• 1.「めぐり逢い」

    運命と思える人とめぐり逢いながらも、どこか切ない雰囲気が漂う曲。ギターのアルペジオリフはASKAさんのアイデアだそうです。細道ライブではCHAGEさんがこの曲をカバーして感動の涙が止まらなかったなぁ。
    ☆トミー的マニアックポイント(以下、トミマニ):最後の「いいね」のイントネーションがオリジナルと違っていてなんかキュンときます。
  • 2.「好きになる」

    日常の何気ない出来事を通じてどんどん「君」を好きになっていく気持ちが歌われたナンバー。今回は男性目線で描かれた恋愛観がテーマですが、「切りすぎた前髪を悔やむ君を好きになる」という若干マニアックな惚れポイントなど、男性らしいですね~。前髪切りすぎてみようかなぁ(笑)
    ☆トミマニ:「君のこと・・・君のこと・・・」の「と」の低音部分がイイ!え?これもマニアックすぎ?

  • 3.「パラシュートの部屋で」

    ハウスアレンジされた4つ打ちビートが気持ちいいナンバー。部屋の中の「パラシュートの部屋」は2人だけの特別な世界。んー、ドキドキします。「ずっと君に触れていたいね」なんて言われたい~(笑)今回のアルバム中もっともラブラブな時期ですね~。ちなみに ASKAさんの好きな部屋は「仕事部屋」だそうです。
    ☆トミマニ:後半パートのASKAさんがご自身の声と掛け合う部分。新鮮!
  • 4.「B.G.M」

    柔らかで幸せなサウンドはまるで朝方に毛布にくるまっているときの心地よさ。ノスタルジックな世界へと誘うこの「B.G.M」からの3曲は組曲編成。曲と曲とのつながりが本当に美しいです。
    ☆トミマニ:84年の「INSIDE」に収録されているオリジナルと聴き比べれば、20代と50代のASKAさんの「愛しているよ」が堪能できてハッピーな気分に。
  • 5.「MIDNIGHT 2 CALL」

    夜中に突然昔の恋人から電話がかかってきたときの心的な状況を描いた曲。ONCEの男性スタッフ は「すごくわかるわ~!」とかなり共鳴していました。「ほこりをかぶった君の写真 動かせないまま いたんだ」これはいかにも男性目線だなぁ。 一括りにするのは良くないけど、女性なら別れたら「はい次!」という感じで昔の恋人の写真は処分するか、少なくとも中にしまうんじゃないかな~と思います。とどのつまり、未練があるかないかってことですよね・・・。
    ☆トミマニ:まるで映画音楽のようなピアノとストリングスのイントロ。映画音楽に影響を受けたASKAさんならではサウンドが随所にうかがえます。
  • 6.「明け方の君」

    今回のアルバムを通して、ASKAサウンドっていうのは歌詞の内容とメロディとリズムがこんなにもリンクしているんだということに改めて気づかされたのですが、この曲に関しては、夢に出てきた昔の恋人に惑わされる主人公の心の葛藤、そしてその邪念を振り払うように夢から覚める様子がイントロ部分の音だけで表現されているんじゃないかって思ったんです。あくまでも個人的な感想でしたが、ASKAさんにお話したところ「ねらい通り!」とおっしゃっていただけました。
    ☆トミマニ:実は「B.G.M」の間奏部分のストリングスがこの曲のイントロ&中盤にも使われている!
  • 7.「くぐりぬけて見れば」

    主人公と昔の恋人の別れるときの状況が初めて歌われています。「本当のことは何も言えないままの終しまい」「君の涙につき合えなかったのが解らない」などと気になるフレーズが出てきますが、はっきりとした別れの原因は描かれていません。あれほど愛し合っていた2人に一体何があったのか・・・これはリスナーの私たちの想像に委ねられているのかもしれませんね。
    ☆トミマニ:大サビにいく前の間奏部分、ギターの切ない響きとASKAさんのアドリブ的な歌声の絡みが好きです。
  • 8.「Far Away」

    もともと荘厳な雰囲気を持ち合わせていた曲でしたが、今回のアレンジでよりドラマチックさが増したような気がします。「人見知りで さみしがり屋の君は 愛の行方 とても知りたがるけど」そうなんです。女性は先のことが知りたくなるもの。この恋人の女性もきっと、2人の将来について確信が欲しくて、もっと安心させてほしかったんじゃないかなぁ。
    ☆トミマニ:「ずっと ずっと」からサビにかけての部分が特にドラマチック。主人公の感情がリアルに伝わってくるようです。
  • 9.「201号」

    物語の舞台である201号。それは彼女との思い出がたくさん詰まった部屋。始めの部分で「やっと君をあきらめたよ」と歌っていますが、引っ越し作業の「手を止めて」彼女の写真を「眺めてる」のって、やっぱりこの恋を忘れる事ができないのかも。
    ☆トミマニ:なんといっても葉加瀬太郎さんの奏でるバイオリン。バイオリンのことは詳しくないけれど、心の琴線に触れるような音色が、この曲の情景とすごくマッチしていると思います。
  • 10.「君の好きだった歌」

    新たに詞を書き加えて再構成したニューバージョン。後半はまるで新曲を聴くような気持ちでワクワクしちゃいました。「見上げたホームから あの部屋から」それはつまり思い出の201号。前を通るたびに見上げてしまうんですね。
    ☆トミマニ:新しく加えられたパートに入る瞬間が好き。主人公の思いとは裏腹に、軽快に街を歩くようなサウンドが春の過ごしやすい陽気を思わせます。
  • 11.「no doubt」

    タイトルを直訳すると、「疑いようのない」。あの別れは間違いではなかったんだ、あれで良かったんだと自分自身に言い聞かせながらも、昔を思い出してふたたびノスタルジーな気分に浸ってしまう・・・そんな心境でしょうか。はぁ。もう何度も思ってる事だけど、「切ない。」
    ☆トミマニ:ロンドンでレコーディングされたストリングスが切なさを引き立たせます。もともとこの曲は好きだったけど、今回のアレンジでもっと好きになりました。
  • 12.「C-46」

    今作のラストに収録されている曲ですが、もしかするとこの物語は、この曲の中に描かれている「悪戯好きな君が録った」カセットテープを偶然見つけ、それを聞きながら昔を回想するシーンから始まっているのかもしれません。「近くを通るといつだって 見上げてしまう」そう。この歌でも、思い出の201号を見上げてしまうことが描かれています。
    ☆トミマニ:「いつかどこかで 君の幸せに」のあとのリズムが消えることにより、その後に続く「出会ってみたいと 確かめてみたいと ずっとずっと 思ってる」が引き立ち、涙があふれます。
  • 1.「&C」

    ちょっと意味深なタイトルには、CHAGEさんの「ひとりで生きているんじゃない、いつも色んな人に支えられてここまで来たんだぞ。」という思いが込められています。アルバムの1曲目を飾るにふさわしいエッジの効いたロックサウンド。アウトロで聴こえるギュインギュインのギターソロもクール!
    ☆トミー的マニアックポイント(以下、トミマニ):Bメロの低音ボイス、特に「幸せが計れない」のあとの「そう」が「ぞう」に聴こえる部分にグッときます。
  • 2.「まわせ大きな地球儀」

    今年の3月に初めて渋茶会でこの曲を聴いたときにまず思ったのは「ビートルズっぽい~!」ということ。CHAGEさんにその話をしたら「それが今回最高の褒め言葉!」とおっしゃっていました。タカハシカオリさんのフィギュアの世界が堪能できるPVもかわいかったですよね。CHAGE犬とアース君、ONCEのスタジオにも遊びに来てくれました!
    ☆トミマニ:サビにある「その先 もっと先」の部分と最後の「ラララー」のパートが好き。CHAGEさんがライブで気持ちよさそうに歌っている姿が想像できます。
  • 3.「Knockin' On The Hill」

    マルチマックスのメンバーでもあった村上啓介さんとの共作(詞:CHAGEさん、作曲:啓介さん)。顔合わせの日にCHAGEさんの目の前で作ったのがこの曲だそうで、口で「こういうことやりたいんだよ~」と説明するよりも、とりあえず1曲作って「こういうのどう?」と曲に語らせるあたり、いやぁ、ミュージシャンですね。
    ☆トミマニ:「好きだー」のサビパートに行く直前の「色褪せない 解けない言葉を聞いて!」の「聞いて!」が好きだー(笑)!「今からこの想い、爆発しまっせ~」というおさえきれない感じが出ていて、いい!
  • 4.「ふわり」

    CHAGEさんのソロではお馴染みのギタリスト西川進さん作曲。仮タイトル「fuwari」でイメージを膨らませながらCHAGEさんが作詞を担当。アルバム「アイシテル」に入っていそうな温かくて柔らかいナンバー。こんな自然体のCHAGEさんも大好きです。
    ☆トミマニ:ブリッジパートの「そばにいてよ」の部分が、あー、切ないです。最後の大切そうに歌う「ふ~わ~り~」もいいなぁ。
  • 5.「手を握った」

    もともと啓介さんの持ち歌だったというナンバー。歌詞の世界もメロディもとにかくピースフルで聴いている内に気づけば笑顔になれる曲。CHAGEさんの歌声も心なしか笑顔な気がします。
    ONCEスタッフにも人気の曲です。
    ☆トミマニ:最近の鼻歌ソングはこれ!「そこで声をかけなきゃ 死ぬまで きっと 他人のままさ 今思えば」の部分を口ずさんでいることが多いです。
  • 6.「春の雪」

    番組の中でCHAGEさんもおっしゃっていましたが、プロモーションで全国回っているときに「この曲いいですね~!」といろんな人から言われたそうです。音はブリティッシュだけど歌詞は昭和歌謡チック。この和洋折衷なミックスを楽しめるナンバー。
    ☆トミマニ:曲中何度も出てくる印象的なギターリフ。泣きのギターに胸が締めつけられます。ちょっとヴォコーダーのエフェクトがかかったような歌声も新鮮です。
  • 7.「All You Need Is Live」

    今回は最初からツアーに向けて制作されたアルバムということですが、その中でも特にライブを意識したというのがこの曲。早くライブで大騒ぎしたくなる!
    ☆トミマニ:イントロの「ハァッ!」的なCHAGEさんの勢いあるかけ声がめちゃくちゃかっこいい!あと2番の歌詞に「Yoko」の文字が・・・!!やったー!!全国のヨーコさん、「Mr.Jの悲劇は岩より重い」から待った甲斐があるね(笑)!
  • 8.「無敵の海へ The Fishes」

    今回のアルバムで一番最初に出来たのがWOWOWヨーロッパサッカーの番組テーマソングにもなったこの曲。サッカーを意識して作られた応援メッセージ色の強いロックチューン。冒頭からパワー全開なイントロも最高にロック!
    ☆トミマニ:CHAGEさんの巻き舌!!マルチの「愛がおまえをすくい投げ」ぶり!?
  • 9.「永遠の謎」

    2008年にリリースされた「アイシテル」に収録されている曲ですが、もともと13年前に作った曲だそうで、当時の音源を聴いてみると「&C」のコンセプトにぴったりはまったということでその雰囲気を保ったままのアレンジでリメイク。まるで水面に浮かんでいるような、しっとりとした浮遊感のあるサウンドです。
    ☆トミマニ:「自分を責める癖も~」の後の「ホォーッ!」というCHAGEさんのハスキーボイスがとってもセクシーでお気に入りです。
  • 10.「Windy Road 2010」

    ロックバージョンのCHAGEさんのライブをこの曲なしでは語れません。思えば中学生のときにこの曲のPVを見て一気に惚れ込み、シングル買って、「STILL」のアルバムバージョンも聴きまくって、最後の英語の部分一生懸命覚えて、幾度となくライブで紙ヒコーキ飛ばして・・・。思い出が尽きません。今回は2010バージョンです。3人の声が絶妙に絡み合ってます。Windy Roadは続いていく、どこまでも・・・。
    ☆トミマニ:久松史奈さんの「listen to the voice!」は迫力満点ですね~。