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7月1日(月)のデリフラは・・・

「リニアモーターカー」をテーマにお送りしました!
「時速500キロで走る。」とか、「東京と大阪を1時間で結ぶ。」とか、
既に色んな話がありますので、ご存じの方もいると思います。

リニアモーターカーとは、その名の通り、リニアモーターを動力とする
鉄道などの車両のことで、高速で走る「夢の鉄道」などと言われているのは、
磁力=つまり磁石のプラスとマイナスの、反発・吸引力を利用して、
浮き上がって走行する、磁気浮上式リニアのことを言っています。
超電導リニアとも言われます。

この開発がはじまったのは、1962年頃ですから、約50年前。
1962年と言えば、東海道新幹線が開業したのが1964年ですから、
新幹線が走り出す前には、既に開発が始まっていたんですね。
しかし、当時は、新幹線もまだ走っていない中で、しかも、これからは飛行機の
時代と言われる中、鉄道で、時速500キロで走るなどと言うのは、
現実的では無いと、否定的な意見が多かったようです。
その後、1970年の大阪万博では、リニアモーターカーの模型が展示され注目を集めます。

1977年には、宮崎県に、浮上式鉄道実験センターが開設され、2年後には
早くも、実験車両が、当時の鉄道の世界最高速度である517km/hを、
無人走行で記録しました。
さらに8年後の1987年には、人を乗せて時速400キロを超えるスピードを
記録。やっと、有人高速走行の目途がつきました。

その後も研究開発は地道に進められ、1999年には、有人での当時の鉄道における
世界最高速度となる552km/hを記録。
さらにはすれ違い走行などの、より現実に即した実験も繰り返され、速度とともに
安全性の確認も進められていき、2005年には、国からも、お墨付きをもらいます。

そこで、気になるのが、「ではいったい本当に実用になるのはいつでしょうか?」
ということですね。

JR東海によりますと、東京の品川駅近くを起点に、山梨県の甲府から
南アルプスを通り、名古屋市を経て大阪市に至るルートが計画されています。
まずは2027年、品川から名古屋を開通させ、2045年までに新大阪付近までの全線が
開業する予定です。
ちなみに工事や、車両の建造費なども含めて、費用は、約9兆300億円と
想定されています。東京から大阪までが67分と、わずか1時間でつながるのは、
まさに夢の超特急ですよね。
しかし、その時は、今の新幹線はどうするんでしょうかね?
新幹線も、もっと早くなっているような気もしますが・・・。
その時、どっちに乗るのかは、あなた次第ですね!

本日の大橋画伯

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♪本日のオンエア楽曲♪
M. 「WAIKIKI」 by THE DUKES OF SURF
M. 「リニアモーターガール」 by Perfume
M. 「Separate Ways」 by Jerney