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創刊0号
  結果、善戦に終わるも、亀井静香・衆議院議員、FM放送でいちはやく総裁選出馬宣言をした。「亀井静香の顔を見ろ!私はやります!」と。「もっと総理が大臣を使わなきゃだめ、大臣は役人を使い、役人は大臣を使わなくては、小泉政権の悪いところは、役人を敵にし、党を敵にし、改革! 改革! と言って物書きや経済人に丸投げしているだけ……」と痛烈批判した。この自論は今でも変わるまい。批判の後は一転して柔和な表情で「ケンカは強かったね。合気道は一生懸命やったよ、勉強はダメだったね! ほらっ、今もメモするペンでさえ持ってない」と上着の左右内ポケットを覗かせながら笑う。故郷の想い出から人相論まで喋りまくり、押しかけていた番記者たちも「日頃の亀井議員とは、まったくちがう素顔の議員に驚きました」と異口同音。TVとは異質のラジオならではの本音トーク真髄発揮か。収録当日のこと、1時間の予定が30分間しかとれないと直前に連絡あったのは、今、最も多忙な政治家、分刻みで東奔西走しているのは内閣官房副長官の安倍晋三(現・自由民主党幹事長)。「ものごころついた頃から、なんとなく政治家になると決めていましたね」「疲れたときはキース・ジャレットを聴き、ごくたまのリフレッシュは映画ですかね、でもこの前、映画館に行ったら何やら警備万全、おやと思ったら(映画は『ギャング・オブ・ニューヨーク』)、なんと小泉総理も来てたんです、普段いつも一緒なのに、何もここまで一緒することはないのですがねえ、でも、これはほんと偶然!」と大笑。「国内外の会議でコーヒーがよくでますが、実は、私、これが苦手なんですよ、腹の調子が悪くなるんです」と国際人にしては意外な側面をご披露してくださった。ちなみに安倍晋三の晋は、郷土の歴史上の雄、高杉晋作からとの由。
安倍晋三 × 近藤サト
近藤 「政治一家ですよね? 実父の安倍晋太郎、祖父の岸信介元総理と」
安倍 「子供心に祖父が総理大臣であったことは自慢だったんですが、当時は(日米安全保障条約をめぐって反対運動が起こるなど)あまり評判のいい政治家ではなかったですし、歴史の時間に『お前のおじいさんは戦犯だったんじゃないか』と友達に言われたりしたこともありましたしね」
近藤 「世襲議員と言われることに何か?」
安倍 「政治は結果責任です! 大切なのは父が誰々とかではなくて結果だと思ってます」
近藤 「最近、言動が岸信介に似てきたのでは? そういう声もありますが」
安倍 「私の主張が、祖父の路線なもんですからそう言われる事がありますが、私のほうが国民とのコミュニケーションはきっと上手ですね」TOP
 
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亀井静香 安倍晋三
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