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VOLUME 01

あなたはLet it beを、どう訳しますか? 民主党代表 菅直人×阿川佐和子
 
阿川 「(小沢一郎、田中康夫を例に挙げ)それにしても難しそうな人ばっかりを取り込んでいません?」
「なかでも田中真紀子さんは(影響力、行動が)メガトン級ですね。
選挙中、田中真紀子さんとは電話で何回も話し合いましたよ。アドバイスとして〈菅さんはいつも怖い顔してるけど、菅さんのいいところはニコッと笑ったところだから、もっと笑わなきゃだめっ〉と、そんなことまでもね」
阿川 「社民連ご出身の菅さんが、田中角栄さんの弟子だった小沢さんと組むとは誰も考えなかったですよね?」
「小沢さんと一緒になって、自民党はなかなかやっかいな党ができたと思ってるんじゃないかな。タフな政党がね。それまで民主党と自由党がそれぞれ選挙やっても自民党に対抗できないことはわかってましたからね。内部でも小沢さんと組むべきだと言う人たちと、慎重にすべきと、意見は分かれていました。最終的には人事も政策も民主党のままでいいと小沢さんが決断してくれました。ある財界の人から対等合併より吸収合併のほうが会社はうまくいくことが多く、ただそのとき吸収した側が吸収された側にきちっとした配慮をしなければならないと言われましてね」
阿川 「配慮されたんですか?」
「自由党出身の方にもいろんな役割を担ってもらい融和が進んでいます」
最後に、菅直人はビートルズの『Let it be 』をリクエストした。この言葉の響きが好きとのこと。直訳すれば”あるがまままに“となる。そこで阿川がつっこんだ。「でも菅さんは改革派でしょ?」との問いに「現状維持をしろという意味ではないでしょ。不自然でない自然体でということじゃないかな。違うかな?」
 
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