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2月17日(水)のデリフラは・・・?

バンクーバー・オリンピックが盛り上がりを見せる中、今日は日本の史上最強の布陣といわれ、メダルが大いに期待されている「フィギュアスケート」に注目しました。
 
トリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんが、講談社から「フィギュアスケートを100倍楽しく見る方法」という本と出版されています。
この本の中で荒川さんは、「フィギュアスケートは、たとえルールを知らなくても楽しめる」と書いてらっしゃいますが、同時に「ほかのスポーツと違って、勝ち負けがわかりにくいこのスポーツの、採点の方式などを知ることで、もっとフィギュアを楽しんでいただけたら」とあります。
 
まずはフィギュアスケートの基本的なルールをご紹介します。
男女シングルは、それぞれショートプログラムとフリースケーティングの2回演技を行います。ショートは、2分50秒以内、フリーは、男子が4分半、女子は4分前後と、範囲が決められています。
そして、それぞれのプログラムに組み込める技の数は、男女ともショートには、「ステップからのジャンプ」や「スピン」など8つの要素を、またフリーには、男子が13の要素、女子が12要素を組みこまねばなりません。つまり自分の得意技だけを披露して点数を稼ぐことは出来ないのです。
  
順位は、このショートとフリ-の技術点と演技点を合計し、そこから転倒などの減点を引いた総得点「トータル・セグメント・スコア」によって決められます。
  
技術点は、ジャンプやステップ、スピンなど、全ての技に数値化した基準点があり、それをもとに評価されます。
たとえば、トリプルフリップは5.5点、トリプルルッソは6点など、ひとつひとつの技に対して基準点が決められているんですね。
 
演技点は、スケーティングの質を問う、「スケートのスキル」、「技と技の間のつなぎやフットワーク」、「演技力」「振付の構成」「音楽の表現」、この5つの観点から評価されます。
  
ちなみにトータル・エレメンツ・スコアが同点の場合は、フリーの得点が高い方が上位に、またショートとフリ-、ともに同点の場合は、演技点が高い方が上位となります。
  
続いてフィギュアスケートの見せ場となる、主な技についてもご紹介しましょう。
フィギュアスケートの一番の見どころと言える「ジャンプ」は、全部で6種類。
難しい順番に言うと、「アクセル」→「ルッツ」→「フリップ」→「ループ」→「サルコウ」→「トウループ」となります。
また、フィギュアスケートの中でも、華麗でしなやかなで美しい「スピン」の基礎点数は、複雑な要素を組み合わせた難易度によって、レベル1から4に分かれます。
さらに、ダンスのように細かいターンなどを入れて、エッジの様々な場所に体重を乗せ換えながら氷上を滑って行く「ステップ」、そして、片足を腰より高い位置にあげて、もう片方のエッジで滑る「スパイラル」も、フィギュアにはなくてならない技です。 
その他、「ジャンプ」や「スピン」の前に入れたり、つなぎに使ったりすることで、評価につながる技もあります。
  
知っているようで意外と知らないフィギュアスケートのルールと技を理解し、技の細かい見分け方が出来れば、フィギュアスケートが100倍楽めることでしょう!
   
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M1:SOLDIER OF LOVE/SADE  
M2:ライムライト~エターナリー/アルバム『MY FIGURE SKATE ALBUM 2010』
M3:YOU RAISE ME UP/JOSH GROBAN