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7月3日(火)のフラワーレポーターは日本のプロの女性アルプスヨーデル第一人者北川桜さんです!

◆北川さんは、本場・アルプスでも認められたすごい方ですが、ヨーデルを歌おうと思ったキッカケを教えていただけますか? 


小学校2年生の時に、家族でヨーロッパ旅行に行き、スイスのレストランでのヨーデルショーが楽しかったため、その印象が強く忘れられなかった。大人になってから、新宿のホフブロイハウス東京店で、レギュラー歌手(13年間)になったんですが、そこにドイツから、ヨーデル歌手が何かのお祭りのたびに 来日。お客様を巻き込む、思いっきり楽しいヨーデルに惹かれたため。このお客様が喜ぶ、「魔法の歌」を習おうと、急にドイツに行き、無い人脈から、道を広げました。


◆ヨーデルには、スイス・ドイツ・オーストリアと、それぞれ違うそうですが、どんな違いがあるんでしょう?


 主に、ドイツ・オーストリアのヨーデルはプロが、「相手が楽しくなるように歌うもの。」スイスのヨーデルはアマチュアが「自分たちが楽しくなるために歌うもの。」という違いがあります。どちらも、本場と言えます。曲想が、スイスはゆっくりした曲が多く、オーストリアは何かの町の歌で、印象深い旋律のもが多い。ドイツはビアホールなどで、お客様と楽しむことを想定した、血が沸く、早いヨーデルが多い。ドイツのものは技巧的に、難しい曲が多い。しかしスイスでも、最近は早くて技巧的な曲を得意とした、プロのヨーデルも人気があるグループがあり、多様化してきている。


◆現在は、おもにどのような活動をされているんでしょうか


「自分が何かをして、人がほっとしたり、夢を見られたり、楽しくなったりする事で、人間の社会と繋がっていく。」というのが、私の生き方のテーマ。この考えで、若い時から、ずっと活動を続けています。
具体的には、「信頼の繋がる仕事を」という視点で、「ホールコンサートなど、コンサート物とオクトーバーフェストなどビール物」の 大きく分けて2つの柱です。年に3回~5回ぐらいはスイスやドイツに、ゲストとして、本番で呼んでもらったり、研鑽に行ったりしています。
演奏活動が忙しいので、5年ほど前から始めた、教える活動は、縮小していく傾向です。


◆今後は、どんなことをやっていきたいですか?


今年は、大きな流れは変えずに、研鑽をさらに積み、追及していきたいし、ヨーデルの本物を伝えるのと同時に、オリジナルも色彩感豊かな物を作っていきたい。「誠実」に、活動して行きたいと思っています。何よりも、ステージを通しての、暖かい繋がりを大切にしていきたい。今年も、 長い付き合いのもを大切に、しかし一方新しいことに挑戦もしていきたい。
私たちのような分野は、一生研鑽を積むことが一番大切と思っています。「これで良い」と思うと、途端に魅力がなくなってしまう。毎回同じ曲でも、迫真の出来(笑)を狙います。
「今、たまたまヨーデル。やるなら本物を」 と言う気持ち。
周りの評価からヨーデルの仕事が伸びた。気が付いたら、時間が流れていた。他のことでも、何でも 深く掘り下げて、やって行きたい。最終的には「北川桜ワールド」を作りたい、と思っています。
大きなホール公演から 小さなビアホール(勿論大きなフェスト会場なども)、イベント、ちょっとヨーデルで何かの役で歌ってほしい等など・・北川桜に来てほしいと言われれば、何処でも、何でも、喜んでお伺いします。どうぞ呼んで下さいね! 確実に本物のヨーデルで盛り上げますよ! という感じです。