♪コパカバーナ(Copacabana)
  *1978年・全米8位。
★1970年代、80年代、90年代、そして2000年代に入っても次々に話題のアルバムをリリース、どれもが大ヒット。 そしてコンサートも精力的に行なっています。
 ♪ワン・ヴォイス(One Voice)
  *1979年発表のアルバム『ワン・ヴォイス(One Voice)』から。
   発売当初からライヴでは会場全体で大合唱される大定番の名曲。
  *バリー自身による多重録音のア・カペラ曲。シングルカットはされてません。
★つい先日も、この坂番ではバリー・マニロウの最新作を紹介したばかり。
まだまだ元気に活動中です。

『ハロルド・フォルターメイヤー(Harold Faltermeier)』
★1952年10月5日、ドイツ・ミュンヘン出身の映画音楽作曲家。
6歳からピアノを習い始め、1978年にドナ・サマーなどのプロデューサーとして有名なジョルジオ・モロダーに認められ、アメリカに渡ります。
そして1980年代、シンセサイザーを駆使したセッションキーボード奏者として活躍後、映画音楽の世界へ。
彼を一躍有名にしたのが、1984年に公開され世界的な大ヒットとなったエディ・マーフィー主演の映画『ビバリー・ヒルズ・コップ』。
このサントラ盤からはグレン・フライ「ヒート・イズ・オン」をはじめ数々の収録曲がシングルカットされヒット。
音楽監督をつとめたハロルド・フォルターメイヤーが作ったエディ・マーフィー演じる「アクセル・フォーリー」のテーマ曲も大ヒット!
 ♪アクセル・フォーリーのテーマ(Axel F)
  *シングルカットされた1985年・全米3位まで上昇。

『ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ(Harold Melvin & the Blue Notes)』
★1939年6月25日、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のハロルド・メルヴィンが中心となり結成した男性5人組のソウルグループ。
最初はなかなかヒット曲が出なかったもののメンバー交替を繰り返し、1970年に3代目のリードシンガー/テディ・ペンダーグラスを迎えたあたりから、数々のヒット曲が誕生。
そんな彼らの代表曲であり最高のヒットとなったのが次の曲。
 ♪二人の絆(If You Don't Don't Know Me By Now)
  *1972年・全米3位を記録。
★1976年、リードシンガーのテディ・ペンダーグラスがソロ活動のため脱退。
グループの存続も危ぶまれましたが約20年後の1997年にハロルド・メルヴィンが亡くなるまで継続しています。

2017年08月03日〜08月07日放送

『坂崎音楽堂』

夏のちょい渋アーティスト新譜大会

写真:坂崎幸之助 最近スニーカーソックスを履くことが多くなり、“くるぶし”が出ていることが多くなったので撮ってみました。

坂崎さんから:

おーはよ〜 おやすみぃ〜 こんにち〜は こんばんわ〜。
「ごあいさつのうた」は、当時メリーアンが売れる前のアルフィーの中では一番有名な曲でした(笑)。
けっこう知ってる人も多いよね。
あ、ボサノバの神田川、オモシロかったなぁ。
もっと色々とききたい。

今回は『夏のちょい渋アーティスト新譜』大会!(オマケあり)

★まずは6月22日に69歳を迎えたトッド・ラングレン。
古くは「ナッズ」「ユートピア」といったグループを率いて、ソロとしては新生「カーズ」や、最近では「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」にも参加。
プロデューサーとしても「バッド・フィンガー」「グランド・ファンク」「ホール&オーツ」等と仕事をしています。
そんなトッド・ラングレンの2年ぶり通算26作目の新作『ホワイト・ナイト』から・・。
(今回のコンセプトは“コラボレーション”)
 ♪チャンス・フォー・アス feat.ダリル・ホール
  *以前、グループをプロデュースしたダリル・ホールとのコラボ作品。
 ♪スリープ feat.ジョー・ウォルシュ
  *「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」仲間ジョー・ウォルシュ(イーグルス)とのコラボ作品。
 ♪ティン・フォイル・ハット feat.ドナルド・フェイゲン
  *リードシングルになっている曲。

★続いては1970年代?80年代にかけ爆発的なアルバムセールスを記録したスーパーグループ「フリートウッド・マック」からの男女2人、 リンジー・バッキンガムとクリスティン・マクヴィーが作った初のアルバム『リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー』から・・。
(レコーディングメンバーには、ミック・フリートウッド(Ds)、ジョン・マクヴィー(B)が参加)
 ♪イン・マイ・ワールド
  *リンジー・バッキンガム作
 ♪フィール・アバウト・ユー
 *クリスティン・マクヴィーとリンジー・バッキンガムの共作

★最後に“オマケ”として、あのブラジルの大御所:アントニオ・カルロス・ジョビンの後継者で、今やブラジル音楽界の重鎮であるカルロス・リラの娘さん、 ケイ・リラのアメリカでのデビューアルバム『ジャスト・ア・シリー・ゲーム』から・・。
 ♪KANDAGAWA
  *かぐや姫の名曲「神田川」を日本語でボサノバカバー。

■気になるあの曲■
今回は岡山のみーこさんからのリクエストで
 ♪ごあいさつのうた/アルフィー、池田典代
  *この曲は『ひらけ!ポンキッキ』のために作られた曲。
   1982年当時、矢野顕子さんのシングル「ごめんなさい Oh Yeah!」のB面としてリリース。

2017年07月27日〜07月31日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第143回

写真:坂崎幸之助 ちょっと見づらいかもしれませんが肘部分です! 置き鍼です!

坂崎さんから:

バリーさん特集?でしたね。
かなりバラエティに富んだバリーさんでした。
バリー・ギブのギブ兄弟(義母兄弟じゃないよ)、ビージーズは、また、「ヒ」のところでたっぷりやりましょう。

今回は「ハ」で始まるアーティストの11回目!
ラインナップは・・・

『バリー・ギブ(Barry Gibb)』
★1946年9月1日、マン島の首都ダグラス生まれ。
(マン島=グレートブリテン島とアイルランド島に囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する島)ご存じ【ビー・ジーズ】のギブ兄弟の長男。
家族は7歳の時に英国マンチェスターに移り、12歳の時(1958年)オーストラリアへ移住。
そこで音楽のキャリアをスタート。
1967年に再びイギリスへ戻り【ビー・ジーズ】は、大人気グループとなります。
(ビー・ジーズについては「ヒ」の付くアーティストでタップリ特集します)
今回は【ビー・ジーズ】の中心人物で、ソングライターやプロデューサーとしても大成功を収めているバリー・ギブのソロ活動に注目。
ソロ作品は、正式には2枚のアルバムしかリリースされていませんが、ソングライター、プロデューサーとしては数々のヒットを放っています。
そんな中で、彼がプロデュースしてアーティストとしてもクレジットされ大ヒットした曲があります。
「バーブラ・ストライサンド」の時にも触れた1980年発表バーブラのアルバム『ギルティ』。
そこからの1stシングル「ウーマン・イン・ラヴ」(全米1位)のクレジットはバーブラ・ストライサンドだけでしたが2ndシングルは 「バーブラ・ストライサンド&バリー・ギブ」名義でリリースされています。
 ♪ギルティ(Guilty)/バーブラ・ストライサンド&バリー・ギブ
  *1981年・全米3位まで上昇。
★ちなみに、ソングライターとしては「エルヴィス・プレスリー」「ジャニス・ジョプリン」「ディオンヌ・ワーウィック」「セリーヌ・ディオン」「デスティニーズ・チャイルド」 など100組以上アーティストたちが彼の作った曲(主に【ビー・ジーズ】のヒット曲)をレコーディングしています。

『バリー・サドラー軍曹(S/Sgt Barry Sadler)』
★1940年11月1日、ニューメキシコ州カールズバッド生まれ。
幼い頃から音楽に興味を持ちつつも15歳の時アメリカ空軍に入隊。17歳の時にはレーダー技師として日本にも滞在。
そして4年間の兵役を終え除隊。1960年代に入って、今度はアメリカ陸軍に入隊し数々の難関を突破、優秀な人材が集まる「グリーン・ベレー」の試験に合格。
1965年、二等軍曹(Staff Sergant)として派遣されたベトナム戦争で負傷。
元々、音楽好きだったバリー・サドラー軍曹は退院後、自分で作った軍歌を発表すると全米のラジオ局を中心に大ヒット。
 ♪悲しき戦場(The Ballad Of The Green Brets)
  *1966年・全米1位。
★この曲のあと、ヒットには恵まれず文筆業を続け1989年11月5日49歳の時、心臓発作で亡くなっています。

『ハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)』
★1927年3月1日、アメリカ・ニューヨーク州ハーレム生まれ。
(父親はフランス領マルティニーク系、母親はジャマイカ系)
いくつものヒット曲がありますが、何といっても、1956年に発表され翌1957年に日本を含む世界的な大ヒット!となったのが、この曲でした。
 ♪バナナ・ボート(Banana Boat(Day-O)
  *1957年・全米5位。
  *キューバ・ドリニダードの労働者が、バナナを船に積み込む時に歌う労働歌を元に作られた曲。
★ハリー・ベラフォンテは数々の社会活動を行なってます。
中でも有名なのは、1985年の「USA For Africa」の提唱者として、アフリカの飢餓救済のチャリティのため、「マイケル・ジャクソン」や「ブルース・スプリングスティーン」 など当時のスーパースター達を多数集めたことではないでしょうか。

『バリー・ホワイト(Barry White) 』
★1944年9月12日、テキサス州ガルヴェストン生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルス育ち。
子供の頃から母親と一緒に教会へ行きゴスペルを歌い、独学でピアノをマスター。
何と、11歳にしてレコードディング。その後、コーラスグループ、シンガー/ソングライター、キーボード奏者、プロデューサー、アレンジャーなどとして活躍。
そして1973年、本格的なアーティスト活動をスタート。
イントロから、超低音の語りが入る独特なディスコサウンドはすぐに注目され次々にヒットを放ちます。
 ♪あふれる愛を(Can't Get Enough Of Your Love,Babe)
  *1974年・全米1位。
★バリー・ホワイトはソロ活動と共に、1973年自らが中心になった40人編成のオーケストラ「ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ」を結成。
ストリングスを主体とした、ゴージャスなアレンジで、インストゥルメンタルの独特なディスコサウドで数々のアルバムを発表。
 ♪愛のテーマ(Love's Theme)/ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ
  *1974年・全米1位。
  *この曲は、某航空会社のTVコマーシャルに使われました。
★続く、バリー・ホワイトのソロとしてのヒット曲は次の曲!
 ♪マイ・エヴリシング(You're The First,The Last,My Everything)
  *1975年・全米2位まで上昇。
★2003年7月4日、58歳という若さで亡くなっています。

『バリー・マクガイア(Barry McGuire)』
★1935年10月15日、オクラホマ州オクラホマシティ生まれ。
【ニュー・クリスティ・ミンストレルズ】の大ヒット「グリーン・グリーン」でリードボーカルを担当していたのが、バリー・マクガイアです。
そのバリー・マクガイアが【ニュー・クリスティ・ミンストレルズ】を脱退後に放ったのが、次の曲でした。
 ♪明日なき世界(Eve Of Destruction)
  *1965年・全米1位
★この大ヒットから7年後、1972年からクリスチャン・ミュージックの世界へ転向しています。

2017年07月20日〜07月24日放送

ゲスト:織田哲郎さん

写真:坂崎幸之助+織田哲郎

坂崎さんから:

何と、4年ぶりですって?! ビックリだなぁ。
あれからもう4年ってことは...この先...
考えたくない(笑)
今回も織田くんとのセッション楽しかったです。
またライブとか、一緒にやりましょう。
ギター好き同士、イイねえ、やっぱり。

今回は約4年ぶり(2013年11月以来)の登場!
織田哲郎さんをゲストにお迎えしました。

織田哲郎さん、7月5日にNew Single「CAFE BROKEN HEART」がリリースされたばかり!
情感溢れるピアノと声にしっとりと揺蕩う感覚を味わえる作品です。

レーベル:KING 品番:KICM-1768)

そしてソロとしての活動だけでなく、2015年に結成したダイアモンド☆ユカイさん達と結成した新バンド【ROLL-B DINOSAUR】としても活動中!
今年中にNew Albumをリリースする予定…とのこと。

番組内でOAした曲は
 ♪CAFE BROKEN HEART
 ♪Roll-B Dinosour/ROLL-B DINOSAUR

そして坂崎さんとのセッションでは
 ♪たんぽぽ(ガロのカヴァー)
 ♪テキーラ・サンライズ(イーグルスのカヴァー)

≪LIVE情報≫
【ROLL-B DINOSAUR】として
 8月19日『YOKOHAMA SUMMER ROCK FES.』@横浜 BAY HALL
 8月26日『CHAIN THE ROCK FESTIVAL 2017』@川崎クラブチッタ
に出演します。

【織田哲郎さんソロ】
 9月9日『織田哲郎アコースティックライブinそよ風』@久留米市田主丸複合文化施設そよ風ホール
 9月13日『織田哲郎×オルケスタ・デル・ソル』@名古屋ブルーノート(2ステージ)
 9月24日『織田哲郎コンサート in 調布』@調布グリーンホール

詳細は織田哲郎さんのオフィシャルウェブサイトでご確認下さい。
http://t-oda.jp

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■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017?夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
 http://www.alfee.com

2017年07月13日〜07月17日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第142回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ハーマンズ・ハーミッツが懐かしいですねぇ。
ヘンリー8世君、よく聞いていたなあ。
曲のタイトルに「君」が付くのは「涙くんさよなら」と、この曲くらいかな(笑)
ドラムが印象的で、よくマネしていたのを思い出します。
当時のイギリスのバンドって何だか好きだなあ。

今回は「ハ」で始まるアーティストの10回目!
ラインナップは・・・

『パブロ・クルーズ(Pablo Cruise)』
★1973年、カリフォルニア州サンフランシスコで結成された男性4人組のポップロックバンド。
デビュー当時、サーフィン映画『フリー・ライド』に楽曲が使われたことで「元祖サーフロックバンド」というキャッチフレーズが付けられました。
最初のシングルヒットは1977年リリースの3rdアルバム『ア・プレイス・イン・ザ・サン』からの1stシングル曲。
 ♪ホワッチャ・ゴナ・ドゥ(Whatcha Gonna Do?)
  *1977年・全米6位
  *アルバム『ア・プレイス・イン・ザ・サン』は全米アルバムチャート最高19位
   アメリカだけで、100万枚以上のセールス。
★翌1978年発表の4thアルバム『ワールズ・アウェイ(Worlds Away)』は、全米アルバムチャート最高6位を記録!
彼らにとって最大のセールスを記録しています。
 ♪恋の水平線(Love Will Find A Way)
  *アルバム『ワールズ・アウェイ(Worlds Away)』からのシングル曲。
  *1978年・全米6位を記録
★結成の1973年から10数年後、80年代後半にグループは一度、解散。
しかし、90年代に再結成し2000年代から本格的に活動を開始、現在もライヴを中心に精力的な活動を続けています。

『ハーマンズ・ハーミッツ(Herman's Hermits)』
★1964年、イギリス・マンチェスターで結成された男性5人組。
当時はビートルズをはじめ、イギリス各地でバンドが登場し国内はもとより、ヨーロッパ、アメリカ、日本でも、数々のグループが人気を集めます。
中でも、このハーマンズ・ハーミッツは、リードシンガーの「ピーター・ヌーン」のアイドル性抜群、愛嬌ある親しみやすいルックスと特徴あるボーカルで、 女の子たちに圧倒的な人気を博します。
 ♪ミセス・ブラウンのお嬢さん(Mrs.Brown You've Got A Lovely Daughter)
  *1965年・初の全米1位獲得。
 ♪ヘンリー8世君(I'm Henry [,I Am)
  *1965年・2曲目の全米1位。
 ♪見つめあう恋(There's A Kind Of Hush)
  *1967年・全米4位。
  *1976年にカーペンターズがカヴァーし大ヒットさせています。
★「見つめあう恋」のあと次第に人気に陰りが出てきます。
そして1970年、バンドの人気の要ピーター・ヌーンが脱退したことでグループは事実上の解散を迎えています。
その後、ドラムの「バリー・ホイットワム」を中心に4人の新メンバーを加えたバンド【ハーマンズ・ハーミッツ・スターリング・バリー・ホイットワム】を結成。
そして、脱退した「ピーター・ヌーン」も、それに対抗して【ハーマンズ・ハーミッツ・スターリング・・ピーター・ヌーン】を結成…と2つの“ハーマンズ・ハーミッツ”が活動。

『ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ(Hamilton,Joe Frank & Reynolds)』
★1970年、ロサンゼルスで結成された男性3人組のポップボーカルグループ。
グループ名は「ダン・ハミルトン」「ジョー・フランク・カロロ」「トミー・レイノルズ」それぞれの名前を並べたもの。
 ♪恋のかけひき(Don't Pull Your Love)
  *デビュー曲。1971年・全米4位。
★翌年1972年、メンバーの1人「トミー・レイノルズ」が脱退。すぐに「アラン・デニソン」が参加。
しかしグループ名は(ハミルトン、ジョー・フランク&デニソンとはせず)【ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ】で続けます。
そして3年後、あの有名な男性誌『プレイボーイ』の社長が、愛人の歌手女性(バルビ・ベントン)のために作ったレコード会社「プレイボーイレコード」に移籍、 大ヒットを放ちました。
 ♪フォーリン・イン・ラヴ(Fallin' In Love)
  *1975年・全米1位
★翌年1976年から少しの間だけグループ名を【ハミルトン、ジョー・フランク&デニソン】としてして活動。

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■THE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEが5月24日にリリースされました!
 THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
 THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
 The KanLeKeez「エレキな恋人」

■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
 http://www.alfee.com

2017年07月06日〜07月10日放送

『坂崎音楽堂』

ベテラン男性歌手最新アルバム特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

70才なんて、あっと言う間なんだろうなあ。
でも、こうして皆さん、先輩達もバリバリに活動されているので、勇気付けられますね。
自分が70才になって、まだバンドをやっているなんて考えてもいなかったけど、現実になるのもあとたった7年だ!!

今週は【ベテラン男性歌手最新アルバム特集】。

★独特な絞り出すようなボーカルでおなじみのマイケル・ボルトン(1954年2月26日生まれ・現在63歳)の最新アルバム『ソングス・オブ・シネマ(Songs of Cinema)』から。
こちら、タイトルからもわかるように映画の主題歌集。
 ♪男が女を愛する時(When a Man Loves a Woman)
  *オリジナルはパーシー・スレッジ(1966年全米1位)
   メグ・ライアン主演の映画『男が女を愛する時』(1994)の主題歌としても有名です。
  *マイケル・ボルトンは、この曲を1991年にもカバーし、全米No.1を獲得しています。
   最新アルバムに収録されているのは最新カバーver.(2017年版)です。
 ♪Stand By Me
  *オリジナルはベン・E・キング(1961年)
   1986年公開の映画『スタンド・バイ・ミー』の主題歌としても有名。
 ♪I Will Always Love You(feat.ドリー・パートン)
  *1992年の大ヒット映画『ボディガード』の主題歌、
   ホイットニー・ヒューストンが歌って全米1を獲得した曲。
  *マイケル・ボルトンは、この曲を作詞作曲したカントリー界の女王
   ドリー・パートンをゲストに迎え歌ってます。

★ニューヨーク・ブルックリン生まれ、現在74歳のバリー・マニロウ。
「歌の贈りもの(I Write The Songs)」「コパカバーナ」等の大ヒットでおなじみのエンターテイナー。
生まれ育ったニューヨークをテーマにした、彼の最新アルバム『ディス・イズ・マイ・タウン〜ソングス・オブ・ニューヨーク(This Is My Town SONGS OF NEW YORK)』から。
 ♪NYCメドレー
  @ニューヨークの想い(ビリー・ジョエル1976年)〜
  Aニューヨーク・ニューヨーク(レナード・バーンスタイン作のスタンダード)〜
  Bマンハッタン(リチャード・ロジャース作のスタンダード)〜
  Cハウ・アバウト・ユー?(ミュージカル映画『ブロードウェイ』の劇中歌)〜
  Dサイドウォーク・オブ・ニューヨーク(19世紀末のアメリカンクラシックの名曲)〜
  Eネイティヴ・ニューヨーカー(フランキー・ヴァリやオデッセイ1977年のヒット)〜
  Fエンパイア・ステート・オブ・マインド(2009年アリシア・キーズの大ヒット)〜
  Gニューヨーク・ニューヨーク(フランク・シナトラやライザ・ミネリでおなじみ)

★「ナイト」の称号を持つ、サー・クリフ・リチャード(1940年10月14日生まれ・現在76歳)彼の最新アルバム 『Just...Fabulous Rock 'n' Roll(ジャスト・ファビュラス・ロックンロール)』から。
こちらタイトル通り「ロックンロール黎明期」の名曲カバー集となっています。
 ♪Blue Suede Shoes/Cliff Richard & Elvis Presley
  *デビュー当時「イギリスのエルヴィス」と言われたクリフ・リチャードが
   キング「エルヴィス・プレスリー」と時を超えてデュエットしています。
 ♪Roll Over Beethoven
  *先日亡くなったチャック・ベリー(1926 年10/18-2017年3/18〜90歳没)の名曲。
 ♪Cathy's Clown
  *エヴァリー・ブラザーズが1960年・全米ナンバーワンに送り込んだ曲のカバー。

■気になるあの曲■
静岡のかなとしさん&山口のひろみさんからのリクエストにお答えして藤田恵美さん(元ル・クプル)の最新シングル曲
 ♪東京ロンリー・ナイト
をご紹介。
元々、この曲は昨年6月ベンチャーズのアルバム『HITS & NEW』のために、THE ALFEE高見沢俊彦さんが書き下ろした曲。
その曲に(インストだった曲に)高見沢さんが新たに作詞をして藤田恵美さんに提供。
こちらは6月21日にリリース済み(レーベル:キャニオン 品番:PCCA-70510)

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■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
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2017年06月29日〜07月03日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第141回

写真:坂崎幸之助 ウホゴリラさんから「坂崎さんのウィンクが見たいです」とのリクエストがありましたので…Winkの「淋しい熱帯魚」Ver.を。

坂崎さんから:

> バーブラ・ストライサンド....。サンドだったかなあ。
ザンドだったような気がするけど、ま、いいか。
しかし上手いですなあ。
家でアルバムをじっくりと聞くこともあまりないので、バーブラさんの曲は、どんなシチュエーションで聞くのがベストなのか。
それが問題だ(笑)。

今回は「ハ」で始まるアーティストの9回目。
ラインナップは・・・

『パフ・ダディ(Puff Daddy)』
★1969年11月4日、ニューヨーク・ハーレム出身(現在47歳)。
音楽プロデューサー、アーティスト、俳優、ファッションデザイナー、音楽事務所、映画プロダクション、 レストランチェーンのオーナー などなど・・・近年のアメリカのエンターテインメント産業で最も成功した一人。
アーティストとして最も注目されたのが【ポリス】の大ヒット曲「見つめていたい」をサンプリングした曲。
1997年に何と!全米シングルチャートで11週もナンバーワンをキープしました。
 ♪アイル・ビー・ミッシング・ユー〜見つめていたい(I'll Be Missing You)
                    /パフ・ダディ&フェイス・エヴァンス feat.112
★この後、パフ・ダディは、ショーン・パフィ・コムズ、P・ディディ、ディディ等々、MCネームを改名しましたが2014年からはパフ・ダディに戻して活動中。

『ハプニングス(The Happenings)』
★1965年、ニュージャージー州パターソンで結成された男性4人組ポップボーカルグループ。
グループのコンセプトは“カヴァーバンド”。
彼らにとっての代表曲であり最初のヒット曲は、1950年代に「ザ・テンポス」というグループが歌った曲のカヴァーでした。
 ♪シー・ユー・イン・セプテンバー(See You In September)
  *1966年・全米3位まで上昇。
★「ハプニングス」としては、リードシンガーでもあった ボブ・ミランダ のみがオリジナルメンバーとして残っていて、クルーズ客船での営業を中心にバンド活動を続けています。

『バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)』
★1942年4月24日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ(現在75歳)。
10代の頃、ナイトクラブで歌手デビュー。 
元々、女優志望だったバーブラ・ストライサンドは、オフ・オフ・ブロードウェイで女優としての活動もスタート。
1962年、20歳の時には本格的なブロードウェイ・デビューも果たしています。
翌1963年には、アルバム『ザ・バーブラ・ストライサンド・アルバム』で歌手としてもデビュー。
このアルバムで、グラミー賞の「最優秀アルバム賞」と「最優秀女性歌手賞」を受賞しています。
ちなみに、ミュージカルや映画の女優として大成功した彼女が、ポップス界で歌手として一般的に認知されたのが、 彼女主演(共演ロバート・レッドフォード)の映画『追憶』の主題歌でした。
 ♪追憶(The Way We Were)
  *1974年・初の全米1位獲得。
★1976年、バーブラ・ストライサンド主演の映画『スター誕生』が大ヒット。
映画からの主題歌も、彼女にとって2曲目の全米ナンバーワンに輝いています。
 ♪スター誕生 愛のテーマ(Evergreen(Love Theme from "A Star is Born")
  *映画公開の翌1977年・全米1位。
  *アカデミー賞「最優秀歌曲賞」、グラミー賞「最優秀楽曲賞」をダブル受賞。
★1979年、彼女が高校時代、合唱部に一緒に所属していた男性アーティストとのデュエット作品を発表。
もちろん、この曲も全米ナンバーワンに輝いています。
 ♪愛のたそがれ(You Don't Bring Me Flowers)Duet withニール・ダイアモンド
★1970年代に入って、映画もレコードの売上もコンサートの動員数でも絶好調のバーブラ・ストライサンド。
当時、「アメリカで最も成功した女性アーティスト」と言われていました。
実際、彼女よりアルバムの売上枚数が多かったのは「エルヴィス・プレスリー」と「ビートルズ」だけだったそうです。
そして、プロデューサーとしても、常に時代の流行を的確に判断していたバーブラ・ストライサンドは、 1970年代中頃から「ディスコ・クイーン」として人気を集めたドナ・サマーと共演。
 ♪ノー・モア・ティアーズ(No More Tears)withドナ・サマー
  *1979年・全米1位。
★時代感覚に敏感なバーブラ・ストライサンドは、ドナ・サマーなどと共に1970年代のディスコシーンをリード。
第2期・黄金期を迎えた「ビージーズ」の中心人物、バリー・ギブを迎えアルバム『ギルティ』を制作。
ここからの1stシングルは、彼女にとって5曲目となる全米ナンバーワンとなりました。
 ♪ウーマン・イン・ラヴ(Woman In Love)
  *1980年・全米1位。
★ちなみに、バーブラ・ストライサンドは音楽の最高峰「グラミー賞」、映画では「アカデミー賞」、
演劇・ミュージカルの最高の賞「トニー賞」、TV番組の最高の賞「エミー賞」という、ショービズ界の4冠を達成。
この4つの賞を受賞した人を讃える≪EGOT(イーゴット)≫(E=エミー賞、G=グラミー賞、O=オスカー、T=トニー賞)
これまで12人が達成している中の1人となっています。

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 会場は「横浜アリーナ」
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2017年06月22日〜06月26日放送

ゲスト:キッサコ

写真:坂崎幸之助+キッサコ

坂崎さんから:

良い良い♪
今年の3月に松山でも共演させていただきましたが改めてアルバムを聞いて、ライブDVDを見て、さらにファンになりました。
良い曲が多いし、ハーモニーも良し。
音楽、ギターに対する気持ちも好感が持てます。
みなさんも応援ヨロシクです。

今回は、ボーカルデュオ【キッサコ】のお二人、僧侶でもある薬師寺寛邦さんと京男(やまげん こと)山元サトシさんをお迎えしました。

≪キッサコの簡単なプロフィール≫
2003年、京都で結成。薬師寺寛邦さん(Ag&Vo 愛媛県今治市出身)と山元サトシさん(Ag&Vo 京都市出身)からなるボーカルデュオ。
グループ名の由来は「お茶でもどうぞ」の意味を持つ禅語「喫茶去」から。
2007年「拝啓 君へ」でメジャーデビュー。
2009年からセルフマネジメントを始め自身のレーベル≪IROHA records≫を設立。
今までアルバム5枚、シングル10枚以上をリリース。
2016年7月16日には松山市民会館大ホールでワンマンLIVE開催(最大700人の動員を記録)
今年2017年1月8日には京都府立文化芸術会館でワンマン開催。満員御礼で大成功。
現在、お寺ライヴを活動の軸として全国で精力的に活動中。
そして4月28日には、2017年第1弾シングル「存在」をリリース!

番組でOAした曲は
 ♪存在(4月28日リリースの最新シングル)
 ♪望郷(2016ver.feat.ジュスカ・グランペール)(アルバム『日日是好日』から)

キッサコ&坂崎さんによるセッションは
 ♪青春の影(チューリップのカヴァー)

≪キッサコ今後の予定≫
【ライブツアー2017「春夏秋冬」】
 7月9日 キッサコ アコースティックワンマンライブ
     @【愛媛】あかがねミュージアム「Road to YAMANE」
 7月24日 夏の陣・京都編?バンドワンマン「後祭のアトノマツリ」
     @【京都】磔磔
 9月9日 晩夏の陣?キッサコ アコースティックワンマンライブ
     @【広島】楽座
 12月3日 冬の陣?FINAL キッサコ バンドワンマンライヴ2017「逢生- ai- 」
     @【愛媛】西条市丹原文化会館

他、2マンLIVE、インストアLIVE、フリーLIVE など頻繁に行っています。
詳細は【キッサコ】オフィシャルウェブサイト http://www.kissaquo.net
Twitter オフィシャル @Kissaquo
薬師寺寛邦さん @yakushiji
山元サトシさん @yamagen1201
★2017年第2弾シングル「雷鳴/おまえとあんた」 8月18日リリース予定!

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 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
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2017年06月15日〜06月19日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第140回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ハニードリッパーズには、当時ビックリさせられましたなあ。
とてもロバート・プラントのボーカルとジミー・ペイジのギター、というイメージからはかけ離れていて。
でも、きっとあんなサウンドがルーツだったのですね。
それにしてもジェフ・ベックとジミー・ペイジだなんて、なんと贅沢な(笑)。

今回は「ハ」で始まるアーティストの8回目。
ラインナップは・・・

『ハニー・ドリッパーズ(The Honeydrippers)』
★1984年【レッド・ツェッペリン】の「ロバート・プラント」と「ジミー・ペイジ」、それに「ジェフ・ベック」と【シック】の「ナイル・ロジャース」が結成したグループ。
全てカバーという5曲入りのミニアルバム『ヴォリューム・ワン(Volume One)』からのシングル曲は大ヒット!
 ♪シー・オブ・ラヴ(Sea Of Love)
  *リリース翌年1985年・全米3位まで上昇。
  *この曲は、黒人シンガー:フィル・フィリップスがオリジナル。
   このオリジナル・ヴァージョンは1959年・全米2位を記録

『ハーパース・ビザール(Harpers Bizarre)』
★1963年、カリフォルニア州サンタ・クルスで結成された男性5人組のソフトロックグループ。
1960年代中頃、フォークロックの進化系として注目を集めた、ソフトロックの代表的なグループとして人気を獲得。
そんな彼らがデビュー曲として選んだのがサイモン&ガーファンクル、1966年のアルバム『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』に収められていた 「59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)」。
 ♪フィーリン・グルーヴィー(59th Street Bridge Song(Feelin' Groovy))
  *1967年・全米13位まで上昇。
  *アレンジはレオン・ラッセル
 ♪ハッピー・トーク(Happy Talk)
*1967年発表のデビューアルバム『フィーリン・グルーヴィー』から。
  *大ヒットミュージカル『南太平洋』でおなじみの名曲のカバー。
★グループとしては、1970年に解散。
メンバーの中心でボーカル担当の「テッド・テンプルマン」は、のちに【ドゥービー・ブラザーズ】や【リトル・フィート】、そして【ヴァン・ヘイレン】 のプロデューサーとして大成功しています。

『ハーブ・アルパート(Herb Alpert)』
★1935年3月31日、カリフォルニア州ロサンゼルス出身(現在82歳)。
8歳でトランペットを始め、高校・大学は音楽漬けの毎日を過ごし、大学卒業後はトランペットのみならず、作曲家としてサム・クックの「ワンダフル・ワールド」を共作。
しかし、作曲家としての輝かしい実績にこだわらず、音楽家・音楽事業者として、1962年、友人のジェリー・モスと2人で100ドルずつ出資してレコード会社(A&Mレコード)を設立。
そしてハーブ・アルパートを中心に、スタジオミュージシャン仲間(ティファナ・ブラス)を集め録音した曲が、A&Mレコードとしての最初の大ヒットとなりました。  ♪悲しき闘牛(The Lonely Bull)
*1962年・全米6位を記録。
★初期の【ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス】を語る時、忘れてはいけないのがあの深夜放送のメインテーマとして選ばれたこの曲。
 ♪ビター・スウィート・サンバ(Bitter Sweet Samba)
  *1965年発表のアルバム『Whipped Cream &Other Delights』収録。
   このアルバムに収められた「蜜の味」は、グラミー賞の「最優秀レコード賞」を受賞。
  *作曲は【ティファナ・ブラス】のピアニスト:ソル・レイク。
★トランペットはもとより、作曲家、レコード会社の共同オーナー、そして10代から始めたダンスのおかげでスマートな身のこなし、その上、甘いマスクのハーブ・アルパート。
そんな彼が歌ったのが、1968年「バート・バカラック」と「ハル・デヴィッド」という黄金コンビに書いてもらった曲。
 ♪ディス・ガイ(This Guy's In Love With You)
  *1968年・全米1位。
  *ハーブ・アルパートのTVショーのために書かれた曲で、バート・バカラック&ハル・デヴィッドにとっても
   初の全米No.1を獲得した記念すべき曲。
★ハーブ・アルパートのソロの作品の中で(日本で)最も有名なのがTVCMで使われた曲ではないでしょうか?
 ♪ライズ(Rise)
  *1979年・全米1位
*グラミー賞の「最優秀ポップ・インストゥルメンタル賞」を受賞。

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2017年06月08日〜06月12日放送

『坂崎音楽堂』

「ナイアガラの奥の細道」特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

これは、これは、面白いアルバムですねえ。
大瀧サウンドのルーツ。
たくさんの音楽を聞き、愛した大瀧さんは素直に自分の好きな音楽を作り続けたのですね。
音楽人、大瀧詠一は永遠です。

今週は、大瀧詠一さんの音楽ルーツ(ナイアガラ・ポップスのルーツ)満載の3枚組CD『ナイアガラの奥の細道〜ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス』を特集。
(レーベル:オールデイズ・レコード 品番:ODR-6361〜63)

1950年代〜1960年代にかけて発表された珠玉の英米オールディーズ・ポップスの数々が、どのナイアガラ作品に影響を与えているのか・・・大瀧さんの作品と聞き比べつつ探ってみました。

「君は天然色/大滝詠一」
 ♪Colour Slide / The Honeycombs
  *イントロ部分のルーツ?
 ♪Cold Cold Winter / The Pixies Three
  *曲の本編部分のルーツ?
「FUN×4(フォー・タイムズ・ファン)/大滝詠一」
 ♪Polka Dots and Moonbeans / Paul Petersen
「さらばシベリア鉄道/大滝詠一」
 ♪Johnny Remember Me / John Leyton
「夢で逢えたら/吉田美奈子」
 ♪Foolish Little Girl / The Shirelles
「風立ちぬ/松田聖子0」
 ♪Venus In Blue Jeans / Jimmy Clanton
「Tシャツに口紅/ラッツ&スター」
 ♪Theme for Young Lovers / The Shadows
「うなずきマーチ/うなずきトリオ」
 ♪Papa-Oom-Mow-Mow /The Rivingtons
「A面で恋をして/ナイアガラ・トライアングル」
 ♪Everyday / Buddy Holly

そして今回の特集のオマケとして1982年発表『A LONG V-A-C-A-T-I-O-N』の1年後、 1983年に発表されたムーン・マーティンが発表したアルバム『Mystery Ticket』からナイアガラ・ポップス(大瀧サウンド)に似ている曲をご紹介。
 ♪Aces With You / Moon Martin
この時代、大瀧さんが英米オールディーズ・ポップスに影響を受けたように海外にも、50年代?60年代のポップスに影響を受けたミュージシャンがたくさんいた、ということですね。

■気になるあの曲■
6月7日にリリースされたばかりのアルバム『今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO YOSHIDA』から
 ♪人生を語らず / THE ALFEE
をご紹介。
ちなみに、このアルバムは全12曲収録。
3曲は既発音源で、9曲が今回のアルバムのために録音されたもの。
(レーベル:ユニバーサルミュージック 品番:UICV-1075)

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■THE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEが5月24日にリリースされました!
 THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
 THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
 The KanLeKeez「エレキな恋人」

■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
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2017年06月01日〜06月05日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第139回

写真:坂崎幸之助 今回は“ともこ”さんからのリクエスト「ソファーに足を組んで座って腕組み」の写真。

坂崎さんから:

なぜか今回は1970年のヒット曲が多かったですな。
その頃、僕は拓郎さんにドップリ、ハマッていたのであんまり洋楽はしっかり聞いてなかったなぁ。
SYDFは勉強になります。共に勉強しましょ。

今回は「ハ」で始まるアーティストの7回目。
ラインナップは・・・・

『パートリッジ・ファミリー(The Partridge Family)』
★1970年?74年にかけて、アメリカ「ABC」で放映された連続テレビドラマ『パートリッジ・ファミリー』。
このドラマのために結成されたグループが【パートリッジ・ファミリー】。
毎回ドラマの中でオリジナルの歌が披露され話題になりました。
ちなみに、ファミリーの長男を演じリードボーカルを担当した「デヴィッド・キャシディ」は当時、スーパーアイドルになっています。
 ♪悲しき初恋(I Think I Love You)
  *ドラマから生まれた最初のシングル。1970年・全米1位を記録。
★ちなみにドラマの内容は、未亡人となった母親と5人の兄弟姉妹がバンドを結成し全米をバスで演奏旅行。
その時々に起こる様々な出来事がドラマになったもので、日本では1972年から、東京12チャンネル(今のテレビ東京)で『人気家族パートリッジ』として、 1975年からは、日本テレビ系で『すてきなパートリッジ』というタイトルで放映されました。

『バートン・カミングス(Burton Cummings)』
★1970年、全米ナンバーワンに輝いたゲス・フーの「アメリカン・ウーマン」のリードボーカルを担当したのが、「バートン・カミングス」。
1947年12月31日、カナダ・マニトバ州ウィニペグ生まれ(現在69歳)
1966年から74年までゲス・フーに在籍。そしてグループ解散後、1976年にソロデビュー。
その最初のシングルが大ヒットしました。
 ♪愛の絆(Stand Tall)
  *リリースした翌年1977年・全米10位まで上昇する大ヒット。
★その後も、バートン・カミングスはシンガーソングライターとして活動中。

『バナナラマ(Bananarama)』
★1981年、イギリス・ロンドンで結成された3人組ガールズグループ。
メンバーは「カレン・ウッドワード」「サラ・ダリン」「シヴォーン・ファーイ」海外のグループとしては、非常に珍しい“3人が同じマイクを前にユニゾンで歌う”というスタイルでした。
 ♪クルエル・サマー(ちぎれたハート)(Cruel Summer)
  *1984年・全米9位。
 ♪ヴィーナス(Venus)
  *1986年・全米1位
  *1970年に大ヒットしたショッキング・ブルーのカヴァー。
   当時ユーロビートヒットを次々に放っていたプロデューサーチーム
   「ストック・エイトキン・ウォーターマン」が見事ユーロビートに変身させ、
   オリジナル同様、全米ナンバーワンに送り込んでいます。
 ♪アイ・ハード・ア・ルーマー(I Heard A Rumour)
  *1987年・全米4位まで上昇。
★1988年、シヴォーン・ファーイが結婚のためグループを脱退。その後2人でバナナラマを続けていましたが、今年に入ってシヴォーン・ファーイが再びグループに参加。 3人組としてのバナナラマが再結成。
今年11月から約1ヶ月間、全英ツアーを行なうことを正式に発表しました。

『ハニーカムズ(The Honeycombs)』
★1963年、ロンドンで結成された男性4人、女性1人(ドラム&ボーカル担当)からなるロックンロールバンド。
結成の翌年にリリースしたデビューシングルは、本国全英チャートで1位、全米チャートでも見事5位を記録しています。
 ♪ハヴ・アイ・ザ・ライト(Have I The Right?)
  *1964年・全米5位。
★グループは、1967年に解散

『ハニーコーン(The Honey Cone)』
★1969年、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された女性3人組のR&Bグループ。
元々、バックボーカルをやっていた女性達を集めて作られた「ハニーコーン」。
実力派揃いの彼女たちでしたが、デビュー当初はなかなかヒット曲に恵まれませんでした。
しかし、デビューから2年目の1971年にリリースされた楽曲「希望に燃えて(Want Ads)」はR&Bチャートに続き、全米ポップチャートでも見事ナンバーワンに。
 ♪希望に燃えて(Want Ads)
  *1971年・全米1位

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■THE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEが5月24日にリリースされました!
 THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
 THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
 The KanLeKeez「エレキな恋人」

■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
 http://www.alfee.com

2017年05月25日〜05月29日放送

ゲスト:ブリーフ&トランクス

写真:坂崎幸之助+ブリーフ&トランクス

坂崎さんから:

10回目とな!! 良いですねぇ、ブリトラ。
今回のアルバムも、とても良いサウンドに、とんでもない歌詞。彼ららしい良いアルバムです。
10回来てくれたら、ギターあげるって言ったかなぁ。
何か考えとくね。11回目も楽しみにしてるぜ。

今回は坂番ゲスト出演10回目!のブリーフ&トランクスのお二人、伊藤多賀之さん&細根誠さんをお迎えしました。

5月17日にリリースされたばかりのNEW ALBUM『手のひらを満月に』は「学生時代にまつわる半径5メートル以内の日常」をテーマにしたブリトラ初のコンセプトアルバム!
今回も素晴らしい作品です。

ということで、ブリトラ“小さな音楽会”と題しNEW ALBUMから
 ♪チンポジ
 ♪ベタベタハウス
そして「もう1曲!」のリクエストにより
 ♪ムンクの叫び声(伊藤さんがソロ時代に作った曲)
も披露していただき・・・
ブリトラからの熱いリクエストにより坂崎さんメインでTHE ALFEEの
 ♪Sister of The Rainbow
をセッション!

NEW ALBUM『手のひらを満月に』からのOA曲は
 ♪逆に
 ♪大寝坊

≪LIVE情報≫
7月〜9月の「満月の日」にブリトラ主催でイベントを開催!
題して「おまんげつNIGHT」
毎回スペシャルなゲストをお招きしての夢の共演!レアなツーマンライブです!
(ちなみに今年、ワンマンLIVEの予定はないそうです)

「おまんげつNIGHT〜vol.1〜」
 【日時】2017年7月9日(日)開場16:30/開演17:00
 【会場】青山RizM
 【出演】INGRY’S/ブリーフ&トランクス

「おまんげつNIGHT〜vol.2〜」
 【日時】2017年8月8日(火)開場18:30/開演19:00
 【会場】新宿ReNY
 【出演】イガグリ千葉(仙台貨物)/ブリーフ&トランクス

「おまんげつNIGHT〜vol.3〜」
 ※9/6(水)の予定でしたが変更する可能性が出てきました。
  大人の事情により、諸々調整中。

ということで、詳細や最新情報は
ブリーフ&トランクス:公式サイト http://www.briefandtrunks.com
Twitter  @briefandtrunks
でご確認ださい。

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■THE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEが5月24日にリリースされました!
 THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
 THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
 The KanLeKeez「エレキな恋人」

■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
 http://www.alfee.com

2017年05月18日〜05月22日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第138回

写真:坂崎幸之助 ヒノキの花粉がまだちょっと辛いです・・・。

坂崎さんから:

今回は女性アーティストばかりでしたね。
ラベルさんのレディ・マーマレードは、すごくカッコ良い曲ですなぁ。改めて感じました。
ハートは二人組だと思ってたけど、男子も入ってハートなのですね。
う〜ん、勉強不足(笑)

今回は「ハ」で始まるアーティストの6回目!ラインナップは・・・

『パティ・ラベル(Patti LaBelle)』
★1944年5月24日、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のR&Bシンガー。
幼い頃から歌が上手く、初めは地元の仲間と【オーデッツ(The Ordettes)】という女性だけのコーラスグループを結成。
その後1962年【ブルー・ベルズ】という女性4人組で本格的にプロデビュー。
しかしメンバーの1人が【ダイアナ・ロス&スプリームス】に引き抜かれ3人組となり、グループ名も、リーダーのパティ・ラベルの名から【ラベル】と改名。
そして1975年、初の全米ナンバーワンが生まれています。
 ♪レディ・マーマレード(Lady Marmalade)/ラベル
  *1975年・初の全米1位
★その後、1977年にグループは解散、パティ・ラベルはソロ活動をスタート。
R&Bアーティストとして数々のアルバム・シングルをリリース。
そして1985年、エディ・マーフィー主演の映画『ビバリー・ヒルズ・コップ』から、次々にシングルヒットが生まれる中、彼女の曲も全米トップ20入りのヒットとなります。
 ♪ニュー・アティチュード(New Attitude)
  *1985年・全米17位まで上昇。(全英では見事1位を記録)
★翌1986年発表のアルバム『Winner in You』は全米アルバムチャートで初のナンバーワンに。
このアルバムからの1stシングルは、マイケル・マクドナルドとのデュエット。
 ♪オン・マイ・オウン(On My Own)withマイケル・マクドナルド
  *1986年・全米1位(3週)

『ハート(Heart)』
★1966年、ワシントン州シアトルで結成された男性4人組【アーミー】というバンドを母体に、数々のメンバーチェンジ、オーディションを繰り返し結成された【ハート】。
ちなみに、リードボーカルのアン・ウィルソンはバンド名が【ハート】になる前の1971年にオーディションで選ばれ、グループに参加。
そして、その後のフロントの一角を担うウィルソン姉妹の妹:ナンシー・ウィルソンも最初はライヴにだけギターで参加してましたが、1975年に正式に【ハート】に加入。
 ♪マジック・マン(Magic Man)
  *1976年・全米9位
★【レッド・ツェッペリン】に影響された音楽性と女性版ロバート・プラントのアン・ウィルソン(姉)の力強いボーカルと、派手なステージアクションのナンシー・ウィルソン(妹)のギタープレイで人気も上昇。
1985年にリリースしたアルバム『ハート(Heart)』は、彼らにとって初の全米アルバムチャート1位に輝き、シングルカットした曲も次々に大ヒット。
 ♪ネヴァー(Never)
  *アルバム『Heart』からの2ndシングル
  *1985年・全米4位まで上昇
 ♪ジーズ・ドリームス(These Dreams)
  *「ネヴァー」に続きシングルカットされた曲
  *1986年・全米1位
★なんとアルバム『Heart』からは、5枚のシングルカットが次々に大ヒットし、ツアーも大盛況!
続くアルバム『バッド・アニマルズ(Bad Animals)』からは、2曲目の全米ナンバーワンが誕生!
 ♪アローン(Alone)
  *1987年・全米1位(3週)
★【ハート】は2013年に「ロックの殿堂」入りを果たしています。

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■5月24日にTHE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEリリース。
 THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
 THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
 The KanLeKeez「エレキな恋人」

■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
 http://www.alfee.com

2017年05月11日〜05月15日放送

ゲスト:シンガーの広瀬倫子さんと音楽評論家の富澤一誠さん

写真:坂崎幸之助+広瀬倫子と富澤一誠 さん&富澤さんが持っているのは広瀬さんに持参していただいたアニメソングのCD!

坂崎さんから:

ウチの高見沢が楽曲を提供した広瀬さんは初対面でした。
アニメ好きのちょい不思議な少女だったらしいです。
でも高見沢の曲に、とても感激してくれてました。
平成のGS歌謡、とても良いですね。
富澤さんとはBSジャパンの「あの年この歌」でもまた、掛け合い漫才(?)やりましょう。

今回は、THE ALFEE高見沢さんが楽曲を提供した女性シンガー:広瀬倫子さん、そして広瀬さんのプロデューサーでもある音楽評論家の富澤一誠さんをお迎えしました。

≪広瀬倫子さんの簡単なプロフィール≫
ジャジーなスキャットボイスを武器に10代の頃からROCK、JAZZ、POPS、と幅広い音楽活動を展開。
現在は音楽評論家:富澤一誠さんプロデュースにより、不倫ソングを純情に歌う「熟恋歌」の担い手として活動中。
2016年9月、テイチク/Age Free Musicより「生まれ変わって」をリリース。
そして今年4月19日に高見沢俊彦さんのプロデュース作品「恋の誤算」をリリース。
「平成GS歌謡」作品となっています。

≪Age Free Musicとは≫
富澤一誠さんが提唱する“大人の音楽”を提供するテイチクエンタテインメントのレーベル。

今回番組内でご紹介した曲は・・
 ♪恋の誤算(作詞・作曲・プロデュース:高見沢俊彦)
 ♪その手をはなして(「恋の誤算」のカップリング曲)
そして広瀬さんが子供の頃から好きだったという
 ♪ラムのラブソング/松谷裕子

≪広瀬倫子さん:今後の予定≫
●広瀬倫子 新曲「恋の誤算」発売記念ミニライブ
 5月20日(土)13時30分? @埼玉:ワカバウォーク(イベント広場)
 ※イベント当日、商品をお買い上げの方はサイン会&2ショット撮影会を行います。
 2ショット撮影はお客様ご持参のカメラまたは携帯電話にて行います。

●“大人が楽しめる音楽”を提供するレーベル「Age Free Music」プロジェクト第一弾の歌い手となる広瀬倫子さんが、 その歌声をサポートし歌謡の宴を支える演奏集団《ザ・リンコスタ》と歌謡曲を中心にオリジナルアレンジと素晴らしい歌、洒落た演奏でお届け。(produced by 富澤一誠)
 【日時】6月20日(火) 開場 18:00/開演 19:20
 【会場】赤坂 November Eleventh 1111 Part2
 【料金】3500円(税込)
 【お問合せ】赤坂 November Eleventh 1111 Part2 Tel.03-3588-8104
        キャピタルヴィレッジ Tel.03-3478-9999

その他、詳しい情報は
Twitter:広瀬倫子さん_公式アカウント @rin_scat
公式サイト:http://www.teichiku.co.jp/artist/hirose-rinko
でご確認ください。

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■5月24日にTHE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEリリース。
THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
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■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
   2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
   2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
   会場は「横浜アリーナ」
   チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
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2017年05月04日〜05月08日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第137回

写真:坂崎幸之助 岐阜のこりんこさんから「ピックをくわえてギターを弾く坂崎さん」という写真のリクエストがありましたので…とりあえず、ピックだけくわえてみました(笑)

坂崎さんから:

今回は先輩ばかりのセレクトでした。
バディ・ホリーはあのビートルズにも多大な影響を与えたロックンローラー。
メガネをかけて、ロックを歌っても良いということを教えてもらったって、ジョンも言ってたね。
22才で亡くなったということも伝説になった要因なんですね。

今回は「ハ」で始まるアーティストの5回目!ラインナップは・・・

『バーティ・ヒギンズ(Bertie Higgins)』
★1944年12月8日、アメリカ・フロリダ州生まれ(現在72歳)。
ドイツの詩人:ゲーテの子孫でもあり、子供の頃から芸能界に憧れ12歳の時に腹話術師としてショービズ・デビュー。
その後、音楽と美術を学ぶために大学へ行き、22歳の時[ローマンズ]というバンドのドラマーとして音楽界に進出。
1968年にバンドを脱退しシンガーソングライターに転身。
1980年に自分の失恋体験を元にした曲をレコード会社に持ち込むものの最初は相手にされず。
でも粘り強いプロモーションの結果、翌1981年にこの曲でシングルデビューを果たします。
 ♪キー・ラーゴ(Key Largo)
  *1982年・全米8位まで上昇する大ヒット。
★1982年、日本のレコード会社はアメリカで大ヒットした「キー・ラーゴ」ではなく、アルバムに収められてた「カサブランカ」を日本独自にシングルカット。
それと同時に、同じレコード会社所属の郷ひろみさんにカバーさせることで、相乗効果によりどちらも大ヒット!
 ♪カサブランカ(Casablanca)
  *日本盤のシングルはA面が「カサブランカ」でB面が「キー・ラーゴ」でした。

『パティ・ペイジ(Patti Page)』
★1927年11月8日、オクラホマ州マスコギー生まれ。
1950年代、女性としては最もレコードを売り上げたポップスシンガー。
幼い頃から歌うことが大好きで、18歳の時、地元のラジオ局の15分番組に歌手として出演。
そして1947年20歳の時にレコードデビュー、次々にヒットを放っていきます。
 ♪テネシー・ワルツ(Tennessee Waltz)
  *1950年・全米1位(13週)売上も600万枚以上を記録。
  *日本では江利チエミさんがカバーした「テネシー・ワルツ」も大ヒットしました。
★生涯ステージに立ち続けたパティ・ペイジ。今から4年前、85歳で亡くなっています。

『バディ・ホリー(Buddy Holly)』
★1936年9月7日、テキサス州ラボック生まれ。
音楽好きの家族の影響で高校時代にはバンドを結成、地元に根ざしたカントリーミュージックを演奏。
1955年に、デビューしたばかりのエルヴィス・プレスリーにのめり込みロックンロールの虜に。
そして1957年、バディ・ホリーは[ザ・クリケッツ]としてレコードデビューを飾ります。
 ♪ザットル・ビー・ザ・デイ(That'll Be The Day)/ザ・クリケッツ
  *1957年・全米1位。
  *のちにリンダ・ロンシュタットもカバー。
 ♪イッツ・ソー・イージー(It's So Easy)/ザ・クリケッツ
  *1958年発表のシングル。
  *こちらもリンダ・ロンシュタットがカバー、大ヒットさせています。
 ♪ワーズ・オブ・ラヴ(Words Of Love)/バディ・ホリー
  *1957年リリース。
  *当時ヒットはしませんでしたが後にビートルズがカバーしたことで注目を浴びています。
   ちなみにビートルズは[クオリーメン]時代に、クリケッツ(バディ・ホリー)の楽曲を数多く演奏しています。
 ♪ペギー・スー(Peggy Sue)/バディ・ホリー
  *1957年・全米3位まで上昇。
★このヒットから2年後の1959年 2月3日未明、吹雪の日。
ツアー後の移動で乗ったチャーター機の墜落事故で22年間という短い生涯を閉じています。

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■5月24日にTHE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEリリース。
 THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。
 THE ALFEE「あなたに贈る愛の歌」
 The KanLeKeez「エレキな恋人」

■THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
 チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
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2017年04月27日〜05月01日放送

『坂崎音楽堂』

春満開!歌うウクレレ大特集

写真:坂崎幸之助 THE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLE、そして7月29日&7月30日の夏イベもよろしくお願いします!

坂崎さんから:
ギターが大きすぎて弾くことが出来なかった小学生時代!
ウクレレでコードとか覚えて、色んな歌を歌いましたねぇ。
遠足にも持って行ってバスの中で、みんなで歌ったりもしました。
今でも好きな楽器ですなあ。

今週は「春満開!歌うウクレレ大特集」と題し、ウクレレを弾きながら歌うアーティストやグループの新譜を中心にご紹介!

まず(新譜ではありませんが)今回の特集の例題として
 ♪ラム・オン/ポール・マッカートニー
  *1971年リリース、ソロ第2作目のアルバム『ラム』から。
  *ちなみに、ポールは、ジョージ・ハリスンの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を
   ウクレレの弾き語りでよく歌っています。

ということで、ウクレレを弾きながら歌うアーティスト達の新譜を・・・
★まずは、昨年度のアメリカの新人発掘番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で弱冠12歳という若さで見事優勝した“グレース・ヴァンダーウォール”。
彼女のデビューミニアルバム『Perfectly Imperfect』から2曲。
 ♪アイ・ドント・ノウ・マイ・ネーム
 ♪ゴシップ・ガール
グレース・ヴァンダーウォールのセールスポイントは、11歳の誕生日に父親からプレゼントされたウクレレを弾きながらのパフォーマンス。
資料によりますと、12歳以下のポップアーティストのデビューアルバムが全米アルバムチャートでトップ10入り(彼女のアルバムは初登場9位)したのは、 あのマイケル・ジャクソンが11歳のときの【ジャクソン5】のデビュー作(初登場5位)以来、46年ぶりの快挙だそうです。
ちなみに、彼女は今年の1月で13歳になってます。

★続いては、ニュージーランドで結成された12人編成のウクレレ・オーケストラ・ユニット、 “ザ・ウェリントン・インターナショナル・ウクレレ・オーケストラ”の日本デビューアルバム『ザ・ウェリントン・インターナショナル・ウクレレ・オーケストラ』から3曲。
アルバム収録曲、全13曲はずべてカバー曲となっています。
 ♪デイドリーム・ビリーバー(オリジナルはモンキーズ)
 ♪ジョリーン(ドリー・パートンがオリジナル、オリビア・ニュートン・ジョンがヒットさせた曲)
 ♪アフリカ(オリジナルはTOTO)

★最後は、ウクレレを弾きながら歌う男女デュオ(ローガン・ウィルソンとマーサ・ペイトン)【ザ・ウクレレズ】のデビューアルバム『ザ・ウクレレズ』から2曲。
 ♪コール・ミー・メイビー(カーリー・レイ・ジェプセンのカバー)
 ♪オーヴァー・ザ・レインボウ(スタンダードナンバー)

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5月24日にTHE ALFEE meets The KanLeKeezのNEW SIGLEリリース。
THE ALFEEの新曲とThe KanLeKeezの新曲が1度に楽しめるシングルとなっています。

THE ALFEE 31st Summer「Best Hit Alfee2017〜夏フェスタ」開催決定!
 2017年7月29日(土)開場16:30/開演18:00
 2017年7月30日(日)開場15:30/開演17:00
 会場は「横浜アリーナ」
チケットの発売方法等、詳しくはTHE ALFEEオフィシャルサイトでご確認ください。
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2017年04月20日〜04月24日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第136回

写真:坂崎幸之助 Martin の 7-45 です。世界に1本!!

坂崎さんから:

バッファローは、日本の音楽にとっても、実は重要なグループです。
なにせ“はっぴいえんど”は日本のバッファローと呼ばれる位、影響されていたのですから。
その後のCSN&Yにも、ガロにも、アルフィーにもつながって行くスーパーグループだったのです。
仲が悪かったみたいだけどね。

今回は「ハ」で始まるアーティストの4回目!ラインナップは・・・

『パット・ブーン(Pat Boone)』
★1934年6月1日、アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル生まれ(現在82歳)。
1954年、20歳の時にスカウトされ、歌手デビュー。
そしてデビューの翌年(1955年)に「エイント・ザット・ア・シェイム」が全米1位となり、その後、次々にヒットを放ちます。
そんな中、生まれたヒットが日本でもおなじみの曲。
 ♪砂に書いたラブレター(Love Letters In The Sand)
  *1957年・全米1位(7週)
  *元々、1931年に作られたスタンダードナンバー。
★1955年から1960年代の終わりまで、十数年に渡ってシングルヒットを放ち続けたパット・ブーン。
デビュー当初から歌手と平行して俳優としての活動もスタート。
1957年には、自らが主演した映画『四月の恋』の主題歌が映画と共に大ヒットを記録。
 ♪四月の恋(April Love)
  *1957年・全米1位(6週)

『パット・ベネター(Pat Benatar)』
★1953年 1月10日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ(現在64歳)。
本名「パトリシア・アンジェイェフスキ」ポーランド系アメリカ人。
比較的、裕福な家に育ち幼い頃からクラシック・オペラが流れる環境でしたがラジオから流れるロックに魅了され厳格な親の目を盗んではロックミュージックへとのめり込んでいきます。
そして1979年「Heartbreaker」のヒットで当時は珍しい女性ハードロッカーとしての地位を確立。
翌1980年には初となる全米トップテンシングルが生まれています。
 ♪強気で愛して(Hit Me With Your Best Shot)
  *1980年・全米9位まで上昇。
★これまで4度のグラミー賞を受賞しているパット・ベネター。
1984年度のグラミー賞では「最優秀女性ロック歌手賞」に輝いています。
 ♪愛の嵐(Love Is A Battlefield)
  *1983年・全米5位。

『バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)』
★1966年4月、カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された男性5人組。
メンバーは「スティーヴン・スティルス」「リッチー・フューレイ」「ニール・ヤング」「デューイ・マーティン」 「ブルース・パーマー」(+解散までの4ヶ月間は「ジム・メッシーナ」がメンバーとして加入) グループとしての活動わずか2年。リリースしたアルバムは3枚。最後の1枚は、実質的に解散した後、 フューレイとメッシーナが、メンバーそれぞれの録音済みの楽曲を集めて作ったもの。
シングル曲として最もヒットした彼らの代表曲(スティーヴン・スティルス作)が↓この曲。
 ♪フォー・ホワット(For What It's Worth)
  *1967年・全米7位。
★デビュー当初からスティーヴン・スティルスとニール・ヤングの仲が悪かったのですが、 解散後、スティルスはデヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュと共に『CS&N』を結成。
その後、何故か仲が悪かったはずのヤングが参加して『CSN&Y』に…。
一方、リッチー・フューレイとジム・メッシーナはランディ・マイズナーと共に『ポコ』を結成しています。

『パティ・オースティン(Patti Austin)』
★1950年8月10日、ニューヨーク州ハーレム出身(現在66歳)。
わずか4歳にしてR&Bの聖地アポロシアターでデビュー、5歳でレコード会社と契約。
クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子として1960年代後期からセッションミュージシャンとして活動をスタート。
特にクインシー・ジョーンズ・プロデュースの作品ではデュエットをはじめ数々の楽曲で卓越したボーカルを披露。
 ♪あまねく愛で(Baby,Come To Me)/パティ・オースティン&ジェイムス・イングラム
  *1982年リリース。翌1983年・全米1位を記録。
  *クインシー・プロデュースのアルバム『デイライトの香り(Every Home Should Have One)』収録。

『パティ・スミス(Patti Smith)』
★1946年12月30日、イリノイ州シカゴ生まれ(現在70歳)。
ニューヨークのパンクの女王として≪パティ・スミス・グループ≫名義で1970年代半ばから本格的な音楽活動をスタート。
これまで、グループとして4枚、個人名義で7枚のアルバムをリリースしています。
 ♪ビコーズ・ザ・ナイト(Because The Night)/パティ・スミス・グループ
  *1978年・全米13位まで上昇
  *1978年発表の3rdアルバム『イースター(Easter)』収録、ブルース・スプリングスティーンとの共作。

2017年04月13日〜04月17日放送

『坂崎音楽堂』

加山雄三トリビュートアルバム

写真:坂崎幸之助 坂番スタッフからのプレゼント。有効に使いま?す。by坂崎

坂崎さんから:

信じられない80才です。
もう、ありえないスーパースターです。
人間を超えている異星人か、5次元から来た未来人か。
やっぱり肉とゲームかなぁ。若さのヒケツは。
いつまでもお元気で!!

今回は4月11日に80歳(傘寿)を迎えた、我らが若大将“加山雄三さん”のトリビュートアルバム『Respect KAYAMA YUZO』を特集。

1961年のデビュー以来、数々の名曲を生み出してきた加山雄三さんの作品を世代・国境・性別を越えたトップアーティストがカバーした楽曲を集めた『Respect KAYAMA YUZO』。
(4月12日発売 レーベル:ドリーミュージック 品番:MUCD-1383)

今回ご紹介した曲は・・・
 ♪夜空の星/忌野清志郎
 ♪君といつまでも/高橋真梨子
 ♪ブラックサンドビーチ/ベンチャーズ
 ♪夕陽は赤く/南佳孝
 ♪お嫁においで/福山雅治 
 ♪夜空を仰いで/憂歌団
 ♪旅人よ/井上陽水
 ♪君のために/TUBE
 ♪恋は紅いバラ/竹中直人

2017年04月06日〜04月10日放送

ムッシュかまやつ追悼企画

「サンキュー・ムッシュ」

写真:坂崎幸之助+ムッシュかまやつ 2009年のFM秋田・公開録音後のお食事の席で撮った写真を再掲

坂崎さんから:

思い出を語りだせば、それこそ何時間あっても足りないです。
本当に、ムッシュにはお世話になったし、音楽の楽しさを教えていただいたし、まだまだ長生きしていただきたかったと思ってます。
ポッカリ心に穴が開いてしまうって、こんな気持ちなのですね。
まだ実感がわきませんが、かまやつさん、ありがとうございました。
安らかに。

今回は3月1日にお亡くなりになった「かまやつひろし」さんを偲んで追悼企画「サンキュー・ムッシュ」をお送りしました。

坂崎さんがデビュー当時からお世話になっていたムッシュ。
坂番には4回ゲスト出演していただき、堺正章さんがゲストの時も一緒に来てくれたり…と本当にお世話になりました。

そんな かまやつさんへ感謝の気持ちを込めつつ、坂崎さんの思い出話と共に2009年3月に行われたFM秋田の公開録音で、 会場に来て頂いた皆さんのためだけに行ったかまやつさんと坂崎さんのジョイントライヴの音源をお聴きいただきました。

 ♪ノー・ノー・ボーイ/ザ・スパイダース(「ザ・スパイダース・アルバムNo.1」から)

 ♪我が良き友よ(2009年3月11日・秋田でのジョイントライヴから)
 ♪ゴロワーズを吸ったことがあるかい(2009年3月11日・秋田でのジョイントライヴから)
 ♪シンシア(2011年・JFNの正月特番「歌い初め」でのセッションから)
 ♪バン・バン・バン(2009年3月11日・秋田でのジョイントライヴから)
 ♪あの時君は若かった(2009年3月11日・秋田でのジョイントライヴから)
 ♪水無し川(2011年・JFNの正月特番「歌い初め」でのセッションから)

 ♪サマー・ガール feat.THE ALFEE/ムッシュかまやつ
  (アルバム「1939?MONSIEUR(サンキュームッシュ)」から)

2017年03月30日〜04月03日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第135回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

バッドカンパニーとバッドフィンガーはよく聞いたなあ。 バッドカンパニーは3人で武道館、見に行って感動したし、バッドフィンガーはライブハウスでカバーしたこともあった。 良い曲もたくさんあったし、好きなバンドでした。

今回のSYDFは「ハ」で始まるアーティスト特集の3回目。
ラインナップは・・・

『パッツィー・クライン(Patsy Cline)』
★1932年9月8日、アメリカ・バージニア州ウィンチェスター生まれ。
子供の頃から母親と一緒に教会で歌い、譜面は読めないながらも絶対音階の持ち主で、独学で歌を学び、15歳の時ラジオで歌ったことをキッカケにプロとしての活動をスタート。
1955年カントリー歌手としてレコードデビュー。
当時では珍しいカントリーとポップミュージックとの境目をなくし次々にシングルヒットを放っていきます。
 ♪クレイジー(Crazy)
  *1961年・全米チャート9位まで上昇
★この大ヒットから2年後、人気絶頂だった1963年3月5日プライベート航空機の事故により30歳という若さで亡くなっています。

『バッド・イングリッシュ(Bad English)』
★1988年【ベイビーズ】のジョン・ウェイト(Vo)とリッキー・フィリップス(B)、活動を停止していた【ジャーニー】のニール・ショーン(G)とジョナサン・ケイン(Kd)、 それに ニール・ショーンのソロアルバムに参加していたディーン・カストロノヴォ(Ds)で結成された5人組。
デビュー当時はスーパーグループ的な扱いで大いに話題に。
1stアルバム『バッド・イングリッシュ(Bad English) 』からの2ndシングルは大ヒット!
 ♪ホエン・アイ・シー・ユー・スマイル(When I See You Smile)
  *1989年・全米チャート1位。
★この後、ジョン・ウェイトの歌唱力と、ジョナサン・ケインの作曲能力の高さばかり評価されたことにニール・ショーンの不満がつのりグループには不協和音が。
1991年2ndアルバム『バックラッシュ(Backlash)』のリリースの後、解散しています。

『バッド・カンパニー(Bad Company)』
★1973年、イギリスで元【フリー】のポール・ロジャース(Vo)とサイモン・カーク(Ds)、元【モット・ザ・フープル】のミック・ラルフス(G)、元【キング・クリムゾン】 のボズ・バレル(B) が結成。
翌1974年【レッド・ツェッペリン】が設立したスワンソング・レコードからデビュー。
1stアルバム『バッド・カンパニー』は本国・イギリスで3位。全米では1位を獲得。
 ♪キャント・ゲット・イナッフ(Can't Get Enough)
  *1stアルバムからのシングル曲。
  *1974年・全米チャート5位。
★アメリカだけで500万枚以上、全世界では1,200万枚以上のセールスを記録したデビューアルバムに続き、翌1975年の2ndアルバム『ストレート・シューター(Straight Shooter)』 も全英・全米アルバムチャート共に3位と大ヒット。
 ♪フィール・ライク・メイキン・ラヴ(Feel Like Makin' Love)
  *1975年・全米チャート10位を記録。
★1982年、中心人物のポール・ロジャースが脱退。その後もメンバーチェンジを繰り返しつつ活動。
1998年からは、オリジナルメンバーでの再結成を果たしライヴアルバムを発表しています。

『バッドフィンガー(Badfinger)』
★1961年、イギリス・ウェールズ・スウォンジーで結成された【パンサーズ】が、その後グループ名を【アイヴィーズ(The Iveys)】と変え、 1968年アップル・レコードから「メイビー・トゥモロウ」でデビュー。
オランダではヒットを記録したものの本国イギリスではチャートインせず、アメリカでも67位止まり。
その影響もあって、当時デビューアルバム『メイビー・トゥモロウ』はイタリア、西ドイツ、日本のみで発売。
そこでレコード会社は、リンゴ・スターが出演する映画『マジック・クリスチャン』の主題歌をポール・マッカートニーに依頼し【アイヴィーズ】に歌わせることに。
この再出発のため、グループ名を【バッドフィンガー】と改名。
 ♪マジック・クリスチャンのテーマ(Come And Get It)
  *1970年・全米チャート7位。(作詞・作曲・プロデュース/ポール・マッカートニー)
 ♪嵐の恋(No Matter What)
  *1970年の秋にリリースされた2枚目のシングル曲。
  *1970年・全米チャート8位を記録。(メンバーのピート・ハム作)
★「嵐の恋」を含む2ndアルバム『ノー・ダイス(No Dice) 』には、1972年にニルソンがカバーして、全米1位に送り込んだ、ピート・ハム と トム・エバンス共作の 「ウィズアウト・ユー」が収録されています。
 ♪ウィズアウト・ユー(Without You)
  *シングル化されてませんが、日本盤のみシングル「明日の風(Carry On Till Tomorrow)」のB面に収録。
  *歌の導入部をピート・ハム、サビをトム・エバンスと、それぞれが作った部分のボーカルをとっています。
 ♪デイ・アフター・デイ(Day After Day)
  *1971年リリースの3rdアルバム『ストレート・アップ』からのシングル。
  *1972年・全米チャート4位を記録。
  *ピート・ハム作、ジョージ・ハリスンがプロデュース&スライドギターで参加。
★このヒットから3年後の1975年、ピート・ハムが、8年後の1983年にトム・エバンスが自殺。
バッドフィンガーの歴史に終止符が打たれました。

2017年03月23日〜03月27日放送

ゲスト:菊池ともかさん

写真:坂崎幸之助+菊池ともか

坂崎さんから:

何か、懐かしい感じのサウンド&ヴォーカルで好感が持てますねぇ。
昨今、あまり聞かれることがなくなった、女子の、アマチュアっぽい歌声は学生の頃を思い出しました。
ギタリストとしても、まだまだ可能性を秘めたアーティストです。

今回は、2年前に「野佐怜奈とブルーヴァレンタインズ」のメンバーとしてゲスト出演してくれた 【菊池ともかさん】がソロ活動をスタートしたということでスタジオにお迎えしました。

1988年2月3日 生まれ。東京都出身。AB型。
10代半ばからギターに夢中で、様々なバンドにギタリストとして参加。
現在はソロプロジェクト“フォークロック・エクスプレス” 進行中。
(このソロプロジェクト名は今回のアルバムのタイトルにもなってます)
愛用のエレキギターは銀ラメのグレッチ・シルバージェット、アコギはマーチン 000-15M。
影響を受けたアーティストは、グループサウンズ全般、ガロ、ドアーズ、エマーソン・レイク&パーマー、THE ALFEE 、フェアポート・コンヴェンション、クイーンなど。

そして3月8日に初のソロアルバム『フォークロック・エクスプレス』をリリース。
(レーベル:Apricot Sounds(disk union) 品番:ACDS7)
60年代後半〜70年代の国内外フォーク&ロックに影響を受け、全曲の作詞・作曲を自身で手がけ、変則チューニングも操ったアコギとエレキを駆使したサウンドは必聴です。

このアルバム『フォークロック・エクスプレス』から
 ♪春風はDADGAD
 ♪ジュディによろしく

そして菊池ともかさん×坂崎さんのスタジオセッションは
 ♪大都会の羊飼い(GAROのカヴァー)

■LIVE情報■
 4月16日 @池袋「Field」
 4月23日 @お茶の水「カカドゥ」
 4月29日 @東高円寺「UFOクラブ」
 5月20日 @新宿区大久保「真昼の月 夜の太陽」
 6月04日 @江古田マーキー

その他、詳しい情報は【菊池ともかさん】のTwitter(@tomoka_slvjet)
ブログ「続・銀色ギター迷走日記」 http://tomoka1988.blog25.fc2.com でご確認下さい。

2017年03月16日〜03月20日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第134回

写真:坂崎幸之助 先週のゲスト「コアラモード.」のセッティング中、小幡さんのキーボードをコッソリ弾いていたのでコッソリ撮ってしまいました。

坂崎さんから:

バーズは、やはりロジャー・マッギンの12弦ギターですね。
あとコーラスもきれいだし、当時よく聞いたものです。
まさか、メンバーのデビッド・クロスビーがCSN&Yに参加するとは。
今でも現役だし、すごい声量でした。

今回のSYDFは「ハ」で始まるアーティスト特集の2回目。
ラインナップは・・・

『バーズ(The Byrds)』
★1964年、ロサンゼルスで「ロジャー・マッギン」「ジーン・クラーク」「デヴィッド・クロスビー」が中心に結成。
すぐに、ベーシストの「クリス・ヒルマン」とドラムの「マイケル・クラーク」が参加し5人組としてスタート。
当時、隆盛を極めたフォークミュージックに “ビーチ・ボーイズ”や“ビートルズ”といった人気急上昇のロックを合体。
≪フォーク・ロック・グループ≫のパイオニアとして、1965年、ボブ・ディランが作った曲でデビュー。
 ♪ミスター・タンブリン・マン(Mr.Tambourine Man)
  *1965年・全米ナンバーワン。
  *この曲の演奏にはロジャー・マッギン以外のメンバーは参加していません。
   ロジャー以外の演奏メンバーは1960年代?70年代中頃までのポップソングを支えた裏方集団:
   レッキング・クルーのハル・ブレイン(Ds)、ジェリー・コール(G)、ラリー・ネクテル(B)でした。
★「ロジャー・マッギン」といえば12弦ギターですが、ビートルズの映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』の冒頭で 「ジョージ・ハリスン」が弾くリッケンバッカーの12弦ギターに衝撃を受け、 その頃の生計を支えていた愛用の12弦のアコースティックギターと5弦バンジョーをまとめて売り払い、 ジョージが映画で弾いてたリッケンバッカーのセミアコースティックギターを購入したそうです。

さて、バーズは1965年の1stアルバム『ミスター・タンブリン・マン』に続いて、2枚目のアルバム『ターン・ターン・ターン』を発表。
その中からのシングルも全米ナンバーワンを獲得しました。
 ♪ターン・ターン・ターン(Turn! Turn! Turn!)
  *1965年・全米1位。
★1966年「ジーン・クラーク」の脱退を皮切りに「ロジャー・マッギン」への不満と共に、次々メンバーが脱退。
1969年以降、オリジナルメンバーは「ロジャー・マッギン」1人に。そして1973年グループは解散。

『バッキンガムズ(The Buckinghams)』
★1966年、アメリカ・イリノイ州シカゴで結成された男性5人組のポップロックバンド。
バンド名は、シカゴのランドマーク「バッキンガム・ファウンテン(Buckingham Fountain)」に由来。
⇒バッキンガム・ファウンテン=「バッキンガム噴水」
「バッキンガムズ」のプロデューサーは【シカゴ】の育ての親/ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ。
彼が最初にプロデュースして、ホーン・セクションをロックに取り入れたグループがこの「バッキンガムズ」。
 ♪カインド・オブ・ア・ドラッグ(Kind Of A Drag)
*1967年・全米1位。   *ホーン・セクションを強調したブラスロックの元祖ともいうべき曲。
★1960年代に活躍した「バッキンガムズ」ですが、今も現役で頑張っています。

『バックストリート・ボーイズ(Backstreet Boys)』
★1992年、フロリダ州オーランドで結成された5人組のボーイズグループ。
グループ名は、オーランドで人気のあったフリーマーケット「バックストリート・マーケット」に由来。
1995年のデビュー当初は、本国アメリカでは人気が出ずヨーロッパや日本でのプロモーションに力を入れます。
その後、ヨーロッパ&日本では、すでに発表されていた1stアルバム、2ndアルバムを2枚組にしてリリースすると爆発的な大ヒットを記録。
アメリカでも大ヒットシングルが誕生しました。
 ♪クイット・プレイング・ゲームズ(Quit Playing Games)
*1997年・全米2位を記録。
★1997年のアメリカ盤デビューアルバム『バックストリート・ボーイズ』からの初ヒットシングルに続き、同アルバムからシングルカットされた曲も翌1998年大ヒット。
(ヨーロッパ&アジア圏では、2枚目のアルバムとなる『バックストリーツ・バック』からのシングル曲)
 ♪君が僕を愛するかぎり(As Long As You Love Me)
*1998年・全米4位まで上昇。
★本国アメリカでも大人気になったバックストリート・ボーイズ。
1999年リリースの3rdアルバム『ミレニアム(Millennium)』からの先行シングルは世界的な大ヒット!
 ♪アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ(I Want It That Way)
*1999年・全米シングルチャート6位でしたが、
   ラジオ局にはリクエストが殺到しアダルト・コンテンポラリーチャートでは14週間1位を記録。
  *ヨーロッパをはじめ、世界25ヶ国でシングルチャート1位を獲得。
*この曲が収録されたアルバム『ミレニアム』は全米チャートでも1位を獲得。
   セールスは全米で1300万枚、日本でも150万枚、全世界で3500万枚を越えています。

『バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)』
★1972年、カナダ・バンクーバーで結成された男性4人組のロックバンド。
「ゲス・フー」のギタリスト「ランディ・バックマン」がグループ脱退後に作ったグループで、メンバーはランディの弟たち「ロビー」と「ティム・バックマン」+「C.F.ターナー」の4人。
ゲス・フーを踏襲する豪快なカナディアン・ロックのバンド。
1974年発表の3rdアルバム『ノット・フラジャイル(Not Fragile)』から全米ナンバーワンヒットが誕生。
 ♪恋のめまい(You Ain't Seen Nothing Yet)
*1974年・全米1位。
★1980年代にはバンド名を「B.T.O.」と改名して活動しています。

2017年03月09日〜03月13日放送

ゲスト:コアラモード.

写真:坂崎幸之助+コアラモード

坂崎さんから:

すでに色々なところで共演させてもらってるコアラでしたが、デビューアルバムの推薦文も書かせていただきました。
フジテレビNEXTの番組等でも、かなり出てもらって、今後がさらに期待できるユニットであります。
ファーストアルバム、ぜひ聞いてあげて下さいね。

今回は結成4年、メジャーデビュー2年の【コアラモード.】のお二人、あんにゅさんと小幡康裕君が、2月8日リリースの1st ALBUM『COALAMODE.』を持って坂番初登場!

コアラモード.】とは・・・
日常に寄り添いながら前向きになってもらえるような曲作りをしています(byあんにゅ)二人とも詞・曲を書くので持ち曲が300曲以上あります (by小幡康裕)・・・・という横浜出身・在住の男女二人組ユニット。

2月8日にリリースされた1st ALBUM『COALAMODE.』はデビューシングルから最新曲まで全15曲収録。

その中から今回は
 ♪七色シンフォニー
 ♪未来
をご紹介。

そして、コアラモード.×坂崎さんによるスタジオセッションは
 ♪地球はメリーゴーランド(GAROの曲をカヴァー)

≪LIVE情報≫ 【THIS IS COALAMODE.!! 2017?春らんらんツアー?】
 3月25日 @横浜「BAYSIS」
 4月1日 @仙台「enn 3rd」
 4月2日 @福岡「DRUM SON」
 4月8日 @神戸「VARIT.」
 4月9日 @名古屋「HeartLand」
 4月15日 @東京「イイノホール」
 4月23日 @大阪「大丸心斎橋劇場」
 4月29日 @横浜「関内ホール・小」

※LIVEの詳細等はオフィシャルHP http://coalamode.net でご確認いただけます。

2017年03月02日〜03月06日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第133回

写真:坂崎幸之助 まだまだ寒い日があるから油断しないようにしないと…。

坂崎さんから:

そっかぁ、こんなコンピレーションも、ありでしたね!!ちゃんとアルフィーも入ってるし。
パイロットかあ。当時何となく聞いていたけど、かなりポップで音楽性も豊かだったのですね。
もっともっと、イメージだけでなくキチンと聞かなきゃいかんですな。
ハイウェイメンのフォークソングは小学生の頃、よく耳にしていたのです。
漕げよマイケルでギターの練習もやったなあ。

今回から「ハ」で始まるアーティストに突入!
ラインナップは・・・

『ハイウェイメン(The Highwaymen)』
★1958年、アメリカ・コネチカット州ミドルタウンで結成された大学生5人組。
当時は「キングストン・トリオ」や「ブラザーズ・フォア」と共に、カレッジ・フォーク・グループとして活躍。
様々な国の民謡(フォークソング)を、その国の言語で歌って人気を博していました。
そんな彼らの最初の大ヒットが、19世紀に作られた黒人霊歌 "Michael,Row the boat ashore"。
 ♪漕げよマイケル(Michael)
  *1961年・全米&全英共にナンバーワンに輝いています。
★この「漕げよマイケル」に続くシングルもヒット。
この曲は後に「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」や「ビーチ・ボーイズ」などもカバーしています。
 ♪コットン・フィールズ(Cotton Fields)
  *1962年・全米13位まで上昇。
★1964年、グループは解散しています。

『ハイ・ファイヴ(Hi-Five)』
★1990年、テキサス州ウェーコで結成された5人組のR&Bボーカルグループ。
当時はボビー・ブラウン在籍の「ニュー・エディション」に続くティーンコーラスグループとしてデビュー。
1991年、レコード会社の大宣伝のおかげで2ndシングルは全米ナンバーワン!
 ♪アイ・ライク・ザ・ウェイ(I Like The Way)
★活躍の期間は短く1994年に解散しています。

『パイロット(Pilot)』
★1973年、スコットランド・エジンバラで結成された男性3人組(のちに4人組に)。
中心メンバーの2人(デヴィッド・ペイトンとビル・ライオール)は初期「ベイ・シティ・ローラーズ」のメンバー。
そんな彼らが「ベイ・シティ・ローラーズ」に対抗して結成したのが【パイロット】。
1974年リリースの1stアルバム『パイロット』から2枚目にシングルカットされた曲が全英11位、全米では最高5位と大ヒット。
 ♪マジック(Magic)
★イギリスよりも、アメリカでの人気が先行したパイロットでしたが、1975年にリリースした2ndアルバム『セカンド・フライト』からのシングルはイギリスでも大ヒット。
 ♪ジャニュアリー(January)
  *1975年・全英1位(翌1976年・全米チャートでは最高87位という残念な結果でした)
★その後、メンバーの脱退やセールスの伸び悩みなどで2人組となったパイロット。
1977年、4枚目のアルバム『新たなる離陸』(原題"Two's A Crowd")を発表するも解散。

『パーシー・スレッジ(Percy Sledge)』
★1941年11月25日、アメリカ・アラバマ州レイトン生まれの男性ソウルシンガー。
幼い頃、ラジオでカントリーミュージックばかり聴きながら育ち、1960年代に入ってからは看護師をしながら、ソウルグループでボーカルを担当。
地元のラジオDJからの「ソロ歌手としてやった方がいいよ」という勧めで1966年、26歳にしてレコードデビュー。
すると、そのデビュー曲が大ヒット。
 ♪男が女を愛するとき(When A Man Loves A Woman)
  *1966年・全米1位。
★このスーパーヒットでアーティスト活動を続けたパーシー・スレッジですが2015年、肝癌のため亡くなっています(享年73歳)。

『パーシー・フェイス・オーケストラ(Percy Faith & his Orchestra)』
★1908年4月7日、カナダ・トロント生まれ(1976年2月9日、67歳で死去)の作曲家、編曲家、そして、指揮者のパーシー・フェイス。
“イージーリスニング”“ムード音楽”という分野で、自らの楽団を率いて1950年代?60年代にかけ、数々のアルバム、シングルを発表。
膨大な楽曲の中、世界的な大ヒットとなったのが1959年トロイ・ドナヒューとサンドラ・ディー主演の青春映画『避暑地の出来事(A Summer Place)』の主題歌でした。
 ♪夏の日の恋(The Theme from "A Summer Place")
  *1960年・全米1位(9週連続)
  *グラミー賞「最優秀レコード賞(Record Of The Year)」受賞。

2017年02月23日〜02月27日放送

『坂崎音楽堂』

バート・バカラックが惚れ込んだルーマーの最新カバーアルバム

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

バカラックさんの曲やアレンジは、やっぱり独特ですなあ。
コードで言うと、必ずと言って良い程、メジャーセブンスを使ったり、ロマンティックな曲なのにホーンが入っていたり。
色々な人がカバーしても、バカラックの世界は変らずに名曲だわ。

今回は“ポップス界のレジェンド”バート・バカラックが惚れ込んだ、イギリスの女性シンガー:ルーマー(Rumer)の最新作 『ディス・ガール?バカラック&デヴィッド・ソングブック』をオリジナルヒットと共に紹介。
バート・バカラックとハル・デヴィッドというヒットメーカーによる楽曲を集めたカバーアルバムです。
(レーベル:ワーナー 品番:WPCR-17203)

バート・バカラックをはじめ、多くの人達が「カレン・カーペンターの再来・後継者」と絶賛するRumer。
1979年3月3日、父親の仕事の関係でパキスタンで生まれ、TVも新聞もない外国で唯一の楽しみが歌うことだったそうです。
その後イギリスへ。両親の離婚など経済的には苦しい生活の中、とあるクラブで得意の歌を披露。
すると有名な作曲家に見そめられ2010年デビュー。
その歌声の素晴らしさが話題になり、バート・バカラックもその存在を知り、わざわざルーマーをカリフォルニアに招待し「一緒に何かやろう」ということになったとか・・・。
そして、今回の通算4枚目となるアルバムではバカラック本人もボーカルとピアノで参加しています。

今回は、この『ディス・ガール〜バカラック&デヴィッド・ソングブック』をオリジナルヒットと共にご紹介。

 (オリジナルヒット)♪遙かなる影(Close To You)/The Carpenters
  ※カーペンターズ初の全米ナンバーワン曲(1970年)
   ♪Close To You/ルーマー

 (オリジナルヒット)♪This Guy's in Love With You(ディス・ガイ) /Herb Alpert
  ※トランペット奏者としておなじみのハーブ・アルパートが歌い、1968年・全米1位となった曲。
   男性が歌う時は「ディス・ガイ」、女性が歌う時は「ディス・ガール」。
   ルーマーver.には作者バート・バカラックがボーカル&ピアノで参加
   ♪ディス・ガール(This Girl's In Love With You)/ルーマー

 (オリジナルヒット)♪Walk On By/Dionne Warwick
  ※バート・バカラックが最初に惚れ込んだ女性シンガー:ディオンヌ・ワーウィック。
   もちろんバカラックとハル・デヴィッドの作品で1964年・全米6位を記録。
   ♪ウォーク・オン・バイ(Walk On By)/ルーマー

 (オリジナルヒット)♪世界は愛を求めてる/Jackie DeShannon
  ※1965年・全米7位まで上昇したジャッキー・デシャノンのヒット曲。
   ♪世界は愛を求めてる(What The World Needs Now Is Love)/ルーマー

■気になるあの曲■
今回は★聖羅★さんから“気になるあの曲”宛に届いたAcid Black Cherryの最新カバーアルバム
『Recreation 4』。
「名曲を次の世代に唄い継ぐ」をコンセプトに2008年からリリースされてるカヴァーアルバムの第4段となる今作の注目はなんと言っても・・・
 ♪星空のディスタンス
他、坂崎さんが気になった曲ということで、このアルバムから
 ♪私はピアノ
もピックアップしました。

2017年02月16日〜02月20日放送

『坂崎音楽堂』

「THE MANY FACES OF The BEATLES」特集その2

写真:坂崎幸之助 外はまだ冷えますな? 花粉も飛んでます。。。

坂崎さんから:

ずっとビートルズのオリジナルと思っていた曲が実はカバーだったと知った少年時代(笑)。
ビックリしたものです。
特にTwist and ShoutとMr.Moonlightはビックラこいたなあ。

今回引き続き、ビートルスを色々な角度で取り上げた3枚組CD「THE MANY FACES OF The BEATLES」を特集!

CD-1は「The Early Years」初期のビートルズ、デビュー前のビートルズの楽曲をまとめたもの
CD-2は「The Songs」ビートルズが作った楽曲を他のアーティストがカバーした楽曲をまとめたもの
CD-3は「The Originals」ビートルズがカバーしていた楽曲のオリジナル曲をまとめたもの

今回ピックアップした曲は・・・

CD-1「The Early Years」から
 ♪Love Of The Loved/The Beatles
  ※元々、当時人気だった女性シンガーのシラ・ブラックを、
   ジョージ・マーティンがプロデュースするため曲をジョンとポールに依頼したもの。
   ビートルズの公式ディスコグラフィーには含まれてませんが、
   ビートルズの演奏で収録されています。
 ♪Love Me Do/The Beatles feat.Pete Best
  ※「Love Me Do」のオリジナルバージョンで、
   リンゴが加入する前、ピート・ベストがドラムを叩いてるバージョン。

CD-2「The Songs」から
 ♪I Want To Hold Your Hand/Petula Clark
 ♪I Saw Her Standing There/Little Richard
 ♪Ob-La-Di,Ob-La-Da/Marmalade
 ♪Yesterday/The Sandpipers
 ♪Birthday/Liverpool

CD-3「The Originals」から
 ♪Roll Over Beethoven/Chuck Berry
  ※ビートルズが2ndアルバム『With The Beatles』(63年)でカバーした曲。
 ♪Please Mister Postman/The Marvelettes
  ※同じく『With The Beatles』(63年)でカバーした曲。
 ♪Long Tall Sally/Little Richard
  ※CD-2「The Songs」で「I Saw Her Standing There」をカバーしていたリトル・リチャードの名曲。
   ビートルズは、ツアーでも良くラストナンバーとして披露していました。

2017年02月09日〜02月13日放送

『坂崎音楽堂』

「THE MANY FACES OF The BEATLES」特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

なかなか面白いアルバムですねぇ。
初期(デビュー前)のビートルズやカバーもの、資料としても、貴重な音源も多いし、マニアには、とても うれしい ものですわ。
やっぱりカバーものでもビートルズの方が歌も演奏もパワーがあるねぇ。

今回も「ヒ」で始まるアーティスト、9回目です。
ラインナップは・・・

今回はビートルスを色々な角度で取り上げた3枚組CD「THE MANY FACES OF The BEATLES」を特集!

CD-1は「The Early Years」初期のビートルズ、デビュー前のビートルズの楽曲をまとめたもの
CD-2は「The Songs」ビートルズが作った楽曲を他のアーティストがカバーした楽曲をまとめたもの
CD-3は「The Originals」ビートルズがカバーしていた楽曲のオリジナル曲をまとめたもの

3枚組CDということで今週・来週と2週に渡って特集していきますが
今回ピックアップした曲は・・・

CD-1「The Early Years」から
 ♪My Bonnie/ Tony Sheridan & The Beatles
  ※1961年、ビートルズにとって初のオフィシャル・レコーディング曲。
   1961年4月?7月にかけて行なったハンブルクツアー中、
   当時人気のあったシンガー、トニー・シェリダンのバックでレコーディング。
   ドラムはピート・ベスト。
 ♪Ain't She Sweet/The Beatles
  ※トニー・シェリダンのアルバムで、ビートルズとしてクレジットされた曲。
   オリジナルは「ビー・バップ・ア・ルーラ」(1956)の大ヒットでおなじみのジーン・ヴィンセント。
   リードボーカルはジョン・レノン。

CD-2「The Songs」から
 ♪Get Back/Ike & Tina Turner
 ♪Lady Madonna/Fats Domino
 ♪From Me To You/Del Shannon
 ♪In My Life/John Denver
 ♪Help!/The Brothers Four

CD-3「The Originals」から
 ♪Twist And Shout/The Isley Brothers
  ※ビートルズがデビュー作『Please Please Me』(63年)でカバーした曲。
 ♪Baby It's You/The Shirelles
  ※同じく『Please Please Me』(63年)でカバーしたバカラックナンバー。
 ♪A Taste Of Honey/Lenny Welch
  ※元々、同名の映画の主題歌(インスト曲)。
   最初にボーカル入りでカバーしたのがレニー・ウェルチ。
   レニー・ウェルチ・バージョンをお手本にポールが歌ったそうです。

**********************************************************************
●2017年の坂崎さん直筆の「新年のご挨拶」色紙
 当選者→石川県:JUNJUNさん
●番組オリジナルステッカー
 当選者→兵庫県:かおるくんさん/茨城県:かねるさん/東京都:ゴマさん
 大分県:みなどんさん/高知県:ちえさんさん/長野県:さちこのあねさん
 千葉県:はちさん/愛知県:えみさん/熊本県:うさぎ2号さん
 兵庫県:キイロイトリさん/岡山県:薫月さん/石川県:三毛猫さん
 北海道:綾姐さん/山形県:伊世さん/佐賀県:かめのすけさん
 鹿児島県:23歳のTHEALFEEファンさん/兵庫県:パン職人かよこさん
 静岡県:みさきさん/岡山県:みーさん/青森県:フライングエースさん

2017年02月02日〜2月06日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第132回

写真:坂崎幸之助 遅くなってしまいましたが・・・、三重の“たみー”さんからの写真リクエスト、ピアスのアップです。

坂崎さんから:

]

「ノ」の付くアーティストですが、あかさたなはまやらわ。。。
よっしゃ、ちょうど半分くらいまで来ましたね。
折り返しってところでしょうか。
さて後半戦も一緒に洋楽をお勉強しましょう!!

前回の「ヌ」と「ネ」がコンパクトに収まったので、今回は「ノ」で始まるアーティストに突入!
ラインナップは・・・

『ノー・ダウト(No Doubt)』
★1986年、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで3人組のバンド【アップル・コア】としてスタート。
1992年、今ではソロアーティストとして大活躍している「グウェン・ステファニー」を中心に4人組としてレコードデビュー。
最初は全く売れなかったんですが、1995年レコード会社を移籍、2ndアルバム『トラジック・キングダム』は全米アルバムチャートでナンバーワンを獲得。
全米だけで800万枚を突破する大ヒット!
 ♪ドント・スピーク(Don't Speak)
*アルバム『トラジック・キングダム』からの3rdシングル。
アルバム発表の翌年1996年に全米シングルチャートで見事ナンバーワン。
   全米ラジオのOAチャートでは何と16週間連続の1位を記録しています。
★2009年から、リードボーカルのグウェン・ステファニーはソロ活動をスタート。
グループの【ノー・ダウト】はグウェン・ステファニー抜きで活動を続けているそうです。

『ノーマン・グリーンバウム(Norman Greenbaum)』
★1942年11月20日、アメリカ・マサチューセッツ州モールデン生まれ(現在74歳)のシンガーソングライター。
1969年に発表した、全編イエス・キリストを讃えたシングルは全米チャートこそ3位にとどまったものの、イギリスをはじめ、アイルランド、西ドイツ、カナダ、 オーストラリアでナンバーワンに輝いています。
 ♪スピリット・イン・ザ・スカイ(Spirit In The Sky)
*この曲の売上は全米だけで200万枚を突破。

『ノーランズ(The Norlans)』
★アイルランド生まれのイギリス育ち。元々クラブ歌手だったトミー・ノーランとモリーン夫婦を中心に、2人の間に生まれた “2男6女”全員で、 1972年【ザ・シンギング・ノーランズ】というグループでデビュー。
1974年、両親が抜けて、姉妹5人組の【ノーラン・シスターズ】として再スタート。
1979年、本国イギリスで“I'm in the Mood for Dancing”リリース(全英3位)
1980年、長女の「アン」が結婚のため休業。
その代わりに六女の「コリーン」が加入。グループ名も【ノーランズ】に変更。
この年(1980年)日本では、イギリスで大ヒットした“I'm in the Mood for Dancing”を「ダンシング・シスター」というタイトルで発売。
なんと日本のシングルチャートでも1位を獲得!
 ♪ダンシング・シスター(I'm In The Mood For Dancing)
 ♪恋のハッピー・デート(Gotta Pull Myself Together)
  *「ダンシング・シスター」に続くヒット曲。
  *この曲はもちろんのこと、アルバム(LP)『恋のハッピー・デート』
   そしてカセットも1位となり日本のチャートでは洋楽初の三冠王を記録。
 ♪セクシー・ミュージック(Sexy Music) *1981年リリース。第10回東京音楽祭世界大会でグランプリを獲得。

『ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)』
★1979年 3月30日、アメリカはニューヨーク・マンハッタン生まれ(37歳)。
弾き語りのジャズ歌手 兼 ピアニスト。父親は世界的に有名なシタール奏者「ラヴィ・シャンカール」。
3歳の時、両親の離婚により母親の故郷テキサス州ダラスへ。5歳の時、教会の聖歌隊合唱団に所属。
7歳でピアノのレッスンを始め、ゴスペルや地元のカントリーやソウルミュージックのお気に入りの曲を弾き語り。
大学時代に知り合った音楽仲間と作ったデモテープをきっかけに、2002年、ロバータ・フラック、アレサ・フランクリンなどを手がけた有名なプロデューサー、 アリフ・マーディンを迎え、アルバム『カム・アウェイ・ウイズ・ミー(Come Away With Me) 』でデビュー。
本国アメリカをはじめ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ベルギー、フランス、オランダなどのアルバムチャートでナンバーワンを獲得。
これまで、全世界で4500万枚以上の売上枚数を記録。
 ♪ドント・ノー・ホワイ(Don't Know Why)
  *アルバム『カム・アウェイ・ウイズ・ミー』からの1stシングル。
  *2002年にリリースされ、翌2003年全米30位とチャート的には今一つでしたが、
   2003年・第45回グラミー賞では「最優秀レコード賞(Record of the year)」と
   「最優秀楽曲賞(Song of the year)」を受賞。
  *ちなみにアルバム『カム・アウェイ・ウイズ・ミー』は「最優秀アルバム賞(Album of the year)」を、
   そしてノラ自身も「最優秀新人賞(Best New Artist)」を受賞。
 ♪キャリー・オン(Carry On)
  *昨年秋に発表された新作『デイ・ブレイクス(Day Breaks)』からのシングル曲。
★ノラ・ジョーンズのジャパンツアーが決定しています。
(4/9 仙台、 4/11札幌、 4/13&14&15 東京、 4/17大阪、 4/18福岡、 4/19広島、
 4/21名古屋)

2017年01月26日〜01月30日放送

ゲスト:伊藤銀次さん

写真:坂崎幸之助+伊藤銀次

坂崎さんから:

銀次さん、お久しぶりでした。
一緒にセッションもさせていただきましたが、いや?良かったっス。
銀次さんが当時在籍した「ココナツ・バンク」のニューアルバム(ファーストアルバム?)かなり良いですゾ。 ぜひぜひ!!
大滝さんとのエピソードも、もっと聞かせてほしいですねぇ。

今回のデビュー45周年の伊藤銀次さんをお迎えしました!

≪伊藤銀次さんの簡単なプロフィール≫
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。
プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、 ほどなく解散。
その後一時期"シュガー・ベイブ"に在籍し名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。
1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。
その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。
1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。
2007年からは「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得ている・・・

そんな伊藤銀次さんが45周年PROJECTの第一弾企画として昨年11月に発表したのが・・・
1973年に「はっぴいえんど」の解散コンサートに参加してから30年後の2003年にリリースされた「ココナツ・バンク」の1stアルバムに新曲をプラスして作られた完全コンプリート版 『THE COMPLETE COCONUT BANK』。
豪華ゲスト:佐野元春・杉真理などを迎えフルアルバムとしてリリースされました。

今回スタジオでは、大瀧詠一さんとの出会い等、想い出話から
 ♪ウララカ(大瀧詠一さんのカヴァー)
 ♪12月の雨の日(はっぴいえんどのカヴァー)
2曲をスタジオセッション!

昨年11月30日にリリースされたアルバム『THE COMPLETE COCONUT BANK』からは
 ♪日射病
 ♪愛はちょっと
をご紹介いただきました。

★アルバム『THE COMPLETE COCONUT BANK』発売記念スペシャルライブ
 日時:3月16日(水)
 場所:東京・下北沢“440(four forty)”
 http://440.tokyo

こちらのライブの詳細、その他の情報は伊藤さんのブログ(http://ameblo.jp/ginji-ito)でご確認ください。

2017年01月19日〜01月23日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第131回

写真:坂崎幸之助 ギブソンJ-200 ギターの中ではお尻が一番おっきいです。

坂崎さんから:

「ヌ」の付くアーティスト、一人だけ見つけましたよォ。
ヌーノさん。あのエクストリームのギタリストですね。
いや?他にもいないか探しましたが、僕らの知識ではここまで!!
50音で、一人もいない、ってのもあるのかなぁ。
みんなも探してみてね。

今回のSYDは「ヌ」に突入!そしてアッという間に「ネ」に行きます!

『ヌーノ・ベッテンコート(Nuno Bettencourt)』
★1991年に全米1位を記録した「More Than Words」でお馴染の【エクストリーム(EXTREME)】。
この「エクストリーム」のスーパーギタリストが「ヌーノ・ベッテンコート」。
1966年9月20日、ポルトガルのアゾレス諸島で10人兄弟の末っ子として誕生。
4歳の時に家族でアメリカ・マサチューセッツ州ハドソンに移住。
10歳の頃からギター、ピアノ、ベース、ドラムなどを始め、天才ぶりを発揮。
そしてジャネット・ジャクソンをはじめ、セッションギタリストとして大活躍。
1985年「エクストリーム」に参加、約10年間に渡って活動し、1996年バンドを脱退。
翌年(1997年)初のソロアルバム『スキゾフォニック(Schizophonic)』をリリース。
 ♪グラヴィティ(Gravity)
  *ギターはもちろん、ベース・ドラム・キーボード・ボーカルほとんど1人で演奏。

『ネイキッド・アイズ(Naked Eyes)』
★1981年、イギリス・サマセットのバースで結成された「ピート・バーン」と「ロブ・フィッシャー」からなる男性デュオ。
1983年、当時のニューウェイヴ・ブームに乗ってアルバム『バーニング・ブリッジズ』でデビュー。
その中からシングルヒットしたのが、バート・バカラックの名作のカヴァーでした。
 ♪僕はこんなに(Always Something There To Remind Me)
  *1983年・全米シングルチャートでは8位を記録。
 ♪プロミセス・プロミセス(Promises,Promises)
  *1983年・全米11位まで上昇。
  *バカラックのヒット曲に同名曲がありますが、こちらは彼らのオリジナル曲。

『ネーナ(Nena)』
★ドイツ生まれの「ガブリエレ・ネーナ・ケルナー」を中心に1982年に結成された5人組のロックバンド。
彼らの名前が世界中に轟いたのは1983年、2枚目のシングルとしてリリースされた曲。
 ♪ロックバルーンは99(99 Luftballons)
  *1983年、本国ドイツ、全英ほか、ヨーロッパ各国でNo.1。翌84年、全米で2位まで上昇。
  *日本でも大ヒットし日本公演も行ないましたが、その時「ロックバルーンは99」を4回も歌ったそうです。

『ネリー(Nelly)』
★1974年11月2日、アメリカ・テキサス州オースティン出身のラッパー「ネリー」。
高校時代、ヒップホップの洗礼を受け「歌うようにラップする」という独特のスタイルで1999年にデビュー。
次々にヒットを放ちデビューアルバム『カントリー・グラマー』は全世界で1000万枚以上のセールスを記録。
そして2002年に発表した2ndアルバム『ネリーヴィル』も大ヒット。
中でもシングルカットされた「ジレンマ」は、この年最大のヒットシングルとなっています。
 ♪ジレンマ(Dilemma) feat.ケリー・ローランド
  *「デスティニーズ・チャイルド」のケリー・ローランドがゲスト参加。
  *2002年、10週連続の全米ナンバーワンを記録。

『ネルソン(Nelson)』
★往年の洋楽ファンにはおなじみ、テレビや映画でも大活躍した「リッキー・ネルソン」の双子の息子、「ガナー」と「マシュー」による兄弟デュオ。
1967年9月20日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ(現在49歳)
1985年、偉大なる父親リッキー・ネルソンが飛行機事故でこの世を去ったことをキッカケにメジャーデビューへの本格的な音楽活動をスタート。
それから5年後の1990年、シングル「ラヴ・アンド・アフェクション」を発表。
当時の流行だった“キャッチーでメロディアスなハードロック”と“新人とは思えない抜群の歌唱力と演奏”
そして“国民的アイドルだったリッキー・ネルソンの双子の息子”“ハンサム”と何拍子も揃った『ネルソン』のデビュー曲は堂々の全米ナンバーワンとなりました。
 ♪ラヴ・アンド・アフェクション(Love And Affection)
  *この曲を含むデビューアルバム『アフター・ザ・レイン』は全米だけで300万枚のセールスを記録。
 ♪アフター・ザ・レイン(After The Rain)
  *同じくデビューアルバム『アフター・ザ・レイン』からのシングル曲。
  *1991年・全米シングルチャート6位まで上昇。
★その後「ネルソン」は本来やりたかったハードでヘヴィ、メッセージ色強いダークな内容の2ndアルバムを制作。
しかしレコード会社からイメージが違い過ぎると作り直しの指示を受け、1995年、アコースティックでカントリー色の強い2ndアルバム『Because They Can』をリリース。
残念ながら5年という年月で、レコード業界も変わり、多くのファンも離れてしまい、ヒットとはなりませんでした。

2017年01月12日〜1月16日放送

ゲスト:シンガーソングライターAnlyさん

写真:坂崎幸之助+Anly

坂崎さんから:

ギターも歌もスゴイ10代女子!!
まだ20才前とな。
しかもウチの桜井と誕生日が同じとな。
お父さまが桜井と同い年とな。
色々と縁がありますね。
しかし、音楽のことを良く知ってるし、今後が楽しみです。
また、どこかで演りましょう!!

今回は≪KANAE≫さんからの“あの名曲「STAIRWAY TO HEAVEN」をアコギでカヴァーしている女子がいる!”というメールをキッカケに19歳 (今月20日で20歳)のシンガーソングライター:Anlyさんをスタジオにお迎えしました。

≪Anlyさんのプロフィール≫
1997年1月20日、沖縄県・伊江島生まれ。
子供の頃から音楽好きのお父さんの影響でブルースやロックのCDを聴きギターをオモチャ代わりに過ごす。
伊江島(沖縄本島からフェリーで約30分)には高校がないため沖縄市内に転居。
高2の頃に沖縄のライヴハウスに出演し本格的な音楽活動をスタート。
その後、シンガーソングライターmiwaさんのアコギ1本で廻る全国ツアーで募集した沖縄公演でのフロントアクトに抜擢され、その類まれなるライヴパフォーマンスで注目を浴び、 その後、ライヴハウスでの活動で音楽関係者に絶賛され高校を卒業した2015年にデビュー。

今月(1月)18日に4枚目のシングル「カラノココロ」をリリース。
「カラノココロ」はアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」オープニングテーマ、カップリング曲の「だから」は映画「新宿スワンU」劇中歌。
ちなみに、新宿スワンUにはAnlyさんも出演しているさそうです。

そして今月(1月)20日(金)『Anly 20th Happy Birthday Live』が東京・渋谷eggmanで開催されます。

番組内でOAした曲は
 ♪太陽に笑え(2015年11月リリース、Anlyさんの1stSinlge)
 ♪カラノココロ(1月18日リリースの新曲)

そして、Anlyさん×坂崎さんによるスタジオセッションでは
 ♪STAIRWAY TO HEAVEN(2016年6月リリースの3rdSingle「EMERGENCY」のカップリングとしても収録)
  ※Led Zeppelinのカヴァー
 ♪Take It Easy
  ※Eaglesのカヴァー

AnlyさんのOfficialWebsite:http://www.anly-singer.com
→MusicVideoもご覧になれます。
AnlyさんのOfficial blog:http://ameblo.jp/anly-music

★3月12日(日)@文京シビックホール(東京)で開催される『Dear BEATLES 2017』にもゲスト出演されます!
こちらもご期待ください!

2017年01月05日〜01月09日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その2

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

演奏スタイルも楽器も国も違えど、ビートルズ愛は、世界中どこでも一緒。
色々な形でビートルズを表現するのは、演る方も聞く側も楽しいモノです。
でも、やっぱりオリジナルが一番!!
それを言っちゃあオシマイよ(笑)。
今年もディアービートルズあるますよ。
3月12日(日)ぜひぜひ!!

この時期恒例のビートルズ・スペシャル(その2)!
毎回、色々なビートルズのカヴァー曲を集めてご紹介していますが、今回は“演奏スタイルにこだわったビートルズカバー特集”。

まずは・・・
ビートルズを“ハワイアン”でカバーした全編インストのアルバム「ビーチ・バムズ(Beach Bums)」の『ビートルズ・ハワンアン・トリビュート』から。
 ♪Eight Days A Week
 ♪Get Back

続いてはイタリアの女性1人(リードシンガー)+男性4人からなる5人組レトロ・スウィング・バンド 「シュガー・パイ&ザ・キャンディメン(Sugarpie and the Candy Men)」の『レット・イット・スウィング』から。
 ♪Come Together
 ♪Something/Let It Be
 ♪Drive My Car

続いては“スパニッシュ”「The Harmony Group」の『The Beatles On Spanish Guitar 』から “A Hard Day's Night”“Day Tripper”“Get Back”“Help”“Eight Days A Week”“Come Together”“I Feel Fine”というメドレー曲。
 ♪Beatle's On Spanish Guitar Medley

そして最後は、モンテネグロ出身のクラシックギター奏者:ミロシュ(Milos)。
全曲、ロンドンの≪アビー・ロード・スタジオ≫で録音したというアルバム『ブラックバード?ザ・ビートルズ・アルバム』から。
 ♪Blackbird
 ♪Lucy in the Sky with Diamonds/Milos feat.Anoushka Shankar
  *ラヴィ・シャンカールの娘、ノラ・ジョーンズとは異母姉妹の妹
   アヌーシュカ・シャンカールをゲストに迎えた曲
 ♪Let It Be/Milos feat.Gregory Poter
  *2014年グラミー賞「最優秀ジャズボーカルアルバム賞」を受賞した
   グレゴリー・ポーターをボーカルに迎えた曲

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