素晴らしい賞をいただきありがとうございました。40秒という長くはない時間ですが、多くの方の協力があってCMができていることを実感できました。この経験を医療分野でも活かせていけたらと思っております。
私は、このコンテストがきっかけで、これまで知らなかった、ラジオの繊細さを学び得ました。今回、優秀賞という光栄な賞とともに、ラジオの良さに気付くことも出来ました!素敵な賞と経験をありがとうございました。
1つのアイデアがいろんな機会に繋がる凄さを実感しました。また、こういった機会が与えられているしくみをもっと認知してもらうべきだと感じました。作品を作るすべての過程が楽しさと感謝でいっぱいでした!
【弘兼憲史氏の総評】
九州大学とHAL大阪は、満場一致であった。昭和女子大学については、20秒で伝えたいことが集約され、広告として機能していた。今年は全体的にきれいに構成されている作品が多かったが、もっと印象に残る言葉を使った作品を作ってもいいのではないだろうか。来年も新しい作品に出合う事を期待したい。
【谷山雅計氏の総評】
学生ラジオCMの賞なので、全体の完成度より、一部でも面白いアイディアがあった作品を評価したかった。上位3作品以外にも、目のつけどころの優れたものは多かったが、九州大学やHAL大阪の作品はひとつ抜けていた。一部分は面白いが構成がまとまっていない作品の方が、実はよりよくなる可能性を感じる。来年も是非、チャレンジして頂きたい。
【箭内道彦氏の総評】
聴感上、何が耳に残るかという事で決めた。何を残すかが広告にとって重要な事であり、九州大学の「吸収力」は耳に残るいいキーワードだと思った。学生は、応募前にもっとラジオを聴いた方がいい。真似する必要はないが、ラジオを好きになった上でコピーを書くと、また違ってくると思う。来年も、20秒全体が楽しいとか、40秒全体が面白いというCMが聴きたいと思う。
【箭内道彦】 特別審査員
志學館大学のコピーは、最もユニークな作品であった。エントリーされた20作品も、全体に小さくまとまらず、のびのびとした作品が多かったと思う。強いて言えば、もっとばかばかしいコピーが沢山あると、ラジオCMって楽しいなぁと思う。直しどころ、突っ込みどころ満載な内容を怖がらないで、来年もどんどん応募していただきたい。
【谷山雅計】 特別審査員
学生が自分の通う大学を褒めるコピーは難しいと思っていたが、予想していたよりハイレベルであった。特に最優秀賞は素晴らしい。プロのコピーライターは、傍目八目にいろいろと発想はあるが、最優秀賞のコピーは、大阪芸術大学で学んだことを、きちんとストーリーとして表現できているので素晴らしいと思った。高知大学の作品は地名(高知=コーチ)が得したところがあるかもしれない。志學館大学のユニークな発想も素晴らしい。来年は、耳だけで聞いて、その大学が分かることを意識して欲しい。
【弘兼憲史】 特別審査委員長
大阪芸術大学は、あまりにも完成されすぎていたので、学生らしい、大胆なところが欲しかったが、この作品を外すことはできなかった。満場一致である。今年の作品は、普通の型から外れたところ、プロの目からみたら突っ込みどころ満載なところが、逆に学生らしい感じがあって好感が持てた。一方で、コピーが仕上がり、これでいいなと思っても、音にすると全く違うものになってしまう。ラジオCMなので聴感上のイメージを考えながら来年も是非チャレンジ頂きたい。