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5月20日(月)のデリフラは・・・

絶好の観光シーズンということで、「観光列車で行こう!」をテーマに、
全国にある観光列車をご紹介しました。

例えば、先日の「伊勢神宮の式年遷宮」の時にご紹介した、
近鉄のリゾート豪華特急「しまかぜ」。今年の3月にデビューし、大阪、名古屋と伊勢志摩を
つないでいます。
先頭車両は、大きなガラスを前面に配した、見晴らしの良い車両になっており、
フロントビューの景色を贅沢に楽しめます。
また、シートが1列に3席しかありませんし、通常の特急列車のシート間隔が、
およそ100㎝前後なのに対し、しまかぜは、125cmと 広く、本革シートですので、
仮に荷物があっても、ゆったり座れると思いますよ。

また、JR九州が、今年の秋から運行する寝台列車が、クルーズ・トレイン
「ななつ星・イン九州」です。
この列車は、九州をクルーズする豪華寝台列車で、乗客は博多駅の
乗客専用ラウンジからスタートします。
1泊2日で九州北西部を回るコースと、3泊4日で九州全域を回る、2コースがあり、
7両編成の車両は、全席個室のスイートルームで、もちろんシャワー 付き。
さらに、食事を楽しむためのダイニング・カーや、ピアノを聴きながら、 お茶やお酒、
そして景色を楽しむための、ラウンジ・カーも編成されています。

九州と言えば、もう1つご紹介したいのが、熊本の八代駅と、鹿児島の川内駅を、
およそ3時間で結ぶ、肥薩線「おれんじ食堂」です。 
えぇ!? 食堂? 列車じゃないの?と言う方もいるかもしれませんが、
ダイニング・カーとリビング・カーの2両で編成された、立派な観光列車です。
食堂と名の付く通り、事前に食事つきを予約すると、沿線の新鮮や食材を
使った料理が楽しめ、さらに車内キッチンから暖かいご飯やスープ、地元で
採れた果物を使ったスイーツなども出てきます。
さらに、窓から見える観光スポットや、沿線の見所を、車内アナウンスで
紹介してもらえるので、食事に夢中になりすぎて、景色を見過ごした!?
ということもありません。

また、日本で現在、走っている列車の中で、もっとも長いルートなのは、
大阪から札幌を22時間で結ぶ、寝台列車「トワイライト・エクスプレス」です。
寝台は全室が個室で、「走る豪華ホテル」とも、「日本のオリエントエクスプレス」とも
呼ばれています。
なかなかチケットが手に入りづらいほどの人気のこの寝台列車ですが、
「もっと手軽にそのゴージャスさを味わおう」ということで、 7月から期間限定で
「ランチクルーズ」が運行されます。運行日が限られますが、興味のある方は
是非、チェックしてみてください。

それ以外にも、「夜景を楽しむ」という珍しいコンセプトの、「ナイトビュー姥捨」や、2017年度から
JR西日本が運行を目指している、 世界遺産を回る、豪華観光寝台列車などをご紹介しました。
円安で海外旅行が少し割高な感じがありますが、その分、今年の夏は、
観光列車での国内旅行もいいかもしれませんね!

大橋画伯の作品


♪本日のオンエア楽曲♪
M. 「Over Drive」 by GARNET CROW
M. 「田舎へ行こう! Going Up The Country」 by 忌野清志郎