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創刊0号

日本変革請負人!? 北川正恭×成毛眞
 
ホストは前三重県知事の北川正恭。初めて体験するラジオのパーソナリティ、ゲストは元マイクロソフト社長成毛眞。時としてホストとゲストが入れ代ってしまう。成毛が「なんか僕がホストになってますねえ」と言うと、すかさず「そんな価値観はもたなくていいんです、バリアフリーの感覚が必要」と切り返していた。知事時代には革新的地方自治の先駆けとして知られていた北川正恭と成毛眞は共に自由を求めて転身。対談は「おたがい“おちこぼれ同士”ですね(笑)」と歯に衣着せぬ北川節でスタートした。

成毛 「パソコンが大衆化して、もうこれ以上自分のやることはないかなって。一回しかない人生、金儲けだけに勤しむのもつまらないし。まずはやめようって。今の会社(インスパイア)はまず立ち上げてから、さあこれから何して遊ぼうかって…おじさんはゴルフ、若い人はキャバクラ、風俗!?この国には遊びの文化が無いし、面白い連中集めて、なんか楽しいことやりたいんです。ところで北川さんは今、NPOとして活動する『21世紀臨調(新しい日本をつくる国民会議)』の代表ですが…」
北川 「県会議員、国会議員、知事を経験し、民間からの改革の必要性を痛感したんです。知事をやめてわかったのは、役人は優秀で、倫理観があり、仕事ができるということ。でも、やらされてる感が拭えない。この日本のヒエラルキーが良くないんです。気にせず一人一人に自主性を持って取り組ませることができたらもっと日本は良くなりますよ。それは自己実現であり達成感でもあります。21世紀は多様な個性が多様な社会を作るべき」
三重県知事時代に早稲田大学から教授にならないかと誘われて、現在は早稲田大学院の公共経営研究科で教鞭もとる北川、そのバックボーンには、常に英国流のニュー・パブリック・マネージメントがある。そして、「イギリスの選挙では立候補者は上限130万円ぐらいまでしか使えない」という話題から発展し…
北川 「(解散総選挙を前に)成毛さんどう?立候補してみない?」
成毛 「いやですよ、そんなの」
北川 「そのリアクションはやっぱり政治家を馬鹿にしてるんだ」
成毛 「いや、そうじゃないけど…でも日本は議員の人数が多すぎだよね。ひょっとして20人ぐらいなら考えちゃうかなあ」
北川 「130万なら俺も出ようって人はもっと増えるかもね」
  そして核論はやはりマニュフェストに。
北川 「よく<政治家の公約のようなこと言うなよ>って言うでしょ。いままでの僕の9回の選挙経験から、この1月に約束として守るべき公約、マニュフェストを提唱したんです。今の公約は口約束の“口約”でしかないんです。あれもこれもは捨てて、あれかこれかを選択し、数字を入れて、期限がはっきりし、事後検証できる公約を作るべきなんです。民間の私たちが作って、各政党に持ち込んだっていいんですよ。成毛さんも一緒にやろうよ!」
成毛 「まさに必殺!日本変革請負人ですね。北川さん」
北川 「必殺されちゃったりして。そしたら伊勢湾で釣りでもやってますよ」 TOP
 
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