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VOLUME 01

小沢一郎の愛人? 室井佑月×花田紀凱

 
離婚後、子供を引き取って、働くママとしても話題を呼んでいる作家の室井佑月。現在はテレビのコメンテーターとしても活躍し、歯に衣着せぬトークが定評。二人は花田紀凱が『週刊文春』編集長時代からの付き合い。

花田 「室井さんといえば働くママですが」
室井 「働くママって胸張って言えないんですよ。子育てはやっているけど家事は一切やっていないので。働くママとして立派にやってらっしゃる、そう言われるとズキンと胸が痛む。ちがうのに〜と思って……。子育てにしても、息子はたまたま今、一緒にいられるだけで、そのうち男になったら私を捨てるでしょう。だから、たまたま一緒にいられる楽しい時間だと思っているから、楽しく過ごせればいいやくらいにしか考えてないんですよね」
2003年の政局を振り返りながら―
花田 「セックス・アピールのある政治家は?」
室井 「そう聞かれると難しいですよね。結婚しても地方で専業主婦するならこの人とか、東京で暮らすならこの人とか、今の私ならこの人とか、愛人ならこの人とかあるじゃないですか」
花田 「愛人になるとしたら?」
室井 「小沢一郎。説明いらなさそうだもの。太っ腹な感じがするんですよ。昔の政治家っぽいような。私が一目置かれるような気がします」
花田 「小沢さんの愛人なら許せそうな気がするな」
室井 「それと、もし田舎で普通の専業主婦として暮らすとしたら志井さん、共産党の。志井さんちの団地がテレビで映っていて、奥さんが普通の人だったんですよ。こういう暮しっていいかなあって思って。理想ばかり言ってるんですよ、旦那は。その理想が実現できなくて、ただ文に書いてあるようなことばかり言っていても、その理想を持っている人を尊敬しながらついていくって、いいじゃないですか。そんなにお金を持ってなさそうだから、おおっぴらに浮気されそうにないし、幸せになれそう。ドン小西が新聞で書いてましたよ、吊るしの背広を買っているのは志井さんだけだって」
女性政治家、特に田中真紀子さんに触れて一言―
室井 「田中真紀子さんはいろいろと非難もされているけど、あの人が出てきたことで私は国会答弁とかを見るようになったんですよ。面白くて。だから、いたほうがいいか、いないほうがいいかというと、いたほうがいいと思う。外務省の悪いところも最初に指摘したのも田中真紀子さんだし。応援する気はないんだけど、田中真紀子の悪口とかの記事を読んでいると、自分が言われたような気がしちゃう。すごいわがままとか、感情でものを言うとか、よく私が言われていることだから。だから、ついかばっちゃうんですよね。女の政治家って、叩かれるときにすごく言われやすいと思う。女の欠点をすごいむきだしにした人だと思うのね、田中さんは」
不可解な事件や犯罪が増えた2003年を振り返って―
室井 「最近すごく思うのは、距離感を計れない人間が増えてるなと思うのね。すごく慇懃だったりとか、最初から避けてたりとか。普通、付き合い方によって距離感を自分で判断して決めていくものだけど、その距離感が計れない人たちがいて、それでトラブルを起こす人が多いと思う。いい歳こいた私くらいの人にも多い」
花田 「編集者って、人間関係だけが財産っていわれているくらいだけど、その編集者になろうという若い人にも、そういう人が多い。困ったもんだよね」
室井 「連載を一緒にやってきて、長いあいだ一緒にいるのに、ずっと敬語使われてもびっくりしてしまう。まして同じくらいの歳の人だと。かといって、大卒くらいでいきなり”室井ちゃん“と初対面で言われてもびっくりしちゃう。でも、もうそんなことを気にしてたらやっていけない。20代の子は、これから学ぶ時期だから変わっていくだろうけど、私くらいの年代の人だったら、おしまいじゃない。でも、私の親戚とかじゃないし、私の男というわけでもないし、友達というわけでもないし、私は教えないよね。誰かに教わるんじゃないかなと思いますけど」
花田 「ワイドショーのコメンテーターの目から見て不思議なことは?」
室井 「アナウンサーの女の子たちが芸能人やスポーツ選手とすぐに結婚して辞めちゃうのがすごく不思議でたまらない。だってさ、顔がきれいで、頭がよくて、すごく優秀なわけじゃないの、女性としてさ。なぜ、そんなにすぐ結婚して辞められるんだろう。せっかくすごい倍率でテレビ局とかに入っているんでしょう。私はもったいないと思う。結婚しても辞めなきゃいいと思うんだよね。だって、ひょっとするとスポーツ選手って(テレビ局のアナウンサーより)生涯賃金は稼げないかもしれない。テレビ局って給料高いんだもん。スポーツ選手は終わりが早いんだから、終わったころに奥さんがもっと稼ぐようになっていたりして、ちょうどいいカップルだと思うんだけど。どうして辞めるのかと思うよね」 TOP
 
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