第148回
「潮風に抱かれて〜種差海岸トレッキング〜」
八戸種差海岸を散策ムービー 1
八戸種差海岸を散策ムービー 2
ブレス・オブ・フィールド、青森出張第3回!
今回は青森県の南東部、八戸市の種差海岸を散策します。種差海岸は、三陸のリアス式海岸と比較して穏やかでやさしい地形が特徴で、種差海岸から蕪島まで12キロに及ぶ海岸とその周辺を含めたエリアが昭和12年に国の名勝に指定されています。

そんな種差海岸の散策、今回はガイドの関下斉さんにご案内頂きます。
関下さんによりますと、この種差海岸は高山性の植物と海岸の植物の両方が見られるのだそうです。この日もニッコウキスゲとハマナスが仲良く咲いているところを見ることができました
。 途中では美しい白い砂浜で鳴き砂の音を聞いたり、東山魁夷の作品「道」のモチーフになったといわれる景色を眺めたりと散策しがいのあるコースです。
そして、潮風に抱かれながらの心地よい種差海岸トレッキング、ゴール地点は蕪島です。蕪島は、ウミネコ繁殖地として全国的に知られていて、なんと3〜4万羽のウミネコが繁殖のために春早くから飛来します。全国に、ウミネコ繁殖地は10ヵ所ほどありますが、そのほとんどが人を寄せつけない断崖絶壁や離島で、蕪島は間近で巣の様子を観察できる国内唯一の場所なのです。
こちらでは蕪嶋神社の宮司、野澤俊雄さんにお話を伺いました。この蕪嶋神社は鎌倉時代からあるのだそうです。こちらではウミネコに糞をかけられてもなんと「会運証明書」がいただけるとか!是非チャレンジ・・・してみたいですね。

トレッキングでおなかがすいたら、「FESANT」で地元で取れたてのウニをたっぷりと使った「うにパスタ」!新鮮で美味しい海の幸に舌鼓を打ちました!

「棚橋麻衣のあとがき」
潮風に吹かれながら、植物を観察して、海を眺めて、深呼吸。震災の爪痕が所々に残りつつも、それらを包み込むような雄大な自然がそこにはありました。地元の方にとっては、いつまでも変わらない宝物。
自然の強さも厳しさも優しさも教えてくれたような、そんなトレッキング、また、元気をもらいに行きたいです。

<オンエア曲>
Let's Go To Bamako/Inna Modja
Every Teardrop Is A Waterfall/Coldplay