JFN38局では、新潟県中越地震被災地に「パパラビジョン」と「パパラジーコム」を設置、被災地の地域情報伝達にご利用頂きました。
  <<戻る
 
 全国FM放送協議会(JFN)加盟38局では、新潟県中越地震の被害により避難生活を送る方々に、ニュースのほか、被災地向け各種情報をお伝えすべく、“電光掲示板”「パパラビジョン」及び、「パパラジーコム」受信機端末を被災地へ搬入し、避難所に設置しています。端末ごとに、避難所別のエリア情報を個別に表示することができるため、きめ細かな情報提供が可能となっています。
 限られた情報しか入らず不便な生活を強いられている方々に、少しでも多くの有益な情報をお伝えするため、JFN各局が協力して実現したものです。
 情報はFM-NIIGATAおよび、臨時災害FM局「ながおかさいがいFM」のFM多重放送を利用して送信されました。
避難所に設置された「パパラビジョン」
各地区の防災センター長や避難者の皆様からは、
エリアごとに細分化された情報(ライフライン情報等)や、いつ、どこでお風呂に入れるかといった自分たちに直接関わりがある情報は大変ありがたい。
最初は張り紙等で対応していたが、見ない人もおり連絡も行き届かなかったので、情報が大きな表示で出てくるこういった端末を待っていた。
大きな文字、静止文字で表示する「パパラビジョン」はお年寄りに大変優しいメディア。
もっと早く設置して欲しかった。 
などのお言葉を頂いております。
設置場所
 長岡市市役所、長岡農業高等学校、小千谷市総合体育館、小千谷小学校、十日町公民館、川口町災害対策本部他32ヶ所。
被災地にお届けしているコンテンツ
 「見えるラジオ」で放送中の通常ニュースのほか、FM-NIIGATAから独自の被災地向け情報として、対策本部からのライフラインの復帰情報、交通情報等、避難生活を送る方々が必要とする細かな地域情報や、独自取材による情報を表示しています。
パパラビジョンとは
 「見えるラジオ」(FM多重波を利用したデータ放送)の放送内容を表示する大型の電光掲示板で、ニュース、為替情報、エンターテインメント情報、スポーツ情報などの文字多重放送の表示が可能。端末ごとに独自の地域情報やメッセージなどを表示することも可能。
 大型受信機端末であるため、大きな文字を表示できる。離れた所からでも、お年寄りでも見易い。避難所のような300人程度の大人数が集まる場所に適している。
パパラジーコムとは
 「見えるラジオ」の放送内容を表示する小型(ビデオデッキ大)のFM多重波放送受信端末。特定の端末だけに向けた情報を表示することも可能。小型であるため、比較的狭い場所、事務所、家庭などに適している。
《特徴》
(1) 一般的なニュースだけではなく、地域別、避難所別の詳細情報を端末ごとに独自に表示させることが可能。
(2) 音が出ない“目で見るニュース”であるため、静かに休みたい方々にとって騒音となる心配がなく、深夜でも情報を伝え続けることができる。
(3) 情報が更新されるまで繰り返し表示される為、情報を確実に見ることができる。
TOPへ戻る
(C) JAPAN FM NETWORK 2004. ALL RIGHT RESERVED.