東日本大震災から丸2年。
当時を記録した本、思いを綴った本など
忘れられない・忘れてはいけない「その時」を伝える本が
たくさん出版されていますが
今日はその中から、食にまつわる1冊をご紹介しました。
それは、『石巻ボランティアハウスの橋本ごはん』
特に津波の被害が大きかった宮城県の石巻で
現地を訪れたボランティアの人たちのために
ごはんを作り続けたスーパーおかあさん
橋本信子さんのインタビューを中心に構成された本です。
震災の1か月後、まだ自分の家も十分に片付かないうちからおよそ半年。
一日に平均30人。
多い時で50人分の食事を誰に言われるでもなく
毎日、費用も自腹で作り続けたという橋本さん。
これがおいしいとボランティアの間で評判に!
本人たちの生活もまだ不便で
不安も抱えている中
助けに来てくれたボランティアの人たちを
逆に支えようとする橋本さん。
とても被災地の食事のイメージじゃない!
橋本さんの優しさいっぱいのレシピ
「食」という視点から震災について考えてみるのも
良いかもしれません。