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井門的ロック名盤紹介-その四-

ついに佳境に入ってきた【井門的ロック名盤紹介】!!!
皆様ハンカチの用意はいかがでしょうか?マカのご用意は大丈夫ですか?
【笑い】と【涙】、【喜び】と【悲しみ】、そこに【怒り】を一つまみ振りかけていただくと、
あら不思議!!日常のあらゆる出来事は途端ロックになるのです。

例えばお茶碗いっぱいの炊きたてピカピカ御飯に、
アナタの大好きなふりかけがあるとしましょう。
最強の組み合わせを前に、喜びゲージはMAX。
さぁ!!いざゆかん白米山へ!!とふりかけをフリフリするものの…はらり…。
憐れ春先の残雪の如く、細かく刻まれた刻み海苔が頂きをわずか彩るのみ。
ああ無情…。銀の食器はやっぱり盗るのね、ジャンバルジャン…。

途端に悲しみゲージMAXになったのもつかの間、新たに降臨したのは怒りの感情。
手にしたふりかけ容器を握りしめる腕には、青筋がピキピキ。
眉間にギュッと皺を寄せたら、1分間に3万回転の上下運動で容器を…フリフリフリフリフリッ!!!!!
もう出てくるわけなんて無いのだけれど、額に汗をうっすら浮かべフリフリしているあなたは、
周りから見ると相当ロックしているはずdeath!!!
というわけで音楽だけぢゃなく、この特設BLOGをきっかけにして、
是非日常の中にロックを取り入れていただきたいっ!
例えばロックTを着るだけでも随分変わりますから!
照れてないで、さぁ、皆さんもGUNSのTシャツに袖を通しましょう(笑)


本日の1枚は…GUNSでは無いのですが…こちらです!


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はい…、この人に憧れてフライングVを買いました…(笑)
スラッシュのお友達という意味では…GUNSともそんなに遠くない…かな。
Lenny Kravitz93'リリースの3rdアルバム『自由への疾走』です!!
まず何と言ってもこの人の声が好き。
デビュー当初は「ジョン・レノンの魂と、スティービー・ワンダーの声を持つ」と言われたレニクラ。
僕が最初にレニクラと出会ったのは車のTVCMでした。
このアルバムの2曲目【Believe】が画面から飛び込んで来た瞬間に、もう夢中。
当時はインターネットもなくて、僅かに画面下にテロップで出たレニクラの名前をメモメモし、
すぐにCDショップに走った井門少年(まさに【自由への疾走】なわけで…)。
当時HRにどっぷりだった僕が、初めて憑りつかれた様に聴いたのがこのアルバムでした。
それまで聴いた事の無いジャンルの音楽に、しばらくは毎日ドキドキしてたなぁ。

この頃聴いていた音楽は、ギターの音も様々なエフェクターを使用して加工したものや、
物凄くテンポが速くヴォーカルはハイトーンで…みたいなものばかり。
そんな僕に『シンプルな格好良さ』を教えてくれたのがレニクラでした。
全11曲の緩急のついた曲の配置はまさに絶妙と言うほかありません。
僕がちょうどレニクラにハマっていた頃、愛読していた【週刊少年ジャンプ】の巻末、
それぞれの漫画家の先生が一言コメントをする欄があったのですが(今もあるのかな)、
【ジョジョの奇妙な冒険】の荒木飛呂彦先生が何と『自由への疾走』の事を書いてる!
もううろ覚えなんですが、確か『捨て曲一切なし!!』みたいな事が書かれてあって、
井門少年は物凄く嬉しかった記憶があります(ジョジョ好きなので…)。

シンプルである事の美しさ。
【Are You Gonna Go My Way】は全篇通して、それを教えてくれている気がします。


さて、続いては「ようやくきたぞ!!」のBANDですっ!!!!


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フレディを超えるVocalistはもう出てこないんぢゃないだろうか…??
そう、我らが女王陛下QUEENの登場でございます。
QUEENには本当に様々な名盤があり、色んな人に何を選ぶか聞いてみたんですが、
彼等ほど人によって選ぶアルバムが違うBANDもなかったんぢゃなかろうか…(苦笑)
僕も物凄く悩みましたが、結局選んだのは『The News of The World』

このアルバム(邦題:【世界に捧ぐ】)は彼らの77'リリースの6thアルバム。
それを考えると僕と同い年のアルバムになるわけですね~。おっ、これで理由付けが出来た(笑)
実は僕がQUEENのアルバムで一番最初に手に入れたのは、81'の【グレイテスト・ヒッツ】。
この中に収められている曲からアルバムを辿っていったので、
『世界に捧ぐ』は僕のQUEEN歴で言うと3番目に出会ったアルバムなんです。
ただしこのアルバムには皆さん御存知の【We Will Rock You】や、
お馴染みの【We Are The Champions】が収録されている。
そういう意味でも、QUEEN初心者には是非手に取って欲しいアルバムなんです。

QUEENのVo:フレディ・マーキュリーが亡くなった当時、僕はまだ中2でした。
ベストは持っていたけど、まだまだQUEENの魅力が分かってなくて…。
実は初めてQUEENの凄さを実感したのはフレディ不在のQUEENを観た時だったんです。

92'ロンドンのウェンブリースタジアムで行われた【フレディ・マーキュリー追悼コンサート】。

高校生になって友人に借りたVideoで観た時、
一人の人間の死をこれだけのアーティストが悼む事が驚きでした。
そしてフレディの不在という状況が、彼の存在感を圧倒的に表していたように思えたんです。
デヴィッド・ボウイと、アニー・レノックスの【Under Pressure】の格好良さ、
ジョージ・マイケルがゴスペルのコーラス隊を従えて歌う【愛にすべてを】の素晴らしさ…。
全てに圧倒されて、学校に行くのもそっちのけで1日中観てました。
こうして僕のQUEENへの愛は(笑)、フレディ不在で始まったわけです。

DAVID BOWIEに続き、好きなアーティスト5本の指に入るQUEEN。
まだQUEEN体験をしていない方はどのアルバムを聴いてみても、
きっとそれが衝撃となるはずです(た・多分…)。