關 陽子(せき ようこ)さんは、カナダ在住15年。フリーランス・ジャーナリストをなさっています。
★モントリオール世界映画祭★
『おくりびと』がグランプリを受賞してから早一年。今年のモントリオール世界映画祭は、8月27日~9月7日で開催。今回のモントリオール世界映画祭の審査員のひとりには、奥田瑛二さんもいらっしゃいます。
關さんに、現地の模様をうかがいました!
●「モントリオール映画祭」、日本でも話題になっていますが、今回は何作品くらい参加しているんでしょうか?
→第33回モントリオール世界映画祭には、世界78カ国から457作品が参加。日本映画は9本。そのうち、正式にコンペティションに参加出品しているのは、『ディア・ドクター』と『ヴィヨンの妻』。
●日本の作品に対する反応はいかがでしたか?
→両作品とも、反応はかなり良かったです。共通しているのは、いかにも日本らしい世界を描きながら、ユニバーサルなテーマや感情を扱っている点。また両作品とも、完成度の高さが話題になっています。
●映画祭というと、とっても華やかなイメージがありますが、「モントリオール世界映画祭」は、どんな雰囲気でしょうか?
→モントリオール世界映画祭には、カンヌやトロントのような華やかさはなく、映画作品そのものにフォーカスが当てられている気がします。
出品される作品は、巨額の製作費や国際的なビッグ・ネームをセールス・ポイントにした娯楽大作! といったものではありませんが、考えさせられたり、深く感動させる作品が集まるということで、特殊な位置を得ている映画祭だと思います。
一般の映画ファンにとっては、うれしい映画祭だと思います。
記者会見を一般に公開するなど、熱心なファンが、監督や主演俳優に近づける機会も、他の映画祭よりは多いのではないでしょうか。
★覚えておくと役に立つ一言★
" Ça va?" (サヴァ?)
「元気?」「大丈夫?」「どう?」「うまくいってる?」など、いろいろな場面で使われる言葉です。
ポジティブな答えを返すなら、そのまま "Ça va" でOKです。
★關 陽子さんのブログ★
http://canadays08.jugem.jp