« 【webラジオ】4月20日(水) ポルトガル | メイン | 【Webラジオ】4月21日(木)アメリカ ニューヨーク »

4月20日(水)のフラワーリポーターは、ポルトガルに住んで11年の、菅知子さんです。

●ご職業
占星術家。その他、ファド歌手、通訳、翻訳、取材コーディネーターなどもされていらっしゃいます。

                        
●ポルトガル・アヴェイロ、どんな町?
アヴェイロ(ポルトガル語でAveiro)は、ポルトガル中部地方にある都市で、
アヴェイロ県の県都である。大西洋岸に位置し、ポルトガルにおける重要な漁港がある。
また、小さな魚や貝殻の形をした白い皮の中に、黄金色の卵黄クリームが詰まった
オヴォシュ・モーレシュでも有名である。
また、アヴェイロの歴史は、イタリアの海港都市ヴェネツィアと同様に、
海を克服してきた「潟」の街でもあることから、しばしば、「ポルトガルのヴェニス」とも呼ばれる。

                                 
●ポルトガルの経済破たんの問題・・最新状況は?
一時ストなどもありましたが現在は落ち着いてます。

                           
●新聞やニュースの報道では、その深刻さが伝えられていますが、
実際のところどうなのでしょうか。現地のメディアの伝え方、
ポルトガルにいる、生活者の方々様子は?                                    
破綻に至ったことは大ニュースですので当然大きく報道されていますが、
経済自体はここ何年か悪化する一方で、ひどい閉塞状態が続いていましたので、
むしろやっとこれを契機に立ち直れるのではないかと思います。
生活者の様子はいつもと変わりません。
                      
                              
●「この時期に経済破綻・・・。この国の庶民は本当にお金がなく、生活は大変。
けれども人々は大らかで優しく、互いに助け合い、抱きしめ合い、笑顔で暮らしている。
こんな経済でも世知辛さはかけらも漂っていない。」とは、知子さんの<ツイート>の言葉、
どの様な時そのように感じますか?                                                       
たとえば、バスや電車の乗り降りなどのとき、身体の不自由な方、
荷物をもったお年寄りなどに対して、周りにいる人がごく当たり前に手を貸します。
公共の場で赤ちゃんが泣けば、迷惑がるどころか、周りにいる人が一緒にあやしてくれます。
                             
街を歩いていて、知らないおばあさんに呼び止められ、
『足が悪くて不安だからあの薬局まで一緒に付き合ってくれないか』
『この荷物をあの家まで運ぶの手伝ってくれないか』と言われたこともあります。
手伝って差し上げると、お礼にコーヒーをご馳走してくれたり、畑のキャベツをくれたり。
困っている人が遠慮なく助けを求められること、助け合い、与え合うことが、
福祉やボランティアという制度ではなく、日常であることの豊かさ。
                                
                                  
●24日はイースター!ポルトガルの皆さんはどのように過ごすのですか?
御休みの計画は立てていらっしゃいますか?
                                
家族親戚が集まり、イースターの伝統的な料理やお菓子を食べます。
そんななか、地域の教会の神父さんがキリスト像をもって各家庭を訪問し、
祝福の儀式をしてくださいます。
教会離れが進む現代では、バカンスに出かける人も多いですが、
最近は不況なのでそれも減っているようです。
私自身は特に予定なく家にいます。
                     
                     
●占星術家・知子さんのご視点?!で今後のポルトガルの展望を・・・
                             
ポルトガルという国は星座でいうと魚座なんですね。
EUへの支援要請が公表されたのは、魚座の守護星である海王星が、
4月4日に150年ぶりに魚座に戻った二日後でした。
6月には木星が経済を司る牡牛座に入り、この海王星と良い角度に。
海洋国家としての本来のアイデンティティを取り戻し、
経済的にも発展してゆくのではないでしょうか。