今日は富士山も登録間近！ということで『世界遺産』
と題して、世界遺産の情報をご紹介しました。
　
そもそも世界遺産とは何か！

国連教育科学文化機関（ユネスコ）が
世界遺産条約（世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約）に基づいて
「顕著な普遍的価値を有するもの」を選び、登録されたリスト。
このリストに登録された文化財や自然環境を世界遺産といいます。
　
地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきた
かけがえのない宝物であり、現在を生きる世界中の人々が過去から引き継ぎ、
未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産である！とユネスコ

世界遺産条約は１９７２年に採択されたのですが、
この条約は、当時、エジプトのアスワンハイダムの建設によって
ナイル川流域にあったアブシンベル神殿で有名なヌビア遺跡
が水没してしまうという状況から救うために行ったキャンペーンがきっかけ
となり、歴史的な遺産は国を越えて国際的な組織で守ろうじゃないか
という機運が高まった事により出来ました。
結局、国際的な援助によって、アブシンベル神殿は移築されました。

現在では、条約締約国は１８９カ国にも及び全部で９６２件が登録されています。
世界遺産には、文化遺産、自然遺産、複合遺産の３種類あって基本的に有形の不動産が対象
文化遺産は、顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観などで、これが７４５件と最多
自然遺産は、顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地などで、これが１８８件、
複合遺産は、文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもので、２９件
　
富士山は、当初自然遺産のジャンルでの登録を目指していたのですが、自然遺産としての評価基準を満たしていなかった為、いったんは断念した経緯があります。
自然の姿のままで残っていない（観光地化している）、ゴミ問題などが理由。　

ということで、今回富士山が登録される見通しになったのは、文化遺産として。
景観などだけではなく、日本人の心の拠り所として、
神秘的な山としての存在全てを含めた形　が認められたという事なんです。
　　
正式には６月に入ってからの世界遺産委員会で決定されるそうですが、事前に候補に勧告された対象は、過去全て認定されているという事で富士山の地元では、登録までのカウントダウンなどが始まっているようです。

　　
♩MUSIC LIST♩
M1:僕はきっと旅に出る　　/ スピッツ
M2:FUNK FUJIYAMA / 米米クラブ
M3:Heal The World / Michael Jackson