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7月13日(月)は、アイルランド・ダブリン在住のフラワーレポーター、織田村恭子さんからの報告です!

★アイルランド人の占い好きについて
Q.どんな占いが人気、一般的なのでしょう?占い好きが多いわけ、占いが盛ん(!?)な背景、歴史的にいってケルト文化と関係があるようですが。アイルランドには多くのスピリチュアルスポットがあるようですが、いかがでしょうか。
    
→こちらで人気がある占いは、タロットカード以外では、エンジェルカードという天使の絵が描かれたものを使う占いや、サイキック占いです。
アイルランドはキリスト教が入ってくる前には、自然崇拝に基づくドルイド教という土着の宗教がありました。これは多くの占いが行われていたようです。そういう背景から、アイルランドでは妖精にまつわる神秘的な民話が多く、人々は占いを好むようです。
  
ダブリンの郊外には、ニューグレンジという五千年前に建設された天文台の機能も持ったお墓(といわれている)遺跡や、その周りを回ると願い事が叶うというケルト十字架等、いろいろなスピリチュアルスポットがあります。
  
私も去年、ダブリンでよく当たるといわれている占い師のところへ行きました。代々、サイキックの家系だそうで、その能力が評価されているが故に、現地の警察の迷宮入り事件等にも協力しているサイキックです。クライアントには一度しか会わない、なぜならそれで全てわかるからという方針を持つ人ですが、過去の状況、現在の状況等、よく言い当てられ、驚きました。占いはのめりこむと良くないと思いますが、アドバイスとして参考にするのは面白いと感じた経験です。
   
★現地の言葉で役に立つ「一言」
   
→”What's the craic?”
アイルランドだけで使われる言い方です。CRAICは”麻薬”の意味ではなく、楽しいことや、一緒にいて人を指します。よって、これを挨拶として言う時は、”最近どう?何か楽しいことあった?”ぐらいの意味になります。
   
※占いですが、これはあたるというサイキックや、タロット占い者、エンジェルカードをする占い師等、老若男女を問わず、アイルランド人は占い好きです(これは昔からのケルト文化に起因するのかもしれません)。アイルランドは敬虔なカソリックの国ですが、キリスト教が入ってくる前は、ドルイド教というケルト独特(アイルランド人はケルト民族)の土着宗教がありました。これは自然崇拝をし、日本の神道と似たところがあります。ドルイド教の司祭や巫女たちは、魔術で病気を治したり、占いを盛んに行っていました。薬草に詳しい人たちは、病人の治療をし、彼らはウィッチドクターと呼ばれていました。このような背景から、アイルランドと占いは長く深いつながりがあります。
  
ダブリンで人気の占い師は、予約を取るのも難しく、中には紹介者を通してしか予約できない占い師もいますが、何かに真剣に悩む人は、このような占い師をよく訪アドバイスを受けるようです。
ちなみに去年までは、ラジオにタロット占いの番組が金曜日の夜にオンエアされていました。視聴者が番組に電話をし、生まれた月日(年は省く)と最初の名前のみ告げ、あとは占い師がその場で、タロットで占うものでした。相談者は占い師の説明を真剣に聞いていて、それを聞いていた私は、へえ~という感じでしたが、ラジオで聞く分には面白かったです。