2012年03月

2012年03月04日

クジラのエチケットが印象的な赤ワイン♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Southern Right Pinotage>(2008)
 〜サザン・ライト ピノタージュ

♪南アフリカ固有の交配品種
      ピノタージュで作られた赤ワイン♪

★☆ 南アフリカのワイン史 ☆★

地中海貿易で有名なコショウ。
ヨーロッパの人々にとっては昔、コショウはものすごく高価で、
よくコショウ 1kgと黄金 1kgが
同じ価格で取引されていたともいわれています。
なぜそんなに高かったのか?
それは、アジアで作られたコショウが
様々な商人の仲介を経るがために高価になってしまっていたのです。

そこで地中海を通さず、
アフリカ喜望峰をグルッと回る航路を開拓。
その途中に南アフリカがあり、
中継基地として発達する中、ワイン文化も根付いていったのです。

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

先日、友人の結婚式に出席しました。

食べることが大好きでエンターテイナーな新郎と
Jazzが大好きで笑顔が素敵な新婦の披露宴は、
「食」と「音楽」をメインに、
出席した方々にとにかく楽しんで頂きたい!という想いが
伝わってくるパーティ。

空間や演出の素晴らしさはもちろん、
お料理もワインも、全てこだわりがあって、
この上なく美味しくて、参加した方々全員が
とびっきりの笑顔になっていました。

ワインの格別の楽しみ方は、
やっぱりこういう“お祝いの席”ですね!

何度も何度も「おめでとう」の乾杯をして
幸せをお裾分けして頂きました。

2012年03月12日

当たり年の赤ワイン♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Chateau des Sarrins>(2005)
 〜シャトー・デ・サラン

 ♪当たり年にしか作らない
    南フランス:プロヴァンスの赤ワイン♪

★☆ 当たり年って!? ☆★

フランスなんかですと
葡萄を収穫する時期に雨期、雨が多くなるんです。
でも雨が降ってしまいますと
葡萄の根が、その雨水を吸い上げてしまい
せっかく凝縮された濃い葡萄が出来ても
水っぽくなってしまう・・・

さらに葡萄の房などについた雨水によって
カビなどの菌が繁殖してしまう・・・

当たり年というのは、
このようなことが起きなかった年。
つまり雨期が遅かったり、
また夏の天候が良く、葡萄が早く熟した年などは、
健康で完熟した葡萄が収穫でき、
おいしいワイン、当たり年のワインができるという訳です。

ちなみにフランスの中でも
地域によって天候が異なりますので
当たり年は、その地域ごとにあります。
今回ご紹介したワインのヴィンテージは、2005年。
プロヴァンスでは、まさに当たり年でした。

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

春が近づいたと思ったら、
まら冬将軍がやってきて・・・という
毎日が続いていますね。

雨も大切ですが、
毎日続くと太陽も恋しくなります。

でも、先週突然の雪が降った翌日、
澄み切った空にくっきりと雪化粧した富士山の姿が。
しばしその美しさに見惚れていました。

雪や雨が降ったからこそ出会える
自然の芸術なんでしょうね。

ワインもその年の天候によって
出来が全く変わってくるといいますが、
まさに自然の恵みと造り手による芸術品。

ワインには“当たり年”というものがあるものの
どれも素晴らしい作品であることには
変わりないですね。

2012年03月18日

パーティーが多いこの季節に♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Domaine Ste. Michelle Blanc de Noirs>(NV)
 〜ドメーヌ・サンミッシェル ブラン・ド・ノワール

 ♪黒ブドウから作られた白ワインという意味を持つ
       しっかりとした味わいのスパークリングワイン♪

★☆ グラスの効用 ☆★

シャンパン、スパークリングワインなどをのむ時に使う
2つの型のグラス。
1つは、縦に細長いフルート型。
そしてもう1つが、横に平たいクープ型。

特にパーティなどで良く見かけるのがクープ型ですが、
ヨーロッパなどでのパーティーは、
飲んだり食べたりというより、会話をするのが目的。
フルート型ですと、飲む時に上を向いてしまいますから、
視線がずれますよね。会話が途切れてしまうんです。
でもクープ型ですと、
視線をほとんどずらさずに会話を続ける事が出来る。

また、特にヨーロッパのパーティーで
お年を召した女性の方が気になさるのが、首の皺。
クープ型ですと・・・
首をほどんど見せずにのむ事が出来ますよね。

このような事から、
パーティーではよく、クープ型のグラスが使用されるのです。

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

今日は、ワイングラスについてのお話でした。

女性を綺麗に見せてくれるグラスがあるなんて、
クープグラスを見かけたときは、
いち早く手にしようと思います。笑

それにしても、グラスは本当に面白いですよね。
薄い薄いグラスがあったり、
持ち手部分が無く、
コロコロと起き上がりこぼしのようなものがあったり、
会話が弾む1トピックになりますよね。

そして・・・
この写真のグラスも衝撃でした。
このグラスで、ワインを飲んだらどうなるのでしょう?!

遊び心満載ですよね。

2012年03月25日

黒ワイン!?

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Ch du.Cedre Cahors Cedre Heritage>(2009)
 〜シャトー・デュ・セードル カオール・セードル・エリタージュ

 ♪色もしっかり、味もしっかり、どっしり!
     マッチョな(笑)フランス南西地方:カオールの赤ワイン♪

★☆ カオールの黒! ☆★

ワインの色というと・・・赤、白、ロゼなどですよね。
ところが今回ご紹介したフランス南西地方:カオールには、
”黒”ワインと呼ばれるワインが存在していたのです。

ブドウを収穫してからジュースを作った後、
それを煮詰めて濃縮、濃ーい赤ワインを生産していたのです。
お味の方は・・・
南フランスなどでよく見かける
ブドウを煮込んでデザート用などで主に使われるヴァンキュイ。
これに近い、濃厚な甘口だったようです。

現在はボルドーに近い、やや濃いめの赤ワインを生産しています。

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

先週、ご近所さんのお宅で芋煮会が開催されました。

夜、北風が冷たかったので、
お宅にお邪魔した時に、
湯気から広がるお醤油の香りがなんとも幸せで!

サラダやしゅうまい、フライなどを頂いている間、
後ろのキッチンでは、芋煮がコトコト、コトコト・・・

山形ご出身のお母さんの作るこの芋煮は、
長年作ってきたというのが分かる美味しさ。

この日、お持たせにした赤ワインとの相性も
ばっちりで、皆でホカホカに温まりながら、
笑顔の時間を過ごしました。

2012年03月31日

日本人に身近な!?ワイン♪

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★☆ 今週のワイン ☆★

<Les Fiefs de Lagrange>(2002)
 〜レ・フィエフ・ド・ラグランジェ

 ♪食欲もわいてきてしまいそうな
     しかも日本人に身近なボルドーの赤ワイン♪

★☆ 日本人に身近なシャトー ☆★

今回ご紹介したシャトー:ラグランジェ。
1855年のメドックの格付け:第三級という
大変すばらしいシャトーなんですが、
実はここのオーナー、なんと日本の企業なんです!
メドックの格付シャトーで日本がオーナーなのは、ここだけ!

1983年にオーナーになったのですが、
当時は、フランスの遺産・伝統が日本人に買い取られてしまう!と
大騒ぎだったのですが・・・
この時、実はシャトー:ラグランジェ、
様々な事情で品質的にも評価がかなり下降気味だったのです。
ところが日本の企業がオーナーになり、
莫大な投資を行なってからというもの、評価はうなぎ上り!
日本人の株も大変上がりました!

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★☆ 齊藤美絵より ☆★

送別会や歓迎会のシーズン。
お店でワイワイとお食事をする機会も多いですよね。

先日、あるイベントの打ち上げを
メキシカンのお店で行いました。

メキシカンに合うワインの品揃えも豊富で
チリビーンズやワカモレ、
ボリューム満点のスペアリブと共に、
賑やかにワインを楽しみました。

そして、そんな空気をさらに盛り上げたのが、
ファイヤーのあるメニュー。
一瞬のファイヤーショーに大歓声。

こういう“シズル感”は、またさらにワインを
美味しくしてくれますよね。
皆が喜んでくれて幹事成功でした。

4月も幹事役の機会があるので、
そんな風に皆が満足してくれるお店にしたいなと
只今、楽しいお店を探すアンテナをピンと立てています。