本日は「お雑煮」について
和文化研究家で総合情報サイトAll About「暮らしの歳時記」ガイド、
三浦康子さんにお話を伺いました。
お雑煮のルーツは
・ルーツは、室町時代の武家社会の宴会の前菜として出された煮物。
飲酒の前に内蔵を保護する役割があったことから、「保臓(ほうぞう)」と
呼ばれていたが、江戸時代にお餅を入れて雑多なものを煮込む「雑煮」となり、
地域や家によって特色がでるようになった。
ということです。
また関東風と関西風があるということなんですが、それは
・土地の権力者が京都・江戸どちらの影響を受けているかが反映されている。
全国的にすまし汁が多いのは、参勤交代で地方に江戸文化が伝わったから。
・そこに特産物や独自の文化が融合して、郷土色豊かなお雑煮となった。
香川などでは稀少な砂糖をせめて正月に食べたいのであんころ餅を入れている。
・こうした地域性に家族の出身地や好みが加わり、我が家のお雑煮に変わっていった。
ということでした。
あなたの家はどんなお雑煮ですか?