昨年の東日本大震災からおよそ1年半…
被災地では今も復興に向けて懸命な作業が続けられています。
今日ご紹介する本は、ある中学校の震災から
再生に奮闘した記録をまとめた1冊
「たくましく生きよ!
~響け!復興輪太鼓 石巻・雄勝中の387日~」
著者は、宮城県・石巻市にある
雄勝中学校前校長の佐藤淳一さん。
東日本大震災による津波で、校舎も家も
そして家族までも失ってしまった石巻市立雄勝中学の子供たち…。
この本は、子供たちに徹底的に寄り添い
強力なリーダーシップとユニークな発想で学校の再生のために
奮闘し続けた佐藤さんがこの1年を振り返り
地域と学校再生への思い、そして戦略を綴った1冊です。
雄勝中学校の生徒による「復興輪太鼓」
被災で流された太鼓の代わりに
古いタイヤにガムテープを巻きつけた
「復興輪太鼓」のパフォーマンスを行い
そのひたむきな演奏が評判を呼んで各地のイベントに招かれ
今年3月にはドイツで公演が行われたそうです。