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6月30日(火)のフラワーレポーターは、ロシアに住んで2年半まりこさんです!

■ロシアと言えばウオッカ!
今の季節ロシアの人は何を飲んでいるのでしょうか?


クワス
黒パンを発酵させてつくるロシアの伝統的な清涼飲料です。
0.5%ほどアルコールは入っているものの、子供も飲みます。
日本にはちょっとない、酸味と甘味のまじった飲み物で、
夏になると、街の通りのあちこちに、クワス・スタンドができ、
そこへ行列してロシア人たちは乾いた喉をいやします。
最近はペットボトルでも売っているのですが、
やはりスタンドでタンクから注がれるクワスは最高に美味しいです。


モルス
流行に関係なく、老若男女に人気の伝統的な飲み物として、
もうひとつ「モルス」が あげられます。
これはいわゆるベリージュースで、
色々な種類のベリーがミックスされたものがスタンダードですが、
そのほかにも「クランベリー・ジュース」や「チェリー・ジュース」などが
人気です。
とにかくロシア人は、ベリー系のジュースが大好きです。


★最近の傾向①ビール


最近の若者は、ビールばかり飲んでいます。カフェやレストランでも
飲めますが、ホットドックなど 軽食スタンドでも気軽に買えるので、
ビール瓶をもって街を闊歩する人がたくさんいますね。

男性に限らず、女性もビールが大好きです。
一番人気はロシアのビールメーカー「バルチカ」です。
0番から9番まで9種類あり、アルコール度数がそれぞれ違います。
一番強いのが9番でアルコーが8%くらいあります。

ウォッカやワインと比べると、アルコール度数が低いので、お酒に強く、
お酒好きのロシア人は、「ソフトドリンク」のように ごくごく飲んでいます。


★最近の傾向②カフェ文化


ソ連時代には、いわゆる「カフェ」というものがありませんでした。西欧はもちろん、
チェコやバルトなど近隣諸国ですら、 「カフェ」はその国の都市文化と
深く結びついてきましたが、ロシアにはなぜか「カフェ」が存在しなかったのです。


ソ連からロシアになった1991年から十数年たった今、
カフェはすごい勢いでモスクワの街に進出してきています。
ショコラードニッツァやコーフェ・ハウスといった大手チェーンのカフェは、
街のいたるところ、数十メートルおきにあるほどです。
昨年あたりから、スターバックスも次々とオープンしています。

こういった新しいカフェ文化から、それまでロシア人に馴染みの薄かった飲み物が
誕生しました。 それが、カクテルです。
アルコール・カクテルでは、3年ほど前から流行りだした「モヒート」が
今やモスクワ夏の風物詩となっています。
ラムをスプライトで割って、ミントの葉っぱとライムを入れた見た目もまさに
「夏」なカクテルで、カフェの「おすすめドリンク」に必ずあります。


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↑モヒート


ノンアルコール・カクテルでは、アイス・コーヒーやシェイク、フラッペが
夏場は人気です。 夏場は、テラス席で彩り鮮やかなカクテルを片手に、
降り注ぐ太陽の光を浴びて、夏を満喫しようとするロシア人の 姿が印象的です。


★ロシアに出かけた時に、会話に花が咲くような“役に立つ一言”★
ありがとう!→スパシーバ!


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