気象用語講座。森田正光と井坂綾が一般の人に耳馴染みなものから、まったく聞いたこともないようなものまで気象用語をあらためてご紹介、説明していきます!これを聴いたら、天気予報、気象情報が更に詳しく理解できます!
2011.9.18
<お天気言葉> 土砂災害警戒情報
大雨などが降っている地域で発表されているのを耳にしたこともあるかと思います。

☆土砂災害警戒情報って?
→大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時、市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。

☆これが発表されると土砂災害の可能性が高いの?
→はい、そうです。降った雨の量から予測できる土砂災害の内、避難勧告などの災害応急対応が必要な土石流や集中的に発生する急傾斜地の崩壊を対象としています。
→ただ、土砂災害は斜面それぞれの地質や植生、地下水の状況などが大きく影響してくるので、土砂災害警戒情報が発表されていなくても、危険を感じたら早めに避難を。土砂災害は過去に起こった場所で再び起こりやすい。

☆土砂災害警戒情報が発表されているかを知るには?
→PCはもちろん、携帯電話でもスマートフォンなどPC版のホームページが見られる携帯電話であれば、気象庁のホームページでチェック。
→有料の可能性もありますが、民間気象会社のサービスなど。

*被害を最小限に抑えるには、迅速な情報伝達と早めの避難が大切です。防災意識を高めると被害も抑えられます。