« 12月25日(火)クリスマスのオンエア・リスト♪ | メイン | 12月26日(水)のオンエア・リスト♪ »

忠臣蔵と江戸の食べもの話

日本人が最も好きな時代劇と言われる『忠臣蔵』

そこで今日は、この忠臣蔵の意外と知られていない
“食”にスポットを当てた1冊
『忠臣蔵と江戸の食べもの話』という本をご紹介しました。
41I0BLWN%2BNL__SL500_AA300_.jpg
                                                                                 
この本の著者、西まさるさん によりますと・・・
                                                                                
何と!この時代の長屋(=庶民の家庭)には
包丁やまな板がなかったのだそうです。
そもそも煮炊きをするスペースがほとんどなく
ご飯を炊いて汁物を作る程度。
汁物に入れる豆腐や野菜は手でつぶすとか、手でちぎる。
おかずは「煮売り屋」と呼ばれるお店でお惣菜を買う
とういった調理だったようです。
                                                                                                                       
江戸っ子の食べ物というと
お蕎麦やお寿司が浮かびますが・・
蕎麦屋は庶民にも人気で、かけそばが八文(160円)程度で
今の立ち食いそばと同じくらい。
具入りが十六文(320円)
具は大根おろしや大根の千切りなど。
(天ぷらや鴨南蛮などはもっと後になってから)
江戸前ずしももっと後で、新鮮な魚介類は
まだ庶民には手が届きにくい時代だったそうです。
                                                                                      
蕎麦といえば、討ち入りの前夜に浪士たちが
蕎麦屋の二階に集まるシーンも映画やドラマに
よく出てきますが・・
                                                                                 


この時は47人のうち、江戸派20人が蕎麦
関西派47人がうどんを注文したとか。
他にも、討ち入り当日に浪士が立ち寄った
蕎麦屋が(自称も含めて)数件ある。
ただし、当時の「蕎麦屋」というと屋台が主流で
映画に登場するようなお店は「けんどん屋」と呼ばれたんだそうです。
                                                                                


赤穂事件(いわゆる討ち入り)の後は
浅野内匠頭の墓がある
泉岳寺(現在の東京港区・芝高輪)で祝杯をあげた。
お寺なので本来は飲酒NGだが
一行を歓迎した和尚が内密に振る舞ったようです。
                                                                                    
こうした食事の裏話を知って観ると
『忠臣蔵』をより楽しめそうですね★

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www2.jfn.co.jp/blog/mt/mt-tb.cgi/15072