今日は、映画化した「遺体―明日への十日間」の
原作を書かれたノンフィクション作家
石井光太さんの新作
「津波の墓標」という本を紹介しました。
『遺体』で釜石市の遺体安置所における
極限状況を描いた石井さんが、
これまで明かせなかった震災の真実の物語を綴った1冊。
震災から2年…、石井さんは現在の心境を
震災の傷というのは2年でなくなるものではないし
20年、40年でなくなるものではない。
つまり、それをずっと抱えるということが
「震災後を生きる」ということ。
今回約2万人の方が亡くなったことを考えると
そのご遺族、友人など、数十万、もしかしたら百万人
以上の残された人をつくっている。
我々がその時に何をしなければいけないかというと
その人たちの気持ちをできる限り理解してあげなければいけない。
そのためには何が起きたかを理解すること。
節目節目で被災した方々がどんな現実を
目の当たりにしたのか思い出す機会が必要。
あれから2年というのは
これから20、30、40年続く中での2回目と考えるべき。
・・・と、語っています。