★☆ 今週のワイン ☆★
<Chateau des Sarrins>(2005)
〜シャトー・デ・サラン
♪当たり年にしか作らない
南フランス:プロヴァンスの赤ワイン♪
★☆ 当たり年って!? ☆★
フランスなんかですと
葡萄を収穫する時期に雨期、雨が多くなるんです。
でも雨が降ってしまいますと
葡萄の根が、その雨水を吸い上げてしまい
せっかく凝縮された濃い葡萄が出来ても
水っぽくなってしまう・・・
さらに葡萄の房などについた雨水によって
カビなどの菌が繁殖してしまう・・・
当たり年というのは、
このようなことが起きなかった年。
つまり雨期が遅かったり、
また夏の天候が良く、葡萄が早く熟した年などは、
健康で完熟した葡萄が収穫でき、
おいしいワイン、当たり年のワインができるという訳です。
ちなみにフランスの中でも
地域によって天候が異なりますので
当たり年は、その地域ごとにあります。
今回ご紹介したワインのヴィンテージは、2005年。
プロヴァンスでは、まさに当たり年でした。
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★☆ 齊藤美絵より ☆★
春が近づいたと思ったら、
まら冬将軍がやってきて・・・という
毎日が続いていますね。
雨も大切ですが、
毎日続くと太陽も恋しくなります。
でも、先週突然の雪が降った翌日、
澄み切った空にくっきりと雪化粧した富士山の姿が。
しばしその美しさに見惚れていました。
雪や雨が降ったからこそ出会える
自然の芸術なんでしょうね。
ワインもその年の天候によって
出来が全く変わってくるといいますが、
まさに自然の恵みと造り手による芸術品。
ワインには“当たり年”というものがあるものの
どれも素晴らしい作品であることには
変わりないですね。