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8月11日(水)のフラワーリポーターは、サウジアラビアから佐藤直記さんです。

サウジアラビアに在住して約15年。現地でペトロケミカル分野プロジェクトのコーディネーターをしていらっしゃる佐藤直記さんにお話を伺いました。
       
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◆サウジアラビアの夏!
    
先月は50度を越える日もありました。地球温暖化と良くいわれますが、
サウジアラビアにいるかぎり実感できません。
毎年くらべてもしかたないくらいぐらい暑いです。
45度の暑さと50度の暑さは5度違っても、もう同じに感じますね。
    
ただ、8月に入ると涼しくなります。
ここでは6月の終わりから7月一杯までが最も暑い時期なんです。
ただ、サウジの国土は日本の6倍あって、ここジェッダは比較的気候も温暖なため、
サウジ中央部の暑さに比べるとまだしのぎやすいぐらいです。
    
<6月のニュースでは 6月世界的に、気温が高く、
統計史上1位タイの高温だとありました。
中国東部や米国南西部、西・南アジアで高温が顕著だった。
サウジアラビアのジッダで、6月22日に最高気温が52度(平年約37度)に達したほか、
米国のオーガスタで15日に同40度(同約32度)、
モンゴルのウランバートルで26日に同38度(同約22度)など、
世界各地で異常高温を観測した。>
    
    
◆ローカルの人々の過ごし方は?
    
ローカルの人々、、、私も含めてですが昼寝をせずにはやっていけません。
数年サウジにいるだけでしたら、どうにでもなりますが、住み着いている人にとっては、
それなりの緩い暮らしをしないと生きていくのがストレスになるようなところです。
もっとも、夏はエアコンが効きすぎで寒くてたまりません、
夏のサウジにくるにはカーディガンなどの防寒対策は必須です。
   
   
    
◆サウジアラビアのラマダンについて 
   
日中ご飯を食べなくて大変だとおもわれがちですが、全然そんなことはありません。
ラマダン期間は30日におよぶ「お祭り」で子供も大人も心待ちにしているのです。
夜は遅くまで、というか、日の出前まで起きてショッピングやパーティがありますから、
日中は眠たくてたまりません。
好意的に見ている人が「おなかが空いてふらふらしている」と勘違いしてくれますが、本当は眠たくてふらふらしているのです。
   
   
    
◆毎日の生活・食生活について教えてください

世界的にあるファーストフードのお店はだいたいサウジのどこにでもあるのですが、基本は持ち帰りでお店で食べる人は少ないです。ファーストフードで一杯かって、それを自宅や友達の家で食べるというのが一般的です。
   
   
   
◆役に立つ一言!

ハイヤーカッラ(ありがとう:サウジ方言)

  
   
   
◆サウジアラビア基本知識◆

サウジアラビア王国、通称サウジアラビアは、中東・西アジアの国家。首都はリヤド。サウード家を国王に頂く絶対君主制国家で、アラビア語による国名のアル=マムラカ・アル=アラビーヤ・アッ=スウーディーヤは「サウード家によるアラビアの王国」を意味する。世界一の原油埋蔵量を誇る国であり、石油(原油)を日本をはじめ世界中に多く輸出している。IMFの統計によると、2008年のGDPは4694.62億ドル(約43兆円)であり、日本のGDPの約8%の規模。

アラビア半島の大部分を占め、紅海、ペルシア湾に面する。中東地域においては最大級の面積を誇る。北はクウェート、イラク、ヨルダン、南はイエメン、オマーン、アラブ首長国連邦、カタールと国境を接する。国内には13の州があるが、知事(アミール)は、すべて王族が勅任されている。
サウード家による絶対君主制でワッハーブ主義に基づく厳格なイスラム教義を国の根幹としている。要職は王族が独占しており、ギネスブックには王族の数が世界最大と記載されている

西部にはイスラム教の2大聖地であるメッカとマディーナがあり、世界各地から巡礼者が訪れる。2007年からは非ムスリムに対しても観光ビザが発行されるようになったが、団体ツアーのみ発行され個人には発行されていない。個人入国を認める査証は巡礼(巡礼ビザ、ムスリムのみ)か政府や各種団体(外交官ビザ、公用ビザ)、現地企業の招聘による仕事(商用短期訪問ビザ)、サウジアラビア在留者の家族(家族訪問ビザ)の場合のみ発行される。女性は既婚者が原則で夫または男性の近親者同伴、単独の場合は30歳以上である事が条件。
国営航空会社のサウジアラビア航空が世界各国を結んでいる他、外国航空会社がリヤードやジッダなどの主要都市に乗り入れている。
OPECの盟主的存在であり、石油などの天然資源の掘削と輸出が主な外貨獲得源(石油が外貨収入の約90%を占めている)となっている他、これらで獲得した外貨を世界各国で投資、運用している。

しかしながら製造業などは小規模なものしか存在せず、また巡礼者や業務渡航以外の一般観光客を受け入れていないことから、観光業による外貨獲得も非常に低い。この為、近年では政府主導でITなどを中心とした経済多角化を進めているが、依然として天然資源開発関連以外の分野においては外国資本導入が進んでいない。

サウード家による絶対君主制でワッハーブ主義に基づく厳格なイスラム教義を国の根幹としている。要職は王族が独占しており、ギネスブックには王族の数が世界最大と記載されている。

人口はおよそ250万人。
宗教はイスラム教ワッハーブ派が国教である。このため、国民が他の宗教を信仰することは禁じられており、サウジアラビア国籍の取得の際にもイスラム教ワッハーブ派への改宗が義務付けられている

ジェッダ(ジェダ)は、サウジアラビア西部のマッカ州(メッカ州)にある紅海に臨む都市で、首都リヤドに次ぐ大都市
日本の外務省の在外公館として総領事館が設置されており、首都リヤドにある在サウジアラビア大使館を除き、サウジアラビアにおける唯一の在外公館である。

<ブログ:紅海だより>
http://inlinedive.seesaa.net/
    
◆サウジアラビアのお花達
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