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10/7(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

ニューヨークヤンキース!

プレイオフ、地区シリーズに3連勝、早くもリーグチャンピオンシップに進みました!
去年に引き続き、28回目のワールドシリーズ制覇まであと少し!


けさ(ポストシーズンへの肩ならしに?)ESPNのスポーツセンターを見ていたら、
レギュラーシーズンのベストプレイ、トップ10というのをやっていたんです。

その中にはヤンキースのA-ROD アレックス・ロドリゲスの
史上最年少での600号ホームラン達成なども入っていたのですが。。

第5位になんと、メジャーリーグではないチームと選手のベストプレイがはいっていたんです。
広島カープ
今年8月AKAMATSU選手が、ホームラン性のボールをまるでスパイダーマンのようにするするっとフェンスによじ昇ってキャッチ。これはスパイダーマンキャッチだ! 
さらに数週間後今度はチームメートのAMAYAが同じようにスパイダーマンキャッチ

この2つが今シーズンのベストプレイの第5位です!うれしいですね!

アメリカのメジャーファンもプレイオフ前にこれで「OH!」と盛り上がりました。
国境を越えていっしょに盛り上がれるベースボールって本当にいいものですね!

というところで、今週も日本から国境を超えてニューヨークで夢をかなえた日本人、
その夢をまだまだ大きく育てている女性シンガーソングライター。

古内東子さんが登場します。
古内さんといえば、90年代から「誰より好きなのに」「銀座」「こころにしまいましょう」などの曲で知られる、
シンガーソングライターの中のシンガーソングライター

90年代から、他の人では歌えないリアルなラブソングを歌って、
ニューヨークにいる日本人の中にもファンがすごく多いんです。

その古内さんが先月、ニューヨークで2回目になるライブをやりました。
もちろん古内さん自身ともお話できたので、
それもいっしょにレポートします。
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古内東子さんのライブは先月21日、JOE’S PUBというダウンタウンの人気ライブハウスで行なわれました。
TOKO_3.jpgTOKO_4.jpg これで2回目、だからこんな挨拶で始めるのがふさわしいと思いました。

-2回目のニューヨーク公演、おかえりなさい

「ありがとうございます。」

-前回お会いしたのは1年8ヶ月前、ニューヨークで演奏するというのは長い事夢だったのですか?

「ずっと目標にしていた、というか、いつもいつも思っていたという事では
ないのですが、なんかぼんやりと、いつかやってみたいなという夢の一つとして
あって、でもそれを最初に思ったのは矢野顕子さんのジョーズパブでのライブを
たまたま見て、とても素敵なところだし、矢野さんをそういうところでお見かけした
というのも新鮮だったし、いつかやれたらいいな、ていうふうに思ってたんですね」
>TOKO_5.jpg

実はここはニューヨークに住む矢野顕子さんがずっと
定期的にライブをやっていた場所で、もともとニューヨークが大好きで、
よく訪れていた古内さんが、たまたまそのライブを見て感動した、
それが今度は古内さんの新しい夢になった。そして何年かかけてその夢をかなえ、
ニューヨークでのライブが実現した、これは素晴らしいことだと思いました。

-すごいなっていうのは、やっぱり夢というのはかなうものなんですね。

「そうですね、このジョーズパブでのライブに関しては、本当に自分でやりたいなと
思って、自分からやらせてください、と言って実現したわけで、今まで歌手として
やってきた中で、なかなかそういう事ってないんですよね。お仕事って自分で決めて
自分で取りに行くじゃないですけど、意外と無くて、
受け身な事の方が多かったんですけど、ニューヨークでのライブに関しては本当に、
夢をかなえたっていう。でやっぱりチャレンジ。
私にとってはすごくチャレンジだから。今年でデビュー18年たつんですけれど、
やっぱりチャレンジする事を忘れないという精神を持ち続ける、
その大切さみたいなものを去年最初にやった時に感じたので。
初めてやる事ってどんどん減って行くじゃないですか。お仕事を続けて行くと。
初めての経験って自分のマインドにも心にもすごく刺激があるし。
今回は初めてではないけれど、なんとなく、できたものを育てて行く感覚と言うか、
それも楽しみたいなと思っています。」


古内さんの大切な夢が形になった今回のコンサート。大盛況でした。
ほとんど古内さんの弾き語りで、CDでは聞けないようなJ-POPのカバーなどがあったり。
このJ0E’S PUBは音楽がいいだけでなく、大人っぽいおしゃれな雰囲気でお食事もお酒もおいしくて、
ニューヨークでも珍しいライブハウス。
日本人もアメリカ人もいっしょに古内さんのドラマチックな歌声に酔いしれた一夜でした。

ところで東子さんのラブソングは、「なんで私の気持ちがそんなにわかるの?」というリアルなものばかりで、思わず入り込んじゃう曲ばかり。
インタビューの間、ニューヨークの「ラブ」と日本の「ラブ」ってどう違う
なんて話も飛び出しました。ちょっとそれを聞いてみてください。

「違うと思いますねやっぱり、もちろん世代によっても違うと思うけれど。
明らかに違うのは、日本人はまだまだスキンシップとか基本ない国だから。
ハグひとつにしても、キスひとつしても、意味が違うんですね」

-どこが違う?

「あいさつとしてのハグとかキスというのはあんまりないから、
人と人との距離、物質的な距離がそもそも、こっちの人は近いんじゃないのかな。
だから恋愛関係に発展するのも、多少壁がないのかな、と思います。

-逆に日本人って人と人との距離、ちょっと遠いですかね?

「よそよそしいという事ではなくて。男女において、男女間の距離を縮めるという事は、
結構大仕事だと思うんですよね」

なるほどねー、アメリカ人は友達同士なら、
男性と女性であいさつする時はほっぺにキス、またはハグ当たり前。

逆にしないと、「あ、親しみを感じてないんだな」というふうに感じさせてしまう事さえありますからね。

そういう違いって大きいかも。


でも逆に、アメリカ人の場合は肉体の距離が近いだけに、
「この人は私をどう思ってるのかな」と読めなかったり、
先にカラダが行ってしまって「アレ?」ということになったり
日本と違う意味で色々困ったことが起きたりして?

日本とアメリカ、その中間あたりがちょうどいいのかも?

SEX&THE CITYなんかにも色々出てきますが、
ニューヨークの恋愛ストーリー、続きはまた次の機会に!

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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers