2012年04月

2012年04月07日

ボルドーでは何故”シャトー”=”お城”!?

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Chateau Moulin Blanc Rouge>(2000)
 〜シャトー・ムーラン・ブラン・ルージュ

 ♪ボルドーの中でも比較的やわらかめな味わい
        春という季節にもピッタリな赤ワイン♪

★☆ ボルドーでは何故”シャトー”? ☆★

ボルドーではワイナリーの事を”シャトー”っていいますよね。
でもフランス語で”シャトー”とは”お城”という意味。
なぜ”お城”なのでしょう?
これには、ボルドーの歴史に深く根付いています。

ボルドーでは、街自体が商人の街として発展してきました。
特にボルドーの代表的な産地:メドックは、
18世紀頃から、商人貴族たちがビジネスとして開港した土地。
ですのでメドックのシャトーは、とても規模が大きく
また商人貴族たちが住む館も
壮麗で大きな”お城”のような邸宅だったので
そこからボルドーでは、ワイナリーのことを”お城”、
”シャトー”と呼ぶようになったのです。

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

桜シーズン到来。
あなたのところの
桜の咲き具合はいかがですか?

満開というところから、
これからというところまであると思いますが、
桜は、本当に心を和ませてくれますよね~。

桜の名所でワイワイ賑やかなお花見も良いですが、
家の近くの公園にある一本の大きな桜の木の下で、
ゆっくりワインを飲みながら静かな時間を
過ごすのもいいなぁ・・・なんて思いながら、
写真をパチリと撮りました。

桜が散る前に、ワインをセレクトしなければ・・・

美しい桜と共にあなたも美味しい時間をどうぞ。

2012年04月14日

高級な白ワインで有名な産地から1本♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Chateau Graville Lacoste>(2010)
 〜シャトー・グラヴィル・ラコスト

 ♪高級な白ワインで有名な産地:グラーヴ地区
     約9割が赤ワインのボルドー地方の白ワイン♪

★☆ ウィーン会議の影の立役者!? ☆★

今回ご紹介したグラーヴ地区のワインで
最も有名なのがシャトー・オー・ブリオン、
なんですが、このワイン
実は、かのウィーン会議の影の立役者とも言われているのです。 

ウィーン会議・・・簡単に言うと、
かのナポレオンがヨーロッパの列強に負けてしまって
フランスの領土をヨーロッパ各国でどう振り分けるか?
これを決める会議だったのですが・・・

この会議にフランスの代表で出席したのが、
シャトー・オー・ブリオンのオーナーでもあったタレーランというお方。
彼はフランスから、大量のシャトー・オー・ブリオンのワイン、
有名なシェフ、さらには沢山の美女をウィーンに連れて行き
”美酒・美食・美女”、これで各国の代表を手中に収めていったのです。

結果・・・会議が終わるとフランスの領土が増えている!

そんな曰く付きのワインがグラーヴ地区のワイン、
シャトー・オー・ブリオンなのです。

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

東京は、先週桜が満開でしたが、
今日の雨で、主役が新緑へと変わっていきそうです。
あなたは、お花見楽しみましたか?

私は、姉の家でお花見を。
桜の見える窓のふちをテーブルに見立てて
「桜茶寮」をオープン。

大人のおままごとみたいだなぁ・・・(笑)
なんて思いながら
おもてなししてくれました。

その中の一品に、姉お手製の
シャンパンを使った桜のゼリーが。

桜の花が浮かび、シャンパンの香りがふわっと
広がる大人テイストで、美味しかったです。

おもてなし上手な姉から、
また一つ、桜の楽しみ方を教えてもらいました。

2012年04月21日

イタリアワインの楽しみ方♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Ambra Carmignano Riserva "Elzana">(2007)
 〜アンブラ カリミニャーノ・リゼルヴァ ”エルツァーナ”

 ♪イタリアを代表する葡萄品種
     サンジョヴェーゼで作られた赤ワイン♪

★☆ イタリアワインの楽しみ方 ☆★

イタリアのワイン・・・何を選んだらいいんだろう?
という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

元々フランスでは、古くから輸出という概念が強かったので
”良いワインになる葡萄をチョイスしよう”という方向で
葡萄の品種が、かなり絞られてきたという歴史があります。
なのでフランスのワインは、
約10種類ほどの葡萄品種を覚えれば、かなりフォローできるのですが・・・

一方イタリアはというと・・・地産地消。
地元で作ったワインを地元で消費するというスタイルだったので
他から葡萄を持ってきて比較するという事もなく、
その結果、イタリアの葡萄品種は300とも500とも言われているのです。
それで「何を選んだらいいんだろう?」という事になるのです。

なので、イタリアワインの楽しみ方は・・・
細かい事はソムリエに、恥ずかしがらずに聞いて
我々は、”楽しく陽気に呑む!!”。これが醍醐味です!

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

春を感じる瞬間、日々色々なところでありますが、
私の家でもワインにまつわる春の息吹を見つけました。

もう7年育てている葡萄の木から、
新芽が出てきたのです。

実はこの葡萄は、山梨県の勝沼のワイナリーで、
落ちている木切れを頂いたもの。

それを水につけて根が出てきたものを植えて
3年経てば実が出来ますよ。と言われて、早7年。
まだ実は・・・なのですが、
それでも、毎年こうやって芽吹いて、
成長してという姿が愛しくて、
大切な存在になっています。

でも・・・今年こそは実がつくといいな・・・
そう願いながら、大事に育てていきたいと思います。


2012年04月28日

いま注目!日本の生産地から1本♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Grande Polaire Yoichi Pinot Noir>(2009)
 〜グラン・ポレール 余市 ピノ・ノワール

 ♪カリフォルニアかボルドーかと思わせるような
   すばらしい葡萄畑が広がっている街:余市で作られた赤ワイン♪

★☆ 今、余市がアツい! ☆★

北海道は、札幌から小樽を経て
石狩湾に面した街:余市。

ここは、昔から果物の生産が非常に盛んなところで
食用の葡萄ももちろん生産しているのですが、
特に注目なのが、ワイン用の葡萄!
本州に住んでいた方が、ここの葡萄に惚れ込んで
余市に移り、ワイナリーまで作った方もいるというほど。

アドバイザーの遠藤誠さんも
「おそらくここ5年ほどでブームになるのでは?」と大注目!
余市で作られるワイン、これから目が離せませんね!

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

GWスタートしましたね!
どんな連休をお過ごしでしょうか?

私は先週、人生の大先輩から歌舞伎のお誘いを頂いて、
片岡仁左衛門さんの絵本合法衢という演目を観ました。

仁左衛門さんが悪党2役を演じ分けるという
何とも迫力のあるお芝居で!
イヤホンガイドをお供に(笑)
伝統の作品、そして、江戸時代の文化や風習に
4時間あまりたっぷりと浸りました。

その後、一緒に観劇したお二人と共に、お鮨屋さんへ。
その紳士・淑女がオーダーされたのはなんとワイン!
私も「同じものを。」と(笑)、大人の粋な世界へ
一歩足を踏み入れさせて頂きました。

お休みの日、日本の伝統文化に浸ったり、
人生の先輩と共に、ちょっと背筋がピンとなる
大人な過ごし方もいいものですね。

お着物を着こなしてそんな時間を過ごせる女性
・・・憧れます。