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10月5日(月)は、ネパール・カトマンズ在住のフラワーレポーター、大河原由紀子さんからの報告です!

フラワーレポーターの大河原由紀子さんは、ネパールに住んで38年。旅行代理店、レストランなどをなさっています。
  
★エベレスト山麓、最大のラマ教寺院の満月のお話
ちょうど10月、11月の満月には、「マニリンド祭」があります。エベレスト登山にはかならず立ち寄り、祈祷をしてもらいます。
     
★タンボチェ僧院  (標高3,867m)
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クンブー地方のチベット仏教の総本山です。
リンポチェのナワン・テンジン・シェルパ・ジャンブー師はシェルパの故郷、ナムチェ・バザールの出身。ここでお勤めをする僧侶も近隣のシェルパ族で僧院に住み込んでいます。

宗教はパドマ・サンバヴァ師を開祖とする古派ニンマ派。
本堂は1998年1月、漏電により全焼しましたが、現在はまたすばらしい僧院が建てられています。

僧院からはアマダブラム(6812m)、ローツェ(8516m)、ヌプツェ(7855m)、エベレスト(8848m)が一日中、見えています。僧院の周辺には数軒のロッジがあります。ここに滞在し山を眺めているのが一番。この高さでは高山病はそれほど恐れることもなく、きままにすごせます。これ以上高いところへゆくトレッキングには、高山病の恐怖も考える必要があります。
   
本堂には阿弥陀像を中心に、菩薩像とグル・リンボチェ像(ニンマ派開祖)が祀られています。
   
タンボチェ僧院では、10月の満月から3日間、マニ・リンドゥというチベット仏教の舞踊仮面劇が行われます。これはチベット仏教が広まっているチベット、ブータン、インドでも同じ。何はさておき、近隣から数百人の村人が集まり、そこに観光客が入り、賑やかな祭りの幕開けとなります。法要の読経、シンバル、大笛(ドゥンチェン-ホルン)と、仮面舞踊で祭りは盛り上がります。
  
エベレストの登山隊などは必ず、この僧院に立ち寄り、読経をして登山の安全を祈ってもらいます。
   
★今年のマニ・リンドゥ祭は11月2日の満月の日です。これからでも間に合います。
私はヒマラヤの満月に日に山の中を歩いたことがあります。もっとも、長い距離ではなく、ほんの村の中を歩いただけですが、海の底に沈んだような白く雪にかがやくヒマラヤは、月の光をあびて輝き、まるで
夢の中を歩いているようでした。ぜひお出かけください。

★役に立つネパール語
観光客はまず「ナマステ!」胸の前に手を合わせ、すこし前に頭を下げます。
ワン・フレーズということになりますと、「ありがとう」という意味で「ダンニャ・バード」。
  
♪大河原さんの旅行会社HP♪
Shangri La Tours (P) Ltd. Kathmandu