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9月17日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です!

ニューヨーク、今アツイです。

大イベントが続々、USオープンテニス、MTVミュージックアウォード
そして、ニューヨークファッションウィークも 明日まで開催中、

ファッションウィークって何やってるの?
70組近いブランドとデザイナーが
ブライアントパークの大テントで、入れ替わり立ち替わり、
ファッションショーを繰り広げているのです!

このショーのひとつに、私も招待されて行って来ました!
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ニューヨーク、ファッションウィーク。
会場は、マンハッタンのど真ん中、
世界の交差点、タイムズスクエアから歩いて3分、
ブライアントパークという公園の中に作られた、大テント!

ここで、
カルバン・クラインやダナ・キャラン、
ラルフ・ローレンなど超大御所ニューヨークデザイナーから、
ナルシソ・ロドリゲス、シャーロット・ロンソンなどの
ホットなデザイナーが次々に、2010年の春夏もののデザインを披露。

でもこうしたショーに、一般の人が入れるわけでありません。
全部招待、ファッション関係者、メディア関係者だけに、
それぞれのブランドから招待状が送られるようになっています。

で、私は別にファッション関係でも何でもありませんから、
ラルフ・ローレンからは招待状は届かなかったのですが、
ひとつ面白いショーに招待されたんです。

ACADEMY OF ART UNIVERSITYという、
サンフランシスコにあるアートとファッションの大学、
ここが毎年、卒業生のコレクションをこの大テントで披露しています。
数あるトップデザイナーと同じランウェイで、作品を披露できる、ということで、
もうデザイン関係の学生の憧れのショーでもあります。

そんなわけで、土曜日の午後、小雨の中を会場におもむくと、
テントの入り口はもうすごい人だかり。
中に入ってもすぐ会場ではありません。
これまた広いレセプションエリアには、
左右にスポンサーのブースがズラリとならび、
これまたスポンサーである車の会社の最新モデルが鎮座。
その間を、ありとあらゆる人種国籍の、
ファッショナブルな人々がぶつかりあいながら行ったり来たり。。。

受け付けで自分の座席表をもらって会場に向かいます。
大テントに入った瞬間。。。。
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でかい!

テントといっても、1100人収容。巨大です。
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入り口を入るとそこから白いランウェイがまっすぐのびています。
その両側のスタンド席には既にお客さんがぎっしり。
私はランウェイの出発点にわりと近い、前から6番目の席を指定されました。
隣に来たのは、大学生でファッションブログのインターンをしているという
女の子。
反対側の隣は、いかにもファッション関係者の夫婦と3人の娘達。
子供のくせに、これまたファッショナブル。

そうこうしているうちに、
ショーが始まりました。
実は、私、こんなちゃんとしたショー間近に見るの初めてだったんですが、
モデルさん、歩くの早いです!
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体育館のはしからはしまであるようなランウェイを、
すごいスピードで歩いて、あっと言う間に戻って来ます。
私は小さなデジカメしか持ってないから、
シャッターチャンスをキャッチするの、大変でした。
あんなヒールの高い靴をはいて、モデルってすごいんだな、
と改めて思いました。
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7人のデザイナーの服がやはり7点ずつ。
若いデザイナーだけに、スタイルも色調もカリフォルニアの海のような、
フレッシュでカラフルなものが多い印象でした。
そんな服をまとった、美しい蝶のようなモデルたちがひらひら
行ったり来たりしているうちに。。 あっと言う間に20分、ショーは終了。
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終わった瞬間、ほぼ全員が起立、
すごい勢いで出口へ。。。きっと次のショーやレセプションに向かうんでしょうね。
みんなと一緒に出口へ歩きながら、ショーの感想、聞いてみました。

ジャクリーンさんとオータムさんは、ニューヨークの大学生。
彼女たちも私と同じく、ファッションショー初めて、ということで、
かなり興奮していました、また来年も来たい!といっていました。

シャニアさんは、このショーを主催した、
サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート・ユニバーシティの学生、
ファッションジャーナリズム専攻。
ショーは最高だった、ニューヨークコレクションで作品を発表しているのは、
ファッションスクールではウチだけ。
学生にとってはすごいチャンスだし、素晴らしい学校だと思う。
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さて、とにかく不況なんか感じさせないほど、華やかなショー会場ですが、
やはり影響は受けているようです。

特にランウェイのショーって、ものすごくお金がかかるんですね。
ここ、ブライアントパークの1100人レンタルの大テントは、
レンタル料1回のショーで580万円。
しかも、モデルやDJをやとうと、ショー1回で5千万くらいかかるんです。
たったの20分のショーで。。。

ですから、最近はランウェイショーではなく、
もっとせまい会場で、限られたクライアントとメディアに向けて、
マネキンに着せた服を見せる、
「プレゼンテーション形式」が増えているそうです。

なかなか厳しい状況ですが、
あるファッション関係者はこうコメントしてくれました。
ファッションフォトグラファーのカティアさんです。

「スケールが小さくなっているし、
去年にくらべたら、パッとしない感じがするのは事実。
でも、とにかく続けていくのが大切だと思うわ。」

そう、とにかく大変でも、続けて行くしかないんです!
これはどんな業種でも同じですね!


佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminy