今日はフランスでジャーナリストとコーディネイターとして活躍されている筒美妙子さんのレポートです。
バカンスに行けない!?パリっ子たちの夏休みの楽しみ方。
現在のパリの街は7月からバカンスに入り静かで、通勤電車もガラガラな状態だそうです。
今回は毎年恒例のパリプラージュについて伺ってみました。
パリのセーヌ川がビーチに早変わりです!
今年のパリプラージュは、セーヌ川のビーチがメインで、すぐ近くの市庁舎ではコンサートが行われたり、もう一つのパリプラージュの開催地であるヴィレット(移民が多い)では、ダンス場、カヤック、水上自転車など、子どもの遊び場が盛りだくさんあります。
●パリプラージュが始まったきっかけ
夏にパリに残っているのははっきり言ってさみしい感があることから、心優しいパリ市長のドラノエ氏がパリに残っている人達(特に移民)にも楽しいパリの夏休みを過ごしてもらうことからパリプラージュが始まりました。
●パリプラージュの期間は?
7月20日から1ヶ月
●パリジェンヌやパリジャン達の楽しみ方
もちろん、肌を焼くこと!笑 海に行ってないのに海に行ったように
見せるのがポイント。欧米では、小麦色の肌は貴族の証だった。そんなことから小麦色の肌はリッチ感あふれる
イメージがあり、無理して焼いている人も。
また、夕方からは、お酒や食べ物を皆で持ち合い、セーヌ川沿いで飲む。(夜でもピクニックという。
今年は暑い夏なのでいいのですが、毎年、夜9時ともなると寒い中飲んでます・・・)
■パリっ子たちのバカンスについて伺いました。
●バカンスの長さは通常1ヶ月位
社員交代でとることがほとんど。子どもがいるところは、子どもにあわせて7月半ば~8月末の間にとることが多い。通常は8月に1ヶ月ほどとる人が圧倒的に多い
夏休みの消化率は、会社によるので一概ではないが、特別な事情がない限り休まない人は殆どいない。一般的に年間休暇の消化率はほぼ100%で
とらないと休まされるそうですよ。
●パリの人たちのバカンスの行き先は?
長期なので実家や友人宅ですが、やはり人気は南仏などの海のあるところ。アパートを借りてゆっくり過ごすのが通例。
●街にいるのは?
パリジャンだと、仕事の都合で長期休暇が取れない人などが残る。あとは移民が多いそうです。
●バカンス中、休みになるところ
レストラン、お店などは、2週間は当たり前のように休み。メディアは休みではないが
TVなどを見ていると、1ヶ月休暇をとっているニュースキャスターもチラホラいる。